起床報告。

2007年5月10日 貴城けい
前日、5月9日。
オスカーモバイルサイト国民的美少女に、ついに貴城けいの着声ロングが登場した。
早速それをアラームに設定し、そして起床予定時刻にセットして、私はかしちゃんの声で目覚めるべく眠りについた。

結果。携帯アラームが鳴る前に起きてしまった……。
こんなことを言うと、まるでトキメキのあまり早くに目覚めてしまった純真な少女のようだが、なんてことはない。
目覚まし時計のほうが先に鳴って、そっちで起きただけの話だ(笑)。
そうだ、うちの目覚まし時計は針を5分進めてあるのだ。
同じ7時にセットしたのならば、時計のほうが5分早く鳴るのは、自明の理である。

しかし私は、ベッドの中で5分間じーーーっと固まっていた。

どきどきどき。

どきどきどき。

「おはよう!」

うおっおおっっ!

あまりにも驚いて、咄嗟にアラームを止めてしまった。
最後の言葉まで聞いてないってば。う、なんということを!(後悔)
私の携帯アラームのスヌーズは、5分後に設定してある。
さすがに、もう5分間ベッドで固まっているのは、いくらなんでもせつなすぎる。

どうする??

そこで私は、そっこーでアラームを7時1分にセット為直した。
さて。7時1分。
無事かしちゃんの声を最後まで全部聞き終え、私は満面の笑みで起き上がったのであった。

はっはっは!いい1日の始まりだ、いやあ朝日が胸に沁みるわあ、はははははは。

そりゃあ、データフォルダに入っているわけだから、いつだって聞けるんだけど。
セットした時間に声がする、そのことに意義がある。ある!あるのよ!ある……よーな??(あれ?意義も意味もない?)

つーことで、てえどーゆーことだか分かりませんが(汗)、かしちゃん着声アラーム初日の朝はこんなんでした。
いろんな人がいろんな場所で、今朝はかしちゃんの「おはよう!」で目覚めたられたことかと思います。
(それ考えるとオモシロイなあ)

では、『強いぞ!』に寄せられました「今朝の起床ご報告」を元に、数値を出してみましょう。

・声を聞く前に起きてしまった------75%
・声にビックリして飛び起きた------25%

なあんて偉そーに言ってはみたものの、メールをくださったのは若干3名のかた(ありがとうございます)で、あとは私を入れた計4名の結果に基づいただけの数値でございます(爆)。
殆ど何の意味もございません(すみませんっ)。
先に起きてしまった私以外のおふたりは、楽しみでどきどきして目が覚められたようです。かあわあいいですねっ。
他にも「私はこーでした」みたいなお話がございましたら、教えていただけると嬉しいです。

や、それで「ビックリして飛び起きた」。
25%のかた、よーするにおひとり(笑)のお話なんですけど。
このメールをいただいて、気が付いたんですの。
そっか、寝てるとき急にかしちゃんの声がしたら、ビックリして飛び起きますよね。目が覚めてたって驚くんだから。

そーだよ、ダメじゃん。先に起きちゃダメじゃん。

かしちゃんの声に。
いえ。

かしちゃんに。

「起こされ」なくちゃだわっっ!!

てゆーことで、これから爆睡してきます。
明朝は、正しくかしちゃんに「起こされる」予定。

よーーーっし!!寝るぞおおおおおお!爆睡だぞおおおおおお!
(こんなん気合い入れて、ちゃんと寝られるのか?)(むしろ一睡もできなさそーな、ちょー気合い)(いや、寝てみせよ〜ぞ〜!)(蘭とむ@慶喜調に声を張ってみる)(馬鹿)
かしちゃんのチャクゴエ……。

あのう、なんかそのう。

すっごい照れてしまうのは何故だ?

「おはよう」てえ、あのその。

やっ、やだあ。ちょっとお。だからあ。恥ずかしィ。

あはあははえへへへへへうふうふ。

ちょっとお。どーしましょ、これ?ねえってば。

まずはアラームに設定して、と。明日、これで起きてみよ。


ええええええっ……かしちゃんノ声デ起キル??!!!


