『維新回天・竜馬伝!/ザ・クラシック』大劇場稽古最終日、続きのお話。
この日、私はこんなものを見た聞いた編(え?)(まるパクり)
なにを今頃書き出すんだ?(笑)

その1・http://diarynote.jp/d/73628/20061226.html
その2・http://diarynote.jp/d/73628/20061227.html
>この日は花組集合日でもあり、なんかいろんなものを見られたんですわ。
(中略)
>その辺の話と、駐車場の中でかしちゃんを見送った友だちから聞いた話は、また別に書きますね。

あのう、途中で投げてたんで。
つか、まあ……現実逃避?!


この日ムラで稽古最終日だった宙組公演はすでに東宝千秋楽を終え、集合日だった花組公演の幕も上がっている。

私の中の時計は、2007年2月12日で壊れちゃったのかもしれないなあ。


2006年12月26日。
お稽古を終えた宙組生たちは、15時過ぎに楽屋から出てきた。
東宝ナウオンの収録があったかしちゃん、るいちゃん、まりえさん、すっしーさん。それから大和さん。彼ら以外の生徒さんは、だいたいこれぐらいの時間に出られたのではないかと思う。
私が花の道をぼおっと歩いていたら、七帆くんの出に遭遇しまして、ファンのかたたちの掛け声がね。
「東京に担保に取られても、私たちは陽之助さんのお帰りをお待ちしてまあす!」、言葉は正確じゃないけど、こんな感じで。七帆くん、(ファンに)「上手いっ!」
「よく言えました〜」とか返しながら、笑ってた。

そして、花組さんの集合時間が、ちょうどその頃だったみたいなの。
花の道をそのまま歩いて楽屋口近くまで行くと、蘭とむちゃんが出てきた。
そこへ次々入ってくる花組生たち。「きゃあああ、久しぶり〜!久しぶり〜!」、蘭とむちゃん楽屋口で大喜び!
そしたら、なんとそこにですね。
一花ちゃんがやってきたのですよ!いやあああん、ラントムイティカふたたび〜〜!

私が真っ先に思ったこと。
「この光景をパクちゃんに見せてあげたいっ!」
ええ、もちろんパクちゃんにメールしましたわ。「ラントムイティカ!!」とね。
(意味不明)(ただの迷惑メール)

蘭とむちゃん「やだあ〜、どーしたのお!」、どーしたもこーしたも一花ちゃんは集合日ですから。
一花ちゃんの声は聞こえなかったけど、蘭とむちゃんの声だけやたら響いてくるんだわ。
「えーーー!そうなんだあ!!」「うん、うん」「うわわわあああ!」、リアクションでかいぞ、蘭寿とむ(笑)。
入り出の蘭とむちゃんを単体で見ると「綺麗なおねいさん」なのに、ちっちゃくて可愛い一花ちゃんと並ぶと「オトコ」です、すっごい骨太でかっこいーです。
どう見てもリアルカップルでそ?このふたり(素)。
この並び、好きだったなあ。パクちゃんには負けるけど(笑)。

なにが面白かったかって、そのとき楽屋口で並んでいたオサちゃんファンのかたたちが、みなさん一斉に揃ってラントムイティカに食いついたこと。100人は居ようかというファン全員が(と言いきる)、首を右に向けちゃって、楽屋口の会話に耳ダンボ(死語)。

ツボは壮くんだったさ。
だって一昨日まで雪組東宝公演に出ていた(そして中継とはいえ私はたしかにそれを観た)はずなのに、壮くんったら、もうムラに「集合」してるんだもん。
「壮くんが花組」という認識もまだ甘い私の目に飛び込んできた、壮くんの入り。ああ、びっくりした。ハードスケジュール、お疲れさまです。

大和さんは、宙組のみんなから少し遅れて、16時半頃出てきた。茶のコートに、今期お気に入りのレオパード柄の、この日はマフラーを。
ファンのかたに鏡餅の配り物があったようだ。

基本的に宙組さんの出を見にいったんで、かしちゃんが出られたあと、私は帰路についた、しかし。
その頃に花組さんも出てこられ、この日集合日付退団となった季帆ちゃんとスー子ちゃん最後の出を、偶然とはいえ見ることができたのだ。

まず、19時5分頃、スー子ちゃんが娘役さんふたりで楽屋から出てきた。
そのとき、楽屋口には一徳先生がいらっしゃった。
スー子ちゃんがふつーに「お疲れさまでした」と挨拶をすると、先生が「せいら、退めるんだって?」
スー子ちゃんの声は聞こえてこなかったが、ニコニコと笑う顔が可愛かった。一徳先生の「じゃあ頑張って、身体に気をつけて」という呼びかけだけが、楽屋口に響いた。
退団の報を知っていなければ、そして一徳先生の声がなければ、なんら普段と変わらないように見える明るい出だった。

季帆ちゃんの出は、その5分後ぐらいだった。
ひとりで出てきて、代表さんに荷物を渡し、楽屋口をあとにした。
その顔がきっぱりと何かを断ち切るかのように見えたのは、私の思い込みが下地にあったせいかもしれない。
最後まで毅然と美しい姿だった季帆ちゃん。

季帆ちゃんとスー子ちゃんのこれからに、さらに多くのしあわせがありますよう。

12月15日が誕生日だったオサちゃんは、出でバースデーイベントがあったそうだ。
この日はすごい雨だったんだけど、その豪雨の中、スタンバイから約2時間半ファンのかたを待たせていたオサちゃん(笑)。
組子たちから黒蜥蜴ならぬ茶色い蜥蜴が乗ったバースデーケーキを貰い、「尻尾と手を食べたら、蜥蜴なのに小魚みたいになっちゃって〜」ってご報告があったとのこと。
「食べた」というからには茶色い「蜥蜴チョコ」かなにかだったのかな?(蜥蜴食べてたら怖いもんね)

それでね、ゆうちゃん、みわさん、まっつ、3人一緒に出てきたんですってば緑野さん!
1人逆方向に行くまっつに、ゆうちゃんが「また明日!」って声掛けてましたから緑野さん!
青年館の楽屋口でゆうちゃんが叫んでたとゆー、噂の「また明日、海馬!」じゃなかったのが残念でえ緑野さん!
まっつまっつまっつ。

かしちゃんの前に、るいちゃんが出られた。
るいちゃんが大劇場最後の出で着ていたのは、真っ白なコート。


かしちゃんの出は、18時40分頃だった。
楽屋口からファンのかたたちと一緒に駐車場に移動し、そこでイベントをされていた。

イベントの場にいた友だちから聞いた話。
かしちゃんがファンに配られたのは、白いリボンがついた、白、オレンジ、ピンク、薄ピンクの薔薇の花。
「ありがとうございました」と、ひとりひとりの目を見ながら。
ファンのかたたちの掛け声が「かしちゃんの笑顔は、永遠に私たちの宝物です。東京公演も笑顔で頑張ってね!」
駐車場の外に、雨音に混じって聞こえてきた音は、この掛け声だったと思う。

外にいた私は、それに答えるかしちゃんの声など聞こえるはずもないのに、それでも夜の闇を睨みつけながら、必死で耳を澄ませていた。

「私は最後まで笑顔で、みなさんは涙で(笑)」、続くかしちゃんの言葉は、近くにいた彼女の耳にも、雨音にかき消され届かなかったそうだ。
でも、その場所では、終始おだやかに笑っていたというかしちゃん。
「東京公演もお待ちしております!」と、最後に最高の笑顔を見せて駐車場を出られたというかしちゃん。
そして、私が目にした、大劇場最後のかしちゃん。


あのとき、私は泣いた。かしちゃんを見て、泣いた。

だけど今思えば、それはなんてしあわせな涙だったんだろうね。

だって、あのとき貴城けいは、宝塚にいたんだよ。
たしかに、いたんだよ。

貴城けいは、宝塚にいない。
もう、いない。

私には、この現実が、うまく受け止められない。

自分がどうしたらいいのか、わかんないんだってば。

頭が回んない。
涙も流せない。

どうしたらいいのか、全然わかんないんだってば。
この公演、日々のアドリブといえば、まずは陽之助ハンカチ。
そう言い切っても過言ではないぐらい、陽之助の日替わりハンカチは有名になりましたよね。
七帆くんがハンカチを取りだすと、みんな一斉にオペラ上げるもんね。
実はリピートしていると、何回か同じハンカチに遭遇しちゃうわけですが(笑)、それでもいろいろ見させてもらいました。
東宝初日開けた頃は、鏡餅やら獅子舞やら、新年バージョン。
公演ネタのおにぎりアップリケ各種、「ようのすけ」やらいろんな刺繍、海援隊マーク、家紋に見えたあれはなんだった?
デフォが、可愛い飛行機のイラストハンカチなのかなあ?これ、いちばん多く見ました。海援隊なのに、なんで船じゃなくて飛行機?とは言ってたんですけど(笑)。

さて、最後の貸切。七帆くん、今日はなんでくる?

(期待が膨らむ)

たら。

白い布切れ。なにこれ、ハンカチなの?
布。だよね?ただの布。
ハンカチだとしても、なんか絶対100均でそ?みたいな、ごくふつーの白い布切れ。

に。

「NTT」

ものっそ素朴に、太字サインペンで、ただ「NTT」と書いてあるだけだった……。

あまりの肩透かしに、爆笑。

この話を、その日の夜、だから魚のまるまる死体を前にkineさんにしていたんですわ。
「かわいー、七帆くん!きっと最初はぼおっとして忘れててさ、あ!NTTだからなんかやらなくちゃってその辺にある布見つけてさ、『これでいーよお、大丈夫だよーお、客席からはハンカチに見えるよーお(のんび〜り)』とか言って使ったんだよー」、kineさんはそんなふうに仰って笑っていたのですが。

でも、待てよ。今の七帆くんは違うかもしれない(笑)。
昔の七帆ひかるとは、もはや別人ですから。
アピってアピって、もう日々アピりまくりですごいもん。
まあ陽之助ってアピっても弟キャラなんで、ふわふわほわほわ可愛い七帆くんではあるんですが。
それでも、なんせみっちゃん、いづみちゃんという恐ろしく濃いふたりにこれっぽっちも負けてない、すっごい濃い芝居やっちゃう人になってますからっ。

案外、素朴な「NTT」は、逆ツボ突いて笑いをとりにいくという、練りに練った七帆くんの作戦だったのかも、かもしれないなどと思ったりしたのですが、さて、その真相は?

