で、星組さんのパレードを待つ間、仲間たちと話題にしていたのですが。
「宙大劇の配役は、いったいいつになったら出るのか」と。
集合日が5日、この9日の時点では配役まだ出ていませんでした。

「どうせ脚本出来てないんでしょ」「そもそも正塚のことだから役少ないだろーし」「せめて名前付けて欲しいよねー」「でも名前ありゃいーってもんでもないしねー」

このとき例に出していたのが『パラプリ』で、あれは役名は、やたらあった。でも、その名を呼ばれることもない人も多く、あまり意味があるとは思えなかったんです。
グループ毎の名前の世界観だかにはこだわったとかで、アニメを作る2Dチームはいろんなキャラクターの名前、美しい物を愛するアンソニーチームは王朝風の名前だったっけ?そんなのはあったけど、じゃなくて。
名前付けたひとりひとりに、ちゃんと役としての意味も持たせて欲しいよね、と。

「それでも愛情だと思いますよ。モブキャラだから名前無しってより、たとえ呼ばれなくても名前があれば、生徒さんの気持ちは全然違うんじゃないかな」

でも、仲間のひとりがこう言って、それはたしかにそうだと思い直した。このとき思い出したのは『黎明』ね(笑)。あれは酷かった。モブキャラは名前も無ければ、出番も無かったっけ。
そうだね、付けりゃ良いってもんじゃないにしても、名前は無いよりある方がいい。それがこの日の結論。

と話していた翌日、配役出ました。

………。

役、少なっ!!!

正塚、勘弁してよーーー!

翌日すぐ配役出たので、劇団の敷地内で「配役出せ、配役出せ」と騒いでた私たちの声が正塚に聞こえたのかと思いましたが(違)、細かいとこまでは聞いちゃなかったみたいですね(もっと違)。
あとね、公爵夫人とかボディガードとか社員とか警官とか使用人とか……そんな配役出すなら、名前付けようよ(怒)。付けたって減るもんじゃないだろが。
大ちゃんはそんな配役すら付いてないし。で、みーちゃんのボーイ(リチャード)/ボディーガードって何?名前付いてるだけ良しとするにしても、この状況での二役ってどっちも恐ろしく出番少ない悪寒が。

正塚、頼むよーーーーーー!

私は正塚作品ファンです。『ステマリ』にしても『愛短』にしても、モブキャラも為所があって、キモチイイ作品でしたよ。
それは分かるんだけど、『マリポーサ』とかあきらかにその辺失敗してるし。
大劇作家として、それ駄目っしょ。

ただでさえ宙組は、前回『ベルばら』と『逆裁』で、みんな為所なくて大変だったんだぞっ!
特に『逆裁』っ!作品自体は否定しないけど、鈴木圭っ!オマイのモブキャラ使いサイテーだからっ!バウに下級生が出る意味、ちーともないやん!

『逆裁』のそれは、私ずーーーっと文句言ってたんです。
たら、雪担のパクちゃんに怒られましたなの。
「それは贅沢というものです!んなこと言ったら、『忘れ雪』を演った雪組下級生の立場はどーなるんですかっ!」

えーと。

『忘れ雪』は、モブキャラがどーこー以前の問題だと思うなの(ッス)(じゃなくて素)。
そんなとこまで頭回らん。すげかったなあアレは(とおい目)。

は、置いといて。
とにかくっ。

正塚先生、頼むよーーーーーー!(必死)
しいちゃんの笑顔には、華やかな赤い薔薇がとても似合っていて。
美しくて。美しくて。

瞳子ちゃん、あすかちゃん、キンさん、ますちん、しいちゃん、かっちゃん、エレナさん、しみこちゃん、かずのしん、しゅんちゃん、大劇場ご卒業おめでとうございます。
これでも単星ですので(笑)、お見送りにいってまいりました。とは言っても公演観られたのは前楽まで、大楽はパレードのギャラリーのみ。
それだけでも相当消耗しました。はい、またもや日記が追いついてません(笑顔)。

大階段のご挨拶なんて分かるはずもないから、卒業される皆の持ち花も当然知らない。
出で見せてくれた皆の笑顔はほんとうに晴れやかで、私はニコニコそれを見ていたんですよ。
しいちゃんが出てきたときは、瞳子ちゃんちのガードからも大きな歓声が上がってね。なんか私まで誇らしくてっ。(なんでだよ?)

私の立っていた場所から、しいちゃんの姿が見えた。
そして、手にしている真紅の薔薇が見えた。

しいちゃんの笑顔には、華やかな赤い薔薇がとても似合っていて。

泣いてしまった。

いつも笑顔でいること。いようとすること。

もしかしたら、今日のように心から晴れやかな笑顔でいられる日ばかりではなかったかもしれない。
フェアリーしいちゃんだって、人間だもの。

でも、いつも笑顔でいること。いようとすること。

その強さがしいちゃんで、その強さを。

美しいと思う。

そんなフェアリーに、私は夢を見ていたい。
逆転裁判のバウから青年館公演にかけて、いちばん変わったのはえりこちゃんだね。
と、これはもう仲間内では、ものすごく言っていた。

芝居が変わった。
突き抜けたような、吹っ切れたような。

えりこちゃんは堅実に道を歩いていくタイプではあるが、突然ポンと一段上にあがる、そんなきっかけが今までもたしかに何回かあった。
逆裁の青年館では、そういう顔がまた見られたと思っていた。

ゲームと宝塚の初のコラボ作品自体、最初は手探りだったろう。普段とは違う客層を前に、中でも人気のミツルギというキャラを演じるプレッシャーもあっただろう。
演じていくうちに受ける手応え、「みっちゃんかっこいい!」という、ヅカファンだけではなくゲームファンからも聞こえてきた大きな声、日々上がってゆく劇場の温度。

えりこちゃんはそれらを肌で感じて、青年館で突き抜けたんだ。

役を演じるだけではなく、エッジワースという役を楽しみ、さらにそこから一段上の、男役をも余裕で楽しんでいる様を感じさせてくれたと言うか。
男役・七帆ひかるを「くらえ!」とも言わんばかりの、千秋楽で見せてくれた彼の芝居に、私はそう思っていたのだが。