うわうわうわわわうわ!やっ、やだあ!どどどどーしましょ、だからあ!

(もうダメおやすみなさい)(とにかくアラームセット)(そして明日の朝、私はどーゆーことになってしまうのか?)(やっやばいかも)(どきどきどき)

凶悪犯罪。

2007年5月7日 貴城けい
天使〜〜〜!!
天使だよね、この顔!

ものすっごく、キレイ。キレイ。
キレイなのおおお〜〜〜!(はあと)

でも。でも。

………。

えーと、そのう。
穏やかに、にっこり微笑んでますけど、かしちゃん……。

かしちゃん……。

かしちゃんってばっっ!!(戦慄)


オスカープロモーション携帯サイト国民的美少女に、貴城けいの新待受画像が登場しました。

公式サイトOSCARLANDから前回出た壁紙と、上着は脱いでいるけど、同じ服装だと思われます。

前回の壁紙。
犯罪。
犯罪顔。
つか、モザイクお口(笑)。
絶対、人死ぬだろがっ!みたいなキケンな顔した、どエロかしちゃん。

ねえねえ、同じ日に撮ったんだよね?

なんでこんなナニゴトもなかったかのよーに、微笑んでるわけ?

だから、微笑んでいられるわけ?

恐っ、この人ほっんと恐ろしいわ。

あるときは、どエロ悪魔。

なのに、あるときは。
穏やかに、その微笑みは天使のように。

いや。

間違いなく、この人ホンモノの天使なの。

そのくせ、どエロ悪魔やっちゃうの。

そして、知らん顔して、天使に戻るの。

ぎゃああああああ〜〜〜あっっ!(意味もなく、ただもう叫ぶしかない)

やっばい、ますますやっばい。
ただの犯罪どころの話じゃない。

これを凶悪犯罪と言わずして、なんと言おうか?


で。

天使のかしちゃん。
悪魔のかしちゃん。

どっちのかしちゃんがあなたのお好みですか?(はあと)


どっちもアリ、完璧なまでにどっちもアリ、それが貴城けいの恐ろしさ。

とにかくねえ。

恐っ。

(そして大好き)(うわうわうわ言っちゃったよ)(赤面)
突然ですが、私は珠洲春希が好きです。

珠洲さんをいちばんに応援しているファンのかたに対して、私なんかがこんなことを言ってもいいのかという思いもあり、でも私は珠洲春希が相当好きです。

『轟悠コンサート』、千秋楽お疲れさまでした。
コンサートを観た緑野さんから、速報をいただきました。
>すずはるき、2番手。かっこいー。
>「ジュンタン、なんでいないの?!」わたしとnanaタンは言う。
>すずがかっこいいのよ、すずファンは観なきゃ〜〜。

はあ〜。まぢ凹んだ。
私も観たかったですよ。
や、『珠洲春希コンサート』なら、間違いなくバウに行ってますって。
あくまでも轟さんのコンサート、珠洲さんがそんなにオイシいとは思わなかったんだもん。轟さんは東京で観られるもん。

えーと、珠洲つながりで、書けていなかった宙ハロダン話を今さら(笑)。
突然ですが、kineさんも珠洲春希が相当好きです。

宙組『ハロー!ダンシング』の出演者が発表になったとき、ふたりで色めき立ちましたの。

「なにこれ、すず?すずはるき主演?!」
「つか、すずはるきオン・ステージ?!」
「観る〜〜〜〜〜〜っ!!」(二重唱)

星組はあかし、雪組はせしるが真ん中でしたよね?
宙組のメンバーを見る限り、これはすずはるきオン・ステージになる可能性が高いだろうと。
中でいわゆる路線系は、大ちゃんになるかな。
芯を大ちゃんに任せるか、いや、ここは珠洲さんだろうと踏んだわけで。

結局kineさんは諸般の事情があってチケットを直前に手放さざるをえなくなり、私ひとりでムラに乗り込みました。
ええ。すずはるきオン・ステージを観に。

でもね、珠洲さんがある程度オイシいとは思ってはいたものの、つかそう思って遠征したものの、まさかあんなにオイシいとは……!

