このミニトーク、あおいちゃんがすごくいい仕事してたと思う。それぞれに話を振って、その中に自分が見たエピソードを付け加えていって。それで話をきっちり進めてくれるんですよね。
主演の凰稀さんが「オレがオレが!」って喋るタイプではなく、むしろボケ?(笑)いやほわんほわんとしててかわいいのーー。横でみーちーがきゃいきゃい騒ぎ、ちやちゃんで落ち、みたいな(笑)。ゆうりちゃんはなんせゲルダ大人気なので(笑)でも横からはさすがに入ってこられなくて、そんな話題を恥ずかしそうに聞いていて。
この皆をまとめてくれたのが、あおいちゃんというかね。出ばることなく、だけどいろいろ話をつないでくれて、よい司会っぷりだったのではないかと。

では、それぞれの役づくり……って今までのも含めてだけど、完全にわたしフィルター通ってます!話も相当飛んでると思うし、その言葉は全部、ニュアンスで捉えていただけますでしょうか。
捏造、とは言わない(おい)。でも、記憶とメモ書きを辿ったものでしかありません。言い回しは事実とは違います、あくまでもニュアンスです。
そんないい加減な自分メモでもよろしかったら、お読みくださいませ。


役づくりについて。
ゲルダの次に、アンリ@ちーちゃん。

アンリさんは実在したフランスの写真家で、最近まで生きていらっしゃったんだそうです。wiki先生によると、1908年生-2004年没。
20世紀を代表する写真家でありながら、ご自分が写真を撮られるのが大嫌いだったとか。

ちー「若い頃の写真が残ってなくて、なかなか資料がなかったんです。
だから、髪型とか化粧をどうしようかと悩みました。
でも、なんか背がヒョロっと高い人だったらしく、そこからイメージして作ってみようかと」

アンリのビジュアル、すっごい綺麗でしたよねーー!
金髪に、不思議なウェーブがかかっていて。娘役さんが髪型作るときみたいな、凝ったまきまきヘアなの。何度もオペラでピンどったけど、仕組みが解明できなかった。
もちろんちーちゃんが醸しだす雰囲気あってこそなのですが、生粋のパリジャンで芸術家肌な、洒落たビジュアルでした。
カフェで新聞を読んでるところなんか、ほんと粋で。
「背がヒョロっと高い」から、あそこまで作りあげたんですねー。

ちー「わたしも個人的にカメラが好きなんです」
あおい「ね、彼女は舞台稽古のときにも、花道からずっと皆の舞台姿を本格的な一眼レフのカメラに収めてくれたんですよ」
ちー「あれは楽しかったですね、皆がすごくいい表情をしてるから。
あと舞台でも振りで写真を撮るので、あのカメラにフィルムは入ってないんですけど、ほんとうに写真を撮ってるときみたいにファインダーを覗いて、ちゃんと皆がいい表情をしてるときを狙ってるんです」

これがファンの間で話題になったわけですよ!
ほんとにフィルム入れて撮って!その写真、売って!

ちー「大好きなカメラを持つ役に出会えてしあわせです」
あおい「撮られるのも好きよね?」
ちー「わたし、撮られるのはあんまり好きじゃないんですよ(苦笑)」
あおい「そうなの?じゃあ、役にぴったりですね(笑)」
ちー「皆で集合して写真撮るときって、どうしても変な顔しちゃうんです」

あ、いますね、そゆ人^^


1人飛ばして(なぜ)、ピカソ@ちやちゃん。
もちろん、かの有名なパブロ・ピカソさんです。

ちや「最初は見た目が……あのう、皆さまもよくご存知の通り……実際のピカソさんは髪の毛が…、、、なかったんですね(笑)」

それをちやちゃんは、どうしてもやりたい!と思ったらしいです(笑)。
ピカソと言えば!まず、髪が、、、だろ!役に成りきりたい!と。

ちや「先生に聞く前に床山さんに行って、あのう、髪の毛なんですけど…(手で頭をつるん!)って。
それならこういうふうにできる、ああしたらいいって、いろいろ相談して。
よし、できる!じゃあ先生に言ってみよう!」
それで、原田先生に相談にいったところ。

泣きそうな声で、原田くんは言ったそうです。

原田「お願いですっ出落ちになるからやめてくださいっ」

今の鬘型はアフロ。の、つぶれた感じ?ピカソさんは常にベレー帽をかぶってたけど、横からもなんとなく分かりましたよね。

ちや「最初はかなり大きいアフロで、それから大阪のおばちゃんになって(笑)、試行錯誤して今の髪型に落ち着きました」

そこに、嬉しそーうに入ってきた人がいました。
みーちゃん。
そう、みーちゃんは気づいてしまったんですね。

みー「(うふふふ)ゲルダと帽子が被るう!(←すっごい嬉しそう)」

あ。言われてみれば(笑)。

ピカソは1幕で、えんじのベレー帽をかぶっています。
ゲルダは2幕で、えんじのベレー帽をかぶっています。

なので芝居なかでは被らないんだけど、このトークのときは(つまりフィナーレでは)、ピカソとゲルダ、ベレー帽丸被り。

ちー「今日は幻の競演ですか(にやにや)」
みー「次の公演から(フィナーレの2人を)見られないーー!(うふふふ)」

なんなんだこの2人。
かわゆ^^

あおいちゃんは、ちやちゃんが足もとにもこだわって稽古の間じゅう靴探しをしていたことや、これは稽古場レポでも出たけど、ピカソの絵を「りか画伯がキュビズム的に描いてくれて」稽古のときはそれを使っていたことも話してくれました。


で、その、りか画伯こと?キャパ(アンドレ)@凰稀さん。

かなめ「私のこだわり。ひとつは、ふさふさ眉毛ね(笑)。
もうひとつのこだわりは髪の毛で、実在のロバートさんはすごい短いんです」

凰稀さん、すごい短髪にされてましたよね。真っ黒で。
またそれがかっこいいんだけどねーー!
でも、髪の毛ってすぐ伸びてきちゃうから、横はご自分で切ってたんだそうです。

かなめ「それが、ここ(と、左横髪に手)を切りすぎちゃって。
舞台では(固めるから)平気だけど、普段はちょっと一円ハゲみたいになっちゃってるの(笑)」

え。ハゲ、て(笑)。

かなめ「実際にアンドレさんの映像を見たときに、どうしよう!眉毛がつながってる!って。
ほぼつながってるんです、これぐらいしか間がなくて(と眉毛の間に指)、ふさふさで(笑)。
でも、この舞台でロバート・キャパという人物をリアルにお伝えしたいと思い、お化粧や髪型にも細かくこだわりました」

凰稀さんのふさふさに描いた眉毛や真っ黒な短髪には、リアルに実在のキャパに近づきたいという、強い思いがこめられていたようです。

かなめ「あのね、今、オペラで見るとほんと眉毛ふさふさ(笑)」

そこにまた、嬉しそうーに入ってきた人がいました。

みー「(うふふふ)皆、見てるう!(←すっごい嬉しそう)」

みーちゃん。たしかに。
わたしもこのとき、凰稀さんの眉毛、オペラでとっちゃってたもん。

一斉にオペラ上がって、舞台から見たらおもしろかったんだろうな、よほど(笑)。
『ロバート・キャパ 魂の記録』ミニトークショー・その3、です(いまごろ←)
今度は、みーちゃんとちーちゃん。
みーちゃんとチーちゃん、ではなく(それは同じ人)、みーちゃんとちーちゃんね。

このミニトークってなぜか、みーちー並びだったんですよね。
上手から、ちやちゃん、ゆうりちゃん、凰稀さん、みーちゃん、ちーちゃん。最下手に司会の、あおいちゃん。
主演2人がセンターで他が普通に香盤順だとしたら、絶対にみーちーは離れるはずなのに。なんのサービスなのか。

いやああああん!

は、置いといて。
まずはそれぞれの役づくりを。最初は下級生のゲルダ@ゆうりちゃんから。

ゆうりちゃんは、ゲルダを「芯の強い、大人っぽい女性として演じたい」ということを言っていました。
ゲルダはジャーナリストという職業を持ち、またアンドレ(キャパ)@凰稀さんとはビジネスパートナーであり、でも恋に落ちるという、自立した部分と女性である部分の両面を求められる役です。

緊張していたのもあると思いますが言葉を選んでゆっくりと慎重に、その中で自分の考えをしっかり喋る人、という印象を受けました。
クラシコのミーナでの新公トークとは全然違って見えた。あのときは「素顔はまんまミーナちゃんなんだ!」っていうほわほわさんに感じたけど、普段からそのときの役に染まるタイプなのかな。
まあこの質問は聞かれる前提で考えていて、慎重にしっかり喋れたというのもあると思います(笑)。こうやってそれぞれに話を振られてるときはともかく、場がフリーダムになったら、ゆうりちゃん入れないしねさすがにこんな上級生ずらっと並んだ中では。

そして最後に、ゆうり「千秋楽までゲルダとして生きられるよう、ゲルダを愛したいと思います!」
あおい「どうですか相手役の…」
ちー「いきなりきましたね(笑)」

まじいきなりきましたね(笑)。
いきなり振られた凰稀さん、驚いて目がまん丸。「ほえ?わたし?」みたいな。
下級生からだと思って、油断してたでしょ(笑)。
でも、出てきた言葉は!

かなめ「(笑顔)毎日、愛を深めたいと思います」
しれっと言っちゃいましたねこの天然タラシ(褒めてます)。だけど、こうも言ったの。

かなめ「……いつ彼女と恋に落ちたんだろう?って、多分皆さん不思議だと思うんですけど…」

ええ!不思議ですっ(真剣)。そのあたりって特に描かれてないんだもん(笑)。

かなめ「(笑顔)出会ったときからです」
しれっと言っちゃいましたねこの天然タラシ(二回目)。こういう台詞、似合うわあ凰稀さんてほんと。

しかし、突如ここに入り込んできた、アホたちがいたのです←

みー「駅のところおおお!ねっ、夕陽を見ながら歌ううううぅぅ!あそこおおお!(はあと)」
ちー「そうそうぅぅぅ!あそこおおお!(はあと)」
急に盛り上がりだしたアホの子2人に、凰稀さんにやり。
かなめ「袖で皆、歌ってるんでしょ(笑)」

どうやら駅、アンドレとゲルダの別れの場面ね、その袖では皆がアンドレとゲルダに成りきって、一緒に歌っているようなのですが(笑)。

みーちー、騒ぐ騒ぐ!
目をきらきらさせながらきゃいきゃいきゃいきゃいうるさいよそこの2人!誰だよこの2人を並びにしたのは!うっさい!

みー「駅の場面、袖で皆、盛り上がってるんですう!」
ちー「そうなんですう!それぞれがカップルになってええ!」
みー「それで気が付いたら、手とかつないじゃってえええ!」

とか言って。

みーちーは。

アンドレとゲルダ、に成りきって。


ガシっ。

公衆の面前で、お手手つないだ。


……(ごご、ごっ)(ジュンタさん客席で吐砂)

誰だよこの2人を並びにしたのは!

GJ!


みーちゃんとちーちゃんでお手手つないで、アンドレとゲルダごっこ。
だと?

……(パタリ)


みー「どっちが演りたいかって揉める(笑)」
ちや「だいたいゲルダ役を、皆さんお好みのようで(笑)」
うんうん頷く、みーちー。


えっ揉めてるの、みーちゃんとちーちゃん袖で揉めてるの?
アンドレとゲルダごっこで揉めてるのっ。

みー「わたしがゲルダ!」
ちー「わたしっ!」
みー「わたしよっ!」
ちー「わたしが演るのっ!」
みたいな?

いやあんいやああんいやあああああん!!いやああああああ、あ、あ、ああ………


…失礼、取り乱しました。

と、ここで真顔のひと言が。
かなめ「わたしも演りたい(素)」
客席の爆笑に被せるように、さらに真顔のひと言が。
ちや「わたしも演りたい(素)」

(笑)(笑)
ゲルダ、大人気。
ということで、ゆうりちゃんの役づくり談は、結局ちやちゃんがいちばん美味しいところを持っていった、みたいな←


さて。
客席で砂まで吐いたジュンタさんですが。その後、みーちーのアンドレとゲルダごっこについて考察してみましたところ。

駅……でしょ。次の出番から考えると、2人が同じ袖にいるはずないんだわ。

その次って、ちーちゃんは上手の花道出、みーちゃんは下手出じゃん。


騙 さ れ た っ!!

いや、わたしが勝手に先走った?

……いや。
むしろ「夢をありがとうっ」、と。
言うべき?


もし、みーちゃんが誰かと「アンドレとゲルダごっこ」を演っているとする、ならば。
次の出番から判断したら。

それは汝鳥さんと、になる筈です。


^^^^^^
それしか相手はいない。


濃いな(笑)。もしくは、かけるね(え)。
いったいいつの話なんだって感じですが、2月16日です(おーい)。
青年館で行われた『ロバート・キャパ 魂の記録』ミニトークショー。

出演は、凰稀さん、ちやちゃん、みーちゃん、ちーちゃん、ゆうりちゃんの5名。司会は、あおいちゃん。
最初にそれぞれの役づくりを。それから舞台でのエピソードを。そしてお楽しみ抽選会。最後に凰稀さんの締めのご挨拶。という流れだったのですが。

なぜか「チーちゃん」のことしか書いてません←
「チーちゃん@『ロバート・キャパ 魂の記録』ミニトークショー・その1」http://juntan.diarynote.jp/201202180014048184/
これ、お楽しみ抽選会の中のひとコマでしかなく、役づくりなんも関係ないよ!トークショーのレポでもなんでもないよ!
……だって書きたかったんだもん←

では、チーちゃんに続いてゆうこちゃん!
相変わらずレポ機能ゼロでお届けしてます『強いぞ!』です。
……だっておもしろかったんだもん←

でも、字で伝わるとは思えないな、はははは(そんなことなら書かないで!)


