9月14日、『バレンシアの熱い花』蘭とむロドリーゴ、みちこラモン最終日。

みっちゃんてば、黒い三角巾で左腕を吊って楽屋から出てきたそうですわ。

「いやあ、この怪我も今日で治ったんで、ラモンとはお別れです!」

さすがだよみちこ……。

みっちゃんの少し前に出てお手紙取ってたルーカス大佐@まさこちゃんを発見し、指さしてひと言。

「あいつだっ、あいつにやられたんですよっ」

さすがだよみちこ……。

楽しそうだなあ。
って、私見てないんですけど、この光景。

みちこ出に備えて日々チェックを怠らない「今日は何の日?カレンダー」には、「ラモン最終日」とかそんなん書いてなかったもん。

公式行事、公演行事、その他諸々の情報を網羅せねばならぬのか、みちこよ……。
みちこコスギャラリー完全制覇の道は険しいなり。

ということで終わってしまいましたが、みちこラモン。
私、ほんとうに大好きでした。
『バレンシア』すべての登場人物の中でいちばん好きなのは誰かと問われれば、みちこラモンと答えます。

蘭とむちゃんの熱く激しいラモンも、とてもステキだと思う。
よーは好みの問題。私はみっちゃんのラモンが好みなの。

「下町でごろごろしているケチな野郎さ!」なあんていきがってるくせに、イサベラの前では恋するピュアな少年になってしまう、そんなみちこラモンが愛しいです。
自分の熱い思いを、彼女にぶつける術さえ知らない。
イサベラに向ける一途な視線に、きゅんきゅんきます。

「ラモンの哀しみ」ってありますよね。
フェルナンドが斬られたと聞いて駆けつけたイサベラが、彼の婚約者であるマルガリータの姿を見てしまって、「あたし、つらいわ」とラモンにすがって泣く場面です。

哀しいの。せつないの。みっちゃんのラモンは。

蘭とむちゃんのラモンは、すがってきたイサベラをグっと胸に抱きしめる。
イサベラは、それで自分がしていることにハっと気づいて「……ごめんなさい」って離れていく。

みっちゃんのラモンは、イサベラを抱きしめることもできないの。
自分にすがって泣く彼女に対して、なんにもできないの。

イサベラの身体に恐る恐る手を回してはみるけれど、どうしても抱きしめることができないの。

空を抱くラモンの腕をすり抜け、イサベラは去ってしまう。
「……ごめんなさい」って。

そのときのラモンの目がすっごい哀しいの。すっごいせつないの。

あとに残されたのは、彼女が落としていった1枚のショール。
その彼女の抜け殻を今度こそ固く抱きしめ、そして振り絞るような声で歌う。

手をさしのべても お前に届きはしない

愛している 愛している 愛している 愛している

何度も何度も。愛していると。ただ、愛していると。
ただ、お前を愛していると。

この主題歌は、フェルナンド、ラモン、ロドリーゴが繰り返し歌いますよね。
フェルナンドが2回、ラモン、ロドリーゴが各1回で、役替わりも含めて6パターンあるわけですが、私がいちばんもっていかれるのはみちこラモンの「愛している」です。
あの絶唱が、はあと直撃なのです。
大和さん、蘭とむちゃんと比較して、みっちゃんの歌のレベルは飛び抜けて高いですが、それとは別問題。
技術ではない心の部分で、みっちゃんのラモンが叫ぶ「愛している」に惹かれます。

黒い天使の白ブラウスの襟が、黒塗りのドーランで激しく汚れちゃって。
そんな汗みどろで歌うみちこラモンが愛しいの。
ドーランとられて白くなっちゃったみちこラモンの首筋すら愛しいの。

「贔屓が愛しくて、抱きしめてあげたくなる」って言いかたあるでしょ。
私は基本的にすっごいオンナノコ目線の馬鹿ファンなので、男役さんに「私を抱きしめてもらいたい」とは思っても、絶対に「私が抱きしめてあげたい」なんて思わないわけ。ふつーは。

今回、はじめて真顔で思ったもん。

みちこ!

私が抱きしめてあげるから!

私がいるから!

みちこっっ!

ええ。ちょー真顔ですのことよ。

(対象がラモンじゃなく、いつのまにか「みちこ」そのものにすり替わっている件について)
なんだそうです。

ええ。私、毎日「今日は何の日?カレンダー」をチェックして、みっちゃんの出に備えてますから。
9月12日は「宇宙の日」。宇宙飛行士の毛利さんが、スペースシャトルで宇宙に飛び立った日らしいです。

宙組ただいま『宙 FANTASISTA!!』公演中。
なんてコスプレしがいのある……いえいえ、なんてこの公演に相応しい記念日なんでしょう!
みっちゃんには、まず楽屋から赤い火星コスつかお衣装で登場してもらいたいですね。
そして楽屋口で叫んでいただきましょう高らかに、「まあああ〜ず!」

「火星」のみっちゃん「まあああ〜ず!」、これかなりツボです。
Mars、火星。溜めて溜めて溜めまくって、むしろ「むわァあああァ〜〜ず!」なみっちゃん。
あのひと言のために「火星」という場面があると言っても過言ではありません!(ん?過言でしたね)

銀橋であれだけ威風堂々たるチャネル@みっちゃんですが、毎回セリ上がりの最中に何度も何度もゴクンゴクンと唾を飲みこんでるのにお気づきですか?
すんごい緊張が伝わってくるのですよ、みっちゃんのその喉から。
喉からだけつーのもスゴイけど。平然としたお顔のよーでその実は……みたいなとこが、たまらなく愛しいみちこ。
ああ、みちこみちこ。カワユス。

とか言いながら(その1)、「火星」はダイモス@すずはるきにもっていかれちゃう私ではありますが。
日々ネチネチネチコくヤラシくグレードアップするすずさん、フォボス@ともちゃん大変、逃げて〜!逃げて〜!みたいな。

この二人、どうして高音を男役のともちゃん、低音を女役のすずさんでハモってるんでそ?すずさんの低音がまたヤラシーのうくうくく。

とか言いながら(その2)、ちぎた出てくると目が泳ぐのね。
あたし、ちぎたの火星ジャンプ愛してるからねっ。
登場するときの、ちぎたのあの横っ飛びねっ。

周りは「今日のちぎちゃんのジャンプ、いつもより高かったね」(もしくはその逆)とかゆーけど、あたし知らんもん。

てィぎたんのお顔しか見てないからなっ!(大威張り)

火星ジャンプのときはてィぎたんピン撮り、これデフォです。

だけど何センチ飛んでよーが、お顔しか見てないかぎり高さは曖昧模糊とした状態なんだよねっ!(大威張り)

最初の頃はジャンプ全体を見てたはずです(当たり前)。「あ、高い〜!」とか喜んでた気もしてきました。
たしかね、もんのすごく高い横っ飛びかましてくるから驚いてたと思うの。たしか。

いまや火星ジャンプの瞬間のお顔ピン撮りに命を賭け、踏みきりの段階からてィぎたんにオペラ合わせて準備してるわけです。

こんな奴に、もはやジャンプの高さは測れないのさっ!(だから大威張り)

てゆーか飛んでくる瞬間のお顔がいっちばんかっこいーわけ。そこ見ないでどーする?

だから最初の言葉は、正確に言うと「あたし、ちぎたの火星ジャンプのお顔愛してるからねっ」になります。

唇の片端歪めて、獲物に挑むよーな目つきで横っ飛びするてィぎたんが好きだー!好きだ好きだ好きだーーー!大好きだーーーーーー!!

ジャンプだけじゃないんだってば!
「火星」のてィぎたんはさいこーだと思いますっ。ギラギラしてますっ。
てィぎたんキラキラって思うことはあっても、まさかギラギラだなんて思う日が来るとは!

いつの間にあんなにかっこよくなったんでしょう?
いまや可愛いちぎたじゃないんだもん。「うげぐ」とか声出る(私がね)ぐらいかっこいーんだもん。

もう一度言います。

てィぎたん、いつの間にあんなにかっこよくなったんでしょう?(素)

「火星」と言えば、外せないのがタマちゃんの気合いの入った髪形(むしろ入りすぎ)。
対する大ちゃんは、多分寝ぐせのままおウチから来ちゃったんですよね?(真顔)

言うまでもなくマルス@ウメちゃんはオトコマエ!