2月10日(土)15:30公演メモ。
・ファンはかなり苦労して手に入れたはずのこの貸切、でもいわゆる「貸切のお客さま」って感じの人も多かったの。
・私の隣から、ずらっとおばあちゃま軍団。楽しんでくれてるのはいいんだけど、ずっと前のめりで見てるから、横から順番に頭をハタきたくなったわ(失礼)。

・黒船来航。美佳ちゃんの肩、そして腰が相変わらずクドい。
・「四隻?!」、つか「ぃよんせきぃぃィ〜っ?!」、美佳ちゃんの声がとにかくクドい。
・褒めてます褒めてます褒めてます。
・Kineさんも早速、美佳ちゃんをチェックしだしている(笑)。私がとっておきのネタのつもりで「美佳ちゃんのシャンシャンの返しがどんな素早く、キレているか」を語ったら、「ああ、知ってる」と、あっさり言われた。
・さすがクルー名鑑書いちゃう人は観察眼が違う〜。

・だから、芝居の話だってば。
・今日は上手席。寝ぼけて佐那子@たっちんにもたれかかってる竜馬@かしちゃんのお顔がばっちり見える。
・かしちゃんの寝顔!(煮)
・はあああ、かあわいい、かあわあああいいよう。

・グラバー邸。グラバーさん@ちやちゃんは名刺大の物を手に、陽之助@七帆くんと遊んでいたようだった、た、たぶん。
・すすす、すみません。目が足りないので、どんなストーリーだったか、全然把握できませんでした。
・竜馬がすげーかっこいい、そしてすげー可愛い。もう他を見る余裕がない……。

・刺客退治のあと、今日拳銃で狙われたのも、海援隊隊士@光海舞人くん。
・が、ですね。わずか2日前、「あたし?!あたし?!(素)」だった彼が、今日は違った。
・狙われた胸を手で押さえ、「うわっ!」と芝居で驚く。ちゃんと「竜馬に拳銃向けられてドキっとしちゃった海援隊隊士」なんだって!
・そのあとも「あ〜、びっくりしたよ、もう!」とかなんとかいろいろ言いながら、周りの隊士たちと小芝居を繰り広げる。
・スッバラシー!byグラバーさん
・下級生みんな、ほんと変わりました。かしちゃんのおかげだと心から感謝。

・お蝶@まちゃみのハンカチも、あきらかに太字サインペンによる手書きだった。
・でも、少しゴージャスに(ん?なのか?)タオルハンカチだった。
・さらに「NTTフレッツ」と、ちゃんとフルで書いてあった。
・担保を連れて行くお蝶、怖過ぎ(笑)。
・担保で連れて行かれる陽之助、かわい過ぎ(笑)。

・半平太@ともちの切腹。刑場に向かう半平太が、ほんとにいいお顔するんですよ。
・上手の半平太、下手の竜馬。離れているのに、お互いが向かい合っているかのような、心のやりとり。劇場の空気が密になる。
・「半平太!」と叫ぶ竜馬。その声が届いたのか、遠くに目をやり、ふっと笑う半平太。
・竜馬が泣いている。
・私も泣いている。

・お竜@るいちゃん「竜が、竜が天に……帰って行く」、ムラの頃のように溜めて言わなくなりましたねえ。
・崩れそうになりながら、やっとの思いで絞りだすように口にする、その声のせつなさ。
・お竜が泣いている。
・私も泣いている。
・たぶん誰も私のことなど聞いていない。

・ショーはもちろんフレッツネタ。
・幕開き銀橋。最後の決めポーズで蘭とむ「タカラヅカ・オン・フレッツは!」、ともち、みっちゃん、いりす、七帆、声を揃えて「NTT!」

・蘭とむみっちゃんの掛け合いでは、今日もふたりして何かの用紙を懐からサっと取り出した。
・みっちゃん「フレッツ光のパンフレット!」、蘭とむちゃん「ご入会はロビーでどうぞ!」
・とにかくふたりして得意満面なんだってば!
・♪I Love Chopin(チョピンではない)(ほんとシツコイ)では、またもや大手拍子。
・もちろんふたりとも最後まで入会申込用紙を掲げたまま、今日も歌い踊りきったさ。

・オーパス。まりえ「はいっ!」タニち「やめてください!」、「捕まえたぞっ!」「離してよっ!離せ離せ離せ!」、まあこの辺はいつもの。
・タニち「なんで蝶々が飛んでんだよっ!」、これ、いつか言ってやりたいと狙っていたに違いない(笑)。
・このあとのまりえさんのリアクションが聞き取れなかった、残念。タニち「なんだそりゃ?」とか返してたんだけど。
・まりえ「みなさーん、私の彼でえええす!」、タニち「勝手に言わないでっ!」
・なんでドリーマーが、こんなに可愛いポピーの妖女にあそこまで冷たくするのか、理由が解りません。
・草野先生、なんでなの?

・夜会は昨日書きました。
・泣き続けている私。
・毎日よくこんなに泣けるもんだと自分でも呆れる。
・でも、泣いちゃうんだもん。

・かしちゃん貸切ご挨拶。
「本日はNTT東日本NTT西日本フレッツシアター宝塚歌劇貸切公演にお越しいただきまして、まことにありがとうございます。
宙組の貴城けいでございます。
これからも皆さまに夢と感動をお届けできるように、精一杯舞台をつとめてまいりたいと思います。
今後ともNTTさま、そして宝塚歌劇を、そして宙組を!
どうぞよろしくお願いします!
本日は本当にありがとうございました」
・びみょーに節つけて「そして、ェ〜宙組をっ!」みたいに力入れて言うもんだから、客席から笑いがおこってました。かわいいかわいいかあわあいい。

楽しいけど、楽しいからこそ悲しくなる。
しあわせだけど、しあわせだからこそ苦しくなる。
この頃はもう、ぐちゃぐちゃだった。

かしちゃんをずっと応援されてきたピュアファンのかたとは、覚悟の仕方が違うんだろうなあ。
まだ見てない、私はまだ全然かしちゃん見足りてないって思いで、心が押し潰されそうだった。

明日は前楽日。かしちゃん会のウエアが白になる……。
ブル〜〜〜〜〜!!!

もおね、それ見た瞬間、今ここで死んでも悔いはないと思ったさ。
や、現実には、翌日の前楽も翌々日の千秋楽も見なきゃ、死んでも死にきれんさ。
だけど、そう思っちゃうぐらい、見たかったんだお〜〜〜!

ブル〜〜〜〜〜!!!

あのねえ、あのねえ。

夜会のかしちゃんの鬘が、ブルーだったんだお!!

ぴかっぴかに光るブルーでねえ、それでロングストレートでねえ、両耳の上あたりから細い三つ編み作っててねえ、その2本の三つ編みを頭の後ろで結わえててねえ。

とにかくすっごいすっごいすっごい可愛かったんだお!!

あ た し し あ わ せ ! ( は あ と )

2月10日(土)15:30は最終貸切公演でした。しかも、冠のフレッツ貸切。
否が応でも期待するじゃないですか。
燃えたぜ、オク(笑)。みんな考えることは同じだったようで、厳しい戦いだった、ふう。
「前 方 席 !」、これ目標。
夜会は手拍子入れるからね、オペラ無しでもみんなの楽しそうなお顔がはっきり見える席に座りたかったの。はあ、頑張りました。

あんなに胸がどきどきしたこと、そうそう無いって。
メガネのバトラーくんが登場する前。

どきどき……どきどき……どきどきどきどきどきどきどきどきどきどき……。

バトラーくんの後ろ姿が見えて……きゅっきゅってテーブル拭いてて……。

ブル〜〜〜〜〜!!!

ずきゅーーーん!!(心臓直撃)

今ここで死んでも悔いはないっ!(だから死んじゃダメ)

とにかくね、1月27日(土)の貸切で、メガネのバトラーくんの鬘がブルーのロングストレートで美少女キャラだったと聞いて、きいいいっ!見たかったっ!って大騒ぎしたんですってば。

その晩から、あたしはお星さまにずっとお祈りしていたの。
「かしちゃんのブルーを見せてください」って。
「お星さま、どうかかしちゃんのブルーの鬘を、あたしに見せてください」って。

最後にまた登場してくれたよう!

ブル〜〜〜〜〜!!!

お星さま、ありがとう!(違)

それでね、ネガネがね、唇のフレーム。真っ赤な、まあるいクチビル。

そのせいか「ちゅーキャラ」だった(笑)、バトラーくん。
え?「ちゅーキャラ」って?んと、説明難しいぞ。
片ほうの手のひらを頭の後ろにあてて、肘をちょっと突き上げる感じで、膝はちょっと曲げて腰落として。
(ついPCの前でやってしまった自分)(そして気づいた、これ「お〜う〜の〜〜〜、さ……ん」ポーズじゃんか!)(まあ、そーゆー格好です)
それで、クチビルを「ちゅっ!」って。うっふんってお目目しちゃって。

なにかってゆーとこのポーズになって「ちゅっ!」ってやるの、バトラーくん。
お酒注いで回って、あっちで「ちゅっ!」、こっちで「ちゅっ!」、そっちで「ちゅっ!」、うっふん。

ああああああああああ!めちゃめちゃ可愛いかったのおおおおおお!

変なんだって、バトラーくん。
美青年か美少女か、正体不明の妖しくも美しいブルーロングストレートヘアの麗人、なのにキャラ怪しいんだもん。
「ちゅっ!」だよ、クチビル突き出して目えうっふんさせて、「ちゅっ!」だよ。ボトル持ったまま「ちゅっ!」だよ。
変なの、変!
変で変で、変だから……可愛いのお(ぽっ)。

ああああああああああ!とにかくめちゃめちゃめっちゃ可愛いかったのおおおおおお!

あ た し し あ わ せ ! ( リ プ ラ イ ズ )

そんなんでみんなに絡んでるから、絡まれるほうも吹きまくり。
だけど、みんな絡んで欲しいんだもん。かしさん来て来て来て。しっぽぶんぶん振って待ってる(笑)。
ああああああああああ!楽しくて楽しくて、あたし倒れそう!

でね、1回メガネ外すでしょ、バトラーくん。
そのときってね、ふだんもお目目くるくるさせて、クイって笑ってみせるわけ。
もちろんね、いっつも可愛いんだよ、でもね。

それをね、ブルーのロングストレートヘアでやられてみっ!

うぐぐぐぐげっ(昏倒)。

あ な た は 美 し す ぎ る …… !

そして、かっこいーデュークに変身。
かしちゃんのぺったりしたオールバック、好きなんです。や、ほんとかっこいーす。
正確に言うと、変身直後はちょっと変なキャラ残ってるんですよね。ちゃーちゃらららーちゃらららーのとこあたりしばらく(意味不明)。
で、ちゃらららーららららーらーーちゃーらーらららららーらーーのとこから(さらに意味不明)まぢかっこよくなるんだけど、最初のバトラーくん→変身したけどなんか戸惑ってるデューク氏→まぢかっこいーデューク氏、ガラっと変えてくるから!たまらんって!

そのね、タンゴがタンゴがタンゴがもう、即死もんなのっ。

ちゃちゃちゃん!ちゃららちゃちゃちゃん!ちゃららちゃちゃちゃん!ちゃららちゃちゃちゃらちゃらちゃら……

つちゃ〜らららつちゃ〜らららつちゃ〜らららら〜ちゃ〜ちゃっ!ちゃっ!ちゃっ!ちゃっ!……だっ、誰か止めてくれ。

私はかしちゃんのゲロ吐く一歩手前みたいな口元の決め顔がめちゃかっこいーと言いまくり、みんなに「その言い方やめなさい、褒め言葉に聞こえないからっ!」と叱られてます(特にkineさんに)、でもここのお顔は絶対そうなのですよっ。
あまりにもかっこよくてかっこよくて、私がゲロ吐きそうです(言ってることがめちゃくちゃ)。

えーと、たった、たったおひとりなんですが、かしちゃんファンのかたから「かしちゃんの口、分かります!」ってメールいただきました、はい。
ほんとうにありがとうございます>くうさま
や、あの、かしちゃんファンのみなさま、気を悪くされていたらごめんなさい。本気で褒め言葉なんですが……どうにも表現力に乏しく……。

そのあとの花火で、かっきーーーん!笑顔。再即死(そんな日本語は無い)。
そして、みんなと楽しそうにはしゃぐかしちゃん。

この日の泥酔かしちゃんは、るいちゃんを道連れ。
両手でるいちゃん引っぱってってふたり一緒に、最初ははっちゃんに、次はすっしーに突進。

かしちゃんが、みんなの顔を見て笑う。

みんなも笑ってる。

かしちゃん、しあわせそうで。るいちゃん、しあわせそうで。みんな、しあわせそうで。
私もしあわせで。しあわせで。
あんなに楽しい場面なのに、涙がぼろぼろ止まらなかった。
しあわせで。しあわせで。