それは、トークの後半に出たお話でした。それぞれのが自分の役づくりを語ったあと、あおいちゃんが全員に、舞台でのエピソードを聞いたのですね。
あおい「なにか舞台でのエピソードはありましたか?」

全員「………。……」
お願い誰かなにか言って!(笑)

みー「……コケたりしてないよね?」
沈黙の中で、みーちゃんが口を開きました。
あの舞台は八百屋で、ちょっと斜めってましたよね。
いやコケてた人いたってば(笑)。そう言うみーちゃんもコケかけたのわたし見たってば(笑)。
みーちゃんは「(青年館では、まだ誰も)コケたりしてないよね?」って意味で言ったと思うのですが、このミニトークは青年館2日目のヒルです、はい。まだ2回しか演ってないだろ!

あおい「バウホールがはじまった頃には下級生が何人か転がったり(笑)、八百屋舞台に慣れないうちは負傷した人も多少いましたよね」

皆がうんうん頷いているところで突然、凰稀さんが「あ!思い出した!」って感じでほんとうに突然(笑)叫ばれたのです。

かなめ「……ゆうこちゃん!」

ほややややん、っていう、その切り出しかた。すっごい、いい間だったわー、凰稀さんあれは天然ですか計算ですか(笑)。もう!かわいいったら。

しかし。あまりにも唐突に出てきたその名前に、客席は一瞬、誰?みたいな。
ゆうこちゃん。95期、朝央れん君。ゲルダと同期です。特徴、デカい!
男役として大変に恵まれたガタイをしていて、宙組の中でもその大きさは目立ちます、長身なだけではなくガタイがいいのね。
中高ロケットなんかセンターでほんと目立つんだけど、あまりにもガタイに恵まれているためかわゆなロケットのお衣装は大抵、似合いません(酷い)。でも、センター←

ついでに言うと、(大変失礼ながら!)「ゆうこちゃん」という姫な呼び名も、あまり似合わないのではないか思われます(おーい)というぐらい、見た目に男らしい人なのです。
ゆうこちゃん。え。誰。ああ、朝央君だ。
客席に、こんな微妙な間ができたのは事実だと思うのよ(笑)。


舞台は、マドリッド北駅。
旅立つアンドレ、残るゲルダ。
離れていても、心はいつも一緒。
恋人同士の、せつない別れの場面。

駅には、アンドレとゲルダだけではなく様々な別れがあり、つまり下級生たちによるモブ芝居が見られるのですが。

舞台稽古は、ビデオが入るわけです。そして、皆でそのビデオを見ながら反省会をやっていて。そこに映っていたのは。

かなめ「駅の場面で、ゆうこちゃんがタタタタって来て、いきなりズテっ!って(笑)」

ゆうこちゃん!

かなめ「お?って思ったんですよ。そしたら、痛え痛え!とか、ちゃんと(男役で)お芝居してて(笑)」

ゆうこちゃんっ!!

なにそれ朝央君、かわいすぎる!!!

そのときトークの出演者が一斉に「ああ(笑)」って思い出し笑いをしてたので、きっとそのビデオ見たときに皆で爆笑したんじゃないかなあ。
微笑ましい、かわいい下級生っていう感じで皆の顔がほころんだのが、なんともいえずいとおしかった。
コケちゃったけど一生懸命お芝居するゆうこちゃんも、それを温かく見守る上級生たちも同期のゲルダ(笑)も。
皆、大好き!って、とてもいとおしくて。

それを、
ちー「八百屋って、走ると加速しますよねー」
あおい「公演残ってますから、それぞれが気をつけましょう!」
みたいに補って、締めました。以上、公演エピソードの部、終了。

と、いうことで。
『ロバート・キャパ 魂の記録』に於ける 公 演 エピソード、は。

「ゆうこちゃん」のお話オンリーで終結してしまったのでした。

ゆうこちゃんっ!!!

まじ美味しいな(笑)。


そう。舞台は、マドリッド北駅。
離れていても、心はいつも一緒。
ここには、様々な別れがある。

朝央君はその中で、まず一人。誰もいない舞台に先陣を切って一人であらわれ、恋人の姿を探すのです。
下級生一人一人に場があたえられている中で、ここは朝央君の見せ場でもあるのです。

ゆうこちゃん、一人の。


このミニトークのあとの公演は、一人舞台にあらわれたゆうこちゃんがズテっ!とコケて、「痛え痛え!」って小芝居をしているさまが自然と浮かび上がってきて、客席でにまにましてしまうジュンタさんだったのでした。いいのか←

いや、だけどほんとあれですごい組ファンからの認知度が上がったと思うの(笑)。

ゆうこちゃんっっ^^
2012年2月20日。
『ロバート・キャパ 魂の記録』、青年館千秋楽。

みーちゃんとちーちゃんは一緒に、青年館の楽屋から出てきました。

みーちゃんの、宙組ほんとうに最後の、楽屋出です。


みーちゃんが一歩先を歩いて……って言うか、ちーちゃんは意図的に(笑)みーちゃんの後ろへ後ろへ回ったんだと思うのですが。

先を行くみーちゃんの背中に向かって、ちーちゃんはものすごくデカい声で、いきなり叫びました。

ちー「みーちゃんっっ!!!」

みー「うわ゛あああっ!」

みーちゃんはギクーーーっ!として振り返りました。
あたかもコントのように(笑)。いや本気で驚いてたんだろうけど…リアクション、激しすぎ!
さすがなんにでも「激しい」人だけのことはあります。

ちー「みーちゃんの門出を祝してっ!」

ここでちーちゃんは隠し持っていた扇子を取り出し、さっと広げました。
ふたつの扇子には、いっこずつに「春」、「風」、と大きく書かれています。

ちー「三三七拍子ーーー!はじめっ!!ぴっぴっぴっ!ぴっぴっぴっ!ぴっぴっぴっぴっぴっぴっぴっ!」

あ、ちーちゃんは別に笛を吹いていたわけではありません。
口で言ってました、「ぴっぴっぴっ!」って(笑)。

ちーちゃんの先導で、楽屋口前にいたファンの皆から、ファン会の人もそうじゃない人もそこにいた皆から、三三七拍子がみーちゃんに贈られました。
ちーちゃんは「ぴっぴっ」言いながら、ひらひらと扇子を振りかざして踊ってました。アホかわ(笑)。

みーちゃんはぴょんぴょん跳ねて喜んで、最後はちーちゃんに飛びついていきました。びば88期!
三三七拍子を無事に終えたちーちゃんは、みーちゃんの背中越しに、手にした扇子を高く掲げてビシっ!とポーズを決めてくれました。

ええ。左手には「春」の扇子を。右手には「風」の扇子を。
どうやらちーちゃんは自分から見て「春風」となるように扇子を持ってしまったらしく、みーちゃんの頭上にはこんな文字が、燦然と輝いていたのです。

「風 春」

誰(笑)。


みー「ありがとうございます!がんばります!」

そこへ、凰稀さんが楽屋から出てこられました。いや、実はそのちょっと前に出て、このパフォーマンスを片隅で見守ってくださっていたようです。

三三七拍子で皆の祝福を受けたみーちゃんに向かって、凰稀さんが大きく両手を広げてくれました。
そんな凰稀さんに向かって、みーちゃんも大きく両手を広げながら、ガガガガっっ!って駆け寄っていきました。
まるで、仔犬のように。ぶんぶんしっぽ振りながら。

デカい仔犬だけどな。


みーちゃんが凰稀さんの腕の中に飛び込んで、二人はガシっ!って抱き合いました。固く、強く。
アンドレとチーキは、永遠の友。
この公演で培われた二人の絆ってすっごいステキだな、って思いました。


「かなめさん、離れていても心はいつも一緒です!千秋楽おめでとうございました!」
凰稀さんのファン会のかたたちの掛け声です。アンドレとゲルダ。
それに投げkissで応える凰稀さん。もう楽屋口前は、悲鳴の渦です(笑)。

凰稀さんは、みーちゃんとちーちゃんにもにっこりと笑顔を向けて、熱いガッツポーズを。
みーちゃんとちーちゃんも、それに応えて笑顔で熱くガッツポーズを。
すべてを終えた男たちの、すがすがしいまでのこの達成感。
男の友情ってすっごいかっこいいな、って思いました。

あ、女の子か。


みーちゃんは「全部やった中で、今日(の公演)がいちばん大好きです!」って。
で、「なんにも宙組に思い残すことはありま……、、、ん?」
あれ?ちょっと言葉のチョイスを間違っちゃったみたいです(笑)。

みー「って、淋しいですよ!(大慌て)淋しいですけど……今日の舞台は思いきりできたので、ほんとうに悔いはありません!」って。

ほんとうに悔いのないであろう、自分の全力を使ってやり遂げたすばらしい舞台だったと、わたしは思っています。
そして、あの場にいた全員が同じことを思っていたと、わたしは信じています。

今の最大限のみーちゃんを、宙組集大成となるみーちゃんを、魅せてもらったと。

その舞台をわたしたちに再認識させてくれるような、自信と誇りに満ちた華やかな、だけど穏やかな顔での、宙組最後の楽屋出でした。


すんんんごい、力入ってたけどね、その舞台。ってやつは(笑)。

そんなところがとってもみーちゃんで、そんなところもまた、とっても好き、かもしれません。
どさくさにまぎれてちょっとコクりました失礼。


「花組に行っても、ずっとみーちゃんについていきます!」
みーちゃんのファン会のかたたちの掛け声です。

みーちゃんの答えはもちろん!
「ついてきてください!」

あ、「大好き!」とも叫んでました。
珍しいな(笑)。


わたしも大好き!みーちゃん大好き!

この日観た宙組最大限のみーちゃんは、それを糧にして、これから花組でもっともっと大きくなるのです。予言むしろ断言。

あ、これ以上、横には大きくならなくていいと思います^^


ところで、ジュンタさんはリアル世界には存在しない人なので、いったいこの光景をどこで見ていたのでしょうね。
ファン会とギャラリーでぎゅうぎゅうだった、さらに表の道路にも人がはみ出していた千秋楽の青年館楽屋口前の、どこかにひっそりと佇んでいたのだ、と思ってください。たとえば、自販機の裏とかね。
花組 全国ツアー公演『長い春の果てに』主な配役 決定(2012/03/19)

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/275/cast.html

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で、19日に発表された、全国ツアー『長い春の果てに』主な配役。
自分用に、初演月組と配役比較。なんか最近こんなことばっかやってる気がするけど←

わたしがなににいちばん反応したかって、ブリス@だいもんです。いやあだいもんよかったねーーーっっ^^^^^^
やまとゆうがマニアがやまとゆうがの役を演るってもう、ものすごいどりぃむ、わたしテキには(笑)。
当然ちゃ当然ですが、フローレンスもナタリーも今回は娘役でしたね。だよね。

一応、中日も挙げたけど、このときの別チームってバウワークショップだから、殆ど配役に変更はないんですよね。

てゆか。あの。

……これ10年前なんだっけ?