それらもあって。
その上で、ゴールの日に向かって何かが吹っ切れたのかもしれないと、今にして思う。

これからますますの人だと思う。あまりにももったいないとも思う。
しかし、えりこちゃん自身が決めた道に、異議は誰も唱えられない。

千秋楽に逆裁2の発表があったとき、蘭とむちゃんが「今のこのメンバーで作り上げた作品だからこそ!」この公演の成功があったのだと、声を大にして言っていた。

再演といっても、蘭とむちゃん以外のメンバーはどうなるか分からない。少なくとも、ねおちゃんはいなくなる。

そして、エッジーワース@えりこちゃんも、レオナ@まさみちゃんも、モエノ@らびちゃんも、逆裁2には出ない。出られない。

千秋楽の蘭とむちゃんの「今のこのメンバー」への力強い感謝の言葉は、もしかしたらそれも含んでいたのかもしれない。
二番手として自分と対峙したえりこちゃん、ヒロインとして自分についてきたまさみちゃん。今回の作品の成功に於いて、欠けることなどありえなかった彼らは、もういなくなるという現実。


東京千秋楽付退団者、10名。

大和さん、ウメちゃん、ゆっちゃん、まさみちゃん、えりこちゃん、あすちゃん、りさちゃん、かなちん、らびちゃん、さっくん。


トップコンビ退団なので、あと8人は覚悟してました。
それにしてもほんとに8人来ちゃったなあ(凹)。皆それぞれに思い入れがあります。いろんな公演が、いろんな場面が浮かんできます。

7月5日をしあわせな日にしましょ。宙担仲間よ、よろしくねっ。

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2009/03/05
宙組 退団者のお知らせ

下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。

(宙組)
彩苑ゆき
大和悠河     ―すでに発表済み―
美羽あさひ
七帆ひかる
陽月 華     ―すでに発表済み―
華凜もゆる
美牧冴京
香翔なおと
萌野りりあ
咲真たかね


   2009年7月5日(宙組東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団
宙組青年館公演『逆転裁判 蘇る真実』千秋楽おめでとうございます。

盛り上がった楽の舞台、カテコの最後に発表された『逆裁2』、ご卒業のねおちゃん……の話の前に、この日ご観劇だった花組生の様子をちょっと。

開演少し前に入ってきたのは、まっつを先頭に、イティカ、しゅんさま、まいちゃん、まぁくん。3列センターブロックに並んでご観劇でした。
なぜか一人アンニュイな空気を醸し出すまっつ(笑)、夢の蘭とむイティカ共演ふたたび(違)、ああここに緑野さんがいたら!パクちゃんがいたら!と私が地団駄を踏んだのは言うまでもございません。

とにかくじぇんぬさんって声が通るんだわ(笑)。
楽の客席ともなるとリピーターが多く、ちょっとしたいつもの小ネタではそこまで笑わなくなってるじゃないですか。
花組生のお席のあたりからは、常にどっかんどっかん爆笑が聞こえてきました。まあ響く響く。
特にディック刑事@みーちゃんの「○○ッス!」、現場に飛び込んできたときからどっかん笑ってて証言まで、ラリー@大ちゃんの一挙一動(笑)、特に「トキメ木」ね(笑)、大ウケしてました。2人が出てる間ぢゅう、ずっとゲラゲラ笑ってたんじゃないの?(ぐらいの印象だったッス)(5分の3が88期勢力だったがゆえかもしれませんが)

カテコもしっかりスタンディングで、最後まで楽しんでいたご様子。ヨカッタヨカッタ!

1階後方には、ねおちゃんの同期や宙中日組も大勢駆けつけていました。先にご卒業されたGOちゃんもいた模様。
最後のねおちゃんご挨拶のとき、そちらの方から大歓声が。とにかくじぇんぬさんって声が以下同文。

うえーん、逆裁も終わっちゃった……次の宙組は、いよいよタニウメサヨナラッス……(凹)。
こちら逆裁青年館千秋楽ッス。

>こあらったさん

まっつ来てまっつ!

>パクちゃん

イティカが来ティカ!(ちょっと……かなり苦しい?笑)

百年の道。

2009年2月28日 大和悠河
昨日は他にもいろいろ発表がありましたが。
めおみつるバウ、AQUA5コンサート。
そして『百年の道』。

嬉しい、嬉しいッス……しみじみ。
大和さんがトップになった年のTCAは東宝公演中で、宙組は日生組の轟さん、ちえちゃん中心の星組メンバーと東宝でイベント。TCA会場との中継はありましたが、あくまでも別イベントでした。
昨年のタカスペも東宝公演中で、こちらは完全に不参加。
宙組トップスターとして、他組のトップさんと並ぶ機会なかったから。
卒業ギリギリ前にこういう場が作られて、ほんとうに嬉しいです。

さて。

喜んだあとに、現実を考える。

東京公演中の一日に、大劇場に飛ぶことは可能なのかっ。で、帰ってこなきゃないんだよ?
って、ご本人が行って帰ってこられる以上、スケジュール的には可能なんでしょう。
ただ、一般人の私には、お財布的に大変厳しゅうございます、とほほほ。

その前に、たった一回のこの公演。


チケット取れるんですかっ??!


それが一番厳しいかも。お財布的に大変、ね(苦笑)。

だけどなあ。
ゆうちゃん、麻子ちゃん、水さん、ちえちゃん。皆と並ぶ大和さん観たい。
なにがなんでも観たいっ!!

……けど、どーなるんでしょーね。とほほほ。

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2009/02/27
宝塚歌劇95周年記念・「歌劇」通巻1000号記念スペシャル『百年への道』

2009年1月号で通巻1000号を迎えた雑誌「歌劇」の歩みを、宝塚歌劇95周年の歩みと重ねて、全組の主演男役を始め、OGを迎えた豪華キャストによりお送りするスペシャルイベントです。

宝塚歌劇95周年記念・「歌劇」通巻1000号記念スペシャル
『百年への道』
構成・演出/三木章雄

<開催会場・日時>
宝塚大劇場
2009年6月15日(月) 18時30分開演

<主な出演者>
(専科)春日野 八千代、轟 悠
(花組)真飛 聖
(月組)瀬奈 じゅん
(雪組)水 夏希
(星組)柚希 礼音
(宙組)大和 悠河    ほか
※OGの出演者については未定です。
ゆーひちゃん、すみかちゃん、宙組主演コンビ決定おめでとうございます。

また組替で、縁の無かった組でトップになるゆーひちゃんも、縁の無かったトップさんを受け入れる宙組も、大変だとは思うけど。

縁は作るものだから。
これから作っていくものだから。

来てくれる二人を大切に思いたいです。組ファンとして。

大和さんから蘭とむちゃんに引き継ぐところを見たかった気持ちは、正直ありました。
だけど、蘭とむちゃんはいずれ必ずどこかでトップになるでしょう。「今」じゃなくて残念だけど、ゆーひちゃんは「今」しかなかったのだとしたら、ちょうど席が空く宙組に来てもおかしくない。

第一、組子も大変だろうけど、来る人のほうがもっと大変だと思うので……。

それでも、ひと言。
なんで、すみかちゃんなのかなあ。とは言わせてくれ。
すみかちゃん大好きだけど。
ゆーひちゃんが「今」しかなかったのは理解できるけど。
すみかちゃんは「今」じゃなくてもいいだろうに。
ゆーひちゃんとの相性ですか?