だから、泣けた。

どうしようもなく、泣けた。


あと2日……。
千秋楽の入りまで書いたところで、突然2月10日に戻ります。
公演最後のほうは観られるだけ観てました。その度公演メモあげようと思ったけど、時間足りなくて無理でした。
まだネタだけはございます、需要があるかそんなん知らん(笑)。

夜会のお話。
(私、ほんと夜会好きなんだわ)(草野に物申したいことは山ほどあるけどっ)(かしるいが、宙組が創った夜会が好きなのっ)

かあわいいメガネのバトラーくん@かしちゃんが、かっこいーデュークに変身する。
そして、貴族の令嬢@るいちゃんと、熱くタンゴを踊る。
(ここのかしちゃんは死ぬほどかっこいーかっこいーかっこいーんだからあ)(はあと)(シツコイ)

一夜だけの夢 夜に咲く愛の夢
短く燃え 激しく燃え
ふたりの世界を 夢に見る

この歌のあと、花火が上がるとき。
かしちゃんがお顔をぐーーーっとるいちゃんに近づけて、お目目くるくるさせてニコーーーっ!!って笑ったの。
それはそれは飛びきりの笑顔で。

これ、かしちゃんいつもやってるんですけどね。
それも、なんか日に日にお顔の接近度が高くなり、この日はもう、るいちゃんのオデコに自分のオデコごっつん寸前で、るいちゃんの目を見てニコーーーっ!!って。

かあわいいメガネのバトラーくんでもなく、かっこいーデュークでもなく、お目目くるくるの貴城けいの笑顔になるの、一瞬。

この日、そのとたんにるいちゃんの目からみるみる涙が溢れだしたの。
そのあとの、あのくだらない場面でね。ひっく、ひっくって酔っぱらいながら騒ぐあの場面でね。
るいちゃん、泣いてるの。

私はるいちゃんになりたい(笑)けど、るいちゃんじゃないので、なんでこの日るいちゃんの目が涙で濡れたのかは解らない。

だけど、るいちゃん今すっごくしあわせなんだろうなって、それが信じられたんです。
しあわせで、しあわせで。しあわせ過ぎて涙出ちゃうぐらいしあわせで。そんなだったんじゃないかなあ。

あんなステキな、いい笑顔で毎日見つめられて。かしちゃんに愛されて。かしちゃんを愛して。愛されて愛して愛されて。愛して愛されて愛して。

この日が終われば、あとは前楽日と千秋楽を残すのみ。
るいちゃんが、そのときを意識したのかどうか、それはもっと解らない。
ただ、るいちゃんは今しあわせなんだ。それだけは絶対に信じられたんです。

一夜だけの夢 夜に咲く愛の夢
短く燃え 激しく燃え
ふたりの世界を 夢に見る

8ヶ月だけの夢だったかもしれない。
だけど、この8ヶ月の短くも激しいふたりの夢が、私たちに与えてくれたものは大きい。

とても、とても、大きい。

るいちゃんの涙は、宙組子みんなのしあわせの象徴でもあると思うの。
みんながかしちゃんに愛されて。みんながかしちゃんを愛して。愛されて愛して愛されて。愛して愛されて愛して。
その愛の力で、この公演は極みにまでのぼりつめた。
宙の組子は、宙ファンは、みんなみんなしあわせなの。とてもしあわせなのですよ。

この日はkineさんと晩ご飯をご一緒しました。
緑野さんがその場にいたらぎゃあああと悲鳴をあげそっこー逃げ出すであろう魚のまるまる死体を前に(すげー内輪ネタだなヲイ)、公演の話をあれこれしていたんですが、るいちゃんの涙の話はどうしてもできませんでした。

それを口にしたら、魚の死体の前で、私はびーびー泣きだしてしまいそうだったから。

私もしあわせだった。すっごくしあわせだった。
しあわせで、しあわせで、しあわせ過ぎて、そして怯えていたの。
このしあわせが、刻々と終わりに近づきつつあるのだという現実に、私は怯えきっていたのです。

2月10日(土)11:00公演メモ。
・幕開き「風雲に生きる」、私はすでに泣いている(笑)。
・だって竜馬@かしちゃん、かっこいーんだもんよ(シツコイ)。

・江戸の花街。「人は斬るもんではなく、育てるもんじゃろ!」、半平太@ともちにも日に日にお顔の接近度が高くなり、オデコごっつん寸前で目を見てニコっ!って笑う竜馬。
・かしちゃんは宙組全員を自分に堕とそうとしているに違いない。

・竜馬に迫るお蝶@まちゃみ、竜馬の鬘に簪が引っかかって、ポロっと取れちゃった!
・「すまんなっ!」、アドリブでそれを拾ってお蝶に返す竜馬。ちゃんと竜馬でありながら、かつ、とてつもなくかわいいのだが(煮)。
・なんでかしちゃんは何をやってもかわいいのだろう?(素)

・千葉道場。「もう、お昼です!」、ぷりぷり怒る佐那子@たっちんに「イーだ!」とか「ベーだ!」とかなんとか、ここの竜馬の日替わりのお顔がめちゃめちゃかわいいんだって!
・己の語彙の無さに辟易する、だがかわいいもんはかわいい(開き直り)。
・重太郎@たまに破門を言い渡され一転、さっと変わる顔色も好き。たまらん。

・慎太郎@タニち「もっと話を聞かせちくれ」、竜馬「よし、行こう!」、慎太郎「おおうううっ!」、雄叫びつき。

・陽之助@七帆くんハンカチは三角、俵、丸いのんのおにぎりアップリケに「ようのすけ」刺繍。

・寺田屋でお酒を交わす竜馬とお竜@るいちゃん。「呑め、呑め!」っていう竜馬の笑顔も好きだけど、お竜と目が合ってあたふたしてるお顔が、もう、即死もんだねっ。
・最近はぎゅうううって座布団を抱きしめるパターンが多い。
・あたしは寺田屋の座布団になりたいです(素)。

・グラバー邸。なあんて、なあんてみんな楽しそうなんだよう!
・刺客退治のあとは、拳銃で陽之助を狙う竜馬。

・ショー、オーパス。まりえ「はいっ」、タニち「やめてくださいっ」、「捕まえたっ」「離してよう」「酷いぃ」、タニち「うわああっ、誰か助けてえ」、タニち「向こう行けっ」。

・スモークとともにセリ上がってくるカシウス@かしちゃん。虚空を彷徨うその瞳。
・ああ、あなたは何故そんなにも美しいのですか。

・ちなみにここの♪風が舞う 夢が舞う 私は水の中で眠る♪カシウスの歌は、『ネオヴォ』♪ここはどこ 僕は誰 失くしたものさえ分からない♪ピアノマン@タニちの歌と同じ曲だってご存知ですか?
・大和ファンは、いつも「タニちゃんのあの歌、○○ちゃんの歌と同じとは思えないわあ」という暴言に耐えております。公演主題歌ソロがあったりすると、確実にそう攻撃されるのです(例・『ネバセイ』銀橋ソロ、対たかちゃん)。
・カシウスの場合、曲のアレンジもピアノマンと殆ど変わらないわけです。こりゃあいったい何を言われるかと思いきや……。
・まるで指摘されないし。あれっ?
・みっ、みんな同じ曲ってことさえ気づいてないんじゃ……汗。
・や、たしかに同じ曲とは到底思え以下自粛。

・夜会。だから、るいちゃんがね……。
・私も号泣(オマエのことは聞いてない)。
・泥酔デューク、下級生たちのほうまで突撃。

さて、午後は期待のフレッツ貸切ですっ。
わくわくどきどきどきどきどきどき。

え、うち?時間軸おかしいでそ?
なんかね、東宝に心を残してきちゃってねえ。

♪心をここに残してええええええ♪
「あれ?はっちゃん?」

はっちゃんを見た、気がした。

遠かったけど、その人の顔ははっちゃんに見えた。
でも、はっきり分からなかった。

はっちゃんの入り出のお洋服は、いつもカジュアルですごくかわいいの。
ふつーに街を歩いてる、お洒落でボーイッシュな今ドキの女の子っていうか。
冬の東宝でナマ足のぞかせちゃったりしてね。

だから、その人がはっちゃんかどうか、確信が持てなかった。
だって、その人はオフ・ホワイトのロングコートで、「男役」って正装だったから。

その日、はっちゃんの退団が発表された。

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2007/02/16
宙組 退団者のお知らせ

下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。

(宙組)
 
初嶺麿代

2007年4月15日(宙組 名古屋特別公演千秋楽)付で退団
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あ、だからかもしれない、って。
最後の集合日、はっちゃんは「男役」として正装してきたのかもしれない、って。

分からないけど。
その人がはっちゃんだったのか、やっぱり分からないけど。

はっちゃんだったのかなあ。

永遠の少年。
かしちゃんが退めて、宙組では、組長、副組長に次ぐ上級生男役になるわけで、そんなのはっちゃんに似合わないかもしれない。
でも、淋しい。
永遠の少年上級生でいいのに。ずっといて欲しかったのに。

夜会でかしちゃんにグラスのお酒をかけられてたはっちゃん。
リアクションというより素でけらけら笑うはっちゃん、これがまたかわいくて。
公演最後のほうは、よくやられてたね。

……かしちゃん、知ってたの?

とまで言うと、穿ってるか。
そんなこと言い出したら、いっつもお酒かけられてたまりえさんが、まず退団になっちゃうよね(笑)。

大階段のご挨拶がない。
これがほんとうに淋しい。

でも。
かしちゃんを見送ってくれて、タニつんを見届けてくれて。
はっちゃん、ありがとうございます。
にこにこと手を振りながら、かしちゃんは白い花のゲートをくぐって、劇場の中へと入っていった。

私に見えたかしちゃんは、ここまでです。

友だちのいた場所からは、ロビーで組子に迎えられるかしちゃんが見えたそうです。
その様子を、それが見えなかった人や、あの場所にいられなかった人たちにも伝えてください、との言葉を彼女からいただきました。

ロビーに到着したかしちゃんをお出迎えした、宙組子たち。
かしちゃんに「宙組三代目」のガウンを着せ、はあと型のチューブと王冠をかぶせたのはタニつん。
かしちゃんは入口のほうに少し戻って、その姿をファンに見せてくれた。
組子たちが歌うのは、もちろん♪I Love かしさん
歌とともに湧きおこる歓声のなか、正面階段の踊り場に上がったかしちゃんは、竜馬のポスターと一緒に記念撮影。

彼女の目に映ったかしちゃんです。

かしちゃんの笑顔が……なんだろ……今まで見たことない、まるで子どもみたいなの。
子どもみたいな、無邪気な笑顔……。

かしちゃんは、そこで掌を上に向け、「るいちゃんもー!」って叫んだ。
るいちゃんは頭にかしちゃんのお面をつけ、お出迎えする側の一員だったけど、みんなから踊り場に押し上げられて、かしちゃんの横に並んだ。
かしちゃんの笑顔が、さらにはじけて。

先頭で応援団のように仕切って、「せーの!」と音頭を取ったのは、これもタニつん。
だけど、それに続く組子たちの掛け声は、彼女の耳には聞き取れなかったそうだ。

組子たちの祭りが続くなか、かしちゃんとるいちゃんは楽屋に向かって消えていった。

彼女に、ファンたちに見えたかしちゃんは、ここまでです。

開演まで3時間弱。
あと3時間。やがて、最後の幕が上がる。
貴城けいの、紫城るいの、彼らの宙組の最後の幕が。
2007年2月12日、朝10時半。
日比谷にバイクの轟音が鳴り響いた。

かしちゃんをサイド・カーに乗せて、女性ライダーで構成された、バイク隊登場。

かかかかか、かっこいーーー!