そんなに経つのか…(がっくり)

そう。やまとゆうがに憧れていた、一人のいたいけな少女。当時、音校生だった彼女が、10年のときを経て、いまっ……!(そこでなぜまただいもん←)

♪エーデルワーーイス(ちゃっちゃ)エーデルワーーーイス(ちゃっちゃ)(いや今回はカノンだから)


では、いきます。例によって並べただけだよ(笑)。

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【全国ツアー】
花組
『長い春の果てに』
『カノン』-Our Melody-
公演期間:2012年4月28日(土)~5月27日(日)

主な配役  出演者  ’12花全ツ (’02月本公・新公/’03月中日)
ステファン  蘭寿 とむ (紫吹 淳・月船 さらら/紫吹 淳)
エヴァ  蘭乃 はな (映美 くらら・紫城 るい/映美 くらら)
クロード  壮 一帆 (湖月 わたる・北翔 海莉/湖月 わたる)
*~*~*
ジョルジュ  高翔 みず希 (星原 美沙緒・研 ルイス/星原 美沙緒)
ナタリー  桜 一花 (汐風 幸・城咲 あい/汐風 幸)
イボンヌ  花野 じゅりあ (夏河 ゆら・芽夢 ちさと/夏河 ゆら)
アルノー  朝夏 まなと (霧矢 大夢・彩那 音/霧矢 大夢)
フローレンス  華耀 きらり (大空 祐飛・椎名 葵/大空 祐飛)
ヴァール  月央 和沙 (北翔 海莉・龍 真咲/真野 すがた)
ブリス  望海 風斗 (大和 悠河・青樹 泉/大和 悠河)
マドレーヌ  芽吹 幸奈 (美々 杏里・花城 アリア/美々 杏里)
スザンヌ  遼 かぐら (美原 志帆・宝生 ルミ/美原 志帆)
エマニエル  花蝶 しほ (花瀬 みずか・憧花 ゆりの/花瀬 みずか)
ジャン  芹香 斗亜 (汐美 真帆・楠 恵華/汐美 真帆)
ピエール  大河 凜 (月船 さらら・真野 すがた/一色 瑠加)
シモーヌ  仙名 彩世 (紫城 るい・天野 ほたる/紫城 るい)

新生花組始動。

2012年3月19日 花組
夏美前組長、専科へのご移動おめでとうございます。
高翔前副組長、花組組長ご就任おめでとうございます。

2012年3月19日、高翔新組長の下、新生花組が始動しました。
そして全国ツアーの主な配役と、次回花組本公演の出演者が発表されたわけですが。

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花組 宝塚大劇場公演・東京宝塚劇場公演『サン=テグジュペリ/CONGA!!』出演者 決定(2012/03/19)

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/280/perform.html


【宝塚大劇場】
花組
『サン=テグジュペリ』-「星の王子さま」になった操縦士(パイロット)-
『CONGA(コンガ)!!』
公演期間:2012年7月27日(金)~8月27日(月)

※出演予定※
花組  高翔 みず希  悠真 倫  蘭寿 とむ  壮 一帆  愛音 羽麗
桜 一花  華形 ひかる  紫峰 七海  花野 じゅりあ  初姫 さあや
春風 弥里  夕霧 らい  華耀 きらり  月央 和沙  望海 風斗
彩城 レア  芽吹 幸奈  梅咲 衣舞  瀬戸 かずや  冴月 瑠那
遼 かぐら  鳳 真由  白姫 あかり  輝良 まさと  花蝶 しほ
春花 きらら  蘭乃 はな  鞠花 ゆめ  天真 みちる  日高 大地
銀華 水  神房 佳希  芹香 斗亜  菜那 くらら  真輝 いづみ
大河 凜  桜帆 ゆかり  桜咲 彩花  航琉 ひびき  凪咲 星南
美花 梨乃  花奈 澪  仙名 彩世  和海 しょう  華雅 りりか
羽立 光来  舞月 なぎさ  新菜 かほ  夢花 らん  紗愛 せいら
冴華 りおな  実咲 凜音  水美 舞斗  柚香 光  真鳳 つぐみ
愛羽 ふぶき  美蘭 レンナ  こと華 千乃  雪華 さくら  乙羽 映見
優波 慧  蘭舞 ゆう  朝月 希和  更紗 那知  桜舞 しおん
千幸 あき  矢吹 世奈  春妃 うらら  紅羽 真希  綺城 ひか理
雛 リリカ  碧宮 るか

専科  汝鳥 伶

※芹香 斗亜は4月2日付で花組へ組替えとなります。
※華雅 りりかは4月1日付で花組へ組替えとなります。

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うわあ花組生の中にみーちゃんがいるよ!(だからもう花組生だよ!)
前はなにかの発表のたびにくっついてた、
>※春風 弥里は2月21日付で花組へ組替えとなります。
も、いつの間にかなくなってるよ!(だからもう花組生だよ!)

花組のみーちゃん、をまだ見てない以上、やはりいまひとつ実感は湧かないけど。
でも。この中でやっていくんだなあって、そんなみーちゃんをこれから見ていくんだなあって。それがだんだんふつうのこと、として受け止められるようになってきた。かな。

てゆか。
クラシコ→キャパ→道行→サンテグジュペリ

汝鳥さんとみーちゃん!
ずーーーっと一緒(笑)。これって(笑)。

さすが楽屋の将棋仲間だけに……(そんな事実はない)(捏造しないで!)


昨日は花組東宝公演、千秋楽おめでとうございました。
とみぃ、みずぽん、あーさー、ゆゆちゃん、めいちゃん、いまっち、ひめかちゃん、ご卒業おめでとうございます。

みんな綺麗だったなあ。

朝から晩まで日比谷に張り付いていたワタクシでしたが(ほんとに1日中いたな←)、どう考えても公演観てる時間より人と喋ってる時間のほうが長かっただろう!みたいなとんでもないことになってしまい……(少しは自重して!)


タカラヅカはひとつ。
と、あらためて(ファン側から)思えた、しあわせな1日でした。

うん。タカラヅカはひとつ^^
花組 宝塚バウホール公演/東京特別公演『近松・恋の道行』主な配役 決定(2012/03/18)

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/276/cast.html


【宝塚バウホール】
花組
『近松・恋の道行』
公演期間:2012年5月3日(木)~5月14日(月)

主な配役  出演者
一つ屋嘉平次(松屋町の茶碗屋『一つ屋』の跡取り息子)  愛音 羽麗
柏屋さが(嘉平次と相思相愛の『柏屋』の見世女郎)  実咲 凜音
*~*~*
一つ屋五兵衛(嘉平次の父親)  汝鳥 伶
お香(『柏屋』の遣り手、元『天満屋』の遊女)  光 あけみ
近松門左衛門(当代一の人気を誇る浄瑠璃作家)  夏美 よう
竹田出雲(竹本座の座本兼浄瑠璃作者)  悠真 倫
早水清吉(忠清)(小間物の行商人、赤穂浅野家家臣・原家に代々仕えた足軽の息子)  華形 ひかる
寺坂吉右衛門(赤穂浪士の生き残りとして、遺族の援助に尽くす)  紫峰 七海
ふさ(塩町に嫁いだ嘉平次の姉)  初姫 さあや
杉森鯉助(近松景鯉)(浄瑠璃作家を目指す近松門左衛門の二男)  春風 弥里
印伝屋長作(嘉平次から金をだまし取る性悪の商人)  瀬戸 かずや
幾松(目の不自由な嘉平次の弟、きはを秘かに慕っている)  鳳 真由
小弁(喜世)(さがの妹女郎、浅野家家臣・原惣右衛門の妾の娘)  桜咲 彩花
きは(嘉平次の許嫁)  華雅 りりか
徳兵衛(浄瑠璃人形)(『曽根崎心中』の主人公、醤油問屋平野屋の手代)  柚香 光
お初 (浄瑠璃人形)(『曽根崎心中』の主人公、天満屋の見世女郎)  乙羽 映見

---------------------------------------------------------------------------------------------

……はっちさん、タイトルロール?(素)


は、おいといて。

えと。

・一つ屋嘉平次@みわさんが、茶碗屋の跡取り息子さん。見世女郎の柏屋さが@みりおんちゃんと相思相愛。
・みわさんのパパが、一つ屋五兵衛@汝鳥さん。嫁いだお姉ちゃんが、ふさ@さあやちゃん。
・目の不自由な弟が幾松@まよちゃんで、みわさんの許婚きは@りりかちゃんを秘かに慕っている。

・みわさんの友人、でもお金をだまし取る性悪の商人が、印伝屋長作@あきらくん。

・早水清吉(忠清)@みつるくんは小間物の行商人で、赤穂浅野家家臣に代々仕えた足軽の息子。
・みつるくんと恋仲で、みりおんちゃんの妹女郎で、浅野家家臣の妾の娘なのが(ややこし)、小弁(喜世)@べーちゃん。

・赤穂浪士の生き残りとして遺族を援助している、寺坂吉右衛門@ふみかちゃん。
・みりおんちゃん、べーちゃんの働く『柏屋』の遣り手、お香@光さん。

ここまでが物語の中の人、かな。


・『曽根崎心中』の主人公、徳兵衛@かれーちゃん、お初 @えみちゃん。

この二人が浄瑠璃人形担当ー。


で。

・当代一の人気を誇る浄瑠璃作家、近松門左衛門@はっちさん。
・その二男で浄瑠璃作家を目指す、杉森鯉助(近松景鯉)@みーちゃん。
・座本兼浄瑠璃作者の、竹田出雲@まりんさん。

この三人が、物語を外から語るひと……ストーリーテラーっぽいんだけど。

えと。

えーと。

前回宙バウで、汝鳥さんとユニットを組んでいたはるかぜさん、ですが。
今回花バウでは、はっち・ まりん・みーという新ユニット誕生…になる。ような?(笑)(笑わなくていい)

えっヒゲ部?みーちゃん、ヒゲ部入部?(二男だから!)(若いんだって!)(…たぶん)


解説頁http://kageki.hankyu.co.jp/revue/276/index.shtmlにあるように
>近松門左衛門の「生玉心中」「曽根崎心中」などを中心に構成した、正統派日本物作品。
なわけだから、近松側…浄瑠璃作家側は、語り部の役割になるのではないかという印象なんだけど、どうなんだろう。
悪い言いかたすると、本筋ではない(え)(笑)
良いほうに考えると、逆にすごくおいしい(の、かも?)(ん?)


そう、これはアラテのルイジ・ルキーニなのかもしれない。
杉森鯉助!(……名前がかっこ悪い←)
彼こそが、物語をつくりだした男。

彼の手首には、手錠。もちろんしましま(注・当然、横縞)のお着物。
狂気の宿ったその目で、手錠をひきちぎりながら叫ぶがいい!「エリィィザベイト!」(出てないから)
この物語の全ては、狂った彼の見た幻なのだろうか(もういいから)
心中とは、ルキーニが二人に向けた脇差し…それを、さがが自らの手で…(全然おもしろくない)



真顔で。
景子たん。

広げた風呂敷は、畳んで欲しいのです。

こゆふたつの世界とか(みっつの世界とか)、みたいなの。
景子たんのやっちまいました^^が、恐い。かも、しれない。ですね(笑顔)。
(景子たん好き、でもそのあたりは意外と信用してないかも←)
じゃあ宙組創設以来の(笑)新公主演、ヒロインを書き出してみようと。いちばん歴史短い組だし、まあ簡単に終わる……かと思ったら、そうでもなかった(笑)。
(それを書いてどうするのか)(うーん、書いてみたかっただけ←)

☆☆☆

役名/本役・新公
になります。ふう。


’98 エクスカリバー
ジェイムズ/姿月 あさと・夢輝 のあ
ロザライン/花總 まり・南城 ひかり

’98~’99 エリザベート
トート/姿月 あさと・夢輝 のあ
エリザベート/花總 まり・南城 ひかり(東宝・南城 ひかり/久路 あかり)

’99 激情
ドン・ホセ/姿月 あさと・久遠 麻耶
カルメン/花總 まり・南城 ひかり

’00 砂漠の黒薔薇
アリーシャ王子/黒薔薇/姿月 あさと・久遠 麻耶
マリヤーナ姫/花總 まり・遠野 あすか

’00 望郷は海を越えて
九鬼海人/和央 ようか・久遠 麻耶
由布姫/花總 まり・美羽 あさひ

’01 ベルサイユのばら2001
フェルゼン/和央 ようか・月船 さらら
マリー・アントワネット/花總 まり・美羽 あさひ

’01~’02 カステル・ミラージュ
レオナード・ルビー/和央 ようか・椿 火呂花
エヴァ・マリー/花總 まり・彩乃 かなみ

’02 鳳凰伝
カラフ/和央 ようか・遼河 はるひ
トゥーランドット/花總 まり・彩乃 かなみ

’03 傭兵ピエール
ピエール/和央 ようか・悠未 ひろ
ジャンヌ/花總 まり・彩乃 かなみ

’03~’04 白昼の稲妻
アルベール/和央 ようか・悠未 ひろ
ヴィヴィアンヌ/花總 まり・音乃 いづみ

’04 ファントム
ファントム/和央 ようか・七帆 ひかる
クリスティーヌ・ダーエ/花總 まり・花影 アリス

’05 ホテルステラマリス
ウィリアム・オダネル/和央 ようか・七帆 ひかる
ステイシー・ランカスター/花總 まり・咲花 杏

’05 炎にくちづけを
マンリーコ/和央 ようか・和 涼華
レオノーラ/花總 まり・美羽 あさひ

’06 NEVER SAY GOODBYE
ジョルジュ・マルロー/和央 ようか・早霧 せいな
キャサリン・マクレガー/花總 まり・花影 アリス

’06~’07 維新回天・竜馬伝
坂本竜馬/貴城 けい・早霧 せいな
お竜/紫城 るい・和音 美桜

’07 バレンシアの熱い花
フェルナンド・デルバレス/大和 悠河・春風 弥里
イサベラ/陽月 華・花影 アリス

’08 黎明の風
白洲次郎/轟 悠・鳳翔 大
白洲正子/陽月 華(代役・和音 美桜)・花影 アリス

’08 Paradise Prince
スチュアート・グリーン・メンフィールド/大和 悠河・鳳翔 大
キャサリン・ホワイト/陽月 華・愛花 ちさき

’09 薔薇に降る雨
ジャスティン/大和 悠河・七海 ひろき
イヴェット/陽月 華・愛花 ちさき

’09~’10 カサブランカ
リチャード・ブレイン/大空 祐飛・凪七 瑠海
イルザ・ブランド/野々 すみ花・藤咲 えり

’10 TRAFALGAR
ホレイショ・ネルソン/大空 祐飛・蒼羽 りく
エミリィ・ハミルトン/野々 すみ花・すみれ乃 麗

’10~’11 誰がために鐘は鳴る
ロバート・ジョーダン/大空 祐飛・愛月 ひかる
マリア/野々 すみ花・すみれ乃 麗

’11 美しき生涯
石田三成/大空 祐飛・愛月 ひかる
茶々/淀/野々 すみ花・瀬音 リサ

’11 クラシコ・イタリアーノ
サルヴァトーレ・フェリ/大空 祐飛・澄輝 さやと
ミーナ・プッティ/野々 すみ花・伶美 うらら

’12 華やかなりし日々
ロナウド・フィリップス/大空 祐飛・愛月 ひかる
ジュディ・レイン/野々 すみ花・伶美 うらら

☆☆☆

困った。なんだかとっても分かりにくい。ので、個人の回数別に書いてみよう。暇なのか自分←
でも、もっと困ったことになった。いや組替え後に他組で主演した人はどうしたら。それを入れるなら新公学年後に宙に組替えしてきた人は。
ああもういいっ全部並べるっみたいな。ヤケか。