でもね、みっちゃんのゴクンとすずさんのネチネチとてィぎたんのギラギラで目が泳ぎきっている私に、もうどうしろと?

なんで「宇宙の日」の出は、みっちゃんにぜひ「火星」仕様にて登場していただきたかったわけですよ。って、強引に繋げてみましたが。はい、繋がってませんね、強引すぎでしたね。

(でも続ける)だけど、今年の9月12日「宇宙の日」は水曜日、つまり休演日だったんですね。
残念なり。

あ、でもね仮に9月12日が水曜日じゃなくて公演日だったとしても、ギャラリーなんてできませんでしたけどね。

この日の夜は名古屋だったもんで、私(しれっと言ってみる)。
『愛、時をこえて―関ヶ原異聞―』大阪千秋楽おめでとうございます。

初日に舞台に立つかしちゃんを観たら、私は胸がいっぱいになって絶対に泣くと思っていた。
しかし、意外にも泣かなかった。
全く新しいものを観る、その情報の咀嚼に自分が手一杯だったこともあると思う。
かしちゃんご自身、出演者のみなさんご自身が、この新しい試みに手探りからのスタートだったということもあると思う。

大阪千秋楽。
かしちゃんが登場した瞬間、劇場の空気がうねった。
真ん中に立つかしちゃんから、静かな、蒼い炎のような気が発せられていた。
その炎のうねりは、渦となって客席に押し寄せ。
それは客席を呑み、やがて劇場を包み。

貴城けいの存在が。

その場すべてを支配した。

蒼い炎に、劇場が焼かれてゆく。
かしちゃんのうねりに呑まれ、炎に溺れ。
私はただ、泣いていた。

ただ、泣いていた。

この炎に焼かれ、もし命を落とさざるを得ないのだとしても。
私はそれで本望だ。

拮抗するのは段治郎丈。力と力のぶつかり合い。
支える笑也丈、吉野さん。寄り添う季帆ちゃん、ANZAちゃん。
それからカンパニーのみなさん。

しあわせな時間だっだ。


細かい感想は、またいずれ。
コムファンのmaさん、えりこファンのデイジーちゃん。
かし子ちゃんの初舞台を祝って劇場に駆けつけてくれた我が友!楽しい時間をありがとうございました。(裏トークがねっ、楽しかったよねっ!笑)(小声)

9月9日。

2007年9月9日 宙組
かしちゃん、『愛、時をこえて―関ヶ原異聞―』初日おめでとうございます。

やっぱりかしちゃんは完璧なのでした。うくうくく。

だけどまだ家に帰り着いてないわけです、私。
この舞台の話をさくっと書くなんてとてもじゃないけど無理なので、ちょっと脱線。
本日東宝、宙組の出の話を友だちから聞かせてもらいましたので、それを少し。

「かしさんの舞台、観たいですっ!」
下級生の中には今日の出で、こうファンに宣言されたかたもいたそうですわ。かあわあいいですねっ。

そして、みっちゃん。

そして、みっちゃんっっ。

やーらーれーたーーー!

9月9日。

9・9

救 急 の 日 ですってよアナタ!

そう来たか!

白衣着て楽屋口から登場したというみっちゃん。

でも、誰が思うわけ?だから救急の日に救急パフォーマンスなんてことを。
「ふーん、みっちゃん今日は白いコートかぁ」
ギャラリーも最初はそんな感じだったみたい。

でも、よく見ればそれは 白 衣 !

手には透明の 救 急 箱 !

ええええええ?これってもしかして……救急の日?!

またもや東宝前は大歓声に包まれたようです。
さすがだよ、みちこ!!

白衣のみっちゃんは歩を進め、例の如く劇場側後方の自分の会の前に立ったわけで。
白衣のみっちゃんを前にして、例の如くみっちゃん会は盛大に壊れちゃったわけで。
「いやんいやあんうちの子かあわあああいい、みっちゃんちょーかあわあいいィィィ~~~!」みたいな。

するとだね。

白衣のみっちゃんは救急箱から診察グッズを取りだし、選ばれし患者……じゃねえ、ファンのかた何名かを診察していたようで。
白衣のみっちゃんに診察されたファンのかたは、例の如く歓喜の悲鳴をあげていたようで。
「きゃあああっ、きゃああああああっ!」みたいな。

公開お医者さんごっこ。

なんて!
なんて楽しそうなんだみっちゃん会!
私も見たかったよう!

つかむしろ診察されたひ。

だがそれは無理と思われ。
kineさんあたりを巻き込んで(だからkineさん大迷惑)、みっちゃん出ギャラリー大作戦を展開することにした。
まずはカレンダーチェックから。日々の行事を徹底的に調べあげるのだ。

敬老の日?甘い。
なんせ敵は救急の日だからな。侮れないぞ。

みちこ……だからあなたってほんとうに……ほんとうに……。

恐ろしい子!(だから白目)

あ、みーちゃんはね、ナース希望だったと思うの絶対。
「みちこさんっ、みちこさんの隣で白衣の天使やりたかったっす!」みたいな。

もちろんみーちゃんの白衣の下は、金のステテコだから!
これ、みーちゃんのデフォだから!(違)
これは、ちょっと前の話。
向かい風がやたら強い、ある日のこと。
東宝前に、楽屋入りをする右京さんが現れた。
かしちゃんと退団同期だった、あの右京さんだ。
が、しかし。

ヨロヨロ……ヨロヨロヨロ……。
右にヨロヨロヨロ……左にヨロヨロヨロ……。

右京さんたら風に煽られて、前に進めないんだってば。
大袈裟じゃないんだってば!ほんとだってば!
一体いつになったら楽屋口に辿り着くのか右京さん?!と真顔で心配したあの日。

昨日夜のオラオラVENUS絶叫@大和さんは「台風に気をつけろよ、ベイビー!」
それを聞いて、そんな右京さんを思い出した。
だってキミらこそ気をつけろよ。キミらめちゃめちゃ細くて今にも風に飛ばされそうなんだから。現に右京さん、風に飛ばされかかってたんだから。

昨日昼は初代フェルナンドの榛名由梨さんがご観劇で、オラオラVENUS絶叫も「榛名由梨さん、ありがとうっっ!!」ってジャーン!と両手を広げシャウト!
かと思いきや「……ございました(ぺこり)」、急に謙虚に(笑)。
やはり、大先輩を「ベイビー」呼ばわりはできなかったらすィ。タニちカワユス。

本日のオラオラVENUS絶叫は「俺のVENUS!」(客席指さし)、文字通りVENUS絶叫だった模様。
いや、文字通りって「オラオラVENUS絶叫」とは私が勝手に呼んでいるだけでしかないのだが。(つか、まんまだけどな)

てえその、アドリブネタは友だちから聞いた話ですなのすみません。
自分もそれなりに公演リピートしてますが。

うーん、大和さんフェルナンド模索中というカンジですか?(って、急にバレンシア)
フェルナンドって、台本に忠実に演ると嫌な男になってしまうのですよね。
ムラのフェルナンドはステキだった。ただの嫌な男でしかない奴を、頭悪ぅで可愛い男に、見事なまでに大和さんは創り替えていた。
レオン将軍の言うことを真に受けて(あれは全部レオン将軍の策略でそ?)、「うん、ボク頑張るぞお!」みたいな。
そしてピカピカで、人間離れしてたな。

最近、考えすぎなんじゃないだろうか?大和さん。
フェルナンドは観るたび違う男で、ご本人もこの役を今いちど探られながら演じておられるように感じる。
大和さんは大和さんのままでいいと思うのですよ、私は。

単純な話、観るたびに顔が 黒 く な っ た り 白 く な っ た り している件について。

ムラ当初の「キミはミュッセか?!」と突っ込みたくなるような青白い「すっかり日焼けして逞しくなった」だあ?をいっ!みたいなフェルナンドはいくらなんでもあんまりだと思うのだが、東宝当初は綺麗に日焼けしていたはずの顔が、ムラ当初ほどではないにしてもまた白く戻っているのは何故だろう?

