ここは清洲城下を見下ろす丘の上。領民たちが収穫した作物を手にして、楽しそうに歌っている。
いつもと変わらぬ、のどかな光景。
いつもと変わらぬ。いつもと。いや。
この日の領民たちは、いつもとは違っていた。

髭祭り。領民男、全員髭装着。
みつきくん、りおちゃん、ずんちゃんは口髭。
たまちゃん、すずさん、ちやちゃんは口髭+顎鬚まで。

って、髭祭りだけならまだよかったんだけど。

こともあろうに、ずんちゃんの口髭がペロリと半分取れかかっちゃったんですよ(笑)。

♪ありがたいー ありがたいー 豊作だー 豊作だー♪
あくまでも顔はにこやかに笑いながら、ずんちゃんは素早い動きで何回も髭押さえを試みる。
だが。
無情にも髭はぷかぷかと浮いたまま(笑)。

領民の男たちも、女たちも、皆。
絶対に、ずんちゃんと目を合わせようとはしない。
目を合わせたら、負けだ。本人よりも、周りで見ちゃう人のほうがつらいと思うのよねこゆのって(笑)。
なごやかに会話をしているようで、皆。
なにげにずんちゃんから目を逸らしている(笑)。

いや、いちばん大変だったのは、ここに飛び込んでいかなくてはならない茶々@すみ花ちゃんだったかもしれない。

「黙れっ!そなたたちに哀しみはないのかっ!」

茶々の声は、ぷるっぷる震えていた。

うん、怒りじゃなくて多分、別の震え(笑)。

茶々は領民の男たちの誰とも、取り分けずんちゃんとは、絶対に目を合わせようとはしなかった(笑)。
目を合わせたら、負けだ。


セディナ貸切でアドリブがあることも珍しいし、宙アドリブでの髭祭りも近年の記憶にないです(笑)。レアなもの見せていただきました。

大阪城では、嘉明の妻@あおいちゃんのつけボクロが3つ。あおいちゃんは妻役のとき元々つけボクロしていてしかもその位置は日替わりなのですが、この日は貸切増量サービスで。
で、アドリブじゃないんだけど、弁財天のりりこちゃんが思いっきり歌詞を創作しておりました(笑)。いや逆に感心した。堂々としていて、あれ初見のかたには分からなかったんじゃないかと思う。

そんなこんなな楽前日のセディナ貸切だったのでした。
相変わらず時系列無視でお届けします『強いぞ!』でございます。

わたし恒例の(笑)加美乃素貸切にいってまいりました。宙組に加美乃素貸切が入るようになったかしちゃん時代から、殆ど外したことがないのです。
アドリブはおもしろいし、トップさん以外のご挨拶が聞けるのも他では無いし、お得感満載なんですもの。

最初にいつも通り、加美乃素のエライ人のご挨拶。なのですが、今回はいつも幕間抽選会に登場する加美乃素イメージキャラクターのみっちゃんも、化粧替えの関係で開演前のご挨拶となりました。
そこで加美乃素さんの新製品ヘアーオイルを大宣伝の、できる子イメージキャラクターなみっちゃん(笑)。

「わたしたちの楽屋で流行っております!」
「毎日、舞台で髪を酷使しているわたしたちにとって『救世主』のようなオイルでございます!」
「これを使えば、あ~ら不思議!(笑)一瞬にしてまとめ髪!皆さまもこれを『秘密兵器』としてお使いください!」
「こちらは大劇場ロビーのレヴューショップ2で販売しておりますので、ぜひお立ち寄りくださいませ!」
ま、こんな感じで(あくまでもジュンタさんフィルターを通した「感じ」であることをご了承ください)、熱くすばらしい宣伝っぷりでした。加美乃素のエライ人を「我が社の営業より、はるかに上手い!」と唸らせるほどに(笑)。
「本日の公演は、加美乃素様特別バージョンでお届けしたいと思いますので、最後までごゆっくりお楽しみくださいませ!」
はいみっちゃん、ごゆっくりお楽しみさせて(笑)いただきます。

で、加美乃素アドリブ。芝居で一箇所、ショーで一箇所のみで、多くはなかったです。演目的に入れにくいのはあったかな。

・芝居・長浜城下
いわゆる「おにぎり」場面。
おね@美穂さん、「ここに飯粒が」と正則@みっちゃんの口元に手をやるところで、「正則、ここに髪の毛が」
これに応える正則、「髪はそれがしの命でございまする!」
と、えっ?髪は命……なのにオレ半分無いじゃん><って、長泰@大ちゃんが哀しそうに?(笑)自分の青天をポン!って、ひと叩き。
それ見て「ぶっ」と噴いた安治@みーちゃん(←一瞬、素のみさとちゃん、になってた…かな?笑)、いやオレ髪あるし!長いし!しかもかっこいいし!(笑)って、ご自慢のロン毛をうっとり顔でサラっとかき上げ。

・ショー・中詰
恒例の加美乃素替え歌。基本はみっちゃんソロでなんだけど、以前には蘭寿さんが派手にほぼ丸一曲を替え歌してくださったこともありましたね(笑)。
今回は中詰のみっちゃんソロパートで。非常に覚えやすかったです、わたしいつでも歌えるよ!(歌わなくていい)

♪かみのもと いつも使ってますー
そらぐみには とても必要だからー
新商品 わたしもおすすめですー
みんなでー 使ーーおうー
かみのーもーとーをーーー サンキュー♪

いや「そらぐみにはとても必要…だ、から……?」ってなんでもないっ。
ほらゆうひちゃん自ら♪髪について知りたいことは限りなくある…ゆうてたときもあったしなんでもないっ。(ちなみにそんな「まさかの(笑)@『カサブランカ』大劇場加美乃素貸切」http://73628.diarynote.jp/200912060104343219/
みっちゃんの開演前ご挨拶にもあったように、「毎日、舞台で髪を酷使している」そらぐみにはとても必要なんですっかみのもとが、ねっねっ。

アドリブというより貸切お遊びの範疇だと思いますが、ともえちゃんがショーのオープニング、豹の2場面で黒のショート鬘でした。今回はセンターパーツの横ハネ茶髪がデフォのともえちゃん、黒が新鮮!

終演後のご挨拶も、恒例の男123、娘1の四人の皆さんから。
最初に花束贈呈があり、以前は加美乃素のエライ人からはトップさんへのみ、他の人は花束ガールが進呈していたはずなんですが、今回はエライ人から一人一人に。あれ?いつから変わったんだろエライ人オイシいな(笑)。

一人ずつのご挨拶の前にエライ人が前振りをします、これが絶妙なボケっぷりでなんとも言えずおもしろいんだけど、ニュアンスが伝えられそうもないので割愛←
あ、みっちゃんが開演前に宣伝し、かつ替え歌でもダメ押ししていた新商品の加美乃素ヘアーオイルは、この日レヴューショップ2で売り切れになったそうですぱちぱちぱち。
みっちゃん、かなめちゃん、すみ花ちゃん、ゆうひちゃんの順番でのご挨拶自体は、ふつーでした。
♪髪について知りたいことは…みたいなのは(しつこい)無かった(笑)(『カサブランカ』は演目的にまったくアドリブが入れられなかったので、ご挨拶で出したんだと思いますが)

ゆうひちゃんからは「今後とも加美乃素様ともども宝塚歌劇を、そしてイメージキャラクターの北翔海莉ともども宙組を、どうぞよろしくお願いいたします」とのご挨拶がありました。

やっぱり加美乃素貸切いいわー。楽しかったのー!
宙組『美しき生涯/ルナロッサ』大劇場公演千秋楽おめでとうございます。

宙組のパワーが結集した、良い千秋楽でした。
『美しき生涯』に関しては……初日の怒りはどこへやら(笑)、結局楽しんでしまいましたね。
いや、脚本に対して言いたいことがなくなったわけではありません。んなのなくなるわけないじゃん。
わたしは「史実と違う」とか、そのあたりはどっちでもいいんですね。あくまでも「わたしは」だけど、ここはタカラヅカ、これは物語、その創造の中での歴史上の人物の描かれかたに対して言及するつもりはないです。
でも、だからここは「タカラヅカ」なわけです。物語どうこう以前の問題として、タカラヅカの芝居としてこの脚本は有り得ない。その意見を変えるつもりはありません。
センターだけのためにある物語を、タカラヅカという80人余の組子がいる制度下で上演すること自体が間違っている、外部のかたに書いていただいた結果がこれという、そのことは問題だと今でも思っています。
タカラヅカにはスター制度がある。センターのスターさんだけではなく、階段状の。
そして、それに伴うお約束がいくつもある。その制約を無視してセンターしか描かれていない脚本を、絶対に支持はしません。

そう。タカラヅカにはスター制度がある。
それを無視したいびつな脚本で、それを証明してくれたのが、当のタカラヅカのスターたちであるということ。
わたしがこの芝居に懐柔された理由はそれです(笑)。
七本一絡げの酷い脚本の中で、七本槍の一人一人がどれだけ個を見せてくれたか。
彼らがタカラヅカのスターであることは、彼ら自身の輝きで証明されたのです。

『ルナロッサ』の感想は、一言も書いてないんだった。
えーと。メリハリの無いショーですよね(笑顔)。全体が漠然と流れていくような……。
「ストーリー性」がウリだったはずかと思うのですが、別段たいしたストーリーは隠されていないように思います(笑)。
でも、これだけあちこちでいろんな組子が活躍していれば、それはもう楽しいとしか言いようがないでしょう。
皆が出ずっぱりで踊りまくりで、稲葉くんありがとう!って。もう、なんちゃってオギーなんて言わないから!言ってるけど!
卒業の3人……りりこちゃんはこれまでの役付きから言っても当然かもしれませんが、たまみちゃん、トニカちゃんにもソロ歌でスポットが当たっているのを見た初日は、涙が出たしね。

既出ですが自分メモ、千秋楽アドリブ。

・長浜城下
おね@美穂さんの握り飯を(苦しそうに)食べる七本槍に。
おね「ところでそなたらは、なんの握り飯が好きなのじゃ?」
正則「それはもちろん!」
七本槍、声を合わせて「お・か・か・さま!」
皆、子どもみたいににこにこ良いお返事で(笑)、大変かわいかったです。
「おかか」と「おかか(様)」を掛けたこのネタは、(もちろん?)某正則氏@みっちゃんが仕込んだとかいう噂ですが??