あたし、崩壊……。

寒い朝だった。何時間も待った。
でも、かしちゃんが登場すると、なんだか胸がきゅんとして、温かなキモチになってね。
かしちゃん、ぴかぴかで。ほんとうにぴかぴかで。

かしちゃんはバイクを降りて、にこにこと手を振りながら歩いてきた。

白いジャケットはふわふわの毛がいっぱいで、天使のよう。
白いロングブーツにジーパン。
千秋楽でもジーンズ、それがかしちゃんぽくて、かわいかったなあ。
腰からきらきらのチェーンが下がっている。

千秋楽の朝。最後の楽屋入り。
かしちゃん、ぴかぴかで。ほんとうにぴかぴかで。

かしちゃんの歩くところだけ、ライトが当たっているかのように、ぴかぴかだった。
だって、かしちゃん自身が、誰よりも何よりもぴかぴかなんだから。

発光してるんだもん。かしちゃんが自ら強烈に発光してるんだもん。

寒い朝だった。だけど、2月にしては穏やかな空気に満ちていた。
わたるさんの楽よりも、コムちゃんの楽よりも、よほど暖かかった、その朝。

美しかった。
白い服に身を包んだかしちゃんは、ほんとうに美しかった。

往生際の悪い私は、それでもまだ信じられなくて。
千秋楽だから白だなんて、まるで信じられなくて。

ただ、目の前を通り過ぎていった美しい人の笑顔に、ふにゃふにゃと壊れていたの。

かしちゃん、きれいなあ……。
ほっんと、きれいなあ……。
壮絶に、きれいなあ……。
彼の手@Salon de Takarazuka-プチミュージアム-
かしちゃんのてがたのまえに、ずっとたっていました。
かしちゃんのてがたをじっとみつめていたら、なんだかなみだがぽろぽろこぼれてきました。
ほそい、ほそいゆび。ちいさなて。
あたしのだいすきな、かしちゃんのて。

あたしはかしちゃんにあいたいなとおもいました。
あいたいなとおもいました。

かしちゃんにあいたいです。

すっごくあいたいです。
桜の枝を抱えて、かしちゃんが楽屋口から出てきた。

卒業。

美しい、清々しいお顔で、かしちゃんが楽屋口から出てきた。

かしちゃんのあとから出てきたのは同期のユキちゃん、ビデオを手にした元雪組の悠さん、その他OGさんたち……の中に。

ちぎがいた。

グラバー邸であおいちゃんが振っていた「竜馬命」の旗を手に、先輩たちに混ざって、ちぎが出てきた。

ちぎが着ていたのはムラ千秋楽のときと同じかしちゃんお顔がベタベタプリントしてあるシャツ、それがさらにバージョンアップしていて、背中にお面のようなかしちゃんお顔がいくつも貼り付けてあった(笑)。

楽屋口でかしちゃんを見送る彼ら、その中で旗を振りながら、びよんびよん飛び跳ねるちぎ。

「かしちゃーーーん!」
ガードのファンから声が飛ぶ。

「かしちゃーーーん!」
OGさんたちも「せ−のっ!」で声を合わせて叫ぶ。

「かしさーーーん!」「かしさーーーん!」
ひとりだけ「さん」付けだから、やたら目立つんだよちぎの声ってば。

それでも、かしちゃんは歩いてゆく。

遠くへ。

遠くへ。

一歩、また一歩。

かしちゃんは楽屋口から、遠くの世界へ向かってゆく。

「かしさーーーん!」
いやいやをする小さな子どものように、ちぎはバタバタと地団駄を踏んだ。

「かしさーーーん!」
気が狂ったように旗を振り回し、ちぎはついには楽屋口の先の一段高いところに上がって叫びはじめた。

「かしさーーーん!」
その高いところでびよんびよん飛び跳ねながら、ちぎは必死で叫んでいた。

かしさん、振り向いて。
もう一度、お願い。

自分たちだけでは声が足りないんだ。
かしさんに声が届かないんだ。
だから、かしさんが振り向いてくれないんだ。

ちぎは自分の前にいるかしちゃん会のガードを煽りはじめた。
ガードの人たちに向かって、「いくよ!いくよ!せーのっ!」って煽る。
そして、ファンと一緒に叫び続けた。

「せーのっ!」「かしさーーーん!」
「せーのっ!」「かしさーーーん!」
「せーのっ!」「かしちゃーーーん!」
「せーのっ!」「かしちゃーーーん!」

いつの間にか「ちゃん」付けになってるし(笑)。

あたしはちぎちゃんになりたかったです。

大好きです、と。
ありがとう、と。
さようなら、と。
我を忘れて叫びたかったです。
「かしちゃーーーん!」と。

小さな子どものように。
ただひたすら。
声の限りに叫びたかったです。
「かしちゃーーーん!」と。

2007年2月12日。貴城けい、宝塚卒業。

かしちゃん、るいちゃん、右京さん、ゆうりくん、純ちゃん、杏ちゃん、さゆりちゃん。
ご卒業おめでとうございます。

通いました。
最後は自分の空き時間すべてを観劇にあてました。
40回観たぜよ……。
かしちゃんのファンの中には、当然もっともっと劇場に通われたかたがいらっしゃると聞いています。

しあわせな記憶がいっぱいあるので、当分ネタには困らないわ。
ぼちぼち書いていきます。
自分のしあわせを、自分の中で、残しておきたいから。

この作品、駄作ですか?
まあ、外部が何と言ってもいいの。

私はこの公演を愛しています。

かしちゃんとるいちゃんが、宙組のみんなが、この公演で創ってくれたものすべてを愛しています。

そして、何と言われようと、この恍惚は観た人間にしか分からない。
私は今、しあわせです。

あ、ちぎは帝国ホテルでも暴れてたらしーですね(笑)。
「かしさん大好きでええええええす!(絶叫)」
「ファン代表でええええええす!(絶叫)」

やっぱり、あたしはちぎちゃんになりたかったです(笑)。
夜会。
みんながグダグダに酔って、床に寝転ぶ。
一瞬のストップ・モーション。

そのとき、かしちゃんが自分の手を、るいちゃんの手に重ねる。
そっと手をずらすの、そして。
自分の隣で目を閉じているるいちゃんの手に。

かしちゃんが自分の手を重ねる。

鬼めが……。

毎回じゃないと思う。
やってないときもあるし、なにしろみんな寝転んでるし、座ってる席によっては全然見えないし。
そもそも派手に客席から見えるようにやってないし。

目え閉じててね、そしたら彼の手がそっと重なってくるんだよ。
でも、ドキドキしながら待ってるのに、なにもない日もあったり。

ねえねえどーしましょ、ねえ?!

指でね、るいちゃんの手をコツコツって突いてる日もあったな。ひーーーっ。

王子みたいなお顔して、いや、まぎれもなく王子なんだけど。
かしちゃんのそんなところが鬼で、イヤらしくて。

激煮えです。

「あたしはるいちゃんになりたいです」

2月9日(金)13:30公演メモ。
・慎太郎「もっと話を聞かせちくれ」、すんごい巻き舌入ってた。竜馬「おう、聞かせちゃる」返し。
・陽之助ハンカチはウリ坊がいっぱいで「ようのすけ」の刺繍。これ3回目ぐらいかな?
・竜馬の勝先生イジりは、人さし指でツンツン。
・グラバー邸刺客退治のあとの竜馬、陽之助にもたれかかってリバウンド。
・竜馬最後の風邪が重症。声もヘロヘロで、ヨタヨタと階段を降りていった。だっ、大丈夫か?

・オーパス。まりえ「はいっ」タニち「やめてくださいっ」「つかまえたっ」「離してよう」、タニち「まだいたの?」まりえ「待ってたのっ」「待たなくていいから、誰か助けてえ」「カップルでえす」「向こう行けっ」、こんな感じかな。
・何回観ても、この場面の意味が解りません。
・タニちもまりえさんもポピーのちっちゃい子もでっかい子も、みんなすげー楽しそうだからいーんだけど。
・いちばん可愛いポピーはすっしーだと、専らの評判。
・私は七帆ポピーが相当好きだ。

・夜会のかしちゃんはさらに泥酔。「ひーっく!」「うわうわうわ」「うわわわ」デロデロで大騒ぎ。
・酔って足下が狂い、「うわあああああ」と、最初ははっちゃんに突進。もちろんグラスのお酒をぶっかける。
・そのまま今度はまりえさんに突進。またもやお酒をぶっかける。
・そんなにいっぱいお酒入ってるのか?あのグラス。かなり底の浅いグラスに見えるんだけど。
・はっちゃんはひたすら素でゲラゲラ笑う。まりえさんはオヤジになって「なにすんだ、この野郎!あ〜、濡れちまったじゃねえか!」てな勢いのリアクション。それぞれ「ぽい」でしょ。

・最近、運命はショパンの首筋にキスするんですね。そのあとに唇へ。
・首筋ってえ。下手に唇よりも濃いんですけど。
・でも、首筋にキスするのは運命、唇はショパンからに見えるの。
・ショパンとサンドが、ますますさわやかだわ。
・サンドといるショパンは王子なのに、相手が運命に変わったとたん、18禁みたいなお顔になります。

しあわせだなあ。
かしちゃんとるいちゃんが創る、この空間。
ほんとうにしあわせだなあ。

このしあわせがあと3日で終わるなんて。

そんなこと、私は信じないさ。
なんかね、すごい爆発金髪だった(笑)。
『Back to the Future』のドク?(あれ?例えが古い?USJにもあるでそ?)そんな鬘です。
ふっといフレームの丸メガネで。

今日はOMC貸切、期待のメガネのバトラーくん。
この前のVISAのときより、さらにむはむはキザってた。
むっは〜!むっは〜!みたいな(意味不明)(頼む解って!)(他力本願)
怪しい謎のキザ男バージョンアップ版。
ズボンのポケットに両手突っ込んで、えらいカッコつけてるんだけど、そのズボンはダボダボずり下がりぎみの変身前のアレだからっ。

ああああああああああ!今日も可愛いかったのおおおおおお!(すっげーシツコイ)

かああわいくてかああわいくてたまんないんですけど、メガネのバトラーくん!(はあと)

るいちゃん、本気で吹いてるし。
そんなるいちゃんに、かしちゃんむはむはせまってるし。
下級生も、かしちゃんにかまって欲しくて欲しくて、みんなむはむはしてるし。

夜会は今日も大盛会さっ!!

楽しーの楽しーの楽しーの楽しーの楽しーの楽しーのよおおおっ!!