……うちにもいい娘役たくさんいますけど………。

ちょっとグチ、以上。あとはぽじてぃぶしんきんごーごー!
すみかちゃん自身に思うところはないです。元々大好きな娘役さんなので、宙組に来てくれたらきっともっと好きになると思うよ。

組替が恐いですが、もう宙組をイジらないで欲しいと切に願います。って、こんなこと言っても先の先まで劇団は決めちゃってるんだろうから、虚しいだけなんだけど。とにかく組替なしを強く望みます。



その昔、シューマッハってありましたよね。
当時からキラっキラで王道トップ路線(と私は信じていた)だった最下級生の大和さん、ちょっと陰のあるところが魅力のゆーひちゃん。
あの頃、というかほんの数年前まで、ゆーひちゃんがトップになるって想定外だったかもしれない。あくまでも私の中では。
大和さんの後に宙組トップを引き継ぐのがゆーひちゃん……なんか不思議というか感慨深いというか。



この日記、カテゴリー「宙組」200件目になります。


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2009/02/27
次期宙組主演男役・娘役について

この度、次期宙組主演男役に大空 祐飛(花組)が、次期宙組主演娘役に野々 すみ花(花組)が決定しましたのでお知らせ致します。

尚、両名は2009年6月16日付で花組より宙組に異動し、2009年8月の宙組博多座公演より主演として出演いたします。

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2009/02/27
2009年 公演ラインアップ【博多座】<8月・宙組『大江山花伝』『Apasionado!! II』>

2009年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、博多座<8月・宙組>の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。

宙組
■主演・・・(宙組)大空 祐飛、野々 すみ花
◆博多座:8/3(月)~8/25(火)

王朝千一夜
『大江山花伝』
-燃えつきてこそ-
~木原敏江原作「大江山花伝」(小学館文庫)より~ 
脚色/柴田侑宏 演出/中村暁

ファナティック・ショー
『Apasionado(アパショナード)!! II』
作・演出/藤井大介
本日夜公演、まさこちゃんご観劇~~!
宙前組長まりえさん、花組まりん、みわさん、まっつ……も、いらっしゃったみたいです。まさこちゃん、まりえさん、顔がステキに濃くて見間違えようのない(笑)みわさんはたしかです。
※で、追記・ブログめぐりをしてみたところ、どーやら私はまっつとメオちゃんを見間違えたらしいッス(サイズ違うだろが)。すみませんすみません、特にこあらったさんほんとすみませんっ。ゆっちゃん、宙OGいづみちゃんもご観劇だったようです。

まさこちゃんの反応がおもしろすぎて、ついついガン見してしまいました(え?)(まさこちゃんごめんなさいっ)

二幕はじまる直前、今回の舞台は「逆転裁判」のロゴ入り紗幕が降りてるんですが、それを通して蘭とむちゃんとれーれが板付いたカゲが見えたんでしょう。

幕に向かって、わーいわーいと手を振るまぁちゃん(爆)。

まさこちゃんのお席は、蘭とむちゃんが板付くデスクの真ん前のラインでした(笑)。


その蘭とむちゃんの客席降り。


まぁちゃんファン以上にガン見してるしっ!

まぁちゃん首伸びてるしっ!

まぁちゃん顔めちゃめちゃ笑ってるしっ!

まぁちゃん 口 空 い て る しっ!(爆)


「あ~あ~あ~あ~あ~あ~!まゆさあああんかっこいいィィィィィィ~~~!!」
(あくまでもココロの声アテレコ)(アテレコだろーとテンポはまさこ)

フィナーレでは、一人一人に高い位置で拍手を送っておりました。

楽しかったあ~あ~あ~、まさこ!(え?)(オマイ何観に行ったの?)(……まさこ)(違)

や、じゃなくて。


逆裁さいこーッス!

すっげえええ楽しーーーッス!
いい男になった。

かわいくて、キラキラで、でもそれだけじゃなく。
骨太さ、逞しさを、最近のちぎちゃんから強く感じる。

たしかに宙組では小柄になってしまうので、組替の噂は絶えない人だった。だけど、キラキラしたその姿がすっごく宙組だと私は思っているから、現実に組替が決まったときは悲しかったし、今もとても淋しい。
ちぎちゃんにとって栄転であろうし、喜ぶべきことだと分かっていても。

小柄なことは、宙組の中ではハンディではあったかもしれない。
だが、だからこそ大きく見せようとずっと闘ってきたことによって、彼はここまで辿り着いたのではないかと思う。

ほんとうに、いつの間にこんなに男っぽくなったんだろう。

痩せて、頬が削げたシャープな顔にもなったが、それに負けない硬質な精悍さを持った、いい男に。

オスカルは、今のちぎちゃんの男っぽさと、持って生まれた容姿の美しさのバランスが、まさに絶妙。あのベルばらでも(まだ言うのか)、ちぎオスカルに出会えたことは、私の大きな糧だ。

ちぎちゃん宙組最後の日。中日千秋楽。

すっごい気合いだった。
絶対プスプスとか音がしてた。
ショーなんか、眉間がひび割れるんじゃないかと心配になったもん(え?)(比喩ではなく真顔)(決め顔強力すぎ)

ヒカリモノであるちぎちゃんの特性で、気合い入れば入りまくるほど、その身体がピッカピカに輝きだす。

それはそれは美しかったッス!(アンタ誰?)