・「七本槍を味方にしろ」と三成@ゆうひちゃんに忠告する疾風@かなめちゃん、別空間でくしゃみをする正則。
2回目は正則と清正@ともちんの「は、は、は、はくしょん!」というくしゃみのはずが、「は、は、は……はははははは」と、笑い合いながらハケていきました。

・大阪城ロック
清正の妻@ちやちゃん「大おおおおおおおおーーーーーーーーきいお体のわりに、領地と石高は小さくこじんまり……」
ちやこめっちゃめちゃ声ひっぱってましたね。清正どれだけおっきいんだ(笑)。

ショーはアドリブはなかったですが、トニカちゃんのソロ、気合い入ってたー。ラスト1週間あたりからすごかったんだけど、楽は特に。
そして、りりこちゃんのエトワールは圧巻でした。りりこ、どやってたわ(笑)。ほんとうにすばらしかったです。
たまみちゃんの階段降りご挨拶、わたしは普通にあると何の疑問もなく思っていましたが、なくなるかもしれないと思っていた人が少なからずいたようだったことを後で知りました。『ヴァレンチノ』は、あくまでも3月の公演。それが延期されて実施日がずれただけで、それ以上の例外はないはずです。(いや退団日変更自体が例外ではあるのですが)
オトコマエですがすがしい、ステキなご挨拶でした。
花渡しは、りりこ→同期モンチ・組すみ花、トニカ→ももち・かなめ、たまみ→カチャ、ゆうひ

3人が、そして宙組の皆が、東宝公演でますます輝きますよう!
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/f501d35e203ff2b4ca6e4fc4b4704db6.html

2011/06/13
宙組 東京特別公演『ヴァレンチノ』(日本青年館)公演実施のお知らせ

日本大震災により、会場である日本青年館大ホールの舞台及び客席の復旧工事が必要となったため、全公演を中止させていただきました宙組 東京特別公演『ヴァレンチノ』を、2011年8月13日~8月19日に、日本青年館大ホールで実施することになりましたのでお知らせいたします。尚、公演の詳細は下記の通りです。

宙組公演
主演・・・(宙組)大空祐飛、野々すみ花
       ※出演者は2011年3月8日~20日に実施したシアター・ドラマシティ公演と同様です。

日本青年館:2011年8月13日(土)~8月19日(金)
座席料金:S席7,500円、A席5,000円(税込)
ミュージカル『ヴァレンチノ』
作・演出/小池修一郎


http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/341959360e010340d02af8947a183b14.html

2011/06/13
宙組 退団者のお知らせ

下記の生徒の退団日の変更がありましたのでお知らせいたします。

 (宙組)   
  妃宮 さくら
     
     2011年8月19日(宙組 東京特別公演千秋楽)付で退団

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『ヴァレンチノ』の東京公演実施が発表されました。
あくまでも「再演」ではなく、延期となっていた「公演実施」。
東京で観られなかったかたがたくさんいる中で、喜ばしい発表ではありますが、1回終わったものとして自分の中で処理していた公演が実施されることに対する戸惑いは、正直感じたりもします。
まさかのたまみちゃん退団日変更とかね。こんなんはじめて見た……。
なによりも東宝公演後の短い休みの中で、また作品を創らなければならない生徒さんたちは大変だなあ、と。

いやわたしは宙組に付いていくだけですが。

『ヴァレンチノ』の世界のひとたちにまた会えることは、純粋に嬉しいです。

ふたたび。
ボンジョルノ!
急に日付が現実に戻りますが(苦笑)。
宙組『美しき生涯』新人公演トーク、いってまいりました……が、しかし申し訳ないです、『ヴァレンチノ』の話を先にさせてください。


新人公演トークの出演は、今回主演2回目の愛ちゃん、初ヒロインのありさちゃん。
ありさちゃん。そう、『ヴァレンチノ』でジョージ・ウルマン@みーちゃんの妻、アリス役だった。

奥さんがいる役をはじめて演じることになったみーちゃんは、その大切な相手役に指輪を贈ってあげたという、そんな話を書いたことがある。
「ジョージとアリスの指輪物語」http://juntan.diarynote.jp/201104240308079200/
ただ、これはジョージのお茶会でジョージの言葉を一方的に(笑)聞いただけで、肝心のアリス、ありさちゃんがどう受けとめていたのかを知ることはできなかった……けれど。

聞けたのですよ(笑)。
新公トークの最後、オフの質問コーナーで。

司会者「最近、いちばん嬉しかったことはなんですか?」
ありさ「『ヴァレンチノ』という公演に出演したときなのですが、夫役の春風弥里さんから指輪をいただいたんです。それが最近、いちばん嬉しかったことです」

え。

えっ。

最近、いちばん嬉しかったこと……!

ありさあああ!(泣く)


では、アリスの指輪物語証言。

ありさ「あの、わたしたちの楽屋に(ジョージが)いらっしゃって」

えーと、身体斜めらせて左手をちょっと壁に掛けて。
すっと出した右手のひらに、さりげなく指輪を置いて。
入り口から大きな声で。

みー「Hey!Honey~!」

wwwwww ど こ の チ ャ ラ 男 !

いやたしかにジョージはアメリカ人だけど!だけどっ!(笑)

奥にいたありさちゃんに、ありさ「楽屋の皆が、『ありさ、みーさんだよ!』『みーさんだよ!』って」。

恐る恐る入り口に進んだありさちゃんに、このチャラ男は。

みー「手え出して!」

偉そうだな(笑)。てゆかどんなキャラ設定なんだ。


ありさ「それでわたしの指に、指輪を嵌めてくださったんです。もう、すごく嬉しかったです……。
皆も、わー!きゃあー!きゃああー!って騒いじゃって(笑)」

はい、『ヴァレンチノ』組のありさちゃんの同期といえば、りくちゃんとかモンチとか。
うるさそう、もとい賑やかにきゃあきゃあ言ってそうですね(笑顔)。


ここでジョージの証言に基づく指輪物語を、ちょっと思い出してみる。

「ジョージは奥さんを大事にする人だからいつも指輪してるよね、っていう話から自分の分は買おうって決めたんですけど、アリスにはあげようか悩みまして……。
アリスに、『え、別にそんなのいらない(素)』って言われたらどうしよう…とか思って><
あの、あの、すごい悩んだんですけど。でも、だって、夫婦の役だし。やっぱりプレゼント、しようと思い、まして、えーと。あのー。買い、ました、、、……」
ここまで説明するのも、しどろもどろだったみーちゃん。

指輪を隠し持って、ありさちゃんに突撃してはみたものの……。
「はい。ゆびわ」(棒読み)(そっぽ向き)(ぷん)

「でも、わたしがアリスの指に嵌めてあげました。
そしたら周りにいたりくちゃんとか皆が、ひゅーひゅー!ひゅーひゅー!って(照れ)。
なんかもうすごい恥ずかしくて!!恥ずかしいんですよやっぱりそういうのって!(訴)」


あれ?
なんかアリス証言のチャラ男とは、違う人なんじゃない?(笑)


いや。分かる気がします。
照れ屋なみーちゃんは、ネタで入っていくことで、その照れを隠そうとしたんじゃないかと。

でもきっと指輪を嵌めてあげるときは、真面目に、神妙な顔してたんじゃないだろうか。
みー「なんかもうすごい恥ずかしくて!」……この言葉が、真実なのだと思う。

そしてアリスに、そんなジョージの真摯な思いは、伝わっていたはずだ。
だからこそ、これがありさちゃんの「最近、いちばん嬉しかったこと」になるのだろう。

春風弥里って。

いい男だね……。(真顔)(いや女の子ですけど)


余談ですが、そんな2人の指輪物語の続編、「ジョージとアリスのプロポーズ物語」はこちらhttp://juntan.diarynote.jp/201104260152244895/


でわでわ。チャオ~!(あ、だからジョージはアメリカ人だったよ)
「その方らに亡き太閤殿下への忠義あるのなら、徳川家康様の味方になれ」
おね@美穂さんは、豊臣秀吉@未沙さんの家臣だった彼らに、こう告げる。
寝返り。
彼ら…この場にいるのは、七本槍の一員である福島正則@みっちゃん、加藤清正@ともちん、加藤嘉明@まさこちゃん、脇坂安治@みーちゃん。

いざ、関ヶ原。出陣。
家康軍についた、七本槍……ん?六本槍?
福島であるみっちゃんを大将とする、ともちん、まさこちゃん、みーちゃん、大ちゃん、カチャの一隊。

なんで六人しか出てこないの?って、誰だって思う。
これ、福島以外の皆が東軍武将Aだっていうね。本役である武将ではない、別人の武将Aなんです。
出陣の場にいないちーちゃんは糟屋武則ではなく、西軍武将A。なんだそれ。

関ヶ原の戦いが終わると、福島、嘉明、脇坂、平野長泰@大ちゃん、片桐且元@カチャは、それぞれの役として出てくる。勝利の酒に酔っているところを、家康に「こやつらは、すぐ裏切るからのう」と揶揄される。
他の面々も三成から寝返り、福島隊ではないところで家康側として戦っていた……らしいです。
あくまでも「そうらしい」ね。描かれてないもの。

一貫して自分の役であるのは、みっちゃんだけです。

これありえないだろ。

ともちんは関ヶ原では、清正役のときの髭をつけていません。別人だから。
史実で関ヶ原の戦いに清正が加わっていたかどうかは、この際どうでもいいです。いやよくないのかもしれないけど、わたしはどっちでもいいです。

役として、ともちんの演じる武将がどう寝返りを持ちかけられ、それにどう対処したのか。どう戦ったのか。そして勝利(または敗戦)の中でなにをどう考えたのか。
その流れを、なぜ全く描いてくれていないのか、ということです。
七本槍の一人一人に、そういう心の流れがあるはずでしょう?
結局、史実に忠実になの?関ヶ原のあとも出てこないのですね、ともちんの演じている清正は。消滅してるんだわ……。史実とかいいから!描いてよ!
まさこちゃん、みーちゃんは、寝返りから戦い、そのあとまで一応姿勢としては一貫した流れの中にいます。寝返りを持ちかけられる→三成から寝返って関ヶ原に参戦→勝利するも家康の揶揄を受ける、という。中の人たち的には、通し役で処理している可能性もあるのですが。
でも、肝心な関ヶ原では東軍武将Aという名前にさせれられてるわけ。本役扱いされてない。もっとも、寝返り持ちかけられたからどう、という部分も描かれてないんだけどね。
大ちゃんとカチャは、寝返りを持ちかけられる現場にいないし。いきなり参戦、というかどっちにしても本役じゃないからね。
ちーちゃんの役は、史実でも寝返ってないらしいです。でも、それはいいの。だから西軍武将Aだと言われても、なんだそれとしか言いようがないわ。
ぶつぶつぶつぶつぶつぶつ……。
それぞれの役が格のある武将で、戦いの現場でひとつの隊に一緒にいちゃおかしいとかがあるのかもしれません。
何度も言いますが、だからそれはどうでもいいんです、この際。

役、描いてよ。それぞれが本役として戦うぐらいの史実無視、むしろしてよ。

極論を言えば、七本槍では福島しか、この脚本は必要としていないということです。

この脚本が、です。

周りの使いかたが、あまりにも酷すぎる。いや、下手すぎる。
七本一絡げも大概にせーよ。

座付きでも酷い例はいくらでもあります(二回目)。
それより酷いというか、本質的にタカラヅカのシステムや本公演の規模を理解していないかたが書いたから、こんなことが起こるんじゃないんですか。

演出も大概です。
寝返りを持ちかけられるところ。
福島以外の三人は「ええええええーーーーっっ!(ドテっ)」って、コントのようにコケるのよ。

三回もっ!!

まともに芝居させてもらってない。

福島さんを立てるため、というのは分かります。突然のおねの言葉に、逡巡する福島を。
それは分かりますが……。

なぜ三回もっ!!