やっかいな役だと思います、フェルナンドって。
だけどすごいんですよね大和さんは。
理屈じゃない部分で、その「大和悠河」って存在で観客をねじ伏せちゃうから。
巧くないの、全然。
でも、すごい。
スターは巧くなくても、すごければ成り立つと私は思ってるから。
彼の在りかたは彼にしかできない、それはすばらしいこと。

ま、とりあえず日焼けだけはしておいたほうがいいかと(笑)。

役替わりについてひとつだけ。

私、みっちゃんのラモンすごく好きなのですが、彼がすずはるきに「兄貴ィっ!」と呼ばれるのには若すぎる件について。

や、蘭とむちゃんはすずはるきの「兄貴ィっ!」に見えたもん。
すずスキーとしては、その点だけがちょっと気がかりですのよ(笑)。
みっちゃんのラモンは若さゆえの熱や無鉄砲さが色濃く出ていて、そこが魅力だと思うのですが。

むしろ、すずさんを「兄貴ィっ!」と呼んでくれ、頼むみちこよ……(真顔)。
あ、「姉貴ィっ!」はもちろん、えっちゃんねっ。

1年。

2007年9月5日 貴城けい
2006年9月5日。
この日は花組『ファントム』の新公日だった。
仕事を終え、東宝に向かう前にメールチェックをしたら、あの一報が入っていた。
かしちゃん退団発表。
携帯を持つ手がぶるぶる震え、泣きながら、それでも東宝に向かった。
申し訳ないけれど、新公の内容は殆ど頭に入ってこなかった。
悲しみ、そして怒り。
劇団に対する、怒り。

このとき私は、ただの宙担だった。
雪組の頃から大好きだったかしちゃんが来てくれて、宙組は新しく生まれ変わったばかりだった。
『コパカバーナ』で、TCAで。
新生宙組は美しく、それはそれは美しくきらきらと輝いていた。
私は宙組の幸福な未来になんの疑いも持たず、その夢に酔っていた。

なんの疑いも持たず。なにも知らず。
そんな自分が口惜しかった。
なにも分かっていなかった自分が悲しく、恥ずかしかった。
ここまで酷い、まるで横殴りみたいなやり方で、かしちゃんの、るいちゃんの、宙組の幸福を奪おうとする劇団が許せなかった。

そう。このとき私は、ただの宙担だった。
だから劇団を憎むことにしか頭が回らなかった。

やがて大劇場の幕が上がった。
そこで見せてくれた、宙組トップスター貴城けい。
煌きたる気高いそのトップとしての姿に、私は完堕ちした。

悲しみ、怒り、憎しみ。そんなことに心を費やしている時間など、もう残されてはいないのだ。
今できることは、宙組トップスター貴城けいの姿を自分の目に焼きつけることだと。
最後の瞬間まで貴城けいを見つめ続けることしかないのだと。
それを思い知らされた。

そして彼から、たくさんのたくさんのしあわせをもらった。

貴城けいはトップになってこそ、その真の魅力が開花する人だった。
真ん中こそが最も彼に相応しく、彼の立つべき場所だった。
限られた時間に、己の持つ力を余すところなく発揮し、輝いて、輝いて、壮絶に輝いて貴城けいは宝塚を発った。

かしちゃんは、そのトップとしてのスタートから終わりが分かっていた、全力でぶつかるしかなかったのだと。
だから「化ける」ことができたのではないかと。
そういう言いかたをする人もあるが、私はそれに頷くことはできない。
それだけのスキルを元々持っていない人間に、「化ける」ことができるはずなどないからだ。
彼の持つトップとしてのスキルは、むしろもっと場と時間を与えられるべき高いレベルのものだった。
今日だけは言っても許してもらえるだろうか。
宙組トップスター貴城けいを、もっと長く見ていたかった。
いろんな役を、いろんな芝居を、真ん中の彼で、男役の彼でもっとたくさん見たかった。
彼はそれに応えて、最上の結果を出してくれる人であるはずだからだ。
その可能性を閉ざしてしまったのは、劇団だ。

「時の運」そして「人の運」。
いろんなことが重なって、あれだけ真ん中という場所に相応しかった貴城けいが「トップスター」と呼ばれた時間は、残念ながら宝塚では短かった。
だが、彼は私たちに約束してくれた。
「もっともっとしあわせになります」と。

もっともっとしあわせなあなたを。
女優貴城けいを。
私は追い続けよう。

もっともっとしあわせな未来を。
あなたに見せてもらおう。
そして私も、もっともっとしあわせをもらおう。

あなたなら、女優貴城けいという別の姿になっても、必ずや輝き続けてくれるであろうから。

今は彼女になった、あなたのもっとしあわせな未来を。
見つめ続けていたい。

私は宙組子たちの気持ちが、とてもよく分かる気がする。
ある意味、彼らと私は同じだからだ。
突然、目の前に舞い降りてきたくるくるお目目の王子さまは、自分たちの心を奪うだけ奪って、あっという間に遠くへいってしまった。
「かしさん大好き!いかないで!」って叫んでも、彼はにっこり微笑むだけで、もう自分たちのいる場所に帰ってきてくれはしない。

だけど、ひとのこころは決して与えられた愛を忘れはしない。決して。

ひとのこころは、忘れはしない。

愛を、決して忘れはしない。

かしちゃんが与えてくれた、大きな大きな愛。
かしちゃんがいてくれた、宙組の幸福な時間。
それは組子にとっても、宙組ファンにとっても、私にとっても。
かけがえのないもの。

絆とは長さではない。

深さに、その意味がある。

かしちゃんと宙組子の絆。
それはとてつもなく深い。

この絆があるからこそ、今の宙組の舞台がある。
このことを強く心に刻んでいる組子たちも、このことを強く感じている宙組ファンたちも、だから今がある。

あの日から1年。
そして、女優貴城けいのもっとしあわせな未来。
もうすぐ、初日の幕が上がる。

今。
もっともっとしあわせな未来へ。

星組生捕獲話。

2007年9月4日 宙組
本日東宝宙組夜公演、ちーくん、ももさりちゃん、ひかちゃん、まりもちゃんたち星組生がご観劇でしたっ。

とりあえず、「東宝ちーくんご観劇!」と周りの友だちにお知らせしましたなの。
とですね、「リカさんご観劇って某掲示板に出てるけど?ちーくん??」てゆー突っ込みが入ったのですね。

すみません、リカさんもご観劇でしたが……なんせ自称「単に星組が好きな人」(だけど宙担)ですから。
元トップのリカさんよりも、みきちーくんに食いついてしまうそんな私をお許しください。
ええ、だてに「単に星組が好きな人」やってませんのことよっ。

ちーくんとももさりちゃんって、よく一緒に行動してません?
思いおこせば『アパシネ』でも『A/L』でも、ちーくんとももさりちゃんが一緒にご観劇されているところに遭遇してるんですわ、私。
え?あたしが持ってるのって、ちーくんセンサー?実は?

オラオラVENUS絶叫@大和さんは「まぶしいぜ、リカさん!」
さすがに「まぶしいぜ、ちーくん!」ではなく。(笑)(ちょっと残念)(真顔)
ちなみに昨日はカリンチョさん、わたるさんご観劇で、「愛してるぜ、カリンチョさん!」だったそうです。
カリンチョさん、リカさんといえば、大和さんが「憧れの人であり、目標とする人」と公言されていたお二人。
(大和さんとカリンチョさん、リカさんのキャラは全然違うだろ!つーのはおいといて)
(それ以前にカリンチョさんとリカさんのキャラからして全然違うだろ!つーのもおいといて)
わたるさんは星組特出に狸、とてもご縁のあったかた。
大好きな先輩たちにお披露目観ていただけてほんとうによかったね、タニち。

あ、今日のちぎちゃんの出は、星模様がいっぱいついてるシャツだったんですが。
あれって星組ちーくんリスペクト?(たぶん違)(ん?もしかしたらそうかも)(や、絶対違)
それで「麦わら帽子」としか言いようがないお帽子でした。ちぎカワユス(でれでれ)。
一方みーちゃんてばリアル金星みたいなことになってるブラウス。今日も胸元エロいぞをい(笑)。

今日の話をもうひとつ。みっちゃんバウポスター出ましたね。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/18/poster.jpg.html