※は現新公学年(なので増える可能性がある)。

☆☆☆

新公主演

□3回
・久遠 (激情・砂漠の黒薔薇・望郷は海を越えて)=退団
・月船 (ベルサイユのばら2001)(月/ガイズ&ドールズ・長い春の果てに)=退団
・※愛月 (誰がために鐘は鳴る・美しき生涯・華やかなりし日々)

□2回
・夢輝 (エクスカリバー・エリザベート)=退団
・悠未 (傭兵ピエール・白昼の稲妻)
・七帆 (ファントム・ホテルステラマリス)=退団
・和 (炎にくちづけを)(星/愛するには短すぎる)=退団
・早霧 (ネバーセイグッドバイ・維新回天竜馬伝)=雪組
・鳳翔 (黎明の風・パラダイスプリンス) =雪組へ

□1回
・椿 (カステルミラージュ)=退団
・遼河 (鳳凰伝)=退団
・春風 (バレンシアの熱い花)=花組
・七海 (薔薇に降る雨)
・凪七 (カサブランカ)
・※蒼羽 (トラファルガー)
・澄輝 (クラシコイタリアーノ)


新公ヒロイン

□5回
・遠野 (砂漠の黒薔薇)(花/琥珀色の雨にぬれて・エリザベート・野風の笛・ラエスペランサ)=退団

□4回
・彩乃 (花/タンゴアルゼンチーノ)(カステルミラージュ・鳳凰伝・傭兵ピエール)=退団
・花影 (ファントム・ネバーセイグッドバイ・バレンシアの熱い花・黎明の風)=退団

□3回
・南城 (エクスカリバー・エリザベート・激情)=退団
・美羽 (望郷は海を越えて・ベルサイユのばら2001・炎にくちづけを)=退団

□2回
・久路 (星/剣と恋と虹と)(エリザベート)=退団
・愛花 (パラダイスプリンス・薔薇に降る雨)
・※すみれ乃 (トラファルガー・誰がために鐘は鳴る)
・※伶美 (クラシコイタリアーノ・華やかなりし日々)

□1回
・音乃 (白昼の稲妻)=退団
・咲花 (ホテルステラマリス)=退団
・和音 (維新回天竜馬伝)=退団
・藤咲 (カサブランカ)=退団発表
・※瀬音 (美しき生涯)


番外編新公主演

□3回
・北翔 (月/シニョールドンファン・薔薇の封印・飛鳥夕映え)=専科へ

□2回
・凰稀 (雪/霧のミラノ・堕天使の涙)

□1回
・大空 (月/ウエストサイドストーリー)=退団発表


番外編新公ヒロイン

□3回
・野々 (花/黒蜥蜴・アデューマルセイユ・太王四神記)=退団発表

☆☆☆

ふう。ほんとに並べただけ(おい)。
そして並べてみたけど、とても考察はできない。いや書けない(笑)。黒いこと口走りそうだもん←

ひとつだけ言う。
ちぎちゃんが2回続けて新公を取って、その次のバレンシアで卒業だったんだけど、わたしは当時ごく普通に3回目を取ると思っていた。
その前世代のえりこちゃんは2回続けて主演を取り、最後の新公は二番手だった。主演はしみこちゃんになった。卒業の新公でのそういうケースは、ままあることだ。
だけどちぎちゃんは3回続けて取ると思い込んでいた。えりこちゃんのときのしみこちゃんと違って、強力な、主演を譲ってもいいだけの下級生が、そのときの組内にいないと思ったから。路線としてちぎちゃんが図抜けていると思っていたから。

で、結果は……。

いまだから、思う。いまだから。
ありがとう。あれを観られたことは宝物。いまだからね(笑)。
宙組 宝塚大劇場・東京宝塚劇場『華やかなりし日々』新人公演一部の配役 決定(2012/03/09)

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/271/cast.html

【宝塚大劇場】
宙組
『華やかなりし日々』

主な配役  出演者  新人公演
ロナウド・フィリップス  大空 祐飛  愛月 ひかる
ジュディ・レイン  野々 すみ花  伶美 うらら
---------------------------------------------------------------------------------------------

愛ちゃん、3回目の新公主演おめでとうございます。
ゆうりちゃん、2回目の新公ヒロインおめでとうございます。

☆☆☆

先に。決してご本人をdisってるわけではないです。それは断じて。
新公主演って、来るべくして来たという人と、そうじゃないけど偶然というか運というかで落ちてくる人が、いるはずです。
愛ちゃんは来るべくして来た人です。完全な路線さん、宙組の未来を担うスターさんだと認識しています。
新公主演3回でも問題ない……かな、とは思ってる。

組にそういう人が、1人だけならば。
1人図抜けた路線さんであれば。

宙組にはもう1人そういう、同じぐらい大切な若手路線さんがいる。新公主演1回の。
これも、来るべくして来た主演。宙組の未来を担う、もう1人のスターさん。
だけど、まだ1回です。

名前を出していいのか分からないけど、たとえば…ちょっと前なら星組のちえちゃん。
他の生徒さんを押さえて彼女の新公主演が続いたことは、そのいわゆる一人っ子政策が良いか悪いかは別として、納得できる(するしかない)部分があったのは事実だったと思っています。

愛ちゃんも、宙に愛ちゃんだけならいいんだ。

どうして大切なスターたちを、切磋琢磨させながら使っていかないのだろう。劇団は。

3回と1回では、バランス悪いと思うの。
もちろんその次の新公もあるし、最終的に2人がどうなるかは、いや他の生徒たちも含めて先のことなんか、今はまだ誰にも分からないけど。

次はりくちゃんと、なんの疑いもなく信じていました。もしくは大穴で…と言いたいけど、たしかに今は(新公学年は)愛りくの時代なのかもしれない。次世代はもうちょっと後だとして。
(りんきらちゃんは宙の中での比較ができないので、今はごめんなさいちょっと話を置いてます)
なら、今回はりくちゃん。ではないのかと。
すみませんこういうことはあまり言いたくないけど。

2回ではなく。新公3回は、特別だよ!

愛りくの、どちら派でもなく、どちらも大好きです。
そして、その舞台の力量……「スター力」の差は、3回と1回ほどには無い、とわたしは思っています。
だからこそ、このバランスに首をかしげざるをえない。のが正直な気持ちです。
技術、は問題ではない(たぶん←)。わたしはそれ、殆どどうでもいいと思ってる人(笑)。主演に必要なのは、「スター力」でしょう。この2人のその部分での差って、わたしは無いと思うのです。
(てゆか普通に技術で考えても、どちらも一長一短で差は無いんじゃ←)

どちらもまっすぐに、大きなスターに育って欲しいから。
宙組の大切な大切な子たちだから。だから!

2人とも大切に育てる策を取ったほうが、すべてにおいて円満ではないだろうかと思うのは、素人考えなのでしょうか(苦笑)。

前回のあっきーみたいに、伏兵が(失礼><)場をかっさらうこともあるわけでしょう。
1人が独占に近い形になると、そんな伏兵が登場するチャンスも減る、下手したら無くなる。
他にも潜在的な力を持っている下級生は、宙組にいます。
それを考えても、やはり新公3回は特別だと思うのです。

劇団のやり方が不思議だ←


にしても、ほんと「一部の」配役だな(笑)。
『ロバート・キャパ 魂の記録』、第二幕、第2場。
ここは、マドリッド。ホテル・フロリダ。

だということも分からないうちに、舞台にはそらはねさんが登場する。正確には、している。
マタドールの衣装で。
スペイン。スパニッシュ。マタドール。うわああベタ(笑)。

ピンスポに照らされ、ゼロ番に立つ、そらはねさん。

スーパーそらはねタイム!!

「オーレ!」
そらはねさんの男前な掛け声で、3組のスパニッシュがはじまる。
センターにりくたら、そしてかけるえび、ゆいちぃももち。

りくちゃんの格づけというかね。そらはねりくは宙組の大切な若手路線スタアなわけです。
今回、本役のほうではいまひとつ美味しくない(と言わざるをえない)部分を、これで補うというかね。
物語の進行上は、余分といったら余分。りくちゃんを目立たせる、華を持たせるための場面。
まあ理由はどうでもいい。
だってスパニッシュを踊るりくちゃんが、なんてったってかっこいいからねっ。

やはり「スタア」だなあ、とあらためて思わされる、そらはねりくの華。
きらっきら!
この場を持たせられるだけの、力量……スタア力は、やはり図抜けた人だ。

は、当然の話なので、そっちじゃないほうを(え)。

上手のカップルが、かけるえび。わたしの大好物!(=クラシコくるくるかけるえびウマウマ)(非常に美味です、はい)
かけるちゃんの豪快なダンスに、スパニッシュはよく似合う。そして、俺のえびちゃんの躍動感あふれるダンスがもうたまらん!
このカップルは身長差も萌え。体格差、ともいうかな。
ごっつくデカいかけると、ちっちゃくて華奢なかわゆえびちゃん。非常に美味です(二回目)。

えびちゃんが膝を蹴り上げる。キレっキレの脚さばきで。
必ずぱんつが見えます。赤ぱんつです。
わざと見てるんじゃない!必ず見えるの! むしろえびちゃんがわざと見せてるの!(え)
ダイナミックにビシっ!と膝を蹴り上げると、バサっと翻るすかあとの中のぱんつが必ず見えるの。

下手のカップルが、ゆいちぃももち。こちらも身長差ではかけるえびに負けていない…ん?勝ってる?(同じぐらいかな、ゆいちぃのほうがかけるより長身に見えるけど、体格差ではかけるえびの勝ちですね)
ゆいちぃはほんとうにスタイルがいいのですね、長身小顔で、どこまでも脚!脚、脚、脚!
スタイルの良さでは、宙組でも3本指に入るんじゃないかなあ。凰稀さんとも張れると思うよ(スタイルでは)。とにかく舞台姿が映える人です。
今まではそれでも「前に出る」感が足りない部分が見受けられたけど、今回の公演でいろいろ場を与えられたこともあってか、押しが出てきた。
ももちは元々「押し」で出来てるような人だから(笑)。
この2人からも目が離せない。

もちろんセンターのりくたらからも目が離せない。
すみません目を6個ください。

ももちも膝を蹴り上げるとき、ぱんつが見えます。赤ぱんつです。
必ず、ではない。ときどき、ちらっと見える。えびちゃんほど、すかあとバサっ!とは翻らせない。
焦らしてんのか、ええっ?(違うと思う)

だが。しかし。
たらちゃんのぱんつは、絶対に見えない。

3組とも同じ振りです。
同じ膝の蹴り上げでも、たらちゃんのぱんつは絶対に見えない。
ぱんつが見えないようにすかあとをさばくのが、たらちゃんの信条なのか。
もしくは…たらちゃんの衣装(黒)は、えびももち(赤)より、いいものだったのね。飾りも多くて。
すかあとのひだが多いとか、生地が重いとか、すかあとがあまり翻らない仕様になってるのか。
いや、実はわたしが見落としてるだけで、たらちゃんもときどきぱんつ見えてるんじゃないの?

てゆか、たらちゃんのぱんつ何色っっ!

お衣装が黒だからやっぱ黒ぱんつかしら、いやいや実は赤ぱんつで赤と黒のコントラストになってるのかしら、それとも、それとも。

って気になって気になって、特に公演後半はこの場面、たらちゃんのぱんつを見ることに全勢力を傾けてしまいました。ふう。

そらはねさん申し訳ありませんでしたっ。

最後まで見えなかったよ。まじで。自信あるわ。絶対に見えなかった、たらちゃんのぱんつ。

どれだけ見たと思ってるんだ(笑)。ふう。



ねえねえねえ。

たらちゃんのぱんつ何色っっ!
退団発表された皆の、個人的な思い出語り続き。


えりちゃん。
俺のキムーーー!!!(オマエのじゃないです)

パラダイス・プリンスでヒロ@みーちゃんの彼女だったのが、キム@えりちゃんです。
もおおおおっこのヒロキムがっヒロキムがっがっっどれだけどれだけどれだけ好きだったか!