すごく重大な局面だと思うんです。大阪城でロック歌ってるのとは話が違うでしょう。
これは、ただの自己中心的な裏切り、ではない。自身の「秀吉」への忠義と、「豊臣家」への忠義を量りにかけざるをえない、この四人の岐路となる、福島以外の皆にとっても重大な局面であるはずの場面です。

なぜコントっ!!


いやそんな中できっちり芝居を見せてくれる七本槍をいまや絶賛モードなので、相当省いて話してますが(笑)。
初日の怒りはすごいものがありました、正直。
ここまでキレたのいつ以来かというぐらいキレまくって、真顔でそれを考えたわ。(結論・中日外伝アンドレ編以来?苦笑)


タカラヅカのスターとしてそれなりの立場であるはずの七本槍でこのレベルですから、さらに下級生なんかなーんもないの。ほんと酷い。


個人の役付きの問題じゃないから言ってるんだよ。

タカラヅカを無理解な人間に、ホンを書かせるなと。

それだけです。
初日付の感想は、実際には4日後に、東に帰ってから上げています。
キレまくってる気持ちを抑えて(あれでも)書いたつもりです。

で、初日から10日余。2回目の遠征を終えて。

宙組に、負けた(笑)。

描かれていない役でも、創るのが役者です。
そんな当たり前のことに、あらためて気付かされました。

すっごい良くなってる!!!!!!

初日編が「その1」になってるのは、さらに脚本に文句←があったから。
そのテキストは残ってるし、今から上げるにしても、今のわたしは宙組に懐柔されている(笑)ので、捉えかたはそのときと相当違ってきています。

それでも上げる……つもりなんだけど、清書する手に力がこもらないのは事実。いやあやっぱりすぐ上げなきゃダメね観かたなんてコロっと変わっちゃう、最初の怒りのまま上げてたらある意味すっごいものになってただろうに(笑)。

それをさせなかったのも、宙組、なのかもしれませんが(どこまでもポジティブ)。


うん。

そらぐみだいすき。だいすきだよ。
初日に持った印象です。ネガティブ注意。
それでも今回でも、3日目には「……これ、慣れたわ…」思ったから。これからまた、わたしの観かたも変わっていくかもしれません。
あくまでも最初に感じたこと。



大石静氏は、ご自身を「タカラヅカファン」だと仰っているようです。

タカラヅカの本公演に於ける規模やら組子の総出演人数やら……把握していらっしゃる上での発言なんでしょうか。

七本槍全員を枠で囲って、一本の→で三成を「気に入らない」。そんな人物相関図の意味が、はっきり分かりました。
皆が三成を「気に入らない」。ちーちゃんが稽古場レポで言ってたよね。
「石田三成さんがちょっと変わった人で孤立してたっていうのをより見せるために、私たちは反石田三成派という」

………。

三成を「より見せる」、そのための七人です。
もっと言ってしまえば、「フクくんと愉快な仲間たち」。
福島さん一人でも充分なわけで。残る六人は、にぎやかしですか。

一人一人なんて、何も描かれてない。
いやゲリラ隊だってなんだって、グループ芝居なんてそんなものかもしれないです。
でも、役割として全員が三成を「気に入らない」だけって、ここまで酷い話もないでしょう。
「個」を出す以前に、「個」を求められていないんだもの。

美しい悲劇の主人公と悲劇のヒロインのせつなく美しい恋愛、それを陰から見守る美しい忍び、そんな物語を大石氏が「タカラヅカ」に求められているのは分かりました。
美しき主人公の美しき生涯、であるのかもしれません。

だけど。組子は80人余いるんだよ。
ハリーだってキムシンだって、いくらなんでももうちょっと数を数えられると思うわ。

個人の扱いをどうこう言ってるのではありません。
わたしが好きだ、宙組に必要だ、と思っている生徒でも、劇団から個人として引導を渡されるような扱いを受ける、そんなことはこれからいくらでもあるかもしれない。それとは次元が違う問題です。
脚本家が、センター以外を描く気がないとしか思えない、タカラヅカの(階段状である)番手という制度、その中途にある生徒たちの立場を全く理解していないとしか思えないから、言っているのです。
外部のかたなんだなあ、所詮、と。
座付きでも酷い例はいくらでもあるけど。それにしてもここまでって。
なんのためのオリジナル作品なんだろう。

ないわー。まじ、ないわー。

それに輪をかけて事態を酷くしているのが、石田演出。
数少ない七本槍の出番が、ほぼお笑い担当っていったい。
芸人じゃないんだよ。タカラヅカのスターなんだよ、七本槍は。

そりゃあ出番も台詞も数ある中で、一部がお笑いならまだしも。
少ない中で、出てくる度に寒いギャグ言わされたりコケさせられたり、ナンバーはお笑いソング、銀橋渡らせてくれてると思えば種違い疑惑発言って、いったい何を考えてるんだ。

それでも七本槍は、(矛盾するようですが)演出面でそれなりに気を遣ってもらっている部分があるのです。
ド派手な衣装、セリ上がりでの登場、そういう面でタカラヅカスターとしての扱いはされています。ビジュアルは美しい。あんな綺麗なお衣装は着させてもらえないもの、意味もなく(ええ、スターです、以外に意味はないですよ)。
そしてみっちゃんの役を三番手というには足りなさすぎだけど、(唐突とはいえ)銀橋での歌といい、最終的な局面(三成への寝返りを持ちかけられる)ではお笑いから外れていたり(他の面々は派手に「えええーーーっ(ドテっ)」ってコケさせられてるし)、最後まで福島さんという通し役であり(それすらない他の七本槍)三成と刀を交える…と、七本槍の中では別格に気を遣われているとは思います。
……わたしが贅沢なのかな。

下級生なんか薄暗い照明の下で陣笠だったり口まで覆わされて、さらに酷い話だもの。
ここ、タカラヅカなんですけど。
宙下級生の判別には絶対的な自信があるわたしでも、かなり厳しいです。体型で見分けろってか(苦笑)。合戦でレオタードだったら、顔隠れててもある程度見分けられますけどね(棒読み)。

ちょっとあんまりだと思うの。


作品をネガティブに捉えるような言い方は、なるべくオモテではしたくない。ほんとうなら。だけど。いくらなんでも。


気に入らない……。
久しぶりに……て言っても過去2回しか書いたことないのですが(え)、稽古場スカイレポレポです。
ニュースをご覧になったかたには無意味です(言い切る)。ご覧になってないかたはネタバレ注意。あと、わたしフィルターが掛かっていることをご了承くださいませ。



・司会はお馴染み、たまちゃん、えっちゃん。
・たま「宙組スカイレポーターズの天羽珠紀です」、えつ「大海亜呼です」
・そのとき。二人の後方を、上手から下手へ横断する謎の着物軍団が。
・……ノバボサノバ?
・きっちりカメラ目線を忘れないのはもちろん大ちゃん、カチャ。
・通りすぎた……と思ったら、また帰ってきて下手から上手へ横断するノバボサノバ軍団(違う)。

・たま「今日は『美しき生涯』から、秀吉様ご自慢の七本槍の皆様に集まっていただきました」
・みちこ「一番槍のフクくんこと……福島正則役をさせていただきます、北翔海莉です」
・……戦国鍋TV?
・でもあきらかに「フクくん」と「福島正則」の間に妙な間があったみっちゃん←
・とも「二番槍のカーくんこと加藤清正をさせていただきます、悠未ひろです」
・まさこ「三番槍のカトくんこと…加藤嘉明を演じます、十輝いりすです」
・ここでも「カトくん」のあとに微妙な間が←
・みー「四番槍のワキくんです!脇坂安治役を演じます、春風弥里です☆」
・なぜかアイドル風(あくまでも「風」)の目線を決めてくるみーちゃん。
・大「五番槍の~ヒラくんこと~平野長泰を演じます、鳳翔大です」
・なぜかものすごくものすごく揺れながら笑顔の自己紹介。大ちゃん不思議。誰かの「ひっ」って笑い声が入ってる(笑)。
・ちー「六番槍のカスくんこと糟屋武則を演じます、蓮水ゆうやです」
・カチャ「七番槍のカタくんこと(カメラ目線で決めポーズ!)片桐且元を演じます、凪七瑠海です」
・この決めポーズが、なんかとってもカチャだと思うの(笑)。
・前列上手からまさこちゃん、みっちゃん、ともちん、みーちゃん。両脇にスカイレポーターズ。後列上手からちーちゃん、大ちゃん、カチャ。七本槍揃っての稽古場レポ登場です。
・で、戦国鍋TVの知識を皆に吹き込んだのは、ちーちゃんで合ってますか?(素)

・たま「お稽古場レポートで七人もゲストが来るのは初めてのことなんですが」
・たしかに。いままでは6.カラットの六人が最高だったはず。
・あれ?かなりメンバー被ってない?ともちん、まさこちゃん、みーちゃん、大ちゃん、ちーちゃん……。ここに退めたえりこちゃんを足せば6.カラットフルメンバーだという。
・ちなみに『強いぞ!』にある数少ない(少なすぎ)稽古場レポレポの第1回は6.カラットでした。いやあともう1回しか書いたことないですが。
・みちこ「パブロ隊で、このメンバーでいたんですけど……」
・あれ?かなりメンバー被ってない?みっちゃん、ともちん、まさこちゃん、みーちゃん、大ちゃん……。
・でもエルソルド隊もいるわけで。同期がエルソルド隊なみーちゃん、後ろを気にしてます。
・大「こっちはエルソルド!」、エルソルド隊ちーカチャに挟まれた大ちゃんが、左右を指して一応注釈を。
・まあ、よーはグループ芝居です、と?
・みちこ「(パブロ隊と)時代と人種が変わって、またこのメンバーでご一緒できて嬉しゅうございます」
・とも「そうですね、今日はこの番組にこうしてユニットとしてオファーがかかり(笑)、ゲストとして招いていただいてすごく嬉しいですね」
・ともちんは「ユニット呼び」が好きらしい。6.カラットのときもそう言ってたよね(笑)。

・とも「稽古場はどうですか?」、隣のみーちゃんに振ってくれる優しい上級生ともちん。
・みー「稽古場はなんかもう皆、歴史の本を開いて勉強、勉強、勉強みたいな感じで」、本を広げる仕草のみーちゃん。
・えっ、本読んでるのみーちゃん?(首傾げ)ほんとに??(首傾げ)
・えつ「すごいですよね、稽古場の椅子に」、みー「もう図書館みたいに!」
・みーちゃんはその図書館に並んだ本の表紙は、表紙だけは、見ている…と解釈しました(え)。