すっげーかっこいいのお!!さわやかだよ、みっちゃんが!(みっちゃんなのに?!)
……前回主演バウのポスターとはエライちが以下自粛。

みっちゃん、たっちん、ちぎちゃん。私に食いつけと言わんばかりのこの並び。
ああああああ観るんだよなあたしたぶんバウいっちゃうないくしかないだろ。

あの。
あのあのあの。
お金ってどっかに落ちてないですかね?(素)(切実なる観劇びんぼー)
そーいえば、みっちゃん会の会服って「救命胴衣」って呼ばれていますよね。

みっちゃん会は月組の頃からずっと同じ会服なんだそうです。
マイナーチェンジはあるものの、基本的には同じデザインで通しているらしい。

その会服は色鮮やかなオレンジでナイロン(多分)素材、前開きのファスナー式ベスト。
まあ、あれを見て連想するのは、たしかに「救命胴衣」だわ。

それが、しいちゃん会の会服も「救命胴衣」だったことがあったんです。
『愛短』のときで、この公演のしいちゃんのお役は客船モレタニア号の船長さん。

「避難訓練はじめっ!」
マーシャル船長@しいちゃんの指揮のもと、モレタニア号の乗客たちは船上で避難訓練やってましたよね。みんな救命胴衣着けて。
肝心のマーシャル船長ったら実は着けてないんだけど(笑)。あと、フレッド@わたるさんが着けるの嫌がってたな(笑)。

しいちゃんがそーゆーお役だったからこそ、しいちゃん会は救命胴衣コスだったわけです。ナイロン(多分)素材、前開きのファスナー式ベスト。
このときの東宝公演だけね。ずっとじゃないよ(笑)。

しかし、救命胴衣コスであるはずのしいちゃん会『愛短』会服と比較したとき、救命胴衣のつもりなどあるはずもないみっちゃん会通年会服のほうが、より「救命胴衣」っぽい件について。

しいちゃん会『愛短』会服は赤に近い色だったの。それに丈も長めにとってあった。ラインは無し。
みっちゃん会の通年会服は真オレンジで、その上やけに丈が短い。さらにライン入り。
まさに「救命胴衣」としか呼びようがないんですってば。

「避難訓練はじめっ!」
救命胴衣といえば、避難訓練ですよ。
避難訓練といえば。

防災の日ですよ。

つまり9月1日防災の日、みっちゃん会は生徒さんから会員さんまで全員揃って防災コスだった。
てゆー。

……ことにはなりませんか??

むしろだね。
「なんでいつもおんなじなん?」と、ギャラリーに言われ続けた会服は。

長年に渡る、昨日のための伏線だったんじゃね?ぐらいの。

あれ?そんなわけないですかそーですかそーですよね。

や、言いたいことはこれだけなんですけどね(焦)。

結論。
とにかく昨日の出は楽しかったてゆーことです。
(強引)(でも心からそうなの)(みっちゃんありがとう)

みっちゃん、次はどんなんでしょーね?(わくわく)
私の中では「敬老の日の老人コス」は既に決定事項で、もっぱらの関心事は「秋分の日のみっちゃんはなんの隠し技を出してくるか?」にあります(素)。

ここまで救命胴衣に食いついたあとになんなんですが、今日9月2日。

ウメちゃん、お誕生日おめでとうございます!
宙組トップ娘役陽月華を見られて、しあわせに思っています。

ウメちゃんにとって、宙組にとって、ますますステキな1年となりますよう。

防災の日。

2007年9月1日 宙組
9月1日、宙組東宝終演後。
劇場前で出をぼけーっとギャラってたら、楽屋口真向かいの会とギャラリーから「うわああああああっ!」って大歓声が上がった。
へ?と思ってそちらを見ると。

銀 色 の 消 防 服 を身にまとった、みっちゃんがいた。

はい、私はみっちゃんを見て、「ああ、今日は『防災の日』だったっけ?」と思い出しましたよ。
しかも、頭には防災ヘルメット、手には懐中電灯。
やるなあ(にやり)。

両手を頭の上でぶんぶん振り、びよんびよん跳びはねながら、大歓声に応えるみっちゃん。
でね、懐中電灯であちこち照らしながら前に進んでいくんだわ。
彼女が通る端から、各会もギャラリーも「うわあああっ!」「みっちゃんかわいいっ!」って大騒ぎ。
そのどよめきは、日比谷の街中に大きくこだましましたのことよ。あれ?大袈裟?
でも、あんな盛り上がり、そうなかなかないって!

みっちゃんは劇場側後方の、自分の会の前にきた。
もう、北翔会さんてば大こーふん(笑)。
「いやんいやあんきゃああああん、うちの子かあわあいいっ、みっちゃんちょーかあわああいいい~~~っ!!」てなカンジで、みなさん一斉に壊れておられました(笑)。
歓声も、ギャラリーより確実に1オクターブは高かったもん。
溶解。つか大溶解大会?

とだね、みっちゃんはファンの人ひとりひとりを懐中電灯で照らし出しながら、お手紙を受け取っていらっさるではないですか。
照らされて「きゃああああああっっ!」、さらに歓喜の悲鳴を上げる北翔会さん(笑)。

みちこ……あたしも惚れそう……(笑)。

え?私ですか?
騒ぎに便乗して「きゃあああっ、みーちーこーーー!かあわあいい~~~!」って叫んできましたよもちろん。
だっ、大丈夫よ、そのとき東宝前はすっごい喧騒だったもの、みんなきゃあきゃあ言ってたんだからっ。
私如きの声などかき消されておりますわっ、ええ。

最後にもう一度懐中電灯を高く頭上に掲げ、それをゆらゆらと揺らしながら大歓声のファンの人たちとギャラリーにバイバイをして、みちこ嬢は劇場前から去っていった。

で、そのまま東京メトロとか乗ってたらもっと笑えるぞ。

や、出のパフォーマンスやイベントって、ヅカではありますよ。
クリスマスにじぇんぬさんがサンタさんの格好をしたり、ホワイトデーにキャンディー配ったり。

だけど 防 災 の 日 に 防 災 パ フ ォ ー マ ン ス をやったじぇんぬさんの話など、いまだかつて私は聞いたことがない。

みっちゃんスゴス。キザスゴス。

この賢さ!ファンサービスのよさ!ニコニコした笑顔のかわいらしさ!
宙組のアイドルポジ決定っすね。

みっちゃんの出のパフォーマンスといえば、『A/L』で有名だったんですよね。
Mr.ホームズ@みっちゃんと舞台で「僕たち名コンビ!二人は名コンビ!」だったワトソンくん@みーちゃんとで出まで名コンビ組んで(笑)、お衣装や小道具も用意して、いろいろやってくれたの。
それ見たさに出だけ青年館行った人も多数いたという、嘘だかほんとだか分からない話も流れたりして。
それでも、青年館の楽屋口って結局は狭い場所でしょ。
それが東宝前を消防服でパレード?だもん、規模が違うわ(笑)。

今日は何人かの下級生の出が、みっちゃんと被ってました。
下級生たちも笑っちゃって自分たちのお手紙渡しが大変なことになっていたよーでしたが(笑)、みっちゃんの少し前にあの名コンビみーちゃんも出てきていたんです。

みーちゃんはお手紙取り中にもかかわらず、みっちゃんをじーーーっと見つめて、そこにやけに絡みたそうで。
心なしか、その目は寂しそうで(笑)。

「みちこさん、どーして私に声掛けてくれなかったんっすか?
一緒にやりたかったっす!」みたいな(笑)。

あ、家に帰ってからみっちゃんの着ていた服はいったいなんだったのかと「消防 制服」だの「防災服」だのといろいろググったんですが、いちばん色と形が近かったのは、消防の 防 火 服 というものでした。

防火服キャッチ→火事に出動する時の服です。火に近づけるよう熱に強い服です。

みちこ……あたしまぢで惚れそう……(笑)。
杏ちゃんが来ていることは、たっちんの長のご挨拶で知った。

たっちんのご挨拶は、本当に立派だった。
87期最後の新人公演。長の期としての責任感、最後の新公に対する思い。
この公演で宝塚を卒業するりまえちゃんとちありちゃんの名を挙げ、そして同期の絆の深さを挙げ、杏ちゃんの名前を挙げた。