2月8日(木)13:30OMC貸切、18:30、ダブルヘッダーしてまいりました。
時間がない。足りない。

どれだけかしちゃんを観ても、私には観足りない。

今夜はアドリブ報告のみで消えます。時間がないんだよ。え?その割にPCの前にへばりついてる?はは。

・本日の陽之助ハンカチ(まずそれか?)、貸切は招き猫の手拭い、夜公演はおにぎりとはばタンアップリケに「ようのすけ」刺繍。両方とも前に観たことあるかな。
・慎太郎「もっと話を聞かせちくれっ」が先ですね、すみません。昼夜とも竜馬「おう、聞かせちゃるっ」返し、楽しそうでなにより。

・花街でお蝶に会ってたという勝先生を、貸切の竜馬は肘でグイグイつつく。
・ここで勝先生をイジる竜馬は、はあとマーク指で作ったりいろいろバージョンあるけど、私が観たなかでいちばん可愛いっ!と思ったのは、ほっぺたに人さし指、しかも両ほっぺ。またやってくれないかな。

・グラバー邸刺客退治のあとの竜馬、貸切では海援隊隊士のひとり光海舞人くんを拳銃で狙ってました。
・狙われたほうは「あたし?!あたし?!(素)」って自分の顔を指さし確認。大喜び。
・グラバー邸の下級生たちは、女の子ちゃんも男の子ちゃん(まだそんな感じなのよ)も、竜馬にかまって欲しくて大変なの!
・つかグラバーさんも陽之助もね。竜馬争奪戦。
・夜公演は「陽之助にぐったりもたれかかる」バージョンだったんだけど、後ろにエビ反るスピードも、戻って前のめりになるスピードも、今日はやたら速かった。ぐいんっぐわんっ!みたいな(意味不明)(頼む解って!)(またもや他力本願)

・担保陽之助に「ほな行きましょ!」、先導するお蝶の手には「OMC」と書かれた旗。団体さんか?
・すげー手作りっぽいあの旗、お蝶が楽屋でマジックペン握り締めて書いたのかと思うと笑える。

・ショーオープニング、バトラー5人最後の決めポーズで蘭とむちゃんが「OMC!」
・蘭とむのバチっとウインク付き。

・蘭とむちゃんとみっちゃんの掛け合いでは、ふたりして何かの用紙を懐から取り出した。ん?今日はカードじゃないぞ?
・みっちゃん「オーエムシーの(に聞こえたけど?)OMCカード!」、蘭とむ「ご入会は2階のロビーで!」
・あーーーっ、カード入会申込用紙じゃんかあ!!
・♪I Love Chopin(チョピンではない)(シツコイ)では、またもや大手拍子。
・もちろんふたりとも最後まで入会申込用紙を掲げたまま、今日も歌い踊りきったさ。

・オーパス。タニつん「ダイエーで買物してんのか?」まりえさん「ええ、もちろんよ!」「OMCカード使えよっ!」「使ってるわよっ!」「向こう行けっ!」
・ダイエーで買物するポピーの妖女!(驚)
・さらにカード払いにしちゃうポピーの妖女!(驚)
・そーゆードリーマーは、果たしてダイエーで買物をしているのだろーか?

・で、貸切夜会。メガネのバトラーくんは、だから鬘とメガネを替えてきたわけですね。
・変身後のかしちゃん泥酔、どうやら泣き上戸のようで。
・フラフラした足取りから「うわああああああ」と雄叫びをあげつつ猛スピードではっちゃんに駆け寄り、その勢いのままグラスのお酒をぶっかける。
・はっちゃん大爆笑。
・夜公演は泥酔エロオヤジのごとく、るいちゃんの腰に抱きつくかしちゃん。
・るいちゃん「だめでしょお〜〜(赤面)」、すんごおおおい可愛いんですけど。
・かしちゃんから逃げようとする(いちおーな)るいちゃん、しかしエロオヤジの手はしっかりるいちゃんの腰を抱いたまま。

・上の人から下の子まで、みんなかしちゃんにかまって欲しいの。かしさんかまってかまってかまってえ!子犬のように可愛いみんな。
・ただし実は大型犬多し。恐るべし宙組。

・たっ、大変ですっ、じいさん3人組がさらにヨボヨボですっ!
・七帆くんなど最近銀橋をあらぬ方向にヨロヨロ行きつ戻りつ。本格的にボケがはじまったのではないかと、まぢで心配です。
・頼む、千秋楽まで生きていてくれ……。

楽しいです。

すげーすげー楽しいです。

しあわせです。

かしちゃんの宙組が大好きです。

大好きです!
またもやパープル〜〜〜〜〜!!!

あのねえ、あのねえ。

夜会のかしちゃんの鬘が、またもやパープルだったんだお!!

ぴかっぴかに光るパープルでねえ、それでざくっとウエーヴかかっててねえ、横分けにしててねえ、すっごいすっごいすっごい可愛かったんだお!!

あ た し し あ わ せ ! ( は あ と )

本日、VISA貸切公演。
かしちゃんがテーブル拭いてる後ろ姿見た瞬間、ふにゃあああんって壊れちゃったのおおお!
かしちゃんの鬘、パープルではないですか!あのねえ、たぶんこの前の友会と同じ鬘なんだけど、くるんくるんカールじゃなくて、もっとざっくりしたウエーヴなの。

それがね、キャラ変なの、バトラーくん。いつものかあああわあいぃあの子じゃないの。
ずっと横分けにした髪撫でつけながら、イヤラしい流し目で、めっちゃ仰々しくキザってるの。とてつもなく怪しいの。むはむはむはっ!ってお顔してるの(それどんなんよ)。

ああああああああああ!そっちも可愛いかったのおおおおおお!(すげーシツコイ)

ほんと言うとね、最初は「あれ?またパープル?」って、ちと思わなくもなかった(笑)。
でも、はじまったら大爆笑!前回とまったくキャラ変えてくるんだもん。

メガネがでっかい三角フレームの黄色サングラス。そこからして怪しい。
薄い色だから、目の表情がばっちり見えるんですよ。
それをいいことに、妙な仰々しい流し目みんなに送って。口は半開き、気持ち下唇突き出して、むは〜って。
誰だよ?この前時代テキ怪しいキザり男は?ねえ、アンタ誰?
髪を撫でつけ続けるその手の、小指まで立っちゃってね。
そんなんでみんなにお酒注いで回ってるんだから、注がれるほうも大変。かしさんてばおかしー腹イテエやめてっ!(爆)ってなもんです。

なんて、なんて、なあああんて可愛いんでしょ、メガネのバトラーくんてばあああ!

あ た し し あ わ せ ! ( リ プ ラ イ ズ )

酔っ払ったかしちゃんは、11時はまりえさんに、貸切はるいちゃんに、グラスのお酒ぶっかけてました。
そして今日もかしちゃん並みに泥酔している右京さんの酔っ払いダンスは止まりません。下手端でひとり猛テンションで変な動きをしている人、それは右京さん。
1回オペラ取られたらもう戻せなくなっちゃうのよあの変なダンス(笑)。

夜会、ほんとに楽しいんですけど。楽しくて楽しくて、あたし死んじゃうわあ〜!

他のアドリブ、まずは芝居のハンカチ報告からですか?
貸切は「かいえんたい」「ようのすけ」刺繍と、海援隊マーク、犬のアップリケ。

ちなみに同日11時公演は三角、俵、丸いのんのおにぎりアップリケと、あれ?真ん中にいるこの黄色い鳥なんだっけ?とと?と。あーーー、はばタンだあっ!
そうです、そのハンカチには、かしちゃんトップのお仕事である神戸のじぎく国体のマスコットはばタンのアップリケが施されていたのです。七帆くんファンGJ!(たぶんファンのかたのプレゼントだろう、と)

グラバー邸では、竜馬が刺客を追い払ったあと、ビシっと二丁拳銃ポーズ決めて、銃口を陽之助に向けてた。陽之助もビクリーツ……つか、これには11時公演の話が先にあるんですよ。

ここは竜馬の最近のデフォが「陽之助にぐったりもたれかかる」っていうのは前に書きましたが、そうくるかと思いきや、11時公演で竜馬は一丁の拳銃を陽之助に向けたんです。
それはかしちゃんが、ふと流れで軽く陽之助に向けたって感じだったんだけど、客席よりもなによりも大喜びしてたのは銃口向けられた七帆くん(笑)。
そんなに喜んでもらえるなら、午後はポーズ決めて二丁で狙ってあげなきゃだよね。案の定、さらに大喜びの七帆くん。

幕間の抽選会のお手伝いは、研1の天咲千華ちゃん。
ショーでいちばん好きな場面を聞かれて、「綺麗で宝塚らしいプロローグが大好きです」。
って、彼女プロローグには出ていないんですよ、なのに。いい子だなあ。
通常抽選会は、下級生といってももう少し上の学年の生徒さんですよね。
今回は化粧替えが大変だから、プロローグに出ている生徒さんたちは時間がない。で、研1生登場だと思うんですけど。
「ロケット何番目で踊ってまあす、よろしくねっ」とか言っちゃっていーんだよ、チャンスなんだから。

あ、私は何も当たりませんでした。ガックシ。

そしてショーでは、VISAカードネタ各種。
まず、オープニング銀橋。バトラー5人、最後の決めポーズで。
蘭とむ「三井住友!」
ともち、みっちゃん、いりす、七帆、声を揃えて「VISAカード!」

プロローグあと、蘭とむみっちゃんの掛け合い。
いつものオデコごっつんこの睨み合いのところで、みっちゃんがちょー得意そーなお顔で懐からさっと取り出したのは、もちろんVISAカード。
そして声高らかに「VISAカードっ!」
なにぃ?くっ、やられたあっ!ってお顔の蘭とむちゃん……と思いきや、ふふふ……。
彼も懐から「ゴールドカードっ!」
高々と金色のカードを掲げる蘭とむの、得意絶頂なことったら!
蘭とむ勝利!みっちゃん、しょぼーーーん。

これには客席もすっごい盛り上がり、このあとの♪I Love Chopin(チョピンではない)で、自然発生テキに大手拍子となりましたさ。
ふたりともカード掲げたまま、最後まで歌い踊り切ってた(笑)。

オーパス。「捕まえたっ!」「待ってたんだもーん!」と迫るポピーの妖女@まりえさんに、ドリーマー@タニつんは、ついつい聞いてしまったんだよね。
「VISAカード使ってるの?」
「使ってるわよ、もちろん!(はあと)」
「……なんだ、同じだ」
で、結局彼女にこう言われちゃうの。
「VISAカップルでええええす!」

11時は「ベストカップルでええええす!」だったんだけど。
それどころじゃない、「VISAカップル」だからっ。や、よく考えると意味不明だけど。
「違うって言ってんだろ!」「あっち行け!」って、もう遅い。聞いたほうが悪い(違)。

あのう、私もVISAカード使ってますが。主にキャトル。
毎月すんごい使ってるんだけど、タニつんとVISAカップルになれませんか?(なれません)(その前にVISAカップルとはなんぞや?)

かしちゃん貸切ご挨拶。
「本日は三井住友VISAカード観劇会におこしいただきまして、まことにありがとうございます。宙組の貴城けいでございます。
これからも皆さまに夢と感動をお届けできるよう、精一杯舞台をつとめてまいりたいと思います」
ここまでは快調。

「今後とも三井住友カード……(アレ?ナンカ抜ケタカモ?)(焦)(イヤ突ッ走ッテシマエ!)」

「さま!」(言い切る)

えーとかしちゃん、肝心の「VISA」が……はは。

「……ならびに宝塚歌劇をどうぞよろしくお願いいたします。
本日は本当にありがとうございました」

「さま!」と言い切っちゃったかしちゃんのくるくるお目目が可愛くてさあ〜〜〜あたしもう壊れちゃったのおお〜〜〜(盲目)。

ええ!夢と感動、今日もたくさんたくさんたあくさんいただきました!

宙組大好き!!
節分@歌劇2月号・貴城けい・紫城るいサヨナラ特集
2月3日、節分。
この日は各会で出に配り物があったようです。

かしちゃんも福豆を配っていました。
たくさんのファンに豆を配り終えたかしちゃんは、トコトコとガードの前を戻っていったんですね……???
そして、中ほどにいたファンのところにいき、「ほんともう、すみませーーん!」って、豆を渡した。

かしちゃんの手紙の受け取りかたって、ちょっとおもしろいっていうか、前の端からきっちり順番じゃなくて、びみょーにランダムに受け取っていく感じです。
それでもみんなからちゃんと手紙取ってるんだろーけど、今日はその人に最初豆を渡し損なったようで(笑)。

「あ、じゃあ!」、そう言ってかしちゃんは、最後になっちゃったファンの人に、もう1コ豆を渡してた。や、むしろラッキーだなその人。羨ますぃ。
たくさんのファンが来ていて、用意していた豆が足りるか足りないかギリギリだったみたい。
ガードの後ろのほうで「大丈夫かなあ?……セーフ!」って、ファンの人たちと笑い合ってたかしちゃん。
手元にあった最後の2コを渡し終えて、節分イベント終了。

自宅に戻ったら、ポストに歌劇2月号が届いていました。
夜なのについうっかり読んじゃって、泣きすぎて目の周りと鼻の下がボロボロになってしまった……明日は顔腫れるの確実だわ。

表紙はゴールドの上衣。お袖が手の甲まできていて、その先から細ーい指が覗いています。
かしちゃんの細い細い指が大好きです。あの指で刀握ってるんだお〜!(煮)
すっごく優しいお顔で微笑んでます。
オデコが綺麗。ピカピカ!