・ちー「ここは正座なのか、足ついて座るのかが(笑)、七人でこう…」、キョロキョロと横目でお互いを伺う様子をちーちゃん実演。
・大「オヨオヨオヨオヨ」って、常に目を泳がせてるらしい大ちゃん。
・ちー「間違えるときは七人一緒ですよね(笑)」
・まさこ「あっ!でもこないだわたし一人で間違えちゃった!」
・まさこちゃん、なんてまさこちゃんらしいことを!(笑)
・まさこ「皆がちゃんとブーツ履いてるのに一人、雪駄で(笑)」
・たま「……あ。一昨日でしょ」、その光景がまざまざと浮かんだらしいたまちゃん。
・まさこ「一昨日。間違えました!」
・たま「皆こう、(着物を)からげてたのに」、まさこ「間違えました!」
・大事なことなので2回ryまさこちゃん分かります。
・たま「一人、殿様みたいな感じでしれっと出てきてたけど」
・まさこちゃん、自分で大ウケ。手を叩いて爆笑。
・たま「一人、衣装が違うのかなと思ったんですけど」
・まさこ「違います、間違えました!堂々と間違えました!」
・大事なことなので4回ry

・大「いろいろね、七本(シチホン)槍を七人(シチニン)槍と言ってしまったり」、まさこ「そうなんですよ!」
・たま「ナナホン槍ではなく、シチホン槍」
・シチホンが、シチニンになったりナナホンになったりしているらしい稽古場……。がっがんばれ。

・たま「オープニングで皆さん毛槍を持ってお稽古されているんですけれども」
・えつ「かっこいいですよね、すごく」
・まさこ「かっこいいはずが!」、たま「かっこいいはずが!…皆(笑)」
・どうやらそうでもなかったりするらしいです(笑)。
・苦笑しながら恥ずかしそうに両手で顔を覆うみっちゃん。え、やっぱりかっこよくないのか?
・ちー「槍と槍が絡まって(笑)」
・たま「ね!そうなんですよ、槍と槍が絡まって動けないのがあったり、槍が皆さんの身長に合っていないというのもあり」
・大「低めですね、我らの身長には」
・さすが宙組……。
・とも「もうちょっと先を持てばいいんですよね。ついついこっち持って、人が二人みたいな(笑)」
・ついつい毛槍の根元を持ってしまうがゆえに、自分の顔の横でもうひとつの顔……みたいな毛槍がくるくる回ってるところを、ともちん実演。
・まさこ「自分が振り回されちゃって、自分が槍!みたいなめちゃくちゃな感じに(笑)」
・とも「振り回せるはずが、みたいな。がんばりたいですね」
・大きいって大変(笑)。

・ちなみに6.カラット時に『強いぞ!』で出したおとめの公称身長(あくまでも「公称」)に基づく平均身長は、175・5cmでした。ともちん179cm、まさこちゃん178cm、えりこちゃん175cm、みーちゃん173cm、大ちゃん174cm、ちーちゃん174cm。
・さて、七本槍は?おとめの公称身長によると、みっちゃん169・4cm、ともちん179cm、まさこちゃん178cm、みーちゃん173cm、大ちゃん175cm、ちーちゃん174cm、カチャ170cmで……平均身長174・05cm。
・宙組比でそこまで大きくはないはずのみっちゃん、カチャが入っても、このデカさ!
・て、上二人が逆サb…であるのは周知の事実ではございますが(決め付け)。実際の平均身長はどうなってるんでしょう、このユニット(素)。
・いや上級生の中に入れていただけて光栄なのですが、過去の悠未、十輝、春風のセンター降りなど、みーちゃんどれだけちっちゃいのかと震撼させられたものでしたわ。
・6.カラット内でも当然みーちゃんがいちばん小さくて、当時、みーちゃんが仮に某AQUA5だとしたら、かなめちゃんと並んで「一番デカい人」なのにっ!と叫んでいた記憶が←
・そのかなめちゃんが今、宙組なんだよねえ。しみじみ。
・ところで。えりこちゃん在団時より、1cm身長伸びた人が一人……あれ?あれれ?
・自分より大きい人が175cm言い張る(笑)なら、下級生はそれより抑えなきゃだもんね(素)。
・いや成長期だろうか←
・話が逸れましたすみませんっ。

・そのオープニングは、七本槍たちのセリ上がり。
・まさこ「狭いんですよね」、大「ちょっとぎゅうぎゅう、今想像するだけで結構…」、カチャ「稽古場の時点でもう(笑)」、みちこ「きゅうきゅう」、口々に騒ぎ出す七本たち(笑)。
・このデカい七本+毛槍七本のセリの上は、素人が考えてもかなりきっついと思われます。
・まさこ「はあああ~~~」、みちこ「ため息ついちゃってるー(嬉)」
・雅子様の一挙一動に、いちいち激しく反応してしまう美智子様(笑)。

・みー「いろんな側面から描かれている本もあるので」、ともちん「そうなんですよね」
・みーちゃん、ほんとに本読んでるの?(首傾げ)(どれだけ信用してないのか)
・とも「本によって全然」、みー「そう、全然違うし!」
・ともちんとみーちゃんの顔の距離が……近いっ(ぽっ)。いやああん。
・「いい人に描かれてたり、悪い人に描かれてたり」は、まさこちゃんの声かな?
・たま「今回、七人はどういう風に描かれてるんですか?」
・まさこ「……七人はどういう風に描かれてるんですか?」
・なぜかみっちゃんに同じ質問を投げかけるまさこちゃん。いやキミも七人だからっ。七本槍だからっ。
・ちー「石田三成さんがちょっと変わった人で孤立してたっていうのをより見せるために、私たちは反石田三成派という」
・出たあ!三成を「気に入らない」
・まさこ「頭が空っぽとか言われてますね」、たま「うつけ者」、えつ「うつけ者」
・みー「でも大名になってから……」という言葉は流され←
・みちこ「身体を張ってしかできない」、まさこ「体育会系ですよね」
・え。七本全員、体育会系の頭からっぽなうつけ者??
・えつ「ぴったりじゃないですか!体育会系」、たしかに(笑)。てゆかえっちゃんの言葉には誰も勝てません(素)。
・……で、大名になってからが、なに?(気になるー)

・たま「おにぎりを食べてるシーン……」
・まさこ「楽しいですね」、みちこ「楽しい」
・大「普通の昼食タイムみたいですよね」、まさこ「無心で食べてますよね」
・カチャ「周りで見てる人たちが、おにぎり食べたくなった!って」、大「美味しそうにね」
・まさこ「米粒とかこうやってね」、口の周りをごそごそ(笑)。
・大「けっこう皆、細かい小芝居やってね(笑)」、とも「リアルにね、上手に食べてますね(笑)」
・皆、すごく楽しそうー!…で、……なんでおにぎり食べてるんですか?
・みー「でもほんとにきっと、おね様からああやって育てられたんだなあと思うと…(おね様のことを)おっか様って言うんですけど、うふふふふふ」、出たあみーちゃん得意の自分ウケ。
・みー「こんな大の大人(と、ともちんと自分指して)が『おっか様ーー!』って(笑)。ちょっと母性本能をくすぐる…」、のか?(笑)
・とも「わたし、髭とかも生えてるんですよ(真顔)」
・全員(笑)(笑)
・たま「本番中もつけるんですか?」、あのう、本番中につけないで、いつつけるんですか?まさかオフですか?
・とも「そうなんですよ、結構、こう…(と口周りから顎下まで押さえる)。加藤清正といえば髭なので」、すごい髭…なのかな。
・えつ「それなのに!」、とも「それなのに!かわいいじゃないですか(笑)」
・まさこ「米粒ポロポロこぼしちゃって、みたいな(笑)」
・宙組の子たちゆるいから(褒めてます)話がとりとめなさすぎて、今ひとつ状況が見えません(素)。
・七本槍がおね様におにぎり食べさせてもらう場面がある……で合ってるのか?

・えつ「一人一人、奥様がいらっしゃいますよね。どうですか、奥様は?」、たま「奥様のご紹介をお願いいたします」
・みちこ「わたくしの妻はですね、鈴奈沙也さんでございます」、うわ尻に敷かれてそう!
・みちこ「うちの夫婦は、完全に嫁の尻に敷かれている設定でございます」、やっぱり(笑)。

・たま「じゃあ、カーくんはちょっと飛ばして…次の」
・なんか嫌な予感←

・まさこ「わたしは美風さんで、わたしたちはのんびりしてる、ちょっとぽーっとした感じ……」
・えつ「天然夫婦」、まさこ「そう天然。天然夫婦です」
・天然夫ではなく、天然夫婦、なのですよね?(念押し)
・たま「美風さんとの夫婦役は多いですよね」
・まさこ「そう、カサブランカのときも夫婦役で、はい。2回目です」
・カサブランカのときは完全に、天然夫にしっかり者の妻、でしたけどね(笑)。

・みー「わたしは花音舞ちゃんで、あの……妊娠中なんですけども(笑)。それをいたわりながら、こう、ちょっと踊るナンバーとかがあって(笑)」
・笑い、むしろ苦笑?のみーちゃん。
・ああ、なんだか石田先生のかほりが……。
・みー「もうなんか稽古場でえ!(お腹に)座布団とか入れるから!なんか変な膨らみかたしちゃって!(大きなお腹を抱えるポーズ)わたし、まだ笑いが止まらないんですけどっ(笑)」
・声のトーンを一段上げて、激しく訴えるみーちゃん(笑)。
・えつ「しかも突然、言われたんですよね」、たま「振付のときに」
・みー「そう、突然!先生が『あんた妊婦で!』とか言って、(きゃのんちゃんが)『えええ!』(両手上げてびっくりー)、急に!」
・みちこ「その瞬間、後ろ重心のダンスに変わってね(笑)」と、後ろ重心ダンス実演。
・みー「そう、もうこういう感じになっちゃって(笑)」と、後ろ重心ダンスをさらにヨロヨロと実演。
・みー「それをいたわりながらやってます。優しい夫を演じられたらいいなと思ってます(笑)」
・まず、大きなお腹見ただけで噴くの止めないとねみーちゃん(笑)。

・大「うちは愛花ちさきちゃんが奥さんなんですけど、唯一……結構、尻に敷かれている感じの家庭が多い中、うちは新婚ほやほやの超ラブラブカップルっていうので」
・ちー「オチがね」、大「オチがあるんですけども(笑)」
・大「差を付けられるように、超ラブラブモードで、はい!がんばりたいと思います」、とりあえずオチは置いといて……。
・ちー「たらちゃんが恥ずかしがって(笑)」、横からオチが言いたいらしいちーちゃん(笑)。
・大「(笑)(笑)たらちゃんが恥ずかしがりすぎて」、ちー「赤面するんだよねお稽古中に(笑)」
・大「赤面しちゃって、最終、泣いちゃいましたなんか恥ずかしすぎて(笑)」
・えつ「ええええええ!」、いちばんリアクションが大きかったのはえっちゃん。そこは場数を踏んでる抱擁の女(違う)。
・てゆか、ええええええ!たらちゃんを泣かした男、大ちゃん、て!!
・カチャは知ってたらしく「うんうん」とニコニコ肯いてます。そこはたらちゃんの同期、89期(合ってる)。
・大「上級生の女役さんに、もっとこうしたほうがいいよ!って見ていただいているときに……」
・って言いながら大ちゃん、両手をぶんぶん左右に振り回しているのですが。
・……大ちゃんっ、いったい女の子にどんな恥ずかしいことやらかしてるのっ。
・大「急に真っ赤になってポロポロ泣き出しちゃって!」
・……。………(吐血)。
・大「でも、すごいかわいかったです☆」
・……大ちゃんっ、いったい女の子にどんな恥ずかしいことやらかしてるのっ。
・どれだけの赤面が舞台で繰り広げられるのかと思うと、ねえ!ちょっと!ぎゃああ!