2人はいつもお手々つないでたの。当時、話題になった恋人つなぎ(笑)ね。そのつながれた手をよくよくオペラでピンどってたわたし(やめてください変態!)
出番の間じゅういちゃいちゃしてるのいやあああん。ピンスポ当たってないとこの小芝居がもう超絶いちゃいちゃなのいやあああん。2人見てるだけではくはくしちゃうのいやあああん。
キムちゃんのほうが、しっかりしてそうだったな。ヒロくん意外と(外見に似合わず?)ぼおっとしてるから(笑)。ヒロくんはわけあってよくお寿司に咽てたんだけど(寿司屋のくせになー)心配そうに背中をさするキムちゃんがめちゃかわいいのいやあああん。
仲良し仲良しぃぃいやあああああんいやああああんいやああああああん!!

……失礼、取り乱しました。

ハロウィンパーティーのヒロキムは、キモチワルイぐらいチェックしてましたね(細かすぎてとてもここ表には書けない変態っぷり)そこがわたしのゼロ番だったから(照明、真っ暗だよ!)
日替わりの、いろんな小芝居を思い出します。「ヒロ大好き!」ってきらきらの顔してヒロくんを見つめてくれてるキムちゃんがかわいくてかわいくてもおでれでれ!(ふじさきえりさんがはるかぜみさとさんを好きかどうかは知りませんが)(キムちゃんがヒロくんをとっても好きでいてくれたことだけは間違いないっ!)
社内コンペのとこでは、意外とべっとりは絡んでなかったんですよね。なのにちゃんと恋人って分かる、2人の空気感が大好きだった。さりげないアイコンとかの中でお互いが分かりあってるのがもうね、もうね、たまらなくときめくの。
それで最後はしっかりと2人手をつないで帰っていくからねいやあああん(戻るな)そこにラルフ@みっちゃんまでが手をつなぎにきたときは(そして3人手つなぎで帰っていったときは)頭真っ白になったけどね(爆)(ほくしょうかいりさんはコケただけです)

当時みーちゃんがお茶会で「彼女がいる役は(本公演では)はじめて」と言っていた記憶があるのですが、その後も「彼女」は無いんじゃないかなあ。奥さんは二度ほどもらいましたが(笑)。
カレシとカノジョのいちゃいちゃ芝居ってそうそう見られないわけです、主役じゃないんだから(笑)。貴重な経験でした。

真面目な話(いやずっと真面目に話してるけど←)、ラストのABMBのヒロキムが(も?)大好きでした。

スチュアート@大和さんの描いたパラダイスプリンスを見つめる2人。
スチュアートの夢が叶った、そのとき。

2人も、その絵の中に、夢を見ていたのだと思います。

つないだ手をさらに、ぎゅっ、と固く握りあって。
お互いを見つめて、にっこりと微笑みあって。
そしてまた、絵を見つめて。

2人の瞳には、大きな夢が、たくさんのしあわせな自分たちの未来が、パラダイスプリンスの中にたしかに見えていたのだと思います。

こんなかわいい彼女に恵まれて、はるかぜさんほんとうにしあわせものだったと思うのよ。

えりちゃんは下級生の頃から図抜けたかわいさで目立ってましたし、新公でも早くから役が付いていたし、期待の娘役さんでした。
わたしの中ですごく印象づいたのはハロー・ダンシングで、えりちゃんはWHAT A FEELINGを歌ったのですね。フィナーレの一場面を、ソロでです。
あれ?なんか違う?と思ったの(おい)
それまでバウのUNDERSTUDYでも、新公で初の大きな役(ですよね?)だった竜馬伝の幾松(本役いづみ)でもそういった違和感を感じたことがなく(どちらも研2かな)、かわいくてできる子!としか思ってなくて。
WHAT A FEELINGは…うーん、合ってない、と思った。
この人はほんとうにほんとうにタカラヅカの娘役らしい人なんだなあと、逆に感心した、というのかな。たおやかで、品があって。歌ウマさんなのに、こういうパンチを効かせるような歌だと、良さが上手く生きてこないものなんだなあと思ったんですよね。
もちろん研2のときの話ですし、今のえりちゃんなら歌いこなせるはずだと思っていますが。

ほんとうに気品ある、タカラヅカの娘役然とした人です。
品、はね。もう後づけじゃ無理なんですよね。本人が持って生まれたものだから。
どんな役を演っても、本人が持つ気品は舞台に滲み出ます。だからどの役も、たたずまいが美しかった。歌っていても、踊っていても、ただ立っているだけだとしても、常に美しいんです、えりちゃんという人は。
ジェンヌとしての姿勢が、娘役としての姿勢が、凛とした気品に満ちて、とても美しいの。
わたしがえりちゃんを好きな大元は、そこにあります。

殉情のお蘭、トラファルガー新公のファニー(本役アリス)。キツかったり、ともすればいやらしい部分が出そうな役でも、絶対に下品にはならない。品格は失われない。
(顔が)綺麗な娘役さんはタカラヅカにいくらでもいますが、そこがえりちゃんの秀でた点だと思っています。

舞台とは関係ないんだけど誰鐘プロダクノートの稽古場映像で、出番になったはるかぜさんがくちゃくちゃぽいと椅子に投げ捨てた(笑)シャツを、えりちゃんがさっと拾って綺麗にたたんでいるところが、ほんの一瞬なんですが映っていましたっけ。
それを見て、ああこれなんだな…て思った。えりちゃんのそんな細やかな心遣い、これはもう普段からそういうことが自然にできる人であり、つまりは育ちのよさで、それが舞台にもあらわれているんだなあと。
品格は一日にしてならず(素)。

貴族の令嬢がいちばん似合っていそうでありながら、逆転裁判2のフランジスカやシャングリラの霧で見せてくれたような二次元キャラも得意とする人でした。最近ではむしろそっちのほうが一般的かもしれない。
つくりこむ、のが上手い人なんだろうと思います。普通の女の子より、貴族か二次元、みたいな人。これは真逆なようで、つくりこむ、という意味では近いと思うの。
いくらえりちゃんが貴族の令嬢が似合うと言っても、日常で輪っか着てるわけじゃあるまいしね(笑)。そして日常で鞭を使ってるわけじゃない(はずだ)(ん?)
役を研究してつくりこんでいく彼女の手腕、その成果なのではないかと。

普通の女の子、という意味で、今のえりちゃんでセカンドライフのアイラを見てみたいなあ。当時のえりちゃんは、等身大の女の子が、むしろ大変そうに思えたから。経験を積んだ今なら全然違うと思うんだよね。

芝居良し、歌良し、ダンス良し、そして美貌と気品。
ヒロインとしての資質に恵まれていながら、結局新公ヒロイン一回、カサブランカのイルザ(本役すみ花)だけにとどまってしまいましたね。めぐり合わせとかいろいろあるんでしょうが、もったいなかったなあ。
だけど、たくさんの素敵な役を見せてくれたから。
誰鐘のファニータとか好きだったなあ。かわいかったー。好きな役が多すぎてひとつを挙げるのは難しいけど、やっぱりフランジスカは大好き。あ、キムは別格です(笑)。

黎明で大劇初日の直前にウメちゃんが怪我をする事故があって、急遽、吉田和子(本役たっちん)の代役に入ったことがありましたよね。ヒロイン白洲正子(本役ウメ)に回ったたっちんの玉突き代役で、父・吉田茂@汝鳥さんとのお芝居が主な重要な役で、結局大劇から東宝通しで演じて。
当時、研4。本役だったらリンゴの歌手って話の頃です。ほんとうに大変だったと思う。
あの初日は劇場じゅうがものすごい緊張感につつまれていたけど、特にたっちん、えりちゃんのいじらしいほどの必死さは忘れられません。
東宝最後のほうは余裕でこなしてたけどね(笑)(って見えたよ)大変だったにせよ、よい経験になったのではないかと思います。

そして、えりちゃんのプレ集大成となってしまったけど、仮面のロマネスクのトゥルーベル夫人。

あの藤咲えりを見られて、わたしはしあわせです。

次回の公演でほんとうの集大成を、タカラヅカの、宙組の、歴史に残る娘役・藤咲えりにふさわしい美しい最後を、見せて欲しいです。
ほんと原田頼むよっ!


ももち。
ネバセイ初舞台の、純正宙組っ子。
初舞台から主席で、当然口上も見ています。その後もずっと組内主席の、優秀な人。歌の人のイメージが強いですが、ダンスも踊れる、芝居もできる人です。

童顔で小柄で、最初は定番通り子役から付いていったけど、実はキャラが子役向きというわけでもないと思うんですよね。
成績優秀な、特に娘役のさだめなのか、貫禄が(笑)。いつも同期の面倒ばっか見てるんじゃないのかと(笑)。
童顔ではあるけど、むしろ大人びた役のほうが似合っていたように思います。薔薇雨新公の公爵夫人(本役ゆっちゃん)の凛とした美しさには驚かされたし、美しき生涯新公のおね(本役美穂さん)も気高く、また銀橋ソロもすばらしかったですし。
クラシコ新公のトレイシーは本役がいっちゃんで男役だったのですが、ももちも出来る女、切れ者として好演していました。かっこよかったー!
最新では、キャパの質屋の女房。ちょっと恐い(笑)でもかわいくて憎めないおかみさん。
子役ばっかり演ってたあのももちが、こんなに大きくなって…よよよ…(母か)。
本役以外でも、デモ隊の迫力ある歌手や、フラメンコダンサーとして、歌にダンスに本領発揮!といったところでした。

でも、好きな役っていうとJe Chanteの子シャルル!(えええ)(今までの話、ダイナシ)
ほんとうに一場面…というか一瞬なんだけど。愛する人を失くして、哀しみの中でそれでも歌い続けようとするシャルル@カチャの原点、しあわせな子ども時代。
ももちの笑顔に、すべてが救われる思いでした。

代役といえば、ウメちゃんのときのようなおおごとではないにせよ、パラプリダンシンでちっすーが舞台中の怪我で休演したときの代役はももちでした。芝居の秘書もショーのパリも、ほぼ全部ももちが入ってたなあ。
ぶっつけ本番に近いぐらいの急な代役で、ほんとうは緊張してたんじゃないかと思うんだけど、本役ですがなにか?みたいに見えるのがすごかったわー。

DSでの活躍も多く、大和さんのサヨナラDSであるGracious Pinkや、みっちゃんDSのALL OF MEで、いろんなももちを見せてもらいました。
Gracious Pinkは「歌ウマでかわいい女の子ちゃん集めましたー☆」みたいな、りんちゃん、えりちゃん、ももちというお花畑のようなひたすらかわいいコーラスチームだったなあ。でも、ゆうがさんの最後を盛り上げようという気概に満ちた、かわいくも頼もしい3人でした。
ALL OF MEはちーちゃんとももち2人だけのコーラスチームで、任せられている部分も多く、やりがいのあるDSだったのではないかと思います。ももちの男役も見られたしね(笑)。衣装ぶかぶかだったけど(笑)。ほんと楽しそうだったー。

DSではないですが、これもえりちゃん、ももち、ともに“R”ising!!というのも大きな意味を持つ公演だったのではないかと思います。
思いっきり歌えて踊れて、それぞれに見せ場があって、やりがいがあって。
えりちゃんも、ももちも、ほんとうに輝いてた!

歌の上手さは言うまでもありませんが、いわゆる「鈴を転がすような声」と(ベタに)言うの?やわらかくてふくよかでとてもとても好きな声です。
エリックが聞いた「天使の歌声」とは、ももちみたいな歌声を言うんじゃないかとわたしは思ってるんだけど。
ショーでもコーラスの抜擢は早かったし多かったのですが、ももちにとって不運だったのはもしかしたら、一期下にりりこが入ってきたことかもしれない。
どっちが上手いとかではなく、これはもう好みの問題になってしまうんだけど、ただ、りりこちゃんの歌の上手さってすごく「一般的に分かりやすい上手さ」なんですよね。
ソロ枠は殆どりりこちゃんが持っていってしまったからなあ。ももちの歌での活躍の場が限られてしまったのは事実だと思います。
りりこちゃんが先に卒業され、前回のナイスガイではももちがはじめてのエトワール。耳福としか言いようのないその美しい歌声!さあ、ももちこれから!