「今日も客席で見守ってくれております咲花杏を含む7人で、今日この日を迎えられましたこと。私事ではありますが、この同期と出会い一生の宝となる関係になれたことが、私にとりまして一番のかけがえのない宝物です」

あ、杏ちゃん客席に来てるんだ。
「咲花杏を含む7人で」今日87期は新公を卒業するんだ。

とても、とても。
温かくてステキな言葉でした。

杏ちゃんこと松田沙紀ちゃんのブログに、このお話が出ていたんですね。
http://www.amuse.co.jp/saki/diary.html

>私は、最後の1回を舞台からではなく、客席から見守っていた訳です。

87期の「7人」。
たっちん、きみちゃん、ちぎちゃん、あすちゃん、りまえちゃん、りさちゃん、そして杏ちゃん。
新公ご卒業おめでとうございます。

(なのですが、私がのたのたしているうちに杏ちゃんがブログを更新されたので、すでに最新記事は変わっております。
新公のお話は「宝塚新人公演を熱く語るの巻」のタイトルで8月29日の日記です)
(JAPAN JEWELLERY FAIRの続きも、かしちゃんご出演の笑っていいとも!の話も、いや博多の話もなんも書いてない……ああgdgdなあたし)

それから、ちぎちゃん。
そもそもりまえちゃんとちありちゃんの名前が出た段階で、もう彼の涙腺はヤバかったんだって。
目えぱちぱちさせて、必死になって涙を我慢しているその顔。ヤバいぞ、キテるぞキテるぞ。
当のりまえちゃんのほうが、よっぽどしっかりしてた(笑)。

たっちんの「咲花杏を含む7人で今日この日を迎えられましたこと」という言葉を聞いたとたんちぎの涙腺は決壊し、だあだあ泣きだした。
終いにはうつむいて泣き続けるちぎちゃん。
キっと顔を上げてはみたものの、また涙をぼろぼろこぼすちぎちゃん。
同期大好きで大好きで、涙を我慢することなんてできないの。
その顔は、まるで甘えたちゃんな子犬のよう。

みーちゃんが泣くとは思っていなかった。
涙なんか流さなくてもみーちゃんがこの主演に全力で取り組んでいたことは舞台から伝わってきたし、ご挨拶をはじめたときはいい意味でむしろ不敵に見えるぐらいの表情だったから。
なんだか噛み噛みではあったんだけど、それも余裕から来るものかとすら思えた。

だが、途中で突然声を詰まらせて、先の言葉を失った。

私は自分がすぐ涙でぼろぼろになってしまう人間なので、なんでもかんでも泣きながらご挨拶する昨今の風潮は、決して褒められることだとは思っていない。泣くのって実は簡単だって、私はよく知っているから。
たっちんのように感情の高ぶりを抑えてきちんとしたご挨拶をする、その中に深い思いが見えてくる、それが正解なんだと思う。

だが、こぼれ落ちそうになる涙を懸命に堪えて何度も何度も声を詰まらせながらご挨拶するみーちゃんの姿には、強く心を打たれた。
今日に至るまで、彼はどれだけ頑張ったんだろう。
みーちゃん、初主演おめでとうございます。

しかし子犬のよーなちぎちゃんの涙にも煮えてしまうあたしってばいったい。
「スタ★コレジュエリー」、んーと。
かしちゃんたちオスカーの女優さんやモデルさんが「現代女性の生活をイメージ」したジュエリーをセレクトし、それを紹介する……オスカープロモーションのジュエリー販売プロジェクトなんだそうだ。
今日はJAPAN JEWELLERY FAIR 2007の一環として、「スタ★コレジュエリー」から、かしちゃんと田丸麻紀さんのトークイベントがおこなわれるというわけで。
よく分からないけど(笑)、タダでかしちゃんが見られるというのに釣られて、ホイホイいってしまいましたなの。

会場に入ると、各ブース毎に宝石が山のよーに展示してあった。当たり前。
その中に「スタ★コレジュエリー」のブース発見。
つか、あれはすぐ分かる。だってそのブースだけやたら大盛況なんだもん。
しかも、絶対きみたち宝石業者じゃないだろ!(一般も入れますが、基本プロ対象のフェアだそうです)みたいな、あたしと同類さんで大盛況なのだ(笑)。

ジュエリーを紹介する女優さんたちのVTRが、そこでは流されていた。VTRがかしちゃんの番になるとエライこと食いつきがいい、あたしを含めた同類さんたち(笑)。

そのVTRを複数回キモチよくリピートして満足した私は、展示してあるかしちゃんセレクトというジュエリーのほうに目を移した。
ペンダント2種とピアス1種。
それぞれのジュエリーに添えられた名刺大のカードは顔写真付きで、1枚1枚にかしちゃん手書きの文字でメッセージが入っている。

いやああああああん。
かあわあいいいィィィ。
かしちゃんの字だああ。
かしたんかしたんうくうくく。

だがしかし、それと同時に私は、そのメッセージになぜか奇妙な違和感を覚えたのだ。

「おしゃれ度UP!!輝く貴女に……」

ん?

「素敵な貴女に……」

んんん?

そして最後の言葉で、この違和感は決定的なものとなった。

「これをつけて私に会いにきてね(はあと)」

ええええええ?!

すみません、大爆笑。

かしこちゃんてば!

それ、完全に「男役」の発想だってば!!

「女性向け」と銘打ったジュエリーアクセサリーなのだ。
女性に対して、オンナノコが「これをつけて私に会いにきてね(はあと)」などという台詞ではアピらないであろう、ふつー。

そんな台詞を口にできるのは現役の男役か、カノジョに夢中なリアル男子(ただしオネエ言葉)か、もしくはローリーあたりのホストぐらいのものだ。
だって言われてみたいよねローリーに。「素敵な貴女に……」、そして彼はポケットから小箱を取り出し、あたしの指にそっと指輪を嵌めてくれるの。
いやああああああん。

いつの間にかローリーがスティーヴンに掏り替わっている件について。

やがて、特設会場でトークイベントがはじまった。
「それではご登場いただきましょう、田丸麻紀さんと貴城けいさんです!どうぞ!」

女優・貴城けい登場。

その美しさ、気品。そして女性らしさ。

紛う方なき「女優」。

完璧なる「女優」。

うっとり。まぢうっとり。でろうっとり。

「これをつけて私に会いにきてね(はあと)」
をい。このビジュアルで言うのか?(笑)

ねえねえ。そんな貴城けいって。

何が飛び出すかまったく予測不可能な、一瞬たりとも目が離せない、とてつもなく魅力的な生きものだと。

貴女もそう思いませんか。
今日の舞台稽古、かしちゃんとしみこちゃんが見にきてくれていたみたいです。

しみこちゃんが宙組から星組に組替になったのは、去年の7月3日。
宙組最後の作品『NEVER SAY GOODBYE』では本役がセンチュリア・オリンピアーダのイケメン軍団(という言いかたがあった)(笑)の一員ナセール、新公は長で、あひちゃんが本役のアギラール。
その前の『炎にくちづけを』ではジプシーのイケメン軍団(という言いかたがあった)(笑)の一員チェ、新公では主演のマンリーコ。
この主役ったらラストで火砲台に乗せられちゃうものだから、緞帳の前で長のまさみちゃんが「主演の和涼華が下りてくるまで今しばらくお待ちください」という前例のない挨拶をしたという(笑)。
しみこちゃんと今の新公組は、ずっと新公で、もちろん本公でも苦楽を共にしてきた仲間なわけで。

かしちゃんは言わずと知れた、宙組の誇るべき三代目。
去年の5月22日かしちゃんのお誕生日付で、雪組から三代目として宙組にきてくださいました。
宙組での時間はたしかに短かったかもしれないけれど、その中で頂点である自らが舞台人としての在りかたをその姿勢で示し、みんなの良き手本となって組をぐいぐい引っぱってくれたかしちゃん。
さらにくるくるお目目の人懐っこい笑顔で組子みんなを虜にするだけしまくって、今年の2月12日に宝塚を、宙組を発ってしまわれた罪なおかた(笑)。

かしちゃんもご自分の主演舞台初日が近いし、しみこちゃんもTCAのお稽古期間中のはず。
忙しい中を縫ってお二人がきてくださったことで、新公組のみんなも士気が上がっただろうし、すごおく喜んでいたんじゃないかなあ。