・ちー「わたくしは同期の花露すみかちゃんが奥さんなんですけど、まあ同期ということも生かして、ちょっと幼馴染みのような、友だちに近い対等な感じを出せたらいいなと」
・なる。88期夫婦!対等というよりれなちゃんが強そうに感じるのは、多分気のせい(笑)。

・たま「カチャの奥さんは?」、カチャ「実はこの中にいらっしゃるんですけど」
・全員「ええええええ☆(交差させた両手を胸に当てて)(いやあああんわたしぃぃ?)」
・いやキミたち違うから。
・カチャ「ねー!(はあと)」、えつ「ねー!(はあと)」、頷きあう二人。
・カチャ「はい、大海さんです」、えつ「姉さん女房です(キリリ)」
・まさこ「強そーう(ぶるぶる)」、えつ「(キッ!)んあっ。なんだってっっ?!」
・「強い…」「強い…」「強い…」、次々に怯えだす(笑)皆。
・カチャ「いつも姉さん女房に甘えてるっていう……」
・えつ「そう、すごいね、甘えにくるキャラで!」
・えっちゃん満面の笑み(笑)。役得!うらやましい…。
・えつ「いつも逆に、(夫が自分に)しがみついてくるんです」
・カチャ「そう!あんたしっかりしてよ!って(奥さんに言われて)」
・と言いながら今、手がグーになったよねカチャ?奥さんにグーで殴られてるのかカチャ?
・えつ「(カメラ目線で)ペットみたいです☆(言い切り)」……おおお、えつこ様(笑)。
・みー「(爆)戦国武将っっ!!」
・えーとこの芝居でいちばん強い戦国武将は、えっちゃんということらしいです(違うよ)。

・たま「七人と奥様のミュージカルナンバーがあってロックなんですけれども、その中でセンターで踊っているのが……」
・みちこ「じゃじゃじゃーん!」
・とも「わたくし加藤清正の奥さんは、風莉じんちゃんです!」
・「ひゅ~!ひゅ~ひゅ~ひゅ~~!」、皆の歓声と拍手!
・ああああああ石田先生……。
・とも「ほんとにもう奥さんがすごく個性豊かなので(笑)。彼女は見ていただいたら分かると思うんですけど、力が強いという設定で、いろいろ……こう、お腹に飛ばされたりとか(笑)」、軽くバウンドしてみせてるし。
・ともちんがバウンドするって、ちやこ力どれだけ。
・とも「ちょっと小芝居も入れつつ。加藤清正も武力に長けている人なんですけど、それを上回る(笑)」
・ええええええ。ちやこ武力どれだけ。
・とも「尻に敷かれてるというか……身体がすごいので(笑)」
・ともちんの身体も高さ的には相当すごいと思われますが。うぐ。もしや幅的にすごいのですね奥様は。
・とも「そこに多分、惚れたんだんだろうなという」
・えっ、デヴせn……。
・たま「この場面に石田先生ワールドが詰まってますよね」、とも「かなりね(笑)」


どうやら七本槍は石田ワールド担当らしいです(笑)。
はははははは。

はははははは(乾いた笑い)。

でも七本ともわいわいすっごく楽しそうで、セリ上がりはかっこいいだろうし、かっこいいはずの(笑)毛槍も楽しみだし、がんばれば大丈夫な気がする!がんばれば!わたしが……(なにをがんばる?)(いやいろいろ……)


で、稽古場レポはショー編に続くー(なんだけど終わるかなっ)
お茶会ネタを小出しにしてたんですが(笑)、急に現実に戻ります。
新人公演その他の配役、出た。

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/225/cast.html


主な配役  出演者  新人公演
石田三成  大空 祐飛 愛月 ひかる
茶々/淀  野々 すみ花 瀬音 リサ
疾風  凰稀 かなめ 蒼羽 りく
*~*~*
豊臣秀吉  未沙 のえる 松風 輝
おね(北の政所)/高台院  美穂 圭子 百千 糸
徳川家康  寿 つかさ 天玲 美音
加藤清正  悠未 ひろ 風馬 翔
福島正則  北翔 海莉 澄輝 さやと
加藤嘉明  十輝 いりす 月映 樹茉
脇坂安治  春風 弥里 星吹 彩翔
平野長泰  鳳翔 大 美月 悠
糟屋武則  蓮水 ゆうや 星月 梨旺
片桐且元  凪七 瑠海 桜木 みなと
さぎり  純矢 ちとせ 藤咲 えり
市  妃宮 さくら すみれ乃 麗
たつの  すみれ乃 麗 伶美 うらら


その他の配役って言っても、七本槍の残る五本槍。元々の配役が少ないから、なんとも言えない……んだけど。
だけど。

みーちゃんの役がモンチ!!!!!!
みーちゃんの役がモンチ!!!!!!(大事なことなので二回ry)

ときめきすぎて気が遠くなっていくようだ……マリア…(違うよ)。

モンチは誰が本役でも「モンチ」にしちゃう、しちゃえる人。
新公はやはり本役さんのコピーから入るものだろうし、もちろんモンチもそうしてると思う。でも、「モンチ」。舞台の上の役は紛うことなき「モンチ」。
ピーター(ちぎちゃん)@パラプリ、クリストフ(えりこちゃん)@薔薇雨、オーレリー(ちーちゃん)@トラファルガーが、わたし的に新公三大モンチ(笑)。本役との別人感が突き抜けてたという意味で。特にクリストフはすげえおもしろかったんだよなあ。モンチがモンチであることで、クリストフの行動の意味合いまで変わってきちゃってたもの。あの無駄な(笑)気合い、立ち昇る噴煙。
いや表面上の顔芸ばかり言われがちだけど、モンチは顔で芝居してるわけじゃない、ほんと腹から芝居のできる人だと思ってます。きちんと役を見せてくれるんだけど、「モンチ」ってジャンルが成立してるのがすごい。
みーちゃんの役って楽しみすぎる(笑)(なぜ笑う)(だって)

じゅまちゃんが誰鐘に続き、まさこちゃんの役。こっちは本役が「ましゃこ」ってジャンルを成立させてるからなあ(笑)。でも、じゅまちゃんは心配してない(何様)、丁寧な芝居見せてくれる人だし。
みつきくんが、大ちゃんの役。こっちは本役が「大ちゃん」以下略。みつきくんにそれは誰も求めてない(笑)。りおちゃんが、ちーちゃんの役。
パブロ隊でも思ったし、イギリス海軍もそうだったけど、グループ芝居で新公学年がキャラを立たせるのって、実はすごく難しいんですよね。
七本一括り疑惑の中で(本公も観てないくせに言ってみる)、そのあたりをきっちり見せてもらえれば嬉しいと思ってます。

ずんちゃんがカサブランカ、トラファルガーに続いて、カチャの役3回目。
最初のヤン@カサブランカは(実は一幕に縮めた結果ソロが1曲飛んでたというのもあったとはいえ)、研1のとき!話題の人でした。前回のみっちゃんバウでも大きな役で結果出してるし。
カチャの役がどんなのかも分からないけど、カチャだから(もごもご)だろうなと。
綺麗だし、あとやっぱ上手い、出す表情が濃い、モブでも埋もれない存在感がある。ずんちゃんのこれからがますます楽しみ!
余談。世間でよく言われる「ずんちゃん=ゆうひちゃん顔」説は、わたしにはいまだによく分からないのです。みりおちゃん顔だよね。と、主張し続ける(笑)。


てゆか本公演の役も……出して欲しいんですけど……(もう出ねーよ)。
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/b1f969a3801757e8155a105b4ebb234e.html

2011/04/26
2011年 公演ラインアップ【宝塚大劇場、東京宝塚劇場】<10~12月・宙組『クラシコ・イタリアーノ』『NICE GUY!!』>
4月26日(火)、2011年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、宝塚大劇場、東京宝塚劇場の上演作品が決定いたしましたので
お知らせいたします。

宙組
■主演…(宙組)大空祐飛、野々すみ花
◆宝塚大劇場:2011年10月7日(金)~11月7日(月)
◆東京宝塚劇場:2011年11月25日(金)~12月25日(日)

Musical
『クラシコ・イタリアーノ』 -最高の男の仕立て方-
作・演出/植田景子
イタリアの一流紳士服ブランドの代表的な存在である“クラシコ・イタリア”。その源流となったナポリ仕立てのスーツを世に広め、発展させた一人の男の夢と現実……。戦後の経済復興を遂げた1960年代のローマを舞台に、栄光に彩られた虚飾のベールと、その内側に宿る自らのルーツへの希求を、ハートウォーミングにアップビートに織りなすスタイリッシュなミュージカル。

ショー・アトラクト
『NICE GUY!!』 -その男、Yによる法則-
作・演出/藤井大介
「いい男」「格好いいやつ」をテーマに、「男の美学」を追求した作品。“その男、Y”とは、もちろん大空祐飛のこと。バラエティ豊かな構成の中で、現代的なスタイリッシュさ、大人の男の優しさ等、大空祐飛の持つ様々な魅力を存分に見せる、ダイナミックで華やかなショー。
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完全に前後してますが。
宙組本公演のラインアップが出ております。自分用メモも含めて。

景子先生のミュージカル『クラシコ・イタリアーノ』、藤井先生のショー『NICE GUY!!』
とにもかくにも2本立てばんざい!
1本物が続くのは、やっぱりしんどい。どんなにいい作品でも、わたしはしんどい。
ショーあってのタカラヅカ!だと思ってますから。
やっと2公演続きでショーが来るわー。それが嬉しいです。そんな普通のこと(だと思っていたこと)が、近年の宙組になかったんだもの。ふう。

景子先生のお芝居も、大介のショーも、今の宝塚では大当たりだと思う。それなりのクオリティは保障されるというか。

しかし、スタイリッシュでスタイリッシュでダイナミックで華やかな公演になるわけですね(笑)。すごい(笑)。
カサブランカのカフェ、Rick’s Cafe Americainのカウンターでバーテンをしている、サッシャ@みーちゃん。
彼は陽気で女ズキなロシア人だ。カサブランカに流れ着き、1年前にこのCafe Americainで働きはじめた。

だが、彼にはもうひとつ、裏の顔がある。
ヨーロッパ中にナチスが世界に勢力を伸ばしている今、1941年。
そのファシズムに屈せず抵抗運動を続ける地下組織が、ここカサブランカにもあった。
サッシャもその一員である。昼間の明るい顔とは別人となり、反ナチスの活動家としてその身を投げ打って闘っている。

そこへ、ある情報が飛び込んできた。
反ナチス運動の世界的指導者、ヴィクター・ラズロ@蘭とむちゃんが、このカサブランカの地に降り立ったというのだ。
どうしてもカサブランカの地下組織集会に、ラズロにも参加してもらいたい。そこで我々を勇気づけて欲しい。
そう考えたのは、サッシャと同じカサブランカの若き活動家、バーガー@大ちゃん。彼は熱狂的なラズロ信者でもある。
バーガーの熱心な言葉に動かされたラズロは、その集会に参加し演説をすることになった。

バーガーからそれを聞いて、サッシャも内心舞い上がった。
サッシャにとっても、もちろんラズロは憧れの人だ。だが、彼はカウンターでの陽気な顔とは打って変わって、地下組織では冷静で落ち着いた、仕事ができる男の顔でいるのだ。
すぐに興奮しちゃうバーガーとは、そこが少し違うわけで。


ラズロを見たら、どんな顔をしたらいいんだろう。
はじめての出会い……俺はどんな男だと思われるのだろう、果たしてラズロに相手にされるのだろうか。
でも、俺はいつだってラズロに憧れていた。。
実はバーガーに負けないぐらい、ラズロに憧れていた。
だが、興奮してはいけない。沈着冷静である裏の顔の俺は、もっと自然に振舞わなくてはならない。
だいいち、絶対興奮しちゃうに決まってるんだ、俺の横にいつもいるバーガーは。俺までそうなっては駄目だ。


だから、さりげなく。

「やあ!」


はじめまして、会いたかった!と抱きつくわけでもなく、もちろん、どういうつもりでカサブランカに来たんだと警戒するようなことを言ってみたりするわけなどなく。
そう、初めてなんかじゃない。まるで積年の友のように。
一言、「やあ!」と。


って、さりげなく「やあ!」を言うために、初対面の前にサッシャはずっと「やあ!」の練習を繰り返していた、、、らしい?
サッシャの中の人は……あれ?いやそんなこと言ってないけど??