グイグイ押しの姿勢で責め続けたショー、階段降りが終わり、そして。

ちぎちゃんは、泣き出した。

「ちぎたさんの涙」といえば超反則技で(いや私の中で)、何度もそれにはやられてきたけれど、この楽の涙は過去最大級の反則と認定。

顔は笑ってる。きっとすっごく頑張って、笑っている。
その笑顔の瞳から、光の筋となった涙が、とめどもなく流れ落ちてゆく。


なんなの、この美しい生きものは……(震撼)。



退めちゃうわけじゃあるまいし。
雪組のちぎちゃんももちろん応援するし。


だけど今日だけは、私にも泣かせて。


ただし。

私が涙を流しても、ただの汚い奴がますますもって汚い奴になるだけなことが、非常に残念ではありますが。
結局、人の心を動かすのは、動かせるのは。
人の心。

「一から百まで突っ込める」と言い切り、さすがにそこまで書くのは遠慮しましたが(笑)、そのベルばらで泣けるんだもん。

ベルばら一時間半の間ずっと涙を流し続け(え?)、ショーでも泣き続け、晴れやかな敗北感で胸がイッパイなジュンタですこんばんは日本語おかしいですねすみませんすみません。

あの人たちの本気ってスゴイ。ただもうそれだけ。

大和さんの、ウメちゃんの、本気。二人を後押ししようという、宙組みんなの本気。
その「気」にやられた(ものっそ素)。

これから思い出しつつシツコク脚本を突っ込んだりしちゃうかもしれないけど(え?)、いまやあのベルばら……というか、宙組が創りあげたベルばらに誇りを感じている始末(え?)ですので、それを前提にヌルく流してやってください。

つか、突っ込むのも虚しいか。なんかもお、そんなのどーでもよくなってきた(え?)

楽しかったわ。しあわせだったわ(え?)



ちぎちゃん。

今日のちぎちゃんは、いままでに見た男役早霧せいなの中で一番だった。最高にかっこよかった。

あなたもまた、宙組ファンの誇りです。

これまでも。これからも。

いつまでも。
「神様、お助けください!アンドレの、アンドレの目が失明してしまう!」

マロングラッセは、こう叫ぶんですが。

そんな「馬から落ちて落馬した」みたいなネタを言うのは止めてください。

脱力するから。

目が明かりを失う、で正しい気もしてきちゃったりするけど、ふつー「失明」ってそうは使わないと思うのよ?明かりを失うって、そもそも目の話だし。目しかないし。

マロングラッセの中では、アンドレの鼻が失明したり、足が失明したりも……ありうるのか?ありうるのかっ!!(驚愕)

ま、黄色人種でもないのに「ケツの青いガキ」とか、他に言い方ないのかつー「ゼウスも涎を垂らす」とか、不可思議な台詞なんていくらでもありますけど。



なんとかならんのかっ!(や、ベルばら史上、いまにはじまったことじゃないから)(あきらめの悪い私なのだ)
結論から言ったら、無理だと思います(素)。

だから、アンドレはオスカルより先に死んでるんですってば。
原作の話ではなく、今回の外伝です。や、もちろん原作のアンドレも、オスカルより先に死んでますよ。

ええ、バスティーユの戦闘の前日、あの橋の上で。何発もの銃弾を浴びて、蜂の巣になって。

今回の一連の外伝で「革命」と名付けられている、よーは「バスティーユ」ですね、オスカルが出てないので「革命」と呼んでるだけとは思いますが。
ここに本来なら、アンドレは参加できるはずはありません。前日に死んじゃってるんだから。

でも今回、主役であるアンドレを出したのは、芝居の効果上からは正しいと思うの。
この一番盛り上がると言っても過言ではない場面で主役不在だった雪外伝、花外伝を考えると、たとえ原作から逸れるにしても、アンドレを出した方が効果的に決まっています。
にしても、若干出てくるの遅い気もしますが(笑)。

「革命」は、まず市民たちの怒り、嘆きからはじまります。
これが、あのあのその。
今回、アランを二番手に置いたためか、衛兵隊員にいわゆる路線という仕事をちょっとでも経験してる人が皆、入っているんですね。
フェルゼン、ジェローデル、オスカルも市民バイトなのですが、この人たち目立つので(笑)最初のカーテン前では出番無し。
で、革命の最初は市民たちだけで、センターはタマちゃん、両サイドかなちん、こずちゃん……ごごごごめんなさい、正直地味ィな革命でげふげふ。センターって、ほんと経験積むしかないのですよね。タマちゃんはすばらしい職人で宙組の宝、大好きなんですが。
この革命の市民たち、どんなに顔を汚しても無駄にかわいいアリスちゃん、すでに人の二、三人殺してきたわよてなド迫力のえっちゃん、女ってすげー!みたいなことになってます。つか、基本市民は女子だらけ、衛兵隊に男役殆ど取られてるから。

ここにベルナール登場!えと、多分ベルナールね(笑)。
お衣装や髪型で、「ベルばらのベルナール」だろうと思わされるだけで、この人が誰なんだか実は全然分かりません。
カーテンが開くと、そのベルナールらしき人は登場します。
後から来たくせに「よし!」みたいにうなずいて勝手にセンターに入ってきますが。えーとたしか、あなた。

さっきの出番では、闇夜で意味もなくいきなりアンドレを襲って、その目に怪我を負わせただけの 悪 人 でしたわよね?
パレ・ロワイヤルに侵入したのはオスカルであって、そのときアンドレは道端に立っていただけだったのよ。

それを文字通り、闇討ち。
たった一人で、だから道端に立っていただけのアンドレを、九人がかりで襲ってたじゃんか。
しかもプログラム見たら、このベルナールの部下たちの役名は。

暗 殺 団 (爆)。

そんな暗殺団のボスであるベルナールくん、なぜか市民代表みたいな顔をして革命のセンターに。なんせベルナールの出番は、この二場面だけなんで。

分かんねーーー!!!

で、ひとしきり戦ったところで、アンドレを中心に、アランたち衛兵隊登場。
戦闘にアンドレを出す意味あります、かっこいい、めちゃめちゃかっこいいーーーっ!
市民バイトのフェルゼン、ジェローデル、オスカルも登場するのですが、やっぱねえ。目立つのよあなたたち(笑)。なんなんでしょーかあの隠し遂せないスターオーラ、ここではただの一市民なのにね(笑)。
一番後ろで戦うオスカルさまは無駄にキラキラだし、ド下手端のジェローデルさまデカいし、ド上手端のフェルゼンさまはもっとデカいし(笑)、しかもこのフェルゼンさまの持つ斧が誰よりもデカいのはどーゆーことっ?!
たら、あっという間に一発の銃声が!(つか早いよ!笑)(もうちょっと踊らせてよ!)