中のポート。
白いシャツにグレーのベストとパンツで1枚。ウエスト……細っ!
それにロングジャケットをあわせてもう1枚。
オレンジの軍服風ジャケットにブラウンのパンツで2枚。こーゆー軍服みたいなやつ、どこで売ってるの?(笑)すっごい似合ってますけどね。なんせ宝塚一軍服が似合う男ですから!
ブルーのニットとジーパンに、花柄つーか蔦つーか不思議な模様のダウン。これはちっちゃい切り込み写真で、いろんな可愛いお顔特集!みたいな。
そして、黒いブラウスに白の折柄スーツで3枚。

「君と居た日々は 今も、これからも 宝物…」

え?あたし?あたしと?あたしと居た日々?(かあああぁぁぁぁぁぁあああ〜〜〜〜〜)(全身の血が逆流)(死ぬかと思った)(絶対にオマエには言ってないから)(でもカメラ目線で言われてあたし崩壊)

袴のお写真は持ち花なしです。

るいちゃんはパンツ姿とスカート、両方とも白。
いちばん最初の頁が斜め横顔のアップなんですが、いいお顔なの〜!
るいちゃんの美しさ、可愛さ、そして今のしあわせのすべてが出ているような、とってもステキなお顔です。

袴のお写真は持ち花つきで。

でね。何に泣けたかって、みんなからの「送る言葉」ですよねやっぱ。

みんなどんだけかしちゃんのとこ大好きなん?!!

「大好きなかしさん」「かしさんだぁ〜い好き」「かしさんLOVE」、そしてみんな揃って「はあとマーク」これでもかこれでもかと飛ばして。
下級生も「かしさんだぁ〜い好き」ってかしちゃんに懐いてる、かしちゃんがみんなの心に入り込んでるのがすっごい解る。

宙組みんなのプリンス、かしちゃん。

どの言葉も泣けるものばかりです、ここで私が書くよりも、ぜひ本屋で買って読んでみてください。
ただ、いづみちゃんさあ。
かしちゃんで「ありがとぉ〜」と言えば、ふつー「虹色の空」でそ?なんでサンキューの男@GO!なん?しかも「に尽きます」言い切ってるし(笑)。
でも、いづみちゃん。かしちゃんの瞳の奥は、竜馬のように、どこまでも広がる未来という大海を見すえているんだよね。
ステキな送る言葉だった。

竜馬のように。
いつの間にかスっとみんなの心に入り込んで。
みんなのキモチを動かして。
みんながあなたを大好きになって。
みんながあなたを大好きで大好きで大好きで、大好きなのに、でも。
いってしまうんだね。風のように。

サヨナラてい談がかしちゃん、ゆーひちゃん、麻子ちゃん。
「話の小箱」によると、このポートのお揃いのダウンは、各々が偶然持っていたものだそーです。
るいちゃんのサヨナラ対談は三木先生と。

七帆くんの「えと文」では、かしちゃんの描いたメガネのバトラーくん1ばん〜ごばんが見られます。あと、おにぎりどす!(笑)(ごばん→ご飯→おにぎり??)
ちょー可愛いです、必見。

「陸奥は最後まで先生に付いていきます!!!」、七帆くんコクり付き(笑)。

あと、宙組トークランドとして、かしちゃん、るいちゃん、いりすちゃん、七帆くん、ちぎちゃんの座談会が載っています。
めちゃめちゃ楽しそうで、今の宙組がかしちゃん、るいちゃんを中心としてどれだけまとまっているかすっごく伝わってくるのお!
百聞は一見に如かず、とにかく読んでみてください。

ひとつだけその中から。
私が今回の歌劇で、いちばん心に残った言葉です。
かしちゃんと出会って、自分は変わったというるいちゃん。
「どう変わったの?ねえねえねえねえ」(鬼畜キャラ)(ドS)と聞きまくるかしちゃんに。

「上手く言えませんが、自分がこんなに人の事を思えるんだなと」

こんな言葉、そうは出てこないって。
あなたに今、自分の事以上に思える誰かがいますか?

このふたりは奇跡。
かしちゃんとるいちゃんがめぐり会った奇跡と、その奇跡を観られることに感謝を。

るいちゃんがかしちゃんを思い、かしちゃんがるいちゃんを思い、かしちゃんとるいちゃんが組子を思い、組子がかしちゃんとるいちゃんを思い。
愛が流れる今の宙組と、その舞台に感謝を。

みんなみんな大好きです。
パープル〜〜〜〜〜!!!

あのねえ、あのねえ。

夜会のかしちゃんの鬘が、パープルだったんだお!!

ぴかっぴかに光るパープルでねえ、それでくるんくるんにカールしててねえ、すっごいすっごいすっごい可愛かったんだお!!

あ た し し あ わ せ ! ( は あ と )

えーと、夜会。「冬の庭園(雪)」ですね。
メガネのバトラー、マッシュルームの鬘にビン底メガネのかしちゃん。
この鬘とメガネ、貸切でたまに替えてくるんだけど、前回ですよ前回!1月27日(土)15:30の貸切!
ブルーのロング・ストレートの鬘で、すっごい可愛かった(他の表現できないのか?)(ごめん語彙ないの)らしーの。
かしちゃん自分のロングの髪をずっと撫でつけてて、すっごい可愛かった(他の以下略)(ごめん以下略)らしーの。
メガネには羽がついてて、これまたすっごい可愛かった(他の以下略)(ごめん以下略)らしーの。
私はその日の11:00をかなりの良席で観られて満足してたんだけど、あとでその話を聞いてガックシ。ああ、観たかったよう、ブルー鬘のかしちゃああん!と号泣。
このあとの貸切はなにがなんでも全公演観ちゃる!ぐらいの勢いでいましたのことよ。

そして今日、友会優先公演。
かしちゃんがテーブル拭いてる後ろ姿見た瞬間、ふにゃあああんって壊れちゃったのおおお!
かしちゃんの鬘、パープルではないですか!あのねえ、うちの文字色みたいなん!(喜)(違)(単に宙組カラー)
肩までのセミロング。ほんっと綺麗に大きなカールがかかっています。

く る ん く る ん !

ああああああああああ!可愛いかったのおおおおおお!(シツコイ)

メガネは丸で、薄いサングラスみたいなのかな。これにもレンズの両脇にパープルの羽がついてて。

あ た し し あ わ せ ! ( リ プ ラ イ ズ )

夜会、大好きでえす!
くだらないギャグ上等、いーじゃんいーじゃん、もう壊れてますから私。
メガネのバトラーも可愛いし、そのあとはかしちゃんの燕尾ですよ、燕尾!
で、かしちゃんのきらっきら笑顔とタンゴを踊る決め顔が交互に私を襲うのよ!あんな名場面ないってば!(そこまで言うか?)

お顔の切り替えが巧いんですよ、かしちゃん。
そもそも、かしちゃんは表情の振り幅がすごく大きい。
夜会では、そんないろんなお顔を次々と見せてくれる。
おっきな口でくわっと笑ったと思ったら、すぐにるいちゃんを溶かしそうな熱い目でグっと見つめ、かと思うと周りの生徒ときゃっきゃはしゃいで、今度は客席にキッと決め目線飛ばして、またくわっと笑う。

飽きないの。
全部のお顔がステキで、さらにくるくる変わって、ぜえんぜん飽きさせないの。
舞台での遊びが日々ヒート・アップして、お顔もどんどん変わっていくから、ますます楽しいの。
そんなかしちゃん観てるのが、しあわせなの。

……なんか最初の頃は、この場面にすっげーーーーー文句言ってたよーな気がする。こんなギャグ場面最低!とかなんとか。中詰さえまともだったら、このショーはまだ許せる!とかなんとか。つか、このショーを作品として許せないのが前提でさあ。

……うん、そんなん忘れた。あたし頭悪いもん。
それにみんながね、作品を超えたものを観せてくれてるからあ。
だからあ。

楽しいのよおおおおおおっ!!!

つか、かしちゃんの笑顔は、世界を救うね。
でさ、かしちゃんの決め顔で、世界が殺られるね。
あれ?プラマイゼロか?(違)

燕尾のかしちゃんの眇めた決め目線もかっこいーの、でもなんてったってあの口元がうっとりなんだってばあ。
みんなにその表現やめとけって言われるんだけど、あのね。
ゲロ吐く一歩手前みたいなねえ、完璧「うぷ」ってアゲる寸前だけどお、でも我慢しちゃいましたてゆーねえ(ほんっと語彙なくて申し訳ありません)。
あの口元、ねえ分かります?ちょっと含み綿みたいなあの口元が(だからその語彙はなんとかならんのか?)、たまらんうっとりなのおおおおおおおおおお〜〜〜!
どんなにアゲそーでも、両手は必ず襟持ってますからっ!
かっこいーかっこいーかっこいーかっこいーかっこいーかっこいーエンドレス!

それで次はかっきーーーんって笑顔で攻めるじゃん。めっちゃ笑顔じゃん。きらっきらじゃん。
なんなの、あの場面?!

あたしを殺す気ですか?

はあ〜〜〜。
夜会行きてえっ!!!(行ってもメガネのバトラーはいない)(仮にメガネがいたとしてもそれはかしちゃんではない)(その前にオマエの行く夜会などない)

昼公演ではデフォのマッシュルーム鬘を落としちゃったらしーですね。あと、芝居のグラバー邸の二丁拳銃が一丁になっちゃったとか。みっ、観たかった。

……貸切以外も、残り全公演観るしかない?(それ無理)

これのどこが公演メモなんだかサパリーツ分かりませんので、いちおーメモらしきものを。おっ、覚えてるかなっ(汗)。

・神戸海軍操練所。慎太郎の袴の裾は、最近上げなくなった。
あれ、あんまり上がってると、細ーい足首が見えて、どーにも華奢でねえ。
・慎太郎「もっと話を聞かせちくれ!」、竜馬は「ああ、行こうっ!」だかなんだかで、「聞かしちゃる!」返しではなかった。竜馬跳ねてた。

・陽之助のハンカチは、濃いピンクと淡いピンクの、いちめんにハート模様。
・逃げの小五郎、「しかと〜心得たあ〜」から、「よっ!(見得)」「あらっ?(オカマ)」「失礼〜!(さらにオカマ)」のフルコース。
・最近みっちゃん演り過ぎだとオモ。もうちょっとナチュラルな頃のほーが笑えた気がするの。

・薩摩藩邸お蝶との再会、両手の人さし指をツンツン合わせて勝先生をイジる竜馬。
・「おうの〜さん」、今日は字にすると、これぐらいだった(笑)。ただし肘は全開(出ない日もたまにあるのだ)。

・グラバー邸。杏ちゃんもだが、亜呼ちゃんにも大概なほどお顔を接近させている最近の竜馬。
・陽之助とグラバーさんは……なんかメガネの形を指で作ったりしてたんだけど、ストーリーは把握できなかった。申し訳ない。
・私はタンゴを踊るかしちゃんに弱いからなあ。目が足りないす。
・刺客すずの袴の裾は、今日もめっちゃ上がっている。そしてすずの足首も細ーい。
・刺客たちを追い払いぐったり、最近のデフォ陽之助にエビ反りで倒れかかる竜馬。
・今日は倒れるだけ倒れおいて、「があああっ」とかなんとか吼え、形状記憶にピューンと起き上がって、今度は前のめり。もちろん陽之助の腕の中。
・この場面、みんなみんな楽しそうでなにより。下級生が生き生きしてる!