ってときに、なんで退めちゃうの……ぐすんぐすん。

これから歌でももちろん、本公演の芝居でもどんどん活躍の場が広がったはずだろうに。あああもったいない。
ももちにはももちの事情があり、本人が決めた道なのだから笑顔で見送りたいです。
ただ、厳しいことを言ってしまうと、せめて新公が終わるまでは残れなかったのか……とは、思います。もちろんももちにはももちの事情がある!分かってる!それでも、そう言わせて。貴女は残るべき、ではないのかと。

……つまり哀しいんだよわたし。ももちがいなくなってしまうことが。

最後にまたその天使の歌声で、劇場をやわらかく包んでくれることを願っています。


誰が退めるにしても哀しいものではあるけれど。こうやってあらためて考えてみると、今回の退団者って皆、一芸に秀でた貴重な人材ばかりだなあと、ほんとうにせつないです。
そしてもちろん、この公演で、大空さんとすみ花ちゃんが、宙組のトップコンビが、タカラヅカを去ってゆくわけで……。

はああああ……。


良い公演になりますように!すばらしい公演になりますように!
心から、それを祈るばかりです。
今回の集合日に退団を発表されたみんなの思い出。ただの個人的な思い出です←


ちやちゃん。
通称「市長」、のちに「裁判長」(笑)。

市長というのは、ネバセイのときのお役です。オリンピーアーダ・ポピュラールで沸くバルセロナに、スペイン内戦のはじまりとなるクーデターが起こったと告げにくる、重要な役。
ちやちゃんと言えば、やはりいちばん思い出すのはこの役です。

モロッコでフランコ将軍 兵をあげた クーデターが起きたのだ
フランコ将軍の後ろには ナチスドイツとイタリアもついているぞ
ファシストがスペインを潰しに来るのだ 軍隊煽って
国がふたつに分かれて戦う内戦が起きたのだ

歌の一部です。わたし今でも完璧にソラで歌えるけど、あらためてものすごい説明台詞(歌詞)だな(笑)。
この歌がなければ、ネバセイの物語ははじまらないという。

今言うのもどうかって話ですが、大劇場の初日は、ちやちゃん歌えてなかったんですよね。曲に振り回されてた。歌詞が、ストーリーが伝わってこない。
もちろんちやちゃんだけの話じゃなく、皆です。フランク・ワイルドホーン氏のミュージカル宝塚初演で話題を集めていたネバセイだけど、皆最初は歌えてなかったの。
それも、歌手として宙組では絶対的な信頼のあるちやちゃんが歌えてないことで「フランク・ワイルドホーンすげえな」と思わされたのだから、すげえのはむしろちやこではないかというね(笑)。
音域が異様に広く、市長の歌の出だしがちやちゃんの比較的苦手とする低音なせいだったこともあるかと思いますが、えっ、ちやちゃんなのに上手く聞こえない、って衝撃だった。
もちろん、最初の頃だけですが。あとは、物語を進める重要な役割を、この歌を、ビシっとこなしていました。
とにかくインパクトのある役で、それから宙担は誰も「ちやちゃん」とは言わなくなった。普通に「市長、市長」と(笑)。しかも何年にも渡って(笑)。
次の竜馬のときにちょっとだけ「瓦版売り」(だって売ってたんだもん!)言われたけど(「グラバーさん」とも言われてたよ)(でもそっちはむしろ「イーコソ!」で通ってた)、終わったらまた「市長」に戻ったもんね(笑)。

なんの役のときでも「今回の市長の○○(役)さあ」と言われ続けた(いいんだか悪いんだか)ちやちゃんですが、それに代わったのが「裁判長」だというね。
もちろん、逆転裁判の裁判長です。常にゼロ番!いやそういう問題ではなく、なんかものすごいインパクトでしたよね。
ちやちゃんの味あってこその、あの裁判長。なにがおもしろいのか分からないけど(ん?)一言発するだけでなんだかとてつもなくおもしろいのね。
それからちやちゃんは通称「裁判長」の時代が続いたのでした(笑)。「今回の裁判長の○○(役)さあ」

一般的には脇のおじさま役者、という言い方になってしまうのかもしれないけど、単なる「脇」にとどまらない押しのある人です。
芝居巧者とも評されているけど、単純に「巧い」人だとはわたしは思ってなくて、その押しゆえに、(使うほうとしては)難しい部分もあったのではないかと思います。意外と役を選ぶ…というか目立つんだよ!(笑)脇でもモブにはおさまりきれないから。
きちんとした場を与えられているときが、いちばん輝いていたと思う。誰鐘のエルソルドの歌にはこれでもかというぐらい泣かされたし、キャパのピカソはまさに場を支配していました。
かっこよかった……!

印象に残る役は、他にもたくさんあります。いや銀ちゃんのトメさんとか、あの豆もやしの食いっぷり!ジェンヌ捨ててますか、みたいな(笑)。常に全力で「役」を追及するタイプの役者さんです。
最初はジェンヌ然とお行儀よく食べていた大部屋仲間のカイちゃんも愛ちゃんも、後半はトメさんに負けじと豆もやし無茶食いしてましたよね(笑)。
「役」を追及する、と言えば、さっきのピカソ。有名な実在のピカソの風貌に合わせて、最初はハゲヅラ使うつもりだったって、ミニトークで言ってましたっけ(笑)。

それで、ごく普通(であるはず)の台詞を言っても、普通にならないんだもの。
トラファルガーのエドマンド、あの!不倫レストランの局面での「わしもご挨拶に行きたい!」
これも忘れられない。あの台詞を(あれだけの台詞を)無邪気に能天気に、それゆえの哀しさに満ちて出せる人は、もうちやちゃんしかいないと思うのよ。

歌の場面での活躍ももちろん多く、ショーの歌手枠には必ずと言っていいほど入っていましたが、わたしがいちばんすばらしかったと思っているちやちゃんの歌は、Amour…のヘミルのカゲソロです。これは断じて譲らない(笑)。
ヘミル。未来へ。
タニウメ宝塚最後のデュエダンでのカゲソロ。明るいちやこの歌声が、2人の未来を照らすやわらかなあたたかい光となって、劇場を包んでいました。

未来へ……。

明るい場面なのに、あの歌声でスイッチ入ってしまうんだよね。もう、どれだけ泣かされたか!

幹部さんとしても、ゆくゆくは専科さんとしても、充分に活躍できた人だと思います。
ほんとうに「なぜ?!!」って残念で仕方ない。でも、それはちやちゃんが決めたことだから……だけど、なぜ!!(しつこい)
前回、たまちゃんも卒業されましたし(すずさんは「おじさま役者」とはちょっとカテゴリー違うから)、候補者と信じていたこおまいもだし、宙組のおじさま役者は壊滅状態になるんだよなあ。すっしーさんもちょっとカテゴリー違うし。
はるかぜさんも組替えでしょ(…おじさま役者?)、宙組のこの枠どうなるんだろう。すごく心配です。

最後にまたあのヘミルのような、ちやちゃんならではの歌声を聞かせて欲しい。ソロは当然あると信じてますが、曲が肝心だよね。

明るい未来を、今度はちやこ自身の未来を、歌いあげて欲しい。


れなちゃん。
組替えで半ば解散状態の宙88期だけど、ちーちゃんとれなちゃんは残ってくれると思っていたのに。れなちゃんもいなくなるなんて。打ちのめされました。
同期エピって、やはり男役トリオが表に出ちゃうことが多いので、女の子たちのことはなかなか聞けなかったりするんですが、トラファルガーのみーちゃんお茶会でのお話。
みー「楽屋で、言葉の最後に『ファルガー』って付けるのが流行ってるんです。
えーと……『お疲れファルガー!』とか『れなファルガー!』とか…」
いや後者は流行り言葉ではなく、呼び名だろう(笑)。

組替えも卒業もまだ全然分かっていない、みつなロッサのときだったかな。宙88期同期トークがニュースで流れましたよね。
みー大れなくーちー。きゃいきゃい楽しそうだった5人。
あっという間に解散になっちゃっうんだなあ……。宙組にはちーちゃんしか残らないんだよ!すごく淋しい…。

ふくよかな歌声を武器に、歌手としての活躍が多いれなちゃん。
ファンタジスタのふりふりぶりぶりアドラステアとか……たっちん、ちあり、れな、のトリオね(笑)。キャラ違いは否めませんでしたが(おい)、でも歌声で納得させられてしまうという。

がっつりソロを聞いた最初は6年前のエンカレッジコンサートだったと思うのですが、その中でもレミゼの「夢やぶれて」は忘れられません。
わたしはレミヲタに片足つっこんでた関係上(笑)いろんな人の夢やぶれてを聞いているので、ちょっとやそっとじゃ納得しないつもりなんだけど、これはすごかった。今の儚いファンテーヌの思いが、過去の激しかったその生きざまが、一曲の中でまざまざと浮かび上がるような、そんな絶唱でした。

本公演でのいちばん印象的な歌は、カサブランカの「銀色の翼」です。希望の歌、しかも絶望の中に射す一筋の光のような……どんなときでも人は希望を捨てないという、ぎりぎりの状況の中で歌われる希望の歌でした。
れなちゃんの持つ儚さと、その癒しの声がとても場面に合っていて、それはそれは美しい世界を創り出していました。

最後にもう一度その歌声を堪能させてもらえることを、願ってやみません。


長くなったので、一旦切ります。
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/d77dcb81143841c154313326c105f069.html

2012/03/02
宙組 退団者のお知らせ

下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。

 (宙組)
  大空 祐飛   -すでに発表済み-
  風莉 じん
  花露 すみか
  野々 すみ花  -すでに発表済み-
  藤咲 えり
  百千 糸


     2012年7月1日(宙組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団
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ちやちゃん。れなちゃん。えりちゃん。ももち。
宙組の歌ウマさんばかり。お芝居でもそれぞれが味を持っていて、舞台の上で輝いている人たち。

宙88期は、れなちゃんのご卒業で完全解散になってしまうんですね。
もちろんそのあとまぁくんが来て、ちーちゃんと新宙88…コンビ?が結成されるわけですが。
でも、宙生え抜きのれなちゃんがいなくなるなんて……。

そして、俺の市長が。俺のキムが。俺の子シャルルが。去ってしまう。

彼女たちが自分で決めた道なのだから受け止めるしか術はありませんが、でも。
これだけ言ってもいいですか。

淋しい、です。


前宙組トップ大和さんのサヨナラDS『Gracious Pink』に出てくれた娘役ちゃんたちは、今回で全員ご卒業になります。
前回に卒業された、りんちゃん。今回で、えりちゃん、ももち。
宙組もほんとうに変わっていくなあ。


それでも宙組は、いつまでもわたしの大好きな宙組であって欲しい。ずっと、ずっと。

この公演が宙組とファンの皆さまにとってすばらしいものとなることを、切に祈っています。


一人一人、とても思い出が多い、ご卒業の生徒たち。それはあらためて書きたいです。
基本的に、観ていない「舞台」の話はここには書きません。ニュースのコーナーレポは書くことあるけど、「舞台」は観なきゃ、その場にいなきゃ、分からないものだから。
事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ!(古い)
わたしが中日に遠征したのはキャパバウ~青年館の間のことであって、千秋楽は現場にはいなかった以上、本来はこれを書くべきではないのかもしれませんが、今回は例外として。やはりこの千秋楽は、宙組にとって、わたしにとって、大きな意味がある気がして。
てゆかわたしがTVの前で大泣きしたから、自分のために残したいだけなんだけど(笑)。


2月24日、『仮面のロマネスク/ApasionnadoⅡ!!』中日千秋楽。
熱い、熱い千秋楽だったようです。
CSニュースより、ご挨拶を。そのまま淡々とレポります。


組長「皆さま、本日は宙組中日劇場公演、仮面のロマネスクとApasionnadoⅡ!!の千秋楽にお越しくださいましてまことにありがとうございます。宙組組長の寿つかさでございます。
2月1日にスタートいたしましたこの公演でございますが、連日たくさんのお客さまからの熱い拍手、熱いご声援をいただき、本日無事こうして千秋楽を迎えられましたこと、出演者一同心より感謝いたしております。ほんとうにありがとうございました。

ありがとうございます。
この公演にはお芝居、ショーともに、専科の梨花ますみさん、美穂圭子さんにご出演いただきました。ここであらためてご紹介させていただきます。
梨花ますみさんでございます。美穂圭子さんでございます。ありがとうございました。

それから十輝いりすでございますが、宙組生としてはこの公演を最後に2月25日付けで星組へ組替えとなりますので、ここで本人から一言、皆さまにご挨拶させていただきます。
まさこ!」

まさこ「はい!」
ここでご挨拶は、まさこちゃんへ。

「えー……13年間いた宙組を……」
う、っと詰まったまさこちゃんは、左手のほうを…みっちゃんかな?のほうを見て。俯いて。また顔を上げて。
「……離れるのは。淋しいんですけれども。星組でも、わたしらしく。輝けるように……。
はああああ……」
また言葉に詰まって、涙をこらえるまさこちゃん。客席からは大きな拍手。

「すみません……。
(顔を上げて)これからも精進してまいりますので。応援よろしくお願いします。
ありがとうございました」

深々と頭を下げるまさこちゃん。
客席からは、ふたたび大きな大きな拍手が。
顔を上げて、何度も頷くまさこちゃん。
右隣の美穂さんを見て、左隣のみっちゃんを見て。
涙を拭う、みっちゃん。

組長「組は離れてしまいますけれども、これからも変わらぬご声援を、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは最後に宙組トップスター、大空祐飛が皆さまにご挨拶させていただきます」


ゆうひ「皆さま、本日は千秋楽に足をお運びいただきまして、まことにありがとうございます。宙組の大空祐飛でございます。
この時期の名古屋にしては16年振りという大雪からはじまったこの寒い時期の公演ではありましたが、一人も休演者もなく今日を迎えることができ、そして連日たくさんのお客さまが劇場にいらしていただき、外の寒さを忘れるほどの熱気でこの劇場を包んでくださったことを、ほんとうに嬉しく心から感謝しております。ありがとうございました。

今、組替えのご挨拶がありましたが、わたしも組替えでこの宙組にまいりました、そして最初の公演がこのApasionnadoⅡ!!でした。
はじめての出会いからこの2年半の間で生まれた、目には見えないけれどもたしかなもの、出会いの奇跡のようなものを、日々この公演をしながら感じておりました。
彼女たちがこの組から去っていくのはとても淋しいんですけれども、きっと組替え後にも出会いの奇跡が待っているはずです!

ねっ、まさこ!