や、今日いちばん喜んでいたのは、宙組大好きなかしちゃんと、宙組懐かしいしみこちゃんご自身たちなのかもしれませんが、実は(笑)。

明日は本番。私もわくわくドキドキしています。
初主演のみーちゃん、ウメちゃんのお役では初ヒロインになるアリスちゃん、大役を任された大ちゃん、最後の新公になる87期のみんな、そしてそしてすべての新公組に、客席から熱いエールを送りたいです。

エーヤン宙組!
エーヤン新公組!!
(作品違いますからっ)

宙組生捕獲話。

2007年8月22日 宙組
って、単なる目撃話ですが。
8月22日、『DANCIN’CRAZY』いってまいりました。
当初は文京シビックの1回だけで終わるはずだったのですが、どうしてももう1回観たくなって、必死になってゆうぽうとのチケット探しましたの。
しかし、これは公演感想ではない(笑)。

ホールに到着してまず目に入ったのがすずはるき!
いやあああん、すずーーー!
そう、この日は水曜日。宙組東宝公演休演日なのだ。
だからって真っ先に私の目に入るところにいるかな?ん、わざと?わざとか、すずはるき?(違います)
白のノースリーブシャツに黒のパンツ、黒のパンプス。
すずさんのファッションって色も形も独特のすずワールドなことが多いのだが、この日はいたってシンプルなスタイルだった。
とにかくねえ。

かっこいいんだってば!(へらへら)

すずさんだけではなかった。
ホール手前のロビーには、宙組生がわらわらと集まっていた。ちやちゃん、まさみちゃん、まさこちゃん、えっちゃん、たっちん、きみちゃん、アリスちゃん、うわうわうわたくさんいる!
中のほうに入ると蘭とむちゃんの姿が。そして、ロビーの椅子に腰掛けてパタパタと扇子を使うのはまりえさん(笑)(さすが組長)、その周りを囲んで立っているのはすっしーさん、ゆきさん、ともちたち。
ともちデカイよ!(笑)

幕間、また真っ先にすずさんを見つけ、エライこと食いつく私。
「かっこいいねえええ。きれいねえええ。ステキねえええ」
普段から語彙が少ないことにかけては定評がある私(大威張り)、kineさんを相手にただそれだけを繰り返しまくしたてる。kineさんほんと大迷惑。

すずさんは同期のともちたちのほうに向かった。ともちとすずはるきが並ぶ。
だからともちデカイよ!(笑)
なんだよ、リアル「火星」だよっ!フォボスとダイモスだよっ!
(大こーふん)(火星スキー)

するとだ。
ともちとすずさんは、自分たちの横にあるパーテーションの向こうに、何かを発見したようなのである。
正確に言うと、発見したのはともちだが。
なんせパーテーションは、ともちの目線より低いのだ。

そして、すずはるきの目線より……残念ながら高かった。

悠々とパーテーションの向こう側を見おろすともちに対し、顎を上げて背伸びしながら必死にそれと格闘するすずはるき。

あのう。

煮えていいですか?真顔。

「きゃあああん!」
ふたりはあたかもオンナノコであるかの如きかわいらしい声を上げた。
きゃあきゃあはしゃぎながら、手を振っている。
パーテーションの向こうには、ねったんがいたのだ。

そのとき。

突如ともちは「とやあああっ!」という雄叫びとともに、一発のチョップでパーテーションを真っ二つにブチ割った。

などというのは大嘘で、ふたりはあたかもオンナノコであるかの如きかわいらしい声で「すみませええん、ちょっとごめんなさああい」と腰を屈めながらパーテーションをそっと開いて向こう側に渡り、ねったんと再会を喜びあっていたのだった。
ああ、友情ってステキ。
そして、あたかもオンナノコであるかの如きかわいらしい笑顔のともちとすずはるきに……激煮え。

ウメちゃんとあゆちゃんも一緒に来ていたそうだが、私は見ていないのだ、残念。

最後にもうひとつ。
きみちゃんとちやちゃんが2ショで歩いている、そのあまりのアダルティさにはグラバーさんもビクリーツだったさ。
(ってちやちゃんがそのグラバーさんなわけだが)(ってきみちゃんはまだ新公学年なわけだが)
ちなみにこの日のきみちゃんは、かしちゃんリスペクト(違)の髑髏ファッションだったことを、ここに付け加えておく。

ところでそのかしちゃんだが、この日『DANCIN’CRAZY』を観劇されていたのではないかという話が流れてきた。
結局、かしちゃんと見間違われたかたは米倉涼子さんだったということで、この話は解決した。

翌23日の夜、今度こそホンモノのかしちゃんがゆうぽうとに現れたそうだ。
それを聞いて、私は強い衝撃を受けた。

だって、だって。

私が最初に入手していたのは、ゆうぽうとの23日夜公演だったんだもん。
だが23日からの博多遠征を決意し、泣く泣くそれを諦めたんだもん。
そして私は22日夜に観劇。かしちゃんは23日夜に観劇。

aiaiさあん、もうダメぽ(号泣)。
私のかしちゃんセンサー、壊れちゃったんだ。きっとそうだ(大号泣)。

や、そもそも「かしちゃんセンサー」などというものがこの世に存在するのかと、まずそこが問われるべきであろうが。

で、キツキツのスケジュールの中、私は翌日の始発で博多へと向かったのだった。以降、博多へ続く。かな?
ゆうちゃん、花組主演男役ご内定おめでとうございます。

このニュースを聞いて真っ先に響いてきたのは、わたるさんの声でした。

「星組、真飛聖!」

『ソウル・オブ・シバ!』東宝千秋楽。
黒タキで踊るゆうちゃん。星組生として最後の日となるステージでの、わたるさんからの餞の言葉。
わたるさんの声が、ゆうちゃんの顔が、劇場の空気が。
まざまざと蘇ってくる。

あのときわたるさんが、星組のみんなが、劇場のみんなが送り出した「星組・真飛聖」が、花組でついに真ん中に立つ。
まあ「単に星組が好きな人」の感傷でしかないかもしれません。
でも、星組で大切に育てられてきたさまをずっと見続けてきたゆうちゃんが真ん中に立つというのは、やはり感慨深いのです。

さおりさん、花組副組長ご内定おめでとうございます。
リュウさん、月組副組長ご内定おめでとうございます。
管理職となると大変なことも少なくないでしょうが、お二人ならやり遂げてくれることと思います。

ラインナップもいろいろ発表され、あちこち気になりますが、とりあえず宙組ね。
轟さん降臨。
私は(少数派かもしれませんが)嫌ではないんです。
みんないい勉強になるのではないかと真顔で思っています。
学ばせていただきましょうぞ!

また石田先生つーのが、いやもう笑うしかないんだけど。
すげーな、「侍ジェントルマン」だって。既にダーイシ臭がプンプンする(笑)。

『維新回天・竜馬伝!』でダーイシ開眼し、『大坂侍』で「ダーイシネ申!」とまで申し上げたワタクシではございますが、ははは……はははは……。

ま た か よ ? !

ショーは酒井先生。
や、パクちゃんもネタにしてたけど、「少し心に残るハッピーなレビューに構成した作品です」というのを読んで、ワタクシ顎が落ちましたです。

「少し心に残る」……「少し」……「少し」

少 し で い い ん か い ? !

(宙次回作は大野平安物&オギーショーつー噂はなんだったのでせう?)(すっかりその気になってたのに、キィィィィ!)

FANTASISTAな雑談。

2007年8月20日 宙組
本日のオラオラVENUS絶叫@大和さん。伝え聞きですが。

「みんな愛してるぜィ!」

……ふつーだぞをい(笑)。
「欽ちゃん」のあとでは、インパクト減の感は否めません(笑)。って、毎日不思議なこと叫ばれてもどーなんだっつー話ですが。

昨日宙87期の話をしましたが、GRAPH9月号の「87の期マメ事典」は、宙組が誇る濃〜いナイスミドル(や、87期だから!新公学年だから!)きみちゃんです。
マメはきみちゃんのこと大好きみたいですねえ。にしても、なんて立派な船長姿なんだきみちゃんてば!