ハっとするアンドレ。

「オスカルっ!」

アンドレはオスカルを庇って、自ら弾の前に進み出る。

そして被弾。

死。

あの段取りだと、そう見えるのですよ。そうとしか見えないのですよ。



「アンドレ!少しも早く、オスカルの元へ行っておあげなさい!」

あのね、マリーズ。

それ、無理だから。

それ、あなたの妄想だから。

後から死んだオスカルが、先に死んだ天国のアンドレの元に少しも早く向かうのは、ギリギリ可能だとは思いますよ、でもね。
そうじゃないんだから、物理的に無理。無理なもんは無理。
マリーズの妄想、極まれり。

なのにっ!
アンドレはその呼び掛けに応えて、ほんとにセリ上がってきちゃうんだよーーーっ!(白目)


♪わたしはあああっ 誓ううううっ この道がどこへゆこおおお~~~と~~~っっ
わたしのおおおっ 愛はあああっ 変わらないとおおお~~~~~~っっ♪


少しも早く、オスカルの元へと向かうアンドレ。

ああ、この歌は、この歌は。

幼いアンドレとマリーズが、別れの日に変わらぬ愛を誓いあって歌った、まさにその歌。

しかし、今のアンドレのゆく道の先には、オスカルしか見えていない。
や、オスカルは道の先ではなく、シツコク言うけど後ろから来るはずなんですが、それにしても。
この歌、あまりにも都合よすぎやしませんか。
植爺は、主題歌リプライズの意味を、完全に取り違えてるんですよ。

それとも、さすが外伝3部作のラストを飾るに相応しい 4 作 目 のために作られた新曲だけのことはある?



ねえ。

外伝ベルばらの道は、どこへゆこうとしているのでしょうか?(素で首かしげ)
「少しも早く中日劇場へ!」
そのついでに、私はこう書きました。

http://juntan.diarynote.jp/200902050634451513/

>最後にマリーズは、マロングラッセに毅然と言い放つのです。

>「少しも早く、オスカルの元へ行っておあげなさい!」

>え?かよわい老女に、天国へ行けと?(しかもアンドレじゃなくてオスカルの元なんだ?)
>「少しも早く」、相変わらずおかしな日本語で理解に苦しみますが……えと。つまり。

>「ばあちゃん、さっさと死ね」(直訳)

私が観たのは初日です。
その後ほんとうに少しも早く中日へ行ってくれた仲間たちから、例外なく突っ込み入りました。

「あの『少しも早くオスカルの元へ』は、アンドレに向かって言ってるんじゃないの?いくらなんでもマロングラッセに、じゃないと思うよ?」

ええ、そうだと思います(え?)
初日も、そう受け取れなくはなかったんですよ。
だって、そのあとの場面が「少しも早くオスカルの元へ向かうアンドレの図」ですから。
マリーズの呼びかけに応えて、天国への階段を上るアンドレです。つか、あのねえ。そもそもオスカルより先にアンドレが死んでるので、「オスカルの元へ向かう」こと自体不可能と言わざるをえませんが、それはひとまず置いといて。

この場面につながる以上、「少しも早く、オスカルの元へ行っておあげなさい!」と、マリーズは天のアンドレに向かって呼びかけているのだろう。
そう予想はつきました。

でも、これは初日に於いては 後 付 け です。
だって、その場ではそうは聞こえなかったんですってば、絶対に。

アンドレの死を語るマロングラッセ、前夜にオスカルと結ばれてしあわせだった、でもマリーズに申し訳ないと。マリーズのことは忘れないと。
それを聞いて「アンドレ!私もあなたを忘れません」とかなんとか言うマリーズ。
あのう、アンドレはずっとマリーズのことなんか忘れて生きてきたとしか思えないんですが、話が進まなくなるのでそれも置いといて。

アンドレのことを忘れない、その言葉をマリーズから聞いて、マロングラッセは泣き崩れるのです。「マリーズ!」と。
老女が自分の足下で泣き崩れる、自然とマリーズは抱きかかえるような形になります。

そして顔を上げて、「あなたも少しも早く」。

そうです、初日のマリーズは「あなたも少しも早く、オスカルの元へ行っておあげなさい!」って言ったんです。
ですから、あとの場面から考えると、それはアンドレに向かっての言葉という解釈も可能でした。

でも確実に、そうは見えなかったもん。初日は。
マロングラッセを抱きかかえて「あなたも少しも早く」だもん。

私は見えたものを書いただけです。
2日目以降に観た仲間たちが一様に「あれはアンドレに向かってだ」と言うものですから、皆なんて 親 切 なんだと(笑)。
好意を持った想像力で補わない限り、そんなもの絶対に見えないもーん!断言。

で、自分が2回目を見て、それが別に親切じゃないって分かりました。

台詞と言い方、変わってる!

いや、たいした変更じゃあないんですが、マロングラッセ泣き崩れる、マリーズ抱きかかえる、そして。

マリーズは虚空を見つめ、言う。

「ア ン ド レ ! 少しも早く、オスカルの元へ行っておあげなさい!」

(爆)

そりゃあ、アンドレへって分かるわ。

初日、植爺が客席にいたので、それから直したのかな?
どうせ直すなら、全編直して欲しいぐらいですけどね(素)。

あ、真夜中に王宮の廊下で熱唱している、オスカルに言われるまでもなくめちゃめちゃ「人目につくではないか」なフェルゼン氏も、初日はうわ言のよーに「あのお方が、あのお方が」ゆーておられまして。
で、「あのお方ってどのお方じゃああああああっ!!!」と全力で突っ込んでいた私でございましたが、これも「アントワネットさまが」に直されておりましたわ。
■フィナーレ
(シャルマン)
エイト・シャルマンから6人に減っておりますが、全員本公演メンバーです。ちぎちゃん、カチャ子、カイちゃん、イチくん、あっきー、あいちゃん。カイちゃんののべつ幕なしに飛び出すウインクにご注意を(え?)