・ちなみに今日、私は久しぶりの下手席でございました。プロポーズとエンディングで爆死いたしました。
・下手席のほうが2ショ竜馬のお顔がよく見えるのですよ。
・上手席のときは、るいちゃんのお顔にすっかり自分を重ね、だだ泣きしています。
・自分なんぞ似ても似つかぬ顔なのは重々承知しておりますが。

・幕間に生き返り、ショー。
・オープニングの蘭とむちゃん、たぶん先週の土曜から?鬘を替えてきてます。頭の上がトサカみたいにボリュームがあるやつ。
・みっちゃんはいつものやつ(笑)。

・オーパス。「やめてください!」「待たなくていいからっ!」「助けてえ!」「向こういけっ!」、こんな感じ。
・「○○じゃねえっ!」みたいなことも言ってたが、聞き取れなかった、残念。

・夜会のパープルかしちゃんがお酒を注ぎにいく。鬘に反応して、蘭とむちゃんは「おお〜、綺麗だあ!」みたいな笑顔、タニつんは「んん?おや?」と不審顔。
・ここはとにかくかしちゃんがやたら酔っぱらいすぎ。
・だけど右京さんも酔っぱらいすぎ(笑)。ひとり妙な振りで勝手に踊りはじめ、千鳥足がもつれにもつれ、両横の女の子ちゃんに支えられかろうじて立っていた模様。

・本日、運命はちゃんとピアノの蓋のスイッチを入れた。
・サンドが可愛い。ファンの欲目かなあ?や、可愛いんだってば!絶対に可愛いって!
・運命がショパンを手に入れるというか、ショパンが自らの身を運命にゆだねているんだよね?

・下手席のなにがいいって、竜馬エンディングも、カシウス銀橋も、タニつんフィナーレ銀橋も、下手セリ上がりだからね!爆死ばっかだね!
・上手花道前に座ったときは、セリ上がり西郷どんだけだったからなあ。すっしーは好きだが、あの西郷どんメイクが至近距離だと以下自粛。

・パレード。階段降りを終え下手に待機するタニつんの前を通る右京さんが、タニつんをパシっと指さし!「うおっ!」と笑顔で応えるタニつん。
・同期愛〜!ええもん観させていただきました。ありがとう右京さん!

・かしちゃん貸切ご挨拶。
「本日は東京宝塚劇場宙組宝塚友の会優先公演にお越しいただきまして、まことにありがとうございます。宙組の貴城けいでございます。
これからも皆さまに夢と感動をお届けできるよう、精一杯舞台をつとめてまいりたいと思います。本日は本当にありがとうございました」
・夢と感動、今日もたくさんたくさんいただきました!

・つーことで、私は楽しいのだあ!はっはっはっはっは〜〜〜〜〜!
・2月12日まで、全力疾走させていただきますっ!(敬礼)
「別れの曲(星)」のお話を、もうひとつ。ムラのナウオンで蘭とむちゃんが話していた、ピアノの蓋が閉まらなかった事件について。
あれ、私が観たときにもありました。
実はムラでは何回かあったんじゃないかなあ。複数目撃証言がありますんで。

運命はグランド・ピアノの中からぐあばっ!と登場いたします。そしてピアノを出て、まずピアノ椅子に移ります。
この次ですね。椅子を降りる流れのなかで、運命はピアノの前面にある上げ下げ式のスイッチに指をかけ、パチン!って下げます。!大袈裟じゃなく、パチン!ってかなり大きな音がするの(笑)。スイッチ・オン。
スイッチの横に並ぶランプ、はじめは赤が点灯しています。スイッチが入ると赤が消え緑が点灯、ピアノの蓋が動きだします。セリのランプと一緒。
そして蓋はゆっくりと閉まり……。

なんだけど、その日はスイッチを入れ損ねたんですわ。蘭とむちゃんの指はピアノの前面をカスって、そのまま本舞台に降りて次のダンスの流れになっちまった。
蓋が閉まらない。このあと運命はピアノの上に乗って踊らなきゃないのに、乗れない。ピアノの上の振りができない、踊れない。
運命、ヤバス!
と。と。

開き直った蘭寿氏は、ピアノの周りでくるくるくるるくるくるると、創作ダンスを繰り広げはじめたのであった(驚)。
椅子を使ったり、ピアノの横でポーズしたり、そりゃあもう大忙し。
蘭とむちゃんはナウオンで「ネタがなくなっちゃってえ!」などと仰っていましたが、なんのなんの!すばらしい創作っぷり!
こっちは元の振りを解っているだけに、蘭とむちゃんの冷や汗まで感じて爆笑いや失礼、そのダンス魂に感動してしまいましたよ。

彼、高校のとき、創作ダンス部の部長だったってどっかで読んだな……蘭寿氏渾身の創作ダンスを観ながら、私はとおい目でそんなことを考えていたさ。

栴檀は高校生より芳し(違)。

あのね、それはそれでいーもん見られたって思ってるんだけど、大和ファンになにが不評だったかってね。

グランド・ピアノの蓋が開いたままだと、その高さが邪魔になって、最後ピアノの後ろでセリ下がるサンドがまるっと隠れてしまうのですよっ。
儚げに(あくまでもファン目線であることをお断りしておきます)舞台から消える、最後のサンドのお顔もお姿も、全然見えなくなっちゃうのよおおおっ(泣)。

あの日以来、運命が椅子を降りつつスイッチを入れる瞬間、運命でもサンドでもショパンでもなく、スイッチとその横のランプをオペラでピン撮るのが習慣となってしまいました、ええ。
赤が消え、緑が点灯するのを確認しておかないと、なあんか安心できなくてねえ(真顔)。
あそこでピアノの前面をピン撮ってる人がいたら、まず間違いなく大和ファンですねっ!(とりあえず断言)(ん?蘭寿ファンかも?)

東宝でも、たまに蘭とむちゃんの指がスイッチをカスるときがあるのさ。思わず客席で「ひ!」とか言っちゃうもん(笑)。
それでも、本舞台に降りてから回り込んででもなんでも、いまや意地でもスイッチに手をかけている模様。
そんなときも、スイッチに寄ってゆくステップに、微妙に創作ダンス入る蘭寿氏。

部長の魂百まで(違)。

で、あの蓋、最初はどうやって開けてるんですか?運命登場のとき。
(蘭とむが手で押し上げてる説があった)(それ絶対無理)(でも、その蘭とむ想像するとキザカワユス)
『ザ・クラシック』の配役が発表になったとき、私が何にいちばんビビったかって、そりゃあジョルジュ・サンド@大和さんでした。
ショパン@かしちゃんと、「男装の麗人」で「耽美」な愛のデュエットを踊らせられるに違いないと、内心ビクビクだったんです。
男装のオカマになってしまうのではないか、そして耽美演ろーとハズしてしまうのではないか、などなど。
http://diarynote.jp/d/73628/20061018.html
http://diarynote.jp/d/73628/20061022.html

心配で心配で初日を向かえ、幕が開いてみて……ビクリーツしましたさ。

これ、ショパンとサンドの場面じゃないじゃん。
運命@蘭とむちゃんが、ショパンの相手役じゃん。

………。

フレデリック・ショパンという、美しい男がいた。
運命=死は彼に恋をした。
ショパンに恋し、その生を弄び、自らの世界へといざなう運命。
そしてショパンは、運命に抱かれ、死へと向かう。

サンドは、運命がショパンを弄ぶなかで、ショパンの前を通りすぎさせた女性。
言ってしまえば、通行人。
なんでこーなるかなあ。

それにね、オカマでもなんでも、男役に女役を演らせる以上、男役ならではに求める役割というものがあると思うんです。強さだとか、野性味だとか。
今回のサンドは、パンツではあるものの、それだけ。くるくる巻き髪の、かわいい女の子ちゃんです。それは外見の問題じゃなく、役割が女の子ちゃんなの。
あれじゃあ「男装の麗人」でもなんでもないじゃん。
この女の子ちゃんを大和さんに演らせる必要があるのか、草野先生の「男役」大和悠河の捉えかたが理解できませんって。
(オーパスといい、フィナーレ銀橋といい、私には理解できないことばっかなのっ!)

女の子ちゃんを演る大和さんは、大変そうなんだよな。
伊達に男役演ってない、だから「見つめられる」芝居を演ること自体にハンデがある。
ゼロからの……むしろマイナスからのスタート。
見た目というより、立ち振る舞いがオカマ。女の子ちゃん役なのに、オカマ。男役目線ガシガシ飛ばしてるし。身体固いし開脚できてないし(それは関係ない)。
もう、ムラの初日はどーしよーかと思った。

るいちゃんがサンドを演れば、何の問題もなかったんじゃないだろーか。
るいちゃんは元々女の子ちゃんだもん。「見つめられる」芝居のプロだもん。かしちゃんの相手役だもん。
かしちゃんとるいちゃんで組めば、ショパンとサンドの間に自然と「熱」が出る。
そうなれば、サンドの役割にも、もっと濃い意味が出るんじゃないかと思うんですよ。
ショパンと、サンドと、運命と。三者の関係が、俄然おもしろいものになったんじゃないかと。

大和さんに演らせる以上、男役であることの意味をきちんと打ち出したサンドにして欲しかった。

それでも、言わせてもらいます。
ファン馬鹿とでもなんとでも言ってください。

かーわーいーーーんだからあ!つか、かーわーいーーーくなったんだからあ、サンド!
せくすぃタニィ目線を自粛し(ムラの初日、緑野さんに「あのう、ミュッセと同じお顔してるんですがタニちゃん」言われたからな)、一途にショパンを見つめ、なあんてかーわーいーーーんでしょー!
ムラの中盤から、俄然よくなったと思っています。
東宝に来てからは、ショパンを一途に愛する女の子にしか見えないわあ!ね?ね?そっ、そーだよね?(ちと不安)(愛は盲目、かもしれん)
かしちゃんの「きらきらお目目」効果かもしれません。
トークショーで、お茶会で、映像で、「かしげさんの瞳がほんとうにきらきらで!(はあと)」という大和さんの言葉を、何回聞いたことか。
毎日その目線を浴びれば、女の子ちゃんになってゆくのよ。

それにね、サンドのときは、あの大和さんでも絶対に客席に目線飛ばさないもん!ショパンだけを見つめてるもん!
……あれ、そんなん当たり前?なんせ客席目線デフォなんで、ほほほほほ。

だいたいね、草野先生は、かしちゃんと大和さんを絡ませる気がないんだよね。
他の場面にしても、かしちゃんと対峙するのは、蘭とむちゃんだもの。
サンドの役割は、ああだし。
大和さんに、男役としてかしちゃんと絡んで欲しかったなあ。
白いかしちゃんに、熱い蘭とむちゃんを絡ませるほうが、創りやすいだけなんだと思うんですよね。
だけど、白いかしちゃんに白い大和さんをぶつけ、かしタニでしか観られないものを創ってよ。だって、あの美しい並びを生かさない手はないって。
ああ、もったいない。