「子供の頃から、割と皆を引っ張っていくタイプだったかな?」
でしょう、でしょう。ちょー納得。
マメ曰く「これからも、真夏の沖縄より暑いきみちゃんから目が離せません!!」
そーなの、そーなの、真夏の沖縄より暑くて熱いのきみちゃんてば!(ただ、私は真夏の沖縄に行ったことがない)(たぶんすごく暑いんでしょう)
『バレンシア』では、プロローグから文字通り「熱い花」になりきって(主に顔)(さらに腰)踊るきみちゃん、ひときわ目に飛び込んできます。
前にスカステで「さわやかな男役を目指します」と仰って、視聴者どころかMCのはっちゃんとあおいちゃんの度肝まで抜いたきみちゃん。
これからももっともっと熱く!そしてたまにさわやかに?!お願いします。

GRAPH9月号には、『バレンシア』新公舞台写真も載っております。
きみちゃんが、かしちゃんのガウン(違)(まりえさんのです)(つかレオン将軍のです)着て写ってます。にしても、なんて立派なオジサマ姿(違)(そんな言い方はない)なんだきみちゃんてば!
ここ、たっちんも一緒です。新公を超えた同期アダルトカポ(違)(カポではない)ですよもおこの二人。
そして、ちぎちゃんのラモンが綺麗です。驚くほど綺麗です。

ラモンの、特に花の祭りの赤いお衣装の写真、すげー綺麗。ヤバいぐらい綺麗。

ちぎちゃん、今回の本公でも「綺麗になった、綺麗になった」と、みんなが言っているんですよね。もちろん前から綺麗な人なんだけど、さらに。
恐いぐらいきらっきらに輝いてます。

宙87期、いろいろオモシロイ。
来週の新公が楽しみですわ。
もちろん、みーちゃんも大ちゃんもアリスちゃんもみんなみんな頑張れ〜。

杏ちゃん。

2007年8月19日 宙組
杏ちゃんのオフィシャルサイトができたという話を、kineさんからお聞きしました。
http://www.amuse.co.jp/saki/

ちょっとお、gallery見てくださいよう!

かあわあいいい〜〜〜。

かあわあいいい〜〜〜。

かあわあいいい〜〜〜。

見ているだけでふにゃふにゃになる可愛さでございます。

杏ちゃん。咲花杏ちゃん。
元宙組87期。(たっちん、きみちゃん、ちぎちゃん、あすちゃん、りまえちゃん、りさちゃん)(すげー並び!)(各々キャラ立ちすぎだからっ)
今はアミューズに所属され、ご本名の松田沙紀さんでお仕事されているようです。
サイトの中にあるブログのほうに、地球ゴージャスを宙組生と観劇されたというお話が載っておりました。8月15日の日記です。
http://www.amuse.co.jp/saki/diary.html
>嬉しさの余り、ハグでご挨拶。
うわうわうわ、誰と一緒だったんでしょ?87期勢揃いだったら面白いのに〜。つか、そんな場面に遭遇したいっす。ついでに私もハグされたいっす(無理)。

杏ちゃんのお役で私が印象深いのは、やはり『THE LAST PARTY』のスコッティ。
スコット@大和さんの愛娘。大和さんがちゃんとパパに見えたし(笑)、娘との場面は愛に溢れていて、これは杏ちゃんによる部分も大きかったと思うんですよね。
精神的な保護者は娘のほうなんだけど、それも含めてスコッティ@杏ちゃんの在りかたがすごく好きだった。

バウヒロインも新公ヒロインも演られていますし、新公ではるいちゃんのお役を続けて演られてもいます。
『コパカバーナ』でも、かしコンでも、ほんとうに可愛かった〜〜〜。お、あの人魚ちゃんは、ちょうど1年前ではないですか!
グラバー邸(笑)の杏ちゃんも大好きっ。
どんな場面でも、たとえ大勢口だったとしても、杏ちゃんの笑顔は絶対に目に飛び込んでくるんです。
なんせ私はヒカリモノに目が無いし(素)。

2007年2月12日、杏ちゃんは宝塚をご卒業されました。
そして新しい松田沙紀さんに。

これからはもっともっとしあわせになってねーーーっ!

あ、『バレンシア/FANTASISTA!』本日のプチ情報を仕入れました。
オラオラVENUS絶叫@大和さん、昼のJCB貸切が「買物はJCBカードで!」これはよくあるパターンだけど、夜がっ。

「欽ちゃん走ってるぜベイビー!」

は?欽ちゃん?
そして出たああああああっ、ベイビー!

ほんと天使。真顔。

天使のお言葉に呼応するかのように、終演後の東宝上空には、24Hテレビ取材のヘリコプターがバリバリと舞っていたそうな。
開演前、私はみんなに解説していたのだ。
もちろん、得意の(たっ、たぶん)『実演付き』で。
東宝のスカイハイのエコーが、あくまでも音声さんのかけるエコーが、どんなにすごいことになっているかを。

「♪ヘエエイエイエェィェィェィェィェィェィェィェィェ〜〜〜〜〜〜」
「♪ハアああんぁぁんぁんぁんぁんぁんぁんぁん〜〜〜〜〜〜」
「♪んふぅ〜〜〜っっふンフゥゥううう!!」

「あれじゃ蘭とむちゃん可哀相だと思うわ」

「♪ヘエエイエイエェィェィェィェィェィェィェィェィェ〜〜〜〜〜〜」
「♪ハアああんぁぁんぁんぁんぁんぁんぁんぁん〜〜〜〜〜〜」
「♪んふぅ〜〜〜っっふンフゥゥううう!!」

あたし熱唱。

さて、本日のスカイハイ。
あれ?あれ?あれれれ??

エコー、たいしてかかってないやん。

ふつーやん。

「またあ〜〜、ジュンタンったらいつも大袈裟なんだからあ」
みんなの呆れ声が聞こえてくるような。気が。した。

ちちちっ、違う!昨日はっ!

ほんとだって、初日はすごいことになってたんだって、エコー!
だからほんとだって!

ひーーー、ほんとなんだってば!

大和さんのダブルライン暴走については、2日目をご覧になったkineさんが「あれくらいメイク濃いほうが、私はいいと思うよ」と仰ってくれた。
「ああ。宙組の、大和さんの、薄いメイクを見慣れてたせいで暴走に感じたけど、あれでいいのかも」と、そのときは思った。

帰宅してから、初日の画像を見つけた。

あーーーっ、こっちの顔だっ!

やっぱ昨日のは暴走だったんだって!
今日のメイクは濃いけどキレイだったのよ、初日は気合い入りすぎでダブルラインからシャドウまで暴走してたんだって!

ひーーー、ほんとなんだってば!

今日のVENUS大和さん。歌は暴走ではなかった、爆走。

暴走にはならない線で(はい、オケ置き去りにはしてません)、うまい具合に爆走していた。
いーじゃんいーじゃん。大和さんにしか、あの歌は歌えない。

ただ、銀橋でのオラオラ絶叫「あついぜベイビー!」(「暑いぜ」と「熱いぜ」をかけているのかと)

あついぜ……べべべ、ベイビー?(カタカナではっきり「ベイビー」と発音されてました)

ぴよ???

や、昭和ちっくでステキかも。
じぇんぬさんって、時を超えた天使だからね(真顔)。
大和さん、ウメちゃん、東宝お披露目初日おめでとうございます!
そして、えりこちゃん!復帰ほんとうにおめでとうございます!