(ロケット)
ロケットAアリスちゃん変わらず。ロケットの長がれなちゃんで、そこから最下まで娘役全員。この娘役だけってところが本公演との大きな違いで、とにかく全体的にかわいいイメージになってます(笑)。

(Pistolero)
男役階段黒燕尾。紳士S大和さん。紳士A蘭とむちゃん、みっちゃん→みっちゃん、ともちゃん。他、男役全員。

(Let’s face the music and dance)
娘役階段白ドレス。先頭の歌手トリオが淑女Aまさみちゃん、淑女たっちん、アリスちゃん→淑女Sウメちゃん、淑女アリスちゃん、タラちゃん。他、娘役全員。
続いて登場する黒燕尾男役(手袋無し)、紳士A蘭とむちゃん、みっちゃん→紳士Aともちゃん、みっちゃん、紳士まさこちゃん。他、大和さん以外男役全員。
センターがみっちゃんですが、本公演では蘭とむちゃんのソロだった歌が、みっちゃん、ともちゃん、まさこちゃんのトリオ。途中ワンフレーズ、みっちゃんのソロになります。
本公演のまさみちゃんはこの場面最後まで、今回ウメちゃんはデュエダンのため男役登場時に退場。

(デュエット)
男S大和さん、女Sウメちゃん。当然、変更無し。

(パレード)
エトワールたっちん→アリスちゃん。元がたっちん仕様なので無理はないのですが、サビのキーが下げられてました。アリスちゃんは元々階段降りメンバーですし、ここはえっちゃんあたりにやって欲しかった思いもありますが。
階段降りが、ちーちゃんカチャ子―ちぎちゃん―まさこちゃん―ともちゃん―みっちゃん―ウメちゃん―大和さん。男役ばっか(笑)。

以上、香盤メモでした。
大和さんは場面数は変更なし、ウメちゃんはフィナーレの白ドレスでの歌が増えてます。
蘭とむちゃんのところは基本みっちゃん、アラビアのデュエットが増えて、music and danceのソロがトリオに変更。違いはこれぐらいかな。中村Bくんクオリティ?
えと。間違ってたらこっそり(笑)教えてください。
ほんとただの香盤メモですが。

■ダンサ・ラティーノ
(アラビア)
アラビアの男Sウメちゃんに絡むアラビアの男、最初に飛び出してくる2人が、ちぎちゃんは変わらず、みーちゃん→カチャ子。
続いて出る4人が大ちゃん、ちーちゃん、カチャ子、りくちゃん→タマちゃん、ともえちゃん、ちーちゃん、イチくん。
長がちぎちゃんで最下がりくちゃんだった本公演に比べて、タマちゃん、ともえちゃんが入ってグっとアダルトに。

(ハバナギラ)
アラビアの男S大和さんのピンスポ。お衣装と同色の光物の飾りを使って頭の上で髪を高めに結っていて、これが中日初物。なんせ大和さんに関しては殆ど変更点がないので、それだけで客席がどよめく(笑)。
Sのソロの途中でセンター後方から出てくるアラビアの男A蘭とむちゃん→みっちゃん、紫のお衣装の。で、両サイドから飛び出してくる、目に刺さる黄緑(笑)アラビアの男ともちゃん、みっちゃん、まさこちゃん、えりこちゃん→ともちゃん、まさこちゃん。

(マンボ)
アラビアの女Sウメちゃんと娘役のナンバー。副組長から最下まで娘役総動員。

(ブルース)
アラビアの男S大和さん、アラビアの女Sウメちゃんは変わらず。
アラビアの男(歌手)みっちゃん→アラビアの男A(歌手)みっちゃん。紫のAのお衣装で、もともと自分が持ってた歌を歌うわけで。アラビアの女(歌手)たっちん→えっちゃんとのデュエットです。
残り6組だったカップルが4組に。ともえくらっち、ちぎアリス、カチャさくらこ、イチりん。

そのあと男役だけのナンバーから娘役も加わっての総踊り、これは文字通りの総踊りで全員参加。
その後、舞台に残って歌うアラビアの男ともちゃんソロ。本公演で引き連れていた娘役は無し(録音のコーラスのみ)で、ともちゃん一人舞台。

■ニューヨーク
ニューヨークの男(歌手)まさこちゃん、えりこちゃん→まさこちゃんソロ。
中日の香盤が漏れ聞こえてきたとき周りでいちばん危惧していたのは、実はまさこちゃんのソロでした(え?)一人でだっ、大丈夫かまさこっ!みたいな。
これが意外と(え?)大丈夫だったのですよ。かっこよかった~。で、ジェローデルの鬘ガンガレ!(シツコイ)
後ろの4組のカップル、ミューヨークの男みーちゃん、大ちゃん、ちーちゃん、かっしー→ともえちゃん、りさちゃん、テンちゃん、じゅまちゃん。ニューヨークの女れなちゃん、くらっち、タラちゃん、えりちゃんは変わらず。組み合わせはちょっと自信ないですすみません。
みーちゃんとこにともえちゃんが入ってるの(だけ)は確実です。なんのワタシ仕様なのおおっ、みーちゃん→ともえちゃん~!(はあと)って集中しすぎて、目が足りず。(たった4組で目が足りないってどーゆーこと?)
追記・後日捕獲。ともえくらっち、りされな、テンタラ、じゅまえりでした。
女の子の役割は変わらず、男役みー→ともえ、ちー→りさ、大→テン、かっしー→じゅま、だと思われます。

ルンペンが大和さん、蘭とむちゃん、ともちゃん、みっちゃん→大和さん、ともちゃん、みっちゃん、ちーちゃん。
蘭とむちゃんのとこにみっちゃんが入って、彼を殴る女の子りんちゃんで変わらず、その後ろがまなちゃん→みこちゃん。大和さんを殴る女の子きゃのん→あゆみさん。(え?女の子?)(まぢで怖い)(そりゃあ大和さんなんか軽く吹っ飛ぶ)

彼らがボロを脱いでバリっとジャケット姿に変身してからは、残る男役、ウメちゃんをはじめとするドレスの娘役、シャルマンメンバー以外全員出場です。が、なんせシャルマンが全員男役なので(6人に減ったとはいえ)、この場面の娘役率が高くなってるカンジ(笑)。本公演ではここにロケットメンバーは入っていなかったのですが、中日でそんなことは言ってられませんわ。
ピアノ弾きというか指揮者?ちやちゃん→こずちゃん。ピアノの上の、これは目立つ!
本公演で退団者が飛び出してきて踊ってたとこは、みっちゃんを中心に……が、細かくは把握しきれず。次回頑張るっ。
大和さん、ウメちゃんの手繋ぎ銀橋渡りが、客席降りになっています。初日は本公演同様、駆け抜けるカンジでしたが、そのうち客席から手が伸びてきそうな?