ひたすら、さりげなく。
鏡の前で(か知らんけど)。
「やあ!」「やあ!」「やあ!」と軽く右手をあげて。

「やあ!(さりげない笑顔)」


一心不乱に「やあ!」の自主練。(ジジュ…レン?!)(ジシュレンシューのことだよ!)

ええ、ポイントは、あくまでも「さりげなく」。
でも、その声色とは裏腹に、抑えきれなくてデレっデレな顔になっちゃってるんだけどね、実際にラズロを前にしたら(笑)。
ほんとうは嬉しくて嬉しくてたまらなかったんだねええ。


そんなサッシャが、とてつもなくかわいかったです(煮)。



で、みーちゃん。

このサッシャの「やあ!」と、ジョージの「やあ!」の言い方が、わたしにはどうも同じに聞こえるような気がしてならなかったのですが(素)。

いや。上記ぐらいの計算あっての、敢えての手法と……思ってるから(真顔)。
結局、同じ言い方しかできないんじゃね?なんてジュンタさん絶対思ってないもん!うん、ななっないもんっっ!



ってね、いいの。
だって仮に「やあ!」の言い方が同じだったとしても(あくまでも仮に、ということで!)、その言葉を出す内面は、まるで違うんだから。
サッシャはサッシャ。ジョージはジョージ。
まるで違う、でもどっちも飛び切りのいい男。


だから全然いいの。だけどちょっと盛っちゃったの。それだけ、のお話(え)。
ニューヨークにいるジョージ・ウルマン@みーちゃんの元に、ある日1本の電話が掛かってくる。

「ん、『俺だよ』?!はあ?一体、誰?
失敬な奴だな、俺に『俺だよ』なんて言えるのはだなっ、ルドルフ・ヴァレンチノぐらいのもの、、、……。………ルディーか?」

ルディー@ゆうひちゃん。映画界の大スター、ルドルフ・ヴァレンチノ。
4年振りに聞く、懐かしい声。
ルディーは、かつてジョージがハリウッドでメトロ映画の宣伝課長だった頃の仕事仲間であり、親友だった。
だが、ヴァレンチノがパラマウント映画に移籍を決めたことで、担当のジョージはメトロ映画をクビになってしまった。

親友だと思っていた男に、ジョージは裏切られた……のだろうか。

いや、ジョージのほうは最初から「裏切られた」とは、微塵も考えもしなかったのだと思う。
「いいんだ、いいんだよ、あのときはそうするしかなかったんだ……」
再会したルディーに向かってジョージが言う言葉だが、ジョージはそれを口先だけで言っているわけでも、4年経った今だから言っているわけでもなく。

「あのとき」も。ジョージは同じことを思っていたはずだ。今はそうするしかない、と。
ルディーを誰よりも理解していたから。
その苦悩も葛藤も、誰よりも理解していたから。

ルディーの活躍が、彼の喜びだった。
そんなルディーを支えることが、また彼の喜びだった。
その役目を奪われた悲しみはあっても、それが今のルディーが選ばざるをえない道だということを、彼は誰よりも理解していた。
だから、それを尊重した。「あのとき」も。
たとえ自分がクビになっても、ルディーの行く道の幸せを祈って、静かにハリウッドを離れたのだ。それだけに過ぎない。

ジョージは、とにかく第一にルディーのことを、人のことを思いやれる男なのだと思う。
自分のことよりも、まず相手のことを。断固として、相手のことを。
相手の気持ちを思いやることが、自分自身の喜びでもあるのだ。
だから、その優しさは揺るがない。断じて揺るがない。
単なる人が好いだけのヤワな優しさなどでは決してない。ジョージの優しさの奥底にあるのは、それぐらい強靭な確固たるものなのだ。

強くて、かっこいい。

ただの天然じゃないのよ(笑)。

そして、ジョージには自負があった。
いちばんルディーのことを理解しているのは、やはり自分だ、と。
この再会は、偶然ではなく必然である。
だから再会のとき、彼はあんなにもすんなりとルディーを受け入れたのだ。

ルディーと離れていた4年間も、ジョージはずっとルディーのことを気に掛け続けていたのだろう。
ハリウッドの話を……ルディーをプロデュースしていた妻ナターシャ@カイちゃんとの離婚も、どうやらルディーの仕事が行き詰っているらしいことも、ニューヨークでじりじりしながら聞いていたはずだ。

ジョージ自身が、もっとも待ち望んでいたかもしれない、ルディーからの電話。

ルディーには必ず再び自分が必要になる日が来ると、いつも心のどこかでそれを信じていたジョージにとって、その電話は何よりも嬉しいものだったに違いない。

ニューヨークで4年振りに、ジョージはルディーと再会を果たすことになった。
待ち合わせの場所は、クラブ21。


ここのテーブルでルディーを待つジョージの顔が。
優しい。限りなく優しい。

胸に溢れる再会の喜び、その感に堪えない表情でルディーを待つ、ジョージの甘い優しさが好きだった。情愛に満ちて輝く瞳が好きだった。


あいつを見たら、どんな顔をしたらいいんだろう。
4年振りの再会……俺を裏切ったと思って、あいつは気にやんでいるのではないだろうか。
でも、俺はいつだってお前のことを大切に思っていた。
4年前と変わらず大切に思っていた。

だから、さりげなく。

「やあ!」


久しぶり、会いたかった!と抱きつくわけでもなく、もちろん、あのときは随分なことをと恨みごとを言ってみたりするわけなどなく。
そう、4年振りなんかじゃない。昨日も一昨日も会っていた友のように。
一言、「やあ!」と。


って、ジョージの中の人いわく、さりげなく「やあ!」を言うために、再会の前にジョージはずっと「やあ!」の練習を繰り返していたらしい。
ジョージの中の人の……これも半分ネタなのかな?(笑)

ひたすら、さりげなく。
鏡の前で(か知らんけど)。
「やあ!」「やあ!」「やあ!」と軽く右手をあげて。

「やあ!(さりげない笑顔)」


一心不乱に「やあ!」の自主練。(ジジュ…レン?!)(ジシュレンシューのことだよ!)

ええ、ポイントは、あくまでも「さりげなく」。
でも、その声色とは裏腹に、抑えきれなくてデレっデレな顔になっちゃってるんだけどね、実際にルディーを前にしたら(笑)。

ほんとうに嬉しくて嬉しくてたまらなかったんだねええ。


そんなジョージが、とてつもなくかわいいです(煮)。


ジョージにはもう一人、4年間ずっと大切に思っている人がいた。
その昔は片思いの相手で(笑)、だが、一緒に“ルドルフ・ヴァレンチノ”を創りあげた大切な仲間たち……ルディーその人と、自分と、そして自分と同じぐらい、いや自分以上にルディーを理解していると彼が認める唯一の人……脚本家のジューン・マシス@すみ花ちゃん。

この三人の絆を信じ、誰よりも大切に思っていたのは、実はジョージ自身だったのかも……しれないね。
ニューヨークで舞台俳優たちのエージェントをしている、ジョージ・ウルマン@みーちゃん。
そう、彼はメトロ映画の宣伝課長だった。そこでは、いまやハリウッドの大スターとなったルドルフ・ヴァレンチノ@ゆうひちゃんの宣伝を、そのデビュー当時から担当していた。
だが、ヴァレンチノはスターとなったとたん、それまでの環境を捨てた。
新進デザイナー、ナターシャ・ラムボア@カイちゃんに惹かれていったヴァレンチノは、彼女に自分のプロデュースを任せるようになり、メトロ映画を飛び出してパラマウント映画への移籍を決めたのだった。
ジョージはあっさりと、失業した。

しかし、彼は挫けずニューヨークに渡った。そこで苦労を重ねながらも、舞台俳優たちのエージェントの仕事を見つけたのである。
生涯の伴侶、アリス@ありさちゃんを射止め(射止められ?笑)、かわいい子どもにも恵まれ、今は幸せな生活を送っている。

彼が今、いちばん興味がある国は、日本、だそうだ。
舞台俳優たちに関わる仕事をしているうちに、日本の舞台……宝塚少女歌劇、というものを観てみたい、と熱望するようになった。

ジョージの野望。
日本という国に行って、宝塚少女歌劇を観る!