もうね、最初に舞台に立ってるえりこちゃん見たとたん、だあだあ泣いた。お前はえりこの親か?つーぐらい泣けた。

すっかり元気そうだって聞いてた。それでも、ほんとうに元気で舞台に立ってくれるって、その姿って、こんなにも嬉しいものなんだね。

私はちぎちゃんのドン・ファン・カルデロも大好きだった。
だけど、えりこちゃんがドン・ファンとして帰ってきてくれたことが、すごく嬉しくて。
しかも、休演前のドン・ファン以上のものを見せてくれたことが、すごく嬉しくて。
それに、代役を経たちぎちゃんのマルコスが別人のように逞しくなっていることも、すごく嬉しくて。

ショーでも、えりこちゃん見るたびにうるうるきて。
階段降りが、まさこちゃんと2人。
なんだかまさこちゃんが安心して歌っているように見えて、またうるってなって。

最後の最後、組長さん、大和さんのご挨拶。カーテンコール。そのとき。
「あ、えりこちゃんキテる……」。
涙こそ流してたわけじゃないけど、完璧に「キテる」顔なの。

自分が誰の親なんだかなにがなんだか分かんないけど(いや、親じゃないから)、それ見てまただあだあ泣いて。

周りを見れば、えりこちゃんの右隣のたっちんも、左隣のゆきさん、ちぎちゃん、いづみちゃんも、えりこちゃん以上にキテるのか総崩れなの。
(えりこちゃんの立ち位置が下手なので、センター側にえりこちゃんが見えるその下手側の人たちが、より「キテる」のだと思われます)

みんなの顔見て、もっとだあだあ泣いて。

だって、私がこんなに嬉しいんだもの。
宙組のみんなは、どれだけ嬉しいだろう。
えりこちゃんファンのかたたちは、どれだけ嬉しいだろう。

とてもしあわせな初日でした。

初日暴走メモ。
・大和さんのダブルラインが暴走していた。
・うーん、暴走というより進化というべきなのだろーか?私テキにはビクリーツ……。
・青い!あおいってば!
・『王家』中日ファラオ?(言いすぎ)

・VENUS頭で大和さんの歌が大暴走、オケが置き去りになった!
・さすがプロ(オケが)、全速力で追いかけてなんとか大和さんに追いつく。
・大和さんやりすぎですから。
・だが、こーゆーのが大和歌唱の真骨頂。大好き!
・どんどん暴走してください。真顔。

・蘭とむちゃんスカイハイ、東宝の音声さんエコー大暴走!
・♪ヘエエイエイエェィェィェィェィェィェィェィェィェ〜〜〜〜〜〜
・♪ハアああんぁぁんぁんぁんぁんぁんぁんぁん〜〜〜〜〜〜
・♪んふぅ〜〜〜っっふンフゥゥううう!!
・音声さんやりすぎですから。
・ムラの初日(こっちは蘭とむちゃん自身が暴走)より、すごいことになってた。
・今日の蘭とむちゃんは悪くない、音声さんあれは止めたほーがいいと思います。真顔。
ちょっと待て、貴城けいって完璧じゃね?

すっごくない?!ねえねえねえ、すっごくないか?!

貴城けいさんが来店した「プレミアの巣窟」、ええ、拝見させていただきました。
リアルタイムで見て、さらに真夜中に何度も何度も録画リピートしましたわ。うっとり。
かしちゃんてばほっんと何から何まで完璧ですわね(素)。

冒頭に番組の内容紹介があり、「速報!シェイクスピアの話題作!!」のテロップとともに斗真くんが、そして柏原収史くんが。あ、柏原くんも共演なんだ〜と思ったら、次にかしちゃんが!

いやあんいやあん、ステキっ!!

って、そこはほんの何秒の世界だったんだけど。
そのあと番組中盤にて、いよいよ『ヴェローナの二紳士』の紹介。VTRでヴァレンタイン@斗真くん、プロテウス@柏原くん……と思ったら、いきなり『ザ・クラシック』の映像がっ。
きゃああ、きゃああ、きゃああっ。
そして「ミラノ公妃役」のテロップとともにかしちゃんのポスター撮り風景がっ。黒いお衣装がめっちゃゴージャスで、メイクも完璧やんっ。
きゃああ、きゃああ、きゃああっ。
とですね、次は先日のトークライヴ『STAY GOLD』の映像がっ。早っ。泣くぞっ。(←『STAY GOLD』で号泣してきた人)
きゃああ、きゃああ、きゃああっ。

……VTRだけでテンション上がりすぎだから。

で、VTRが終わったらスタジオにかしちゃんが座っていた、いやあんいやあん。
黒のタンクトップに黒のハンチング、下はジーンズ。
司会のキャイ〜ン天野氏に「(斗真くん、柏原くんと)3人並ぶといちばん男っぽい」とか言われたり(褒められたり?なの?)、まあ「元宝塚男役」テキな扱いでしたが、それに返すかしちゃんがかあわあいいの。ほっんとかあわあいいの。
「それ、まずいですよねっ、か〜なりまずいっすよねっ」

あげく、マリエちゃんを相手に「俺が愛を売るのは君だけだ」……手の甲にkiss、みたいな。

ローリーキタ――――――――――――!!!!!!

いやあんいやあん、きゃああ、きゃああ、きゃああ、きゃああ、きゃああ、きゃああ……エンドレス。

でね、かしちゃんの隣に席替えしたマリエちゃんが、天野氏に「ハウス、ハウス」と追い立てられるなか「あたしもはうす……」って、ボソっと言うかしちゃん。

いやあんいやあん、かあわあいい、かあわあいい、かあわあいい、かあわあいい、かあわあいい、かあわあいい……エンドレス。

だけど、バックに流れているポスター撮り風景のかしちゃんはめちゃめちゃオンナで、めちゃめちゃキレイなのですう。

あああ、ダメだもお。ヨロヨロヨロ……。

かしちゃんのお役は、原作のミラノ大公を女性に書き替えたミラノ公妃なんだそうです。
映ったのはポスター撮りのみでしたが、その映像だけでワクワクどきどき〜〜。とにかくイイオンナなんだもんっ!

スタジオのかしちゃんのほうは、CM前にカメラ指さしウインク、エンディングは「今夜はマリエを口説くぞ……」で頬にchu!
あくまでも「元宝塚男役」色でのTV出演だったけど、今のうちはそれもありなのでは。
お衣装を着けて舞台にあがったときに、オンナを見せてくれればいいわけで。
真面目に公演のお話もしてくださいましたし。
ただ、「原作はまだ半分しか読んでませんっ、すみませんっ」だそうです(笑)。

だからあ今回見られたのはあ、素のかしちゃんのかあわあいさとお、お衣装を着たかしちゃんの凛とした美しさとお、かつオンナっぽさとお、元男役にしか出せないかっこよさとお。
ですから、かしちゃんはかあわあいくて美しくてかっこいいのです。

ちょっと待て、やっぱ貴城けいって完璧じゃね?

私はマリエちゃんになりたいです(素)。

えーと、わたるさんが退団後「めざましテレビ」で女子アナを口説いてたときは、瞬間オトコが憑依したんですね(笑)。
かしちゃんはかしげくんで口説きながら、多分びみょーにかし子ちゃんが照れてる。

だからあ。
そこがまた、たまらなくかあわあいいんですってばっ!!

(だが、わたるさんの番組を見たときも、私が「きゃああ」と声を上げたのは事実)(気が多くてすみませんなの)(あれはオトコ、あの顔は完全なるオトコ)

さらに蛇足。
今朝、私は宙ファン仲間からマリエ組長が話題のメールをもらい、それを読んでおりました。(そう、宙組は明後日が東宝初日。つまり本日宙組東京来日!なのです)
そのときちょうど七葉さんからメールが届いたの。開いてみると。

>マリエに迫るかしちゃん……

あまりにもタイムリーすぎて、「何故かしちゃんがマリエさんに迫る?」と、一瞬真顔で悩みましたわ。

ああ、マリエ違い。

(だって、かしちゃんが「マリエちゃんに迫っていた」なんて頭から飛んじゃって、殆ど「ん?あたしに迫っていたかも?」ぐらいに思ってるから)(馬鹿)
かしちゃんファンのかたはもちろんご存知だと思いますが、全ヅカファンに宣伝〜!
(その前に『強いぞ!』を全ヅカファンが読んでるわけなんかないだろっ、つーのは置いといて)

今日8月14日深夜、かしちゃんが「プレミアの巣窟」に出演されますの。

■8月14日(火)26:08〜26:33 CX(フジテレビ)「プレミアの巣窟」(関東ローカル)

貴城けい公式ファンサイトLuciana online news
http://www.oscar-land.com/takashiro/news/index.html
(8月13日更新分)

フジテレビ番組表
http://www.fujitv.co.jp/bangumi/daily2/timetable_OLD.html

プレミアの巣窟HP
http://www.fujitv.co.jp/soukutsu/index2.html

「8月14日のプレミアの巣窟は、元宝塚トップスター・貴城(たかしろ)けいさんが来店!」だそうでございます。

10月の舞台『ヴェローナの二紳士』のお話が聞けるようですわ。
うくうくく。

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