しかも、東宝に来てから、ますます運命がボルテージ上がってますから。
ショパンにサンドを差し向けるときの「さあ、いけーーーっ!……んふっ」みたいな、あのお顔はなんですか?
ショパンとサンドを引き離したあとの、してやったりっつーイヤらしーお顔はなんですか?「おいで、俺の世界へ」ですか?
そして、愛するショパンに死の口づけをする……チューの時間が日に日に長くなっているよーに感じるのは、気のせいですか?
花組のときはそうと認識していなかったんだけど、蘭とむちゃんものすげー耽美に見えるのも、気のせいですか?
や、ゾクゾクしちゃうんですけど。かっこいーんですけど、蘭とむちゃん。

ピアノと共に沈みゆくショパン。
それは、運命を運命にゆだねた(ヤヤコシ)ショパンの、つまりは自らが選んだ運命の形(ヤヤコシ)。

ますますサンド危うし!なんだけど、それでも、ショパンとサンドの間にだって、熱が出てきた。
そして、いつなんどきもオカマだろーとなんだろーと、大和悠河はきらっきらですから。セリ上がってきた瞬間から、ある種無意味にでも輝いているわけで。
こうまで構成が運命×ショパンでも、サンドが食われない理由は、そこにもあると思うの。

「納得でけんぜよ!」
とは言うまい。ん?かなーり言っちゃったか?
と、無理やり慎太郎を出したところで、余談。

「きらきらのお粉が飛び散る貴城さんと悠河さんの、この世のものとは思えないほど美しいショパンとサンドの愛のデュエット・ダンス。
私たちもうっとりなのですが、慎太郎さまを演じていらっしゃるとき、つい竜馬さまを『ショパン……はあと』と、うっとり見つめてしまわれたことはありませんか?」
こんな質問が、ムラのお茶会でありました。
大和さんの答え。

「そんなのないですっ!」(笑)

でも、サンドのとき、ついショパンを「竜馬!」と思ってしまったことが、1回だけあったそうな(笑)。
キッつーーー……えんえん書いた「別れの曲(星)」雑感、全部飛ばしてしまった……はは、ははは(とおい目)。
私ってどーして学習能力がないんだろーか。何回目だろーか(さらにとおい目)。

今から書き直せないので、ひとつだけ先にどうしても。

前回の「貴城けいの、男役生活最後のキスの相手は、大和悠河さんであるはずでしたが@『ザ・クラシック』東宝」について、るいちゃんファンのかたからご指摘のメールをいただきました。

「最後のキスのお相手は恐らく……」
「サヨナラショーに変更がなければ……」

恐らく、そのはずです。

あくまでもフレッツトークショーでのかしちゃんのお言葉を引用し、「最後のキスの相手」として名指しされたはずの大和さん無念、東宝ではそのあとにっ……最近やたら濃くなってきた蘭とむちゃんとかしちゃんの話をしたかったのですが、るいちゃんのファンのかたにとって「貴城けいの、男役生活最後のキスの相手」は、とても重いもの。
配慮のない書きかたをしてしまったことを、お侘び申し上げます。

東宝の最後には「貴城けいの、男役生活最後のキスの相手は、やっぱり!」と書けますよう。
書けると信じていますが。

……自分で最後って書いて、それに胸をえぐられた、今。
信じられないし。信じたくないし。

あのふたりの在りかたこそ「宝塚」だと思うの(断言)。
今、ほんとうに「宝塚」らしい「宝塚」を、私たちは観せてもらっている。
私の理想のトップコンビです。

かしちゃんとるいちゃんに、感謝しても感謝しきれない。
ただ、ただ。観ているだけで、しあわせです。

ありがとう、心からありがとう。と、私が言います。心から。
『貴城けいの、男役生活最後のキスの相手は、大和悠河さんです』

こう書かれたのは、緑野さんです。
http://diarynote.jp/d/22804/20061201.html

緑野さんと一緒に行った、NTTフレッツトークショー。
(あああフレッツ書くっ、今さらだけど、自分のために書くっ)(そのうち書くっ)(苦笑)

「今回、るいちゃんともキスシーンをしていないのに、タニとはあるという」
そう言いながら「タニ」ではなく「るいちゃん」をイヂメまくっていた鬼、貴城けい。

そう、貴城けいの、男役生活最後のキスの相手は、大和悠河であるはずだったさ。

最近、違うの。
ジョルジュ・サンド@タニつんとの恋を、運命@蘭とむによって引き裂かれたフレデリック・ショパン@かしちゃん。
東宝では結局、最後は運命に唇を奪われちゃってます。

ここは元々、運命×ショパン。
ふつーに観ればそーなってるし、今のほーが納まりがいーと思いますわ。
ま、キスするかしないかだけの違いでしかないけど。運命×ショパンの設定は、どっちにしても変わらない。
でも、かしちゃんテキには、男役生活最後のキスの相手が変わる、それってすごくない?

で、これも緑野さんに私信か?(笑)

『貴城けいの、男役生活最後のキスの相手は、蘭寿とむさんです』
グラフを買わない緑野さんに私信@宝塚GRAPH2月号・貴城けいサヨナラ特集
あまりにもかしちゃんが美しすぎるので、頁をめくる手が震えました。
骨太で男っぽいかしち、壊れそうに儚げなかしち、かわいい笑顔のかしち。
どの写真も、どの写真も、ステキすぎる。

そして。
私を、私を私を私を私を私を私を、私を見つめるかしち。

や、だってかしち、そーゆー顔してるじゃんか(言い切る)。
いーの、勘違いさせてちょうだいっ。

るいちゃんとふたりでのアップなんか、もう舞台の1場面だもん。いろんな物語が浮かんでくるもん。

あ、そーか、かしちゃんはるいちゃん見つめてるんだった……私じゃなかったか、残念。

るいちゃんはほんとうに大袈裟じゃなく、日々綺麗になってゆくのですよ。
かしちゃんがるいちゃんを深く愛し、強く見つめているからだと思います。
毎日あんな目で見つめられてみ、絶対綺麗になるって。
私だって、もしそんなことがあれば(無いです)、絶対綺麗になる自信があります(無理です)。

そんな貴城けいの目力の凄まじさを、まざまざと感じさせるポートの連打。
あれもこれもそれもどれも、これでもかこれでもかそれでもかこれでもかと、貴城けいがあなたを殺します。

が、しかし。それどころじゃない。
「あの」ポートには血が沸騰して、真顔で死ぬかと思いました。
「篠山話に花が咲く」、いわゆるこぼれ話のコーナーにある1枚のポート。

瞼を閉じたるいちゃんの顎を片手でクイっと持ち上げ。

クールびゅーちーな目でその唇を見つめ。

で、で、でーーーーーー!!

……あ、あたし死んじゃうわ。

どこの鬼畜ですか?目え開けたまま表情ひとつ変えずにあんなことやっちゃ……ピーーーーーー。
これって、「ヤバすぎて巻頭には使えなかった」てゆーやつだよね?
(だけど編集のおねいさんが「いくらなんでももったいないから」って、こぼれ話のコーナーに入れてみました、みたいな)(絶対そーだ!)

つーことで、かしげファンでもある緑野さん。グラフ2月号、今度は定価で(笑)買ってください。
なお、「心の名作語り隊」で『あさきゆめみし』を語っているのはまっつであることを追記しておきます。
だからって¥100引きで買わないよーにお願いしますね(にっこり)。
まっつまっつまっつ。

にしてもさああああああ。
景子先生のお言葉、「ああー。かしげで作品考えてたのになあ」に、地団駄踏む思いです。
景子先生の書くかしちゃん。
どんなに、どんなにそれを観たかったことか!!景子先生の美しい世界で息づくかしちゃんを……。
そして、景子先生なら、タニつんとの並びも最大限に生かしてくれたと思うの。

今回、何が不満って、ヅカ史上もっとも美しい(言い切る)トップ2番手並びが、芝居もショーもまったく生かされていないことなんですよ。
ありえないだろ、こんな馬鹿な話ってさあ!
ただ単に「並んで」はいるけど、ほんとうにそれだけ。
酷いよなあ。

ああ、景子先生……。泣ける。


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すぎ去っていく全てがたまらなく愛しい

だから、今、この時間をできるだけ覚えていたい

流れゆく時の中で、変わっていくもの、

失くしてしまうもの、たくさんあるけど

この気持ちは変わらないもの、続いていくもの、

そして深くなっていくもの…

今までも、これからも、

私にとって皆様は“かけがえのない宝物”

心からの感謝をこめて


貴城けい
「じゃあ、ここでるいちゃんに出てきてもらいましょう」
カーテンコールのはじめに「言い忘れてました」と新年のご挨拶をしたあと、かしちゃんはいきなりるいちゃんを呼んだ。

「えええ?あの、私……どうしよう?どうしよう?」って顔で困ってるるいちゃんを、隣の蘭とむちゃんが前に出るよう促す。

かしちゃんは、「こっちおいで!」って優しい顔でるいちゃんを見つめている。

トテトテ……トテ。トテトテ。
かしちゃんに近寄るるいちゃん。

や、「トテトテ」という音を使って表現されたのはkineさんです。ごめん、パクった。
でも、ほんと「トテトテ」だったんだもん。kineさんの言うとーり。

かーわーいーーーーー!!

それでね、近寄ってはみたものの、近寄りすぎちゃって(いやあああん、もお)羽根の距離が取れなくなり、後ずさるるいちゃん。

トテトテトテ。

かーわーいーーーーー!!

「ふたりで楽しく!」「はいっ!」
「そして愛し愛され!」「はいっ!」
「舞台をつくってまいりたいと思います!」「はいっ!」

コクコク。コクコクコク。コクコク。

頭の羽根をぶんぶん揺らしながら、かしちゃんを真っ直ぐ見つめてコクコクうなずくるいちゃん。

かーわーいーーーーー!!

つか「愛し愛され」……ううう、言われてみてー!(それ無いから)

「本日はほんとうにありがとうございました!」
客席にお辞儀をして、顔を上げたかしちゃんは、大きな目でクルクルとるいちゃんを見つめる。
そして、るいちゃんが見つめ返すと、その顔をのぞき込むようにして、ニコーーーっと笑うのよ!
大きな目を細めて、大きな口をクイっと開けて、ニコーーーっと笑うのよ!
かしちゃんのあの、かかかっ、顔を!あの美しい顔を近づけてだよ!
ひぃぃぃぃい、鬼っ!

あたしはるいちゃんよくいきがとまらないものだなあととってもかんしんしました。
だってあたしならたぶんそのばでしんでしまうからです。
でもあたしにそんなことはざんねんながらなさそうなのでだからあたしがそんなことをかんがえるひつようもないのです。
でもしあわせそうなるいちゃんをみているとなんだかあたしがかしちゃんにみつめられたようなきもちになりました。
なのであたしもすごくすごくしあわせなきもちになりました。
おんなのこをこんなにしあわせなきもちにしてくれるひとってこのせかいにそういないとおもいます。
そんなかしちゃんはほんとうにほんとうにかっこいいです。

るいちゃん、かわいいなあ。
もちろん前からかわいかったけど、かしちゃんに愛されて、もっともっとかわいくなったよね。どんどんかわいくなってゆくよね。
しあわせに満ちると、女の子はあんなにかわいく綺麗になれるんだね。

貴城けいの、真ん中としての最大の魅力。
すべての女の子に夢を見させてくれる、その力。
その強い目で、その愛くるしい笑顔で、極上の夢を見させてくれる人。
いや、あなたの存在こそが、夢そのものだ。

あんな鬼畜技をカーテンコールで自然にやってのけちゃって、るいちゃんといい、客席の女の子といい、端から殺してるんだから。

貴城けい、やっぱ鬼でそ?

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