がんばるんだよ^^」

ゆうひちゃんがにっこり笑って、まさこちゃんのほうを振り返って。ほんとうにほんとうにあったかい笑顔で。
まさこちゃんがそれに大きな声で「はいっ!」って返事をして。

ここに流れる空気のあたたかさに、涙腺が崩壊しました。
なんかもう……ほんとうにあたたかい、いいトップさんだなあって。
この日組替えになるのはまさこちゃんだけなんだけど、ゆうひちゃん「彼女たち」って言ってくれてるんですよね。
2年半一緒にやってきた組子の、先に出たみーちゃんにも、これから出るみっちゃん、大ちゃんにも、皆にエールを送ってくれているんだなあと。

ゆうひ「そしてこの中日劇場で、わたしの大好きな作品であった仮面のロマネスク、そしてこのApasionnadoⅡ!!をふたたびできたこと、ほんとうに嬉しくほんとうに感謝しております。
この公演に携わってくださったすべてのかたがた、ほんとうにありがとうございました。
そして今日までこの劇場に足を運んでくださったかたがた、今日この千秋楽を見守ってくださいましたすべてのかたがたに感謝の気持ちをこめて、本日はほんとうにありがとうございました!」


カテコ二回目。
ゆうひ「ありがとうございます。
今のこの宙組を、出せる力をすべて出して、組替えのものもおりますがさらに輝ける宙組を目指して次の公演もがんばりたいと思います!
皆さま、これからもよろしくお願いします。本日はほんとうにありがとうございました!」


カテコ三回目。
ゆうひ「ありがとうございます! ……まさこ!」

まさこちゃんを呼ぶゆうひちゃん、なぜかずりずりと後ずさりしていく(笑)まさこちゃん。

まさこ「も゛う゛い゛い゛…(です…)(ずりずり)」
ゆうひ「宙組生として…」
まさこ「(即!)も゛う゛い゛い゛ですっ!(ずりずりずり)え゛っやだやだ><(首ぶんぶん)」
ゆうひ「あと何時間だろう宙組生?」
まさこ「ええ゛っ?!」
ゆうひ「はい、宙組生としてもう一回なにか言葉を発して!」
まさこ「え゛え゛え゛」
ゆうひ「今日の12時までだよ!」
まさこ「え゛え゛え゛え゛え゛え゛」


なんなんだこのコントは。

どれだけ泣かせるんだ……。………。


まさこ「どうしよう……はははははは!
えー……。………。すごく淋しいですけれども、宝塚はひとつなので、宙組たくさん観にきます!(笑顔)」
ここでゆうひちゃんの「そっ!」って声が入ってるんだけど、わたしも突っ込んだ(笑)。

そっそこか?まさこっ!

まさこ「星組も観にきてください、ありがとうございました!」

客席から長い長い拍手が、まさこちゃんに送られていた。
長い、長い。鳴り止まない拍手が。

ゆうひ「ありがとうございます。宝塚はひとつです!
これから組替えになってしまう人もいますけれども、ここで、宙組でつけた力に自信を持って、皆でがんばっていきましょう!
本日はほんとうにありがとうございました!」


カテコ四回目。舞台にはゆうひちゃん一人。
「ほんとうにありがとうございます!
最後にもう一度言わせてください。この素敵な作品を創ってくださいました柴田先生、演出してくださいました植田景子先生、そして藤井大介先生、ほんとうに素敵な作品をありがとうございました!
そして皆さま、熱い拍手をほんとうにありがとうございました!

最後にもう一度、愛する仲間たちを呼びたいと思います。
みんなーー!」

全員のラインアップで。
ゆうひ「本日はほんとうにありがとうございました!」


CSだけでも熱さが伝わってくる千秋楽でしたが、やはり見えていないものがたくさんあるはずです。
残念ですが、楽に行けなかった…行かないという選択、をしたのは自分だから仕方ない。淋しいけど。
嬉しかったのは、そんな楽のお話を、現地にいた宙担の仲間たちがいろいろ聞かせてくれたこと。
大好きな仲間たちです。いつも皆に助けられてきた。楽しい宙担生活でした。

そんな皆と離れることが、わたしいちばん淋しいかも←


でも、宝塚はひとつなので、宙組たくさん観にきます!(笑顔)(まさこか)

☆☆☆

余談。
ご挨拶を文章に起こすという作業を珍しくやってみてあらためて思ったのですが、いやあうちの組長さんもトップさんもしっかりしてるわ。
ジェンヌさんのご挨拶でこれをやると、普通「てにをは」はめちゃくちゃになるはずなんだよね(笑)。人によっては、文章として体を成さないこともある(笑)。話し言葉である以上、それでもいいと思うけど。
ご挨拶はCS通りで一切直してないのですが、ほぼ正しい言葉使いになってます。
大人だ。まじ感心しました。
この公演でみーちゃんが演じた役は、チーキ・ヴェイス。
ドイツ人の、自称活動家。主演の凰稀さん演じるアンドレ・フリードマン…のちのロバート・キャパの幼なじみ。

バウ初日に観て、顎が落ちた。
なんなの、この脚本。

この活動家、なんも活動してないやん……。
脚本上に描かれているチーキは、ただの使いっぱしりではないか。
アンドレにくっついて行くけど、彼の人生に影響を与える役割は担っていない。しかも、一緒なのも最初だけ。
2幕、いざアンドレが、その人生に於いて重要な物語となるスペイン内戦に向かう、そのときはお留守番ですよ。

正直、はらわたが煮えくり返った。

これが上級生さんの揃っている公演なら、仕方ないと思う。
だけど、少なくともみーちゃんは、そしてやはり為所がない(と言わざるをえない)アンドレの写真家仲間となるアンリ・カルティエ=ブレッソン役のちーちゃんは、この公演の番手で言うと二番目、三番目にあたるはずの生徒だ。
彼女たちに脚本の中で役割を与えられていないのだから、これはもうタカラヅカの物語として根本から間違っている。

それ以前に。
いくらなんでも失礼すぎやしませんか。

……うーん、出番が少ないであろうことは、なんとなく予想は付いていたのね。幕が開く前から。そういう面での期待は、最初から薄かった。
だけど、出番の問題ではなく。役割の問題として。

ここまで酷い話は無いだろう。

このことは、また別に書く(予定)。
なぜ、こんなことになっているのか。
それはもう考えた。考えて考えて考えた。

……病んだ(苦笑)。


だけど。
きっちり、みーちゃんが役を上げてきたから。

もう、そんなのはどうでもいいかな、って思えるようになっていった。

あ、この人、やっぱすごいわ、って。


最初は、芝居が埋まってなかったの(笑)。
みーちゃんは意外と不器用で、芝居が乗るのに時間が掛かる人だと思っている。口跡とかで騙される(笑)けど、演技自体はかなり不器用な人。
それで、板の上に乗ってから勝負がはじまる人だから。ほら、計算じゃなく基本、動物なので。
動物だけど(笑)、でも根っから生真面目なんだろうなあ。
人間が生真面目っていうのとはちょっと違うのかもしれないけど(おい)、与えられた役に対して、とても生真面目で、とても真摯。
まるで手を抜かず日々真っ向勝負、全力で役に取り組んでいた。
表面上の計算、ではない。
チーキ・ヴェイスとして生きる。
そのことに体当たり、と言うのかな。

見る見るうちに芝居が変わっていった。どんどん変わっていった。
公演を重ねる中で、チーキが息づいてゆく。

2時間半、常にチーキでいたい。
この公演中にみーちゃんがよくよく言っていた言葉だけど、出番の無い部分でも、チーキがアンドレを見守る目線のあたたかさとその奥にある強い意思が、常に舞台を支配するようになっていった。

アンドレの重要なパートナーとして、舞台にはいつもチーキがいた。

お留守番、ではない。

共に闘う仲間、パートナー。


フェデリコは銃を持ち、アンドレはカメラを持って闘った。平和な世界を求めて、己のできることで現状に立ち向かっていった。

そしてチーキは、そのアンドレを支えることで、共に闘っていた。


ここまで役を上げたのはみーちゃんがみーちゃんだからこそで、あんな酷い脚本の中で←、よく持っていったなあと、しみじみ思う。

そう。みーちゃんがみーちゃんだから。
この人、だてに春風弥里じゃない(素)。

二番手不在の脚本で、みーちゃんが自らの手で二番手の役割を勝ち取った、その力技をわたしは賞賛したい。

だから、最初は埋まってなかったけど(笑)。
どうしようかと思ったもの。
バウ初日と青年館楽では、チーキは別人です(断言)。

公演を経ていく中で凰稀さんとの間の信頼関係が深まっていったことも、役に大きく作用していると思う。
凰稀さんがみーちゃんに心を開いてくださり、みーちゃんをいつもあたたかく見守ってくださったことが、みーちゃんがチーキとして生きる上での大きな力になっていったはずだ。


青年館千秋楽。
みーちゃんは、アンドレと共に夢を見て、アンドレを支え、そして共に闘う頼もしいパートナー、チーキそのものだった。
わたしたちは彼の見た夢を一緒に見て、彼の希望を一緒に胸に抱いた。彼と笑い、彼に泣いた。
ここまで観客の気持ちを乗せ、その世界に巻き込んでいく攻めの芝居……というより、やはりみーちゃんはチーキそのもので、わたしたちはその魂に乗せられたのだと思う。

演技、という言い方…技術的な観点で見たら、気持ちのほうが前のめりすぎたと思うの(笑)。
前楽は力入りすぎてて、うわあ、みたいな。やりすぎっ。
大楽はそれよりは力抜けてたと思うけど、それでもまだ前のめりでやりすぎだったかもしれない(笑)。

だけど。それは、魂のチーキだった。

魂の籠もった、熱い、熱いチーキだった。


ラストの独白、「魂の記録」。
チーキの万感の思いに、ただただ泣けた。

このラストの言葉で、チーキ・ヴェイスのアンドレに対するす思いのすべてを理解できた。
彼がどれほどまでにアンドレを愛していたか。いつもアンドレを見守り支え、その喜びもその哀しみも一緒に受け止めてきたか。
彼にとってアンドレがどんなにか大切な友だったか。アンドレの戦いは、すなわち彼の戦いであった、そして。

それは、アンドレにとっても、間違いなく同じだったのだと。

チーキの思いと、彼をそうさせたアンドレの思いと。
あらゆるものが鮮やかに伝わってくる、限りない優しさと限りない強さに満ちた、深い、まさに魂の独白だった。


みーちゃんの魂の記録、宙組での集大成を、まざまざと見させてもらったこと。

しあわせだったの。とても、とても。



原田はあらためて呼び出したい。正座な(素)。
2012年2月25日。

星組・十輝いりすが誕生した。


先日のみーちゃんに続いて、宙組から2人目の組替え。
こうやって一人一人が、旅立っていくんだなあ。
淋しいけど、星組でちえちゃんと並ぶまさこちゃんも、すごく楽しみだし。

この先のまさこちゃんに期待☆彡

事実、まだ実感は湧かないです。
次の宙大劇場公演に、まさこちゃんが、みーちゃんがいないのを観たときにはじめて、その喪失を感じるのかもしれません。
宙組にしたら大きな痛手だけど、彼女たちのこれからのジェンヌ人生に於いてはこの組替えが飛躍の機会である、そう思っています。

まさこちゃんてほんとうに宙組らしい人で、いやもちろんみーちゃんもなんだけど、長身美形の宙組の象徴のような人ですよね。
今はともちんとのツインタワーで有名ですが、元々は退団したえりこちゃんと十七というユニットを組んでいて(…ユニット?)、優等生のえりこちゃんに対してちょっと抜けてるというか?(失礼だな)
さらに失礼なのを承知で言うと、全然上手くないんですよね(ほんと失礼だな)。技術、って言い方をしたら。
でも、まさこちゃんのお役は常に、絶対にまさこちゃんにしか創れないものになるの。
あの味。他の追随を許さない、独自の存在感。
十輝いりすが十輝いりすであることで、誰にも真似のできない光を放ってきた人。

大好き!(そこか)(そこです)

まさこちゃんが組替えになるなんて、宙組を出るなんて、ほんと考えたこともなかった。みーちゃんのほうがまだ考えたことある(笑)。
宙組にとって、大切な大切な人です。
だけど、その光は星組に行って、なお一層輝いてくれると、それを信じています。

星組スターファイル。まさこちゃんがいるよ。
http://kageki.hankyu.co.jp/star/list/Star.html
……いつの間にかこんなに上級生になって。


中日はとても良い、熱い千秋楽だったようですね。わたしは1遠征しかできず、千秋楽を観ることも叶わなかったけど、話聞いただけで泣いちゃった(笑)。

これからの宙組と宙ファンに、組替えの皆とそのファンに、ますますの光が降り注ぎますよう。


そらぐみだいすき。
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/0c9369ba62de96dfe83b1bcd8aef81f9.html

2012/02/24
2012年 公演ラインアップ【宝塚大劇場、東京宝塚劇場】<7月~10月・花組『サン=テグジュペリ』『CONGA!!』>

2月24日(金)、2012年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、宝塚大劇場、東京宝塚劇場の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。

花組
■主演・・・(花組)蘭寿とむ、蘭乃はな

◆宝塚大劇場:2012年7月27日(金)~8月27日(月)
一般前売:2012年6月23日(土)
◆東京宝塚劇場:2012年9月14日(金)~10月14日(日)
一般前売:2012年8月12日(日)