というのが、ジョージの中の人の、ジョージとしての野望……というより、ネタですね(笑)。

ヴァレンチノが『黙示録の四騎士』で世の女性たちの憧れの的となったのが1921年。
恋に堕ちたナターシャと結婚したのが1922年。
一方、小さな湯の町宝塚に少女歌劇が生まれ『ドンブラコ』が上演されたのが1914年。
公演の増加により少女歌劇団が花組、月組に分割されたのが1921年。
雪組が新設され宝塚大劇場が完成したのが1924年。
そんな時代です。

ジョージの中の人によると「舞台関係の仕事をしてるから、ジョージもできたてほやほやの宝塚を観てみたいと思ってる……んじゃないかと?多分(笑)」。

いやあくまでも半分ネタだと思いますが。
ジョージの中の人テキには、そゆことになってるらしいです(笑)。


そんな平穏な生活を送っているジョージの元に、ある日1本の電話が掛かってくる。
受話器から聞こえてきたのは、裏切られたと思っていた友、ルドルフ・ヴァレンチノの、懐かしい声だった。

そこからまたジョージの生活は一変していくのだが、それはまた別のお話……。
メトロ映画の宣伝課長、ジョージ・ウルマン@みーちゃん。映画界に生き、映画を心から愛する、熱い、だがちょっと天然入った(笑)男。

ジョージが“ルドルフ・ヴァレンチノ”という新しい名前を与え、心血注いでハリウッドに売り出した、貧しいイタリア移民の青年、それがルディー@ゆうひちゃんである。
ヴァレンチノのデビュー作は、空前の大ヒットとなった。やがて仕事を重ねるうちに、ジョージとルディーは仕事を越えた友となっていった。
お互いがお互いを理解し信頼した上で、お互いを必要とする、大切な友。親友。

だが、そう思っていたのはジョージのほうだけだった……のかもしれない。
二人の関係は、ジョージの元に入った一本の電話で、あっさりと断ち切られることになる。
「ルドルフ・ヴァレンチノは、メトロ映画からパラマウント映画へ移籍することになった。お前はクビだ」
失意のジョージは、そのまま暗転して……1幕出番終了(笑)。

この電話を受けたときに傍にいたのが、ジョージの秘書アリス@ありさちゃん。彼女は実はずっとジョージの傍で、彼を助けてくれていた、のだろう。多分。あまり描かれてないけど(え)。

初対面のルディーを「究極の失業者」と呼んだジョージだが、今度は自分が究極の失業者となってしまった。
なのに、そんなジョージに、どうやらアリスはそのまま付いてきてくれたようだ。
2幕、4年ぶりにニューヨークでルディーと再会したジョージは、アリスと結婚したことを告白する。

え。究極の失業者が、結婚してる場合だったの?
だいいち、女性に関して鈍そうなジョージだよ?脚本家のジューン@すみ花ちゃんには2年間も片思いで、男としては歯牙にも掛けられないままだったのに。
いつの間にこんなかわいい子を嫁に!(白目)
どうやって?


「えーと、なんで結婚することになったかって言うと。
わたしがクビになって、デスクを片付けて大荷物でしょぼんと帰ろうとしたら、その荷物をアリスがサっと両手に抱えて『さあっ!さっさと行くわよっ!』みたいに……付いてきてくれたんです」

ジョージの中の人、それ「付いてきてくれた」とは言わない。
「引っ張っていってくれた」じゃない?(笑)
とにかく、トランクひとつで放り出されたジョージの傍にも、ずっといてくれたというアリス。

「多分、アリスのほうが先にジョージのことを好きになってくれたんじゃないかな……。
ジョージは女性に惚れられた経験が無くて、だからもうすっごい嬉しくて、それで結婚しようって思いましたね」

恋愛面ではアリスにリードされている感が否めないジョージだが、男らしくきちんとプロポーズの言葉は言えたのだろうか。

「わたしが言い出せないでいたら、『なに?(ちゃんと言ってよ!)』って聞くと思う、ってアリスの瀬音リサちゃんが言ってました(笑)」

みーちゃんとありさちゃんは、役のことをいろいろ相談したのだそうだ。

「プロポーズは、言わせ……」

えっ。「言わせられた」?
今、絶対そう言いかけたでしょ?酷い(笑)。

「言わせ……あのっ!言うつもりではいたし、指輪も用意してたけど、ハワードさん@パラプリのように上手く言えなかったんですね」

肝心なところで言葉に詰まっちゃうジョージ。そこを攻めていく(笑)アリス。
「それで、『なにっ?で、次はっ?それからなにっ?!』みたいな感じにアリスに次々と聞かれて、やっと『結婚してください』って言えたんだと思う、、、んです……」

口下手で、プロポーズすらきちんと言えないジョージ。それでも、とことん惚れていてくれたらしいアリス。
アリスに聞いてみたい。
「ジョージのどこを、そこまで好きになったんですか?」

残念ながら、口下手なジョージの中の、やはり口下手な人からは、それを聞くことができなかったのだが。
そういった不器用なところも、またジョージの魅力なのかもしれない。

そして、その不器用さの中にある、ジョージの人に対する優しい心を、アリスは誰よりもよく知っていたのだろう。
だって、ジョージがルディーを見守る目の温かさを、いちばん近くでずっと見続けてきたのだから。

うん。惚れると思うのよ、あの目には。


そんなジョージがアリスと行った新婚旅行先は、意外なことにエジプトだそうだ。
これは、行けたどうかはまた別、らしい。ジョージの中の人の、ジョージとしての願望。

「何故かと言えば、占い師のメロソープさん(たまちゃん)に、ちゃんと未来を占って欲しかったから(笑)」
究極の失業者が妻をもらったら、それは真っ先に未来が心配になる。たしかに(笑)。


でも、アリスと一緒にニューヨークに渡って、苦労しながら舞台俳優たちのエージェントの仕事を見つけて、共働きであっても温かい家庭を築いているんだと思う、ジョージは。
それこそ、ルディーが「いつの日にか手に入れよう」と夢描いていたような、心安らげる温かい、しあわせな家庭を。

天然で口下手で不器用なジョージの根底には、誰にも負けない優しさと、そんな夢を成し遂げるだけの意思の強さが流れている。

うん。いい男。だと、思うのよ。


ちなみに2幕のジョージとアリスの間には、ちょっと大きくなった女の子が一人、あとはアリスのお腹の中に二人目の子どもがいるのだそうだ。みーありさ設定、では(微笑)。


『ヴァレンチノ』みーちゃん茶から、もうひとつ。
ジョージとアリスの、プロポーズ物語を。
『ヴァレンチノ』で、ジョージ@みーちゃんの秘書、2幕では妻となるアリス役だったありさちゃん。これが初の大きい役、と前回書きましたが、みーちゃんのほうも舞台上で妻がいる役は初めてでした。新人公演含めても、黎明の吉田茂は妻が出てこないし、パラプリのハワードはプロポーズまでいったけど結婚はしてないもんね。


さて、ここでジョージとアリスです。(え)(時系列無視)
ジョージは舞台上で、結婚指輪をしていました。みーちゃんが結婚指輪を嵌めているところを見たのは、これが初めて。(舞台で)(当たり前)


だが、アリスは結婚指輪をしていなかった。
と言うより、2幕結婚後の登場でのアリスは手袋をしているので指輪が確認できなかった、が正しい。

ジョージは結婚指輪をしている。
アリスは結婚指輪が見えない。

手袋の中は、どうなってるの。
果たして、ジョージはアリスに指輪を贈ったのだろうか。


ジョージの中の人が言った。
「アリスは結婚指輪をする場面がなかったんですね。手袋しちゃうので、出ないから。
だからまあ、いらないかな、と思って。別に舞台で見えるわけじゃないのに」

え?そういうものなの?(笑)

「って言うかわたしも、自分が指輪をするべきかどうか、すごい悩んだんです。
ジョージは結婚指輪を常にしている人なのか?それとも普段は家に置いてる人なのか?って。
どうだろうと思ってジューン(すみ花ちゃん)に聞いてみたら、『いや絶対いつもしてると思いますよ(きっぱり)』って言われて」

え?昔、好きだった女に聞いたのジョージ?いいのか?(笑)

「そうだよね、ジョージは奥さんを大事にする人だからいつも指輪してるよね、っていう話から自分の分は買おうって決めたんですけど、アリスにはあげようか悩みまして……」

いや、これはジョージの中の人がケチだから、というわけではない。

「アリスに、『え、別にそんなのいらない(素)』って言われたらどうしよう…とか思って><
あの、あの、すごい悩んだんですけど。でも、だって、夫婦の役だし。やっぱりプレゼント、しようと思い、まして、えーと。あのー。買い、ました、、、……」

勇んでプレゼントしようとしたのに、女の子のほうから「いらない」言われたら、たしかにかっこ悪すぎる。
しかしなんでそんなにしどろもどろ(笑)。

で、指輪を買ってきたぞ、アリスにいざプレゼント、ってところで……。
え?なんて言ってあげるの、こういうとき?!と固まってしまったみーちゃん。

「今度はナジモヴァ(せーこちゃん)に相談しました(笑)」

ナジモヴァさんの答え。
「やっぱりぃ、結婚しようね☆彡 じゃないのおお?ウフフフ…」

結局、恥ずかしくてそんなことはとても口にできなかったみーちゃん。
指輪を隠し持って、ありさちゃんに突撃してはみたものの……。

「はい。ゆびわ」(棒読み)(そっぽ向き)(ぷん)

(笑)(笑)

「でも、わたしがアリスの指に嵌めてあげました。
そしたら周りにいたりくちゃんとか皆が、ひゅーひゅー!ひゅーひゅー!って(照れ)。
なんかもうすごい恥ずかしくて!!恥ずかしいんですよやっぱりそういうのって!(訴)」

ムキになって訴えるみーちゃん(笑)。


このサプライズに、アリスはとても喜んでくれたそうだ。
無事プロポーズを終えたジョージは、「喜んでもらえたー!」って(自分が)喜んで、ナジモヴァさんにいそいそと報告しに行ったてゆう。かわゆかわゆ。


で、実は後出しなんだけど(え)、初日に手袋を嵌めていたアリスは、2日目から着けなくなった。
つまり、指輪が見えるように変わっていた。

ジョージの愛が、(衣装部さんに)勝ったのである。

……の、かな?(笑)


そう、ジョージの中の人がプロポーズの言葉を相談した、ナジモヴァの中の人せーこちゃん。
彼女は、みーちゃんがはじめて指輪をプレゼントした人である。あ、舞台上の関係でね、オフのことは知らない(当たり前)。
今回も、その過去を踏まえて相談してみたのかどうかは、さだかではないが。

『パラダイスプリンス』の新人公演に、話はさらに戻る。
ハワード@みーちゃんがローズマリー@せーこちゃんにプロポーズして、婚約指輪を贈る……そういう場面があった。

みーちゃんは稽古中に、その指輪を用意した。当然、せーこちゃんにプレゼントするつもりで。
だって、男の子だもんね。(ハワードはおじさんです)

そして箱をパカっと開き、婚約指輪をせーこちゃんに見せた。
「……あのさあ、これ…(照れ)」

せーこちゃんの反応。
「おいくらですかああ?ウフフフ…」

それから、自分の財布を持ってきてパカっと開いた……のだそうだ。

せーこちゃん天然最強。

もちろん支払いはお断り(笑)、いくらだったかも言わなかったそうだが。
だって、せーこちゃんのことだもの。舞台の上でプロポーズした瞬間にこう思われたら嫌だったらしい、ハワードさん的には。

「あ~、○○円の指輪だああ、ウフフフ…」



ヴァレンチノの感想らしい感想を書いてません。
その前に誰鐘の、終わってない(をい)春風弥里お茶会、なのか?も。

誰鐘茶をちまちま書いているうちにヴァレンチノがはじまり、その公演中に震災が起こりました。とてもなにかを書く気にはなれずただ日にちが過ぎていき、やっと千秋楽のことだけ少し書いたけど……舞台語りも、いつか書けたらいいな。
って、ちーとも更新しないのが『強いぞ!』通常営業の体ですけど。ジュンタさんの仕様ですけど。けどけどけど。

震災直後の開催になってしまった、ヴァレンチノDCのみーちゃん茶。
気遣いの中で進められたあのお茶会の様子は、文章ではとてもあらわせません。これからも全部を書くことはしないと思います、無理です。