残りフィナーレに続く~。
本公演との変更点は、ほぼ無し。まあ予想の範疇です。香盤の変更点のみ挙げておきます。
って、中村Bくんだけに、ふつーに番手順に繰り上がってるだけですが(笑)。まだ初日観ただけなので間違いもあるかもしれませんがご容赦ください、とりあえず自分用メモ。

■プロローグ(コスモ)
最初に階段上に登場のセンターコスモ男S大和さん、上手コスモ女Sウメちゃん、下手コスモ男Aが蘭とむちゃん→みっちゃん。人間ミラーボールの、あのお衣装です。
コスモ男Sのソロから、コスモ男A蘭とむちゃん→みっちゃん、続いてコスモ男Aみっちゃん→ともちゃんの階段上ソロ。
たっちんのスキャット→糸ちゃん。プログラムによるとカゲソロも、りりこちゃん→糸ちゃん。
コスモ女Sソロから、えりこちゃん、まさこちゃん階段上デュエット→まさこちゃん階段上、ちぎちゃん、カチャ子本舞台でトリオ。香盤上はまさこちゃんのみコスモ男A。
まさみちゃん、たっちん、アリスちゃんのコスモ女A→アリスちゃんのみ。このAは歌ソロがあるわけではなく、立ち位置の問題かな。
人数は半減ですが、基本的な振付は変更無し。人海戦術で見せていたプロローグだけに正直「少なっ!」とは思わなくもない(笑)けど、それを補おうとする気迫はビシビシ伝わってきます。

■プロローグ(愛を)
コスモ男Sソロ。や、本公演はたしかに大和さんの一人銀橋だったけど、中村Bくんだけに(笑)そのまま素直に客席降り。そして中村Bくん得意の本舞台カラッポ(笑)。
2階席からは、DANCIN’ FOR YOUという電飾だけが虚しく光るという、お決まりのパターンです。

■ダンス・パッション(マラゲーニャ)
スペインの男Aみっちゃん→ちぎちゃん。初日はさすがに歌は大変そうでした。みっちゃんほどの歌ウマさんのあとだけに。がっ、ガンガレちぎた~。だけど、ほんとちぎちゃん骨のあるイイ男になったなあ。組替淋しいよう。
男Aと絡むスペインの女センターあゆちゃん→えっちゃん。あゆちゃんももちろんカコヨスでしたが、えっちゃんもこーゆーの得意技(笑)で色っぽいわかっこいいわ。ただ、どー見てもちぎちゃんよりデカ以下自粛。
スペイン初登場の女子は、えっちゃん、みこちゃん、かなりちゃん。皆、本公演ではパリのダルマ組。ん?えっちゃんもダルマだってば!(笑)(笑うな)
スペイン初登場の男子は、ともえちゃん!ともえちゃん!(大事なことなので2回言いました)(もおおっ!すげーーーかっこいいのっ!!)、カイちゃん、イチくん、あっきー。こちらも本公演ではパリ組。
他は皆、本公演メンバーで、あゆみさんのソロもそのまま。

■ダンシング・イン・パリ
パリの紳士A蘭とむちゃん→みっちゃん。
みっちゃんのパリ、ほんとに楽しみにしてたのお!蘭とむちゃんと違った意味で昭和だった~(褒めてます)。なんか、まさに「ザ・タカラヅカ・レヴュー」ってカンジ。
レビューの女Aまさみちゃん→アリスちゃん。一番最初に登場するダルマちゃんですね。
次に出てくるダルマのレビューの女(くらっち、タラちゃん、りんちゃん、えりちゃん、糸ちゃん、あまちゃき)は皆本公演メンバーで、今回もスペインには出ていない(出られない)のですが、途中スペインから早替わりの、みこちゃん、かなりちゃん、パリ初登場くるみちゃんが加わります。
パリの男Aともちゃん、パリの男まさこちゃん、テンちゃん、スペインから引き続きになるカイちゃん、あっきーは本公演メンバーで、あいちゃんのみパリ初登場。
ロングドレスのパリの淑女ゆっちゃん、あすちゃん、れなちゃん、さくらこちゃんは皆、本公演メンバー。
ラストのコーラス隊ちやちゃん、きみちゃん、ゆっちゃん、あおいちゃん→テンちゃん、ゆっちゃん。カミシモに一人ずつ前に出るんで、かなり目立ちます。

本公演ではスペイン組とパリ組で出番が分かれていたのですが、そこは中日、下級生たちは休みなく頑張っています。
で、殆ど意味のないただのメモは、まだ続く~。
あのねえ。

とにかく今思うことは、彼らが愛しいってことです。

はっきり言って、トンデモ作品ですよ。
だけど、大和さんが、ウメちゃんが、みっちゃんが、組子一人一人が、本気の本気で熱演してるの。その熱たるや、ただもんではないの。
それが『ベルばら』という作品が持つ名前の重さ……いや、彼らはどんなときでも本気なんだよ。すっげー本気なんだよ。

だから、その本気を観に、中日へ行って欲しいのです。
絶対に後悔しないだけのものがある、彼らの真剣な想いに必ず心揺さぶられるはずだから。

それから、あれはもう観ておかないとね。観なきゃ分かんないもん(素)。
ヅカファンとしての経験値は、確実にUPします。
後世まで語れるわよ、「私、あの!!(笑)外伝アンドレ編観たわよ!」って。

初日に一緒だった仲間は宙ファンばかりで、やはり冷静な目では観られない部分があるのですね。
大和さんが出演したかったという念願のベルばら、想像以上に美しいヴィジュアル、そしてこの作品がタニウメ卒業へのカウントダウンのはじまりでもあり、作品がどうとか飛んでしまうのも無理はないだろう。
宙ファンは外伝観るのはじめて、下手するとベルばら自体はじめてな人もいたりして、なんかベルばらってだけでステキと思っちゃってるところもあるんじゃないだろうか。
だけど私は、まず「トンデモ」って認めようよ、って思うの。
そこからはじめようよ、トンデモ作品だけど本気な彼らに涙を流そうよ、って。
冷静に見つめてみれば、物語では絶対に泣けないはず(むしろ笑以下自粛)。
それを認めなくちゃダメ。純粋に感動してる場合じゃないの、植爺に怒ろうよ、思いっきり怒ろうよ、ファンにはその権利がある。
そして、その上で彼らが愛しくて泣こうよ、って。そう思う。

友人たちを「少しも早く中日へ!」と煽りまくってるんですが(笑)、それはあのベルばらを語り合いたいからです(素)。
私が外伝の中でもこれを最悪認定しているのは、自分が宙ファンだから被害妄想かもしれないの。たっ、多分?外伝全部観てる他組担の仲間たちよ、それを私に教えてください(真顔)。

初日の翌日に『BLACK???』のaiaiたんが観てくれて、もお私、怒涛のメール攻撃ですわ。だって叫びたいことたくさん溜まってたんだもん(笑)。ごめんなさい、aiaiたんだって月組東宝中だし、次はエリザで思うとこいっぱいあるだろうし、なのにずっと相手してくれてありがとう。ほんとうにありがとう。記事も嬉しかった。


さあ。皆さん!宙担も、そうじゃない方も。

少しも早く中日劇場へ!