ミュージカル・ファンタジー
『サン=テグジュペリ』
-「星の王子さま」になった操縦士(パイロット)-
作・演出/谷正純

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリが遺(のこ)した「星の王子さま」は、全世界の子供たちに、そして子供の心を忘れない大人たちに、今でも愛され続けています。厳格なフランス貴族の家に生まれながらも、操縦士(パイロット)として、作家として天空を飛び続け、空の彼方に消えて行ったアントワーヌ。彼とその妻コンスエロ、中米マヤ族の血を引く妖艶で情熱的な妻との愛情を軸に、アントワーヌの心の世界「星の王子さま」がファンタジックに絡み合い、純真な心の美しさを描くミュージカル。

ラテン・パッショネイト
『CONGA(コンガ)!!』
作・演出/藤井大介

ラテンの世界をテーマに、花組トップスター蘭寿とむの魅力を存分に引き出す、男っぽさと大人の色気を前面に出した、情熱的なショー。真夏に相応しく、熱く刺激的に華やかに展開します。

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谷せんせいが蘭寿さんで星の王子さま……。
いや別に星の王子さまをやるわけではなく、サン=テグジュペリの話なのでしょうが、
>アントワーヌの心の世界「星の王子さま」がファンタジックに絡み合い
って、なんか怪しい臭いがする(笑)。
とりあえずわたしの頭の中では♪王子さまに愛されたあああい♪の一節がぐるぐる回っています(それはまさこです)。
谷せんせいは嫌いではないのですね。なんだろう、つまんない話と思うときもたくさんあるし(言わないで!)空回ってることもあるんだけど(触れないで!)、作品に「自身の思いが見える」から。そして「生徒に愛情を持っている」ってことが信じられるから。
(だからあ、キャパ…原田に違和感が拭えなかったというお話です)(そこに戻るな)

いやあでもファンタジックなはるかぜさんは相当な罰ゲームかも。見たいな!(え)いっそ星の王子さまそのものとなって欲しい!(え)
だってえ、いつだってみーちゃんはわたしの王子さまですもの!(きらきらきら)(言うだけならタダ)

でも実際、星の王子さまってシュールでもありますよね。サン=テグジュペリという人の生き方も。
その辺も楽しみです。蘭寿さんて本質的にとても繊細なお芝居をされるかただと思っているので。

で、藤井ショー来たーーー!これは嬉しいーーー!
ラテンの世界をテーマに、情熱的な、真夏に相応しく、熱く刺激的に華やかに展開……って、どれだけ熱いのよ(笑)。そんな蘭寿さん(笑)。
みーちゃんはナイス・ガイに続いて、本公演では2連続藤井ショーになるわけです。ほらアパショには縁がなかったけどっ。
今のタカラヅカのショー作家でもっとも信頼のおける(と言い切っても過言ではない)藤井せんせい。ショーを我らに!ほんとうに嬉しい!(二回目)
にしても花組ショー初参戦で(当たり前)、みーちゃんがどんな位置に入るのかまるで見当がつきません……どきどき。
ご本人はラテン好きだと思う、やりたい役はMr.ブラジルって言ってたし(そこ?)、なんせ「激しい」人なので(笑)。
ねっとりと(カラっと、ではない)熱く、ラテンを踊りまくって欲しいですっ。みーちゃんのダンスに餓えてるんですっ。(真剣)(フィナーレだけじゃ我慢できないわっ←)(またそこに戻る)
みーちゃん自身も好きだと言うラテンのお衣装、もし似合わなかったら(主にズボンのライン)(え)ほんと原田のせいだかんね、きぃぃっ!(いやさすがに夏まで…、、、だったら本人のせいだろう)

とにかく新作のお芝居、ショーの二本立てって恵まれてますよね。それだけでも感謝したい。


いろいろ出たので、さらっと他のラインアップを。

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http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/3195a986129844e48f80b6f2d045f176.html

2012/02/24
2012年 公演ラインアップ【梅田芸術劇場メインホール・博多座】<7~8月・雪組『フットルース』>

2月24日(金)、2012年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、梅田芸術劇場メインホール・博多座公演の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。

雪組
■主演・・・(雪組)音月 桂、舞羽美海

◆梅田芸術劇場メインホール:2012年7月7日(土)~7月23日(月)
一般前売:2012年5月6日(日)
座席料金:S席8,500円、A席6,000円、B席3,000円(税込)
◆博多座:2012年8月1日(水)~8月25日(土)
一般前売:2012年6月9日(土)
座席料金:A席8,500円、特B席7,500円、B席6,000円、C席4,000円(税込)
※当初発表の予定より、公演期間が、変更となりました。

ミュージカル
『フットルース』
潤色・演出/小柳奈穂子


http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/6c2ef22f587c1402d9712039cf7e0932.html

2012/02/24
2012年 公演ラインアップ【全国ツアー】<9月・星組『琥珀色の雨にぬれて』『Celebrity』>

2月24日(金)、2012年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、全国ツアーの上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。

星組
■主演・・・(星組)柚希礼音、夢咲ねね

◆全国ツアー:2012年9月8日(土)~9月30日(日)

ミュージカル・ロマン
『琥珀色の雨にぬれて』
作/柴田侑宏  演出/正塚晴彦


ショー・グルーヴ
『Celebrity』
-セレブリティ-
作・演出/稲葉太地


http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/1020291abff64c30fc591e34855eb09c.html

2012/02/24
2012年 公演ラインアップ【宝塚バウホール、東京特別】<7~8月・雪組『双曲線上のカルテ』、9月・星組『ジャン・ルイ・ファージョン -王妃の調香師-』>

2月24日(金)、2012年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、宝塚バウホール、東京特別公演の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。

雪組
■主演・・・(雪組)早霧せいな

◆宝塚バウホール:2012年7月19日(木)~7月30日(月)
一般前売:2012年6月16日(土)
座席料金:全席6,000円(税込)
◆東京特別(日本青年館):2012年8月8日(水)~8月13日(月)
一般前売:2012年7月8日(日)
座席料金:S席7,500円、A席5,000円(税込)

バウ・ミュージカル・プレイ
『双曲線上のカルテ』
~渡辺淳一作「無影燈」より~
脚本・演出/石田昌也


星組
■主演・・・(星組)紅 ゆずる

◆宝塚バウホール:2012年9月6日(木)~9月17日(月)
一般前売:2012年8月4日(土)
座席料金:全席6,000円(税込)
◆東京特別(日本青年館):2012年9月25日(火)~9月30日(日)
一般前売:2012年8月26日(日)
座席料金:S席7,500円、A席5,000円(税込)

Musical
『ジャン・ルイ・ファージョン -王妃の調香師-』
作・演出/植田景子
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キムみみフットルース!!
なんかもお楽しそうなんですけどーー!ああ、ともみんにも出て欲しい!似合うよね似合うよね似合うよね!
って、わたしミュージカル映画の類は一通り押さえてるつもりなんですが、フットルースとグリースを混同してるみたいで、今わたしの頭の中を流れてるナンバーはどっち?
あとは…個人的な話ですが、小柳せんせいの萌えとわたしの萌えってなんか微妙にずれるんだけど…まぁ気にしないっと!(今のところ←)

琥珀に関してはわたし初演厨なので……なんか違うんじゃって感もあるのですが、それが逆に効果的に作用するかもしれないし、今はなんとも言えないかな。
イズミティが使えるようになったことは嬉しいです。イズミティ、大好きだから。

ちぎちゃん、さゆみちゃん、二度目の東上付きバウ主演おめでとうございます。

で、無影燈…えっどれだけ昭和(笑)。二度見しました。
舞台をイタリアに書き換えるみたいだし、話自体は普遍的なものではあると思いますが、日本人ということを避けては通れない部分がテーマだから、この辺をどう処理するかですよね。
それから、石田せんせいの医療物って一抹の不安が…ええ、臓器移植キャンペーン来たーー、みたいなことにだけはなって欲しくない…(でも無理やり入れるよね、そんな悪寒)
わたしの中では直江(違うよ)とちぎちゃんのイメージもかなり異なるのですが、これはまた新境地として期待すべきところなのかも。
復活で石田せんせいをおおいに見直した(偉そう)ところなので楽しみです。

さゆみちゃんは景子せんせい。いっ、いいなああああああ。うらやましい……。題材もすごおくおもしろそうだし。
やっぱり景子せんせい好き。にしても登板多いよね。

いちばん驚いたのはチケット料金が、バウ6,000円、青年館7,500円になってたことですけどね。
いくらなんでもこれはどさくさだろう……。


発熱しそうなので撤収←
2012年2月21日。

花組・春風弥里が誕生した。


スターファイルの「花組生徒一覧」に、みーちゃんがいる……。

http://kageki.hankyu.co.jp/star/list/Flower.html

どきどき。どきどき。

今の花組では香盤順に上から12番目になりますが、実際にみーちゃんが花組生として始動するバウ集合日の頃には夏美組長が専科に移動されているので、11番目になりますね。
宙組ではアリスちゃん退団以降13番目がみーちゃんの定位置だったのでなんだか急に上に来た気がするけど、実は前回の公演でたまちゃん、すずさんが抜け、11番目になってたんですよね。
今は大ちゃんが11番目かあ。宙のスター・ファイルに、みーちゃんがいないよ!(笑)(当たり前だよ)
http://kageki.hankyu.co.jp/star/list/Cosmos.html
まさこちゃんが中日楽で星組に移動して、それで次の公演ではその大ちゃんも、それから……。それから………。
いやもう淋しくなるから止める。


これからの新しい春風弥里に、おおいなる期待を籠めて。

みーちゃんが花組で、大きな花を咲かせてくれることを(うわあベタ!笑)

わたしは信じています。
「今後の予定を申し上げます。
まず、宙組・春風弥里が、2月21日付けで花組へ組替えとなります」
カーテンコールであおいちゃんが真っ先に紹介したのは、みーちゃんの組替えだった。
そりゃあ宙組のスケジュールでこの先いちばんにくるのはたしかにそれなんだけど、いやまさか最初だとは思わなくて動揺(笑)した。

「春風にとりましては今回の公演が、宙組生として最後の公演となりました。
花組・春風弥里も、どうぞよろしくお願いいたします!」
あおいちゃんの言葉を、うんうんと頷きながら聞くみーちゃん。
静かに涙を流すちーちゃん。

最後に深く一礼したみーちゃんに、客席から割れるような拍手が起こった。

温かい、温かい拍手。

舞台上からも、拍手が起こった。
真っ先に拍手してくださったのは、凰稀さんだ。
優しい顔で、みーちゃんを見つめながら。

客席の拍手は、長い間鳴り止まなかった。
それに呼応するようにもう一度舞台上から拍手が起こったのだが、このときも最初に拍手をはじめたのは、凰稀さんだった。
ニコーーっと笑いながら。

笑顔で頷きあう、凰稀さんとみーちゃん。

笑顔で頷きあう、アンドレとチーキ。

この公演で築き上げた二人の信頼関係を、そこに見た気がした。


2回目のカテコで、凰稀さんは「みーちゃん!」と呼びかけた。
「(うわ来た!)はいっ、はいっ(笑)」
照れるみーちゃん(笑)。
「さあ!東京のお客様に!」
凰稀さんはみーちゃんの肩を抱いて、前に引っ張り出した。

観念した(笑)みーちゃんがご挨拶。

「わたしは10年間、この宙組の皆さんと、そして宙組を愛してくださる皆さんに育てていただきました。ほんとうにありがとうございました。
この大好きな温かい場所から旅立つのはとても淋しいですが、花組に行きましても一生懸命がんばりたいと思いますので、これからもどうぞ見守っていてください。
ほんとうにありがとうございました!」

泣かないようにゆっくりと、一言一言を噛みしめながら、丁寧に挨拶するみーちゃん。
笑顔で見守る、凰稀さん、そして宙組子たち。
ちーちゃんは泣いてたけどね(笑)。

そんなみーちゃんに、ふたたび客席から割れるような拍手が起こった。

長い、長い。
今日までの宙組・春風弥里への、そして明日からの花組・春風弥里への、長い拍手が、そして温かい愛が、劇場を包んだ。
ほんとうに長く、熱い、拍手だった。

「これからもどうぞ花組の春風弥里を、そして宙組を、どうぞよろしくお願いいたします!
本日はありがとうございました」
凰稀さんの締めで、カーテンコールの幕は下りていった。


挨拶のときは涙を堪えていたみーちゃんだったけど、あとは笑顔で。
輝くばかりの笑顔で。
綺麗だったな。


客席も、舞台上も、みーちゃんへの愛で溢れていた。

みーちゃんは宙組から、宙組ファンから、こんなにも愛されてるんだ。


わたしたちが泣いていたのは、淋しかったからじゃない。


しあわせだったの。とても、とても。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/276/poster.jpg.html

2/18 更新 ポスターページ UP

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自分メモ。ポスターページUP

綺麗なポスターですねえ。


花組のポスターに、はるかぜさんの名前が載ってる。

慣れない(笑)。

まだまだ不思議な気持ちです。

☆☆☆

明日は、はるかぜさんの宙組ラストデイ。

宙組での10年間。ほんとうに明日が最後です。


しあわせな1日となりますよう。

みーちゃんにとっても、宙組にとっても。

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