ちょっとだけ。
ジョージとアリスの(そしてハワードとローズマリーの)、指輪物語を。
新人公演一部の配役が出ました。

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/225/cast.html


主な配役  出演者  新人公演
石田三成  大空 祐飛 愛月 ひかる
茶々/淀  野々 すみ花 瀬音 リサ
疾風  凰稀 かなめ 蒼羽 りく
*~*~*
豊臣秀吉  未沙 のえる 松風 輝
おね(北の政所)/高台院  美穂 圭子 百千 糸
徳川家康  寿 つかさ 天玲 美音
加藤清正  悠未 ひろ 風馬 翔
福島正則  北翔 海莉 澄輝 さやと
加藤嘉明  十輝 いりす *
脇坂安治  春風 弥里 *
平野長泰  鳳翔 大 *
糟屋武則  蓮水 ゆうや *
片桐且元  凪七 瑠海 *
さぎり  純矢 ちとせ 藤咲 えり
市  妃宮 さくら すみれ乃 麗
たつの  すみれ乃 麗 伶美 うらら

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愛ちゃん、2回目の新公主演おめでとうございます。
ありさちゃん、新公初ヒロインおめでとうございます。
りくちゃんが二番手の、かなめちゃんの役。
3人とも93期、同期での配役です。

今回から新公の長が91期。早っ。
愛ちゃんの主演は遅かれ早かれまたあるにせよ、今のところりくちゃんと1回ずつだったので、次の主演は単純にりくちゃんか、長の期のあっきーの可能性もあると思ってました。ぶっちゃけ、今回は無いと思ってた。劇団がりく愛押しでもりく寄り、りくちゃんより先に愛ちゃんの2回目は無い、と。
愛ちゃんが実際に前回の新公主演やみっちゃんバウの大きな役で結果を出していることはありますが、劇団は「結果」で新公配役は決めないでしょう?(え)
なので、驚いた(え)。
愛ちゃんの主演自体には何の疑問も感じないし、愛ちゃんズキのわたしとしては嬉しいのですが、意外な気持ちはあります。最近になって、愛ちゃん押しが強くなってきたような。最初の頃はりくちゃんが抜けてたよね。
でも、かなめちゃんのオリキャラ忍者というのが相当オイシい役の匂いがするので、そのりくちゃんも楽しみだし、2人の絡みがね。もう期待大!わくわく。同期売りって好きよね、わたしもだけど、大抵のヅカファンはね(笑)。

ありさちゃんこそ驚いたかもしれない。ごごごめんなさい。好きですけど。
スカフェで売り出しはあったものの、今まで殆ど、新公さえも役らしい役が付いたことなかったし。前回DCヴァレンチノでジョージ@みーちゃんの秘書で後の妻、アリス役が付いたのが初めてです。
モブで見るとかわいいし、技術に破綻はないし、あとは真ん中の華を初ヒロインでどう見せてくれるかって部分を楽しみにしてます。

あっきーが、みっちゃんの役。
あっきーは心配ないでしょう。七本槍一括り疑惑←って言っても、みっちゃんの役は別だと思ってるし。
最近ますます綺麗になって、芝居も押し出しもよくなりましたよね。(だって昔は…ry)新公残る1回、あっきーの主演が見たいっ。
かけるくんは、前回の誰鐘ラファエルに続いてのともちんの役。
彼は「かけるキャラ」みたいなの(笑)が普段色濃く滲むわりには、芝居となると薄い……というのが正直なところだなあ。リュシアン@みーちゃん役のトラ新公のときも同じことを感じたし、ヴァレンチノで話題だった謎の女役もそうなのですが、台詞を言っちゃうとむしろキャラが立たないんですね。
まだ(実は!)(昨年度当時)研3の下級生だ(った)し、ともちんやみーちゃんって上級生と比べるわけじゃないけど、存在が濃いだけに、濃いからこそ、芝居が足りてない部分が目に付いてしまう結果になるのかもしれない。
逆から言うと、あの学年で「濃い人」という印象が先に来るって、それがもうすごいことなんですよね。大きい役(not身長)が続くというのはそれだけ期待も掛けられてるわけだし、それがぴったり嵌ってくるようになって欲しいと思ってます。

新公ヒロインが2回続いたれーれが、たまみちゃんの役。
今回ご卒業のたまみちゃんなので、それなりに大きい役だと思うのですが、れーれは新公でも上級生非路線系の役は初めてです。新公、バウヒロを経たれーれが、大人の芝居を演ることによって、また変われるんじゃないかなあ。最近のれーれはすごく成長した(偉そうだな)と思ってるので、この役で新たな面を見せて、より成長してくれる(ほんと偉そうだな)のではないかと。
そのれーれの役を、うららちゃん。華やかな美貌が初舞台のときからひときわ輝き(ほんっとーーーに突出して綺麗!)、みっちゃんのパソブで話題になり、前回バウでも大きな役が付いてましたね。
これまでいまひとつ技術的なものがつかめなかったのですが、バウで悪くないと思った。そして、かわいいは正義!美しいは正義!ひとつ心配なのは、れーれの衣装なんて絶対に入らないと思うんだけど(笑)。
男役になろうとしたら背が足りないのだろうか……彼女の美しさもわたし的には男役顔寄りに見えるし、やはり娘役としてはかなり大きいのでね。(注・いくら宙組といっても、男役全員が大きいわけでは決してありません!)(…いや他組より大きい、全体に大きいけどっ)
なんで男役にならなかったんだろ?って不思議な部分があるのですが、それだけ娘役が好き、娘役を演りたい人なのかもしれません。
で、忍者で本役せーこちゃんで新公えりちゃんて、どこのローサって感じですが(笑)。えりちゃんは不思議な人で、かわいこキャラでありながらかっこいい系の女役(←さぎり決め付け)も似合う。むしろ後者のほうが似合うかもしれない。
忍者なえりちゃん、かっこいいだろうなあ。ただこっちは衣装ぶかぶry…かもだけど(笑)。

ももちが美穂さんの役。
上手い人で、新公でも上級生の役はキュートにこなすのに、ルチア@れーれみたいなかわいい役を演るとなぜか貫禄が出てしまうという(笑)。
美穂さんの役なら安心かなあと思ってます。歌があるのだろうか。ももちの歌声は大好物なので楽しみー。
まっぷーが未沙さんの秀吉、てんちゃんがすっしーさんの家康なんだけど、え?悪人なの家康?みたいな(素)。善対悪?(素)(新公配役で決め付けないで!)

なにしろ本公の配役自体が少なすぎて、よく分からないんですけどね。七本槍の残る五本とか、退団のトニカちゃん、りりこちゃんも気になります。
じゅまちゃん、モンチ、みつきくん、りおちゃん、かなこちゃん、ずんちゃん、まりなちゃん……言い出したらきりがない(笑)。娘役はさらに役がなさそうなのですが、俺のエビちゃん、前回バウで好評だったゆみちゃんはどうなるかな。
少しでも役自体が(!)多いことを願っています。ほんと頼むよっ。
人物相関図、出ました。

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/correlation/225.html

なんだこのざっくり感?!


七本槍が枠で囲まれてて、全員が三成を「気に入らない」……。


「敵対」とか「友情」とか、相関図に於ける関係性って普通はそういうものだと思ってました。

「気に入らない」……。………。

わわ、笑うとこなのかな。ははは、ははははははは……。………。

そのうちポスターメンバー以外の写真とかも入ってきて、関係性ももっと詳細が出て、密な相関図になる、、、んだよね?だよねだよね?

この、胸にひろがってゆく七本槍一括り疑惑を拭ってください(笑)。


このままじゃ、気に入らないっ。

宙組集合日。

2011年4月7日 宙組
2011/04/07

宙組 退団者のお知らせ
下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。

(宙組)   
妃宮 さくら
天輝 トニカ
七瀬 りりこ

   2011年8月7日(宙組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団

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たまみちゃん。笑顔がキュートな宙担のアイドル。
太陽族なみーちゃんの相手役だった。最近は大人な濃い芝居を見せてくれていた人。
トニカちゃん。宙ネバセイ初舞台の、思い入れある92期。抜擢だったFANTASISTAのグロビュール、かわいかったー!
かわいいだけじゃなく、舞台もしっかりしてきたのになあ。ただ、(インフルのカサブランカの他にも)Je Chanteでも全休演があったし、体調も関係しているのだろうか……。
りりこちゃん。言わずと知れた宙の、いや宝塚の歌姫。
もったいない、もっとりりこの歌が聞きたい!けど、歌える人だけに外に活躍の場を広げたいのかなあ、とも思う。

退団発表は、いつもせつない。
タカラヅカの舞台で8月7日まで、3人が輝き続けますよう。


配役発表もありました。

役、少なっっ!!(言われ尽くしたことをいまさら)

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宙組
『美しき生涯』-石田三成 永遠(とわ)の愛と義-

主な配役
石田三成  大空 祐飛
茶々/淀  野々 すみ花
疾風  凰稀 かなめ
*~*~*
豊臣秀吉  未沙 のえる
おね(北の政所)/高台院  美穂 圭子
徳川家康  寿 つかさ
加藤清正  悠未 ひろ
福島正則  北翔 海莉
加藤嘉明  十輝 いりす
脇坂安治  春風 弥里
平野長泰  鳳翔 大
糟屋武則  蓮水 ゆうや
片桐且元  凪七 瑠海
さぎり  純矢 ちとせ
市  妃宮 さくら
たつの  すみれ乃 麗

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なんの冗談かというぐらい、役がありません。
上級生も、若手も。名前が出てない人、多すぎだろっ。

かなめちゃんがオリキャラの忍者のようですが。
で、ともちん、みっちゃん、まさこちゃん、みーちゃん、大ちゃん、ちーちゃん、カチャが、「賤ヶ岳の七本槍」と呼ばれる武将グループなんだそうです。

あの。それ。えっと。


……どこのパブロ隊?(素)(いや、ちーカチャはエル・ソルド隊)(そういう問題ではない)
タカラジェンヌの義援金活動には多くの取材が入っていて、各紙やニュースでも報道されました。
その日の夜、Yahoo!トップに出たんですよね。宙組がYahoo!トップ?!ひえええ、みたいな。


デイリースポーツ
http://www.daily.co.jp/newsflash/2011/04/02/0003916582.shtml

毎日jp
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110402k0000e040067000c.html

asahi.com
http://www.asahi.com/culture/update/0402/OSK201104020048.html

47NEWS
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011040201000399.html

サンスポ
http://www.sanspo.com/geino/news/110402/gne1104021439000-n1.htm

スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110402-OHT1T00154.htm

スポニチAnnex
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/04/03/kiji/K20110403000554520.html

日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20110402-755962.html

Searchina
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?d=0402&f=national_0402_110.shtml&y=2011


宝塚公式HP
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/28dc3b940c3710c2b45adc21522f86ef.html


報道スペースは、生徒さんたちの下手側でした。
募金のときは、下手からせーこちゃん、れなちゃん、みーちゃんの並びで、中でも(いちばん左の)募金箱の目の前だったこともあってか、あちこちでやたら大きく写っていたみーちゃん(笑)。

http://www.daily.co.jp/newsflash/2011/04/02/p4_0003916582.shtml

http://www.daily.co.jp/newsflash/2011/04/02/p5_0003916582.shtml

いい笑顔だ(笑)。

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