そして私と語りましょう(笑)。ここを読んでくださっている皆さまからのメール大歓迎ですっっ!ぜひともお待ち申し上げております。て、普段からメールなんてあんまいただけないんですけどね(アセアセ)。
ブタヤマさま、初日直後に早速のメールありがとうございました。じっくり(え?)お返事させてください。



で、「少しも早く」。
どうしてもこの言葉を、どこかに突っ込みたいんだねええ、植爺は。もう何回も、いろんな人の口からいろんな状況での「少しも早く」を聞いてますがな。

アンドレもオスカルも戦死します。それをマリーズに伝えに行くマロングラッセ。
「おばあちゃん、俺オスカルと……ヤっちゃ……(ぽっ)」(マロングラッセの台詞に基づいた正しい想像)と衝撃の告白を残して逝ったアンドレ、それをマロングラッセはペラペラとマリーズに喋っちまいます。
最後にマリーズは、マロングラッセに毅然と言い放つのです。

「少しも早く、オスカルの元へ行っておあげなさい!」

え?かよわい老女に、天国へ行けと?(しかもアンドレじゃなくてオスカルの元なんだ?)
「少しも早く」、相変わらずおかしな日本語で理解に苦しみますが……えと。つまり。

「ばあちゃん、さっさと死ね」(直訳)
本日の中日宙組『外伝ベルサイユのばら/ダンシング・フォー・ユー』夜公演、かしちゃんご観劇!3列センターで、客席降りの大和さんとハイタッチしてたそうです。
ああ、ついにかしちゃん宙組ご観劇時遭遇率10割の、私の記録は破れました……残念ですが(凹)。

ええと、以下ネタバレ注意です。



とにかくアンドレ@大和さんもオスカル@ちぎちゃんも超絶美しいです、ベルばらはコスプレなんですから、それを観るだけでも宝塚としての価値があります。
黒髪のアラン@みっちゃんの美しさにも、ほんとうにうっとりしました。フェルゼン@ともちゃん、ジェローデル@まさこちゃん、ベルナール@カチャ子も殆ど必要ない役ですが(え?)、コスを楽しむと最初から割り切ればいいのです。あ、まさこちゃんは鬘ガンガレ(笑)。

脚本は度外視。考えてもしゃあない。
ここまでは想定内。

外伝ベルばらは今まで全組観ています。星組はともかくとして、雪組、花組も脚本酷かったよ、それとどっちがマシ?と友人たちに聞かれましたが。



主演が訛ってない分、雪、花の方がマシだと思います。
雪、花は少なくとも標準語じゃん(素)。



なんつー低レベルな争い(苦笑)。
マリーズ@ウメちゃん、つまりヒロイン(だと思われます、よく分かんないけど)(マロングラッセ@邦さんが実質上のヒロインでした)が最初から最後まで訛ってます。
トップ娘役を「カッペ」呼ばわり。マリーズ「カッペを舐めたらいかんぜよっ」ってえ!?ありえん。
しかもクライマックス(だと思われます、よく分かんないけど)で、アンドレまで訛りだすし。ありえん。
土佐弁、でもないんですよね。土佐弁の語尾に東北弁のイントネーション、さらに途中名古屋弁に博多弁みたいなのも出てきて、殆ど正体不明。
あれ、台本にそのまま書いてあるんだろうか……本読みのとき、生徒さん吹かなかったんだろうか。

aiaiたんに私信。
aiaiたんが土佐弁炸裂ショックでちっとも覚えていないという、主演コンビが唯一絡むクライマックス(だと思われます、よく分かんないけど)のやりとりは、私の記憶だと以下のようなカンジです。私も土佐弁炸裂ショックで正確性は保障の限りではありませんが、ご参考までにどぞ。

「私は幼い頃の結婚の約束を忘れたことはなかったがや、女はそれを忘れはせんきに」
「俺にはオスカルという命をかけて愛する人がいるぜよ」
「あなたの愛を取り戻せるなら、鬼にも蛇にもなってみせますうう~~!」(→大爆笑)
「俺のすべては、あの人に捧げちゅうがぜよっ」
「アンドレ、あなたが憎い~~~!!」
「マリーズ……これが運命だったぜよ!!」
「お帰りくださいっ」

アンドレ、去る。



……なんですかこれ。



昼ドラじゃないもん、だから「主演コンビが唯一絡む」所が、これだもん。
相手がフェルゼンの妹でいつ恋愛してたんだかよく分からないにしても、相手が自分の妹(え?)で亡霊で電波だとしても、それでもまだちゃんと(なのかっ?)主演が相手役と絡んでるじゃん。それすらマトモにないんですよ。
雪、花が羨ましい、そうとしか言いようがない。

ファンなんてバカですから。
皆の熱演には騙されますし、騙されてナンボだと思っています。
だからまた名古屋に行きますよ、ええ。

だけどね。残り少ない主演コンビの作品に、これをあてられたことが……せつないのよ。
と言ってしまったら、竜馬に失礼かもしれません(素)。

物語の山場は、パリへ行くんだと号泣しながら駄々をこねるアンドレと、それを号泣しながら止めるアランのとこです(言い切り)。
衛兵隊も皆泣きながらの熱演で、例の「右、左、上、下」。
ここだけで名古屋まで飛んだ甲斐があったというものです。彼らの熱に騙されるのはおおいにアリ。

ヒロインが電波だとか時系列めちゃくちゃだとかそもそも場面場面ちーともつながってないだとか怒涛の説明台詞どんだけだとか主要人物全員アンタ誰?状態だとか実はこれは家政婦は見たなんじゃね?だとか、んなのベルばらでは想定範囲内です。
ひたすらコスを楽しもうではないですか!皆、綺麗よおお。
いや、『カッペ』には呆然としましたが。さすがのベルばらでも想定外でした。植爺の発想ってばほんと凡人には及びもつきませんわね。



さあ!皆さん!
少しも早く中日劇場へ!

こんなスゴイもん、とにかく観なきゃ分かんないからっ!
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/119/revue_img.jpg

泣いた。この絵だけで、だあだあ泣けてきた。
私って案外、大和さんのとこ好きなのかもね(笑)。

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