まさに「切っても切っても珠洲春希」状態!
出る場面出る場面、ゼロ番!

すずーーーーーー!!
すずーーーーーー!!

Kineさん、なんでいないの?!

まず、最初の場面が男役娘役とも黒タキにソフト帽。
……だっ、誰が男役か分かんないぞっ、と。

宙組の下級生は、いろいろ大変なんだよなあ。
やっぱね、初舞台踏んでからずっと背景、みたいになっちゃってた部分あると思うんですよ。
男役だろうがなんだろうがまだまだオンナノコに見えると言っても、申し訳ないが過言ではないと思った。
研1、研2とか、それで当たり前なんだけど。
もうちょっと上の学年のハロダンメンバーでも、まだまだの感がある。

あるひとりを除いて。

その中に、ひとり異彩を放つ。
男が、いた。

すずーーーーーー!!
すずーーーーーー!!

彼は、ちょっと邪悪な、あたしの大好きなあの顔で踊っていた。

すずーーーーーー!!
すずーーーーーー!!

決して派手じゃない、かもしれない。
でも確実に男役としての仕事をしてくれていて、そして確固たる珠洲春希のカタチを持っていて、しかも明確に。

かっこいいいっっ!

血管切れるかと思ったよう。
来てよかった。この場面だけでもそう思えるぐらい。

たとえ主題歌に盛大にモニョろーが、構成にビクリーツ(まだ使ってる)しようが、来てよかった。

なのにそこから先も「切っても切っても珠洲春希」。
いったい、なんのサービスなんだ?あたしに対する(違)。

なににいちばん震えたかって、「我が愛しのブエノスアイレス」ですよ。
これは私が大リスペクトする湖月わたるのナンバーなわけですよ、私に言わせれば(言い張る)。

珠洲春希が、わたるポジ!!!

しかも、すっげくすっげくかっこいいいっっ!

や、だから決して派手じゃない、かもしれない。
だけどかっこいいんだもん。
男役としてきっちり黒燕尾を着こなし、踊るその指先までかっこいい。

なにか悪事を犯しちゃったんだよね……それで裏社会を流離っているに違いないね、この男。
顔に差す翳、虚空を見つめる眼差し。
人を殺ってはいない、そこまではできない奴だ。
ただ、もう故郷には帰れないさ。
そう、二度と……。

そんな(どんな?)、とっても珠洲春希なかっこよさ!!

歌も上手いんですよね、珠洲さん。
同期のタマちゃん、あと瓦版売ってるじんじんとかね、歌手ポジの上級生がいる宙組では本公演で歌ソロを担うことはまずないけど。
彼の売りは、まずダンスだし。

そんな珠洲さんの「我が愛しのブエノスアイレス」。
ピンで歌ってるんですよ!

しかも、かっこいいいっっんだって!
震えるって!

さすがに「少年」はどうかと思いましたけど、だいたい半ズボンにキャスケットの珠洲春希っていったいどんな罰ゲームかとも思いましたけど、でも後半その場面の頃にはどんな珠洲さんでも受け入れちゃうぞって、だから思いましたけどっ。

やたら邪悪な少年で、場面コンセプトと彼の色がかけ離れている感が無きにしも非ず……ちっ、あれは演出が悪いんだいっ!

半ズボンの珠洲春希、歌うは「ハトの歌」。
だから「ハトの歌」。
少年。ハト。平和。希望。珠洲春希。クルックー。
えええっ?!こんなの罰ゲーム以外ナニモノでもないだろがっ!(大暴れ)
草野っ、出てこいっ。

でもね、フィナーレで、白い衣装を着て楽しそうに踊る珠洲さんを見て、私は泣いてしまったんだよ。

だって、彼が邪悪に見えなかった。素直な、真っ白な顔に見えた。
「ハトの歌」より、よほど子どもみたいな顔してたから。

私が観た公演は、前楽にあたる。
ダンスが好きで、長で真ん中で、楽しくて、でも多分すっごい大変な思いもいっぱいいっぱいして。
そのゴールが見えてきた安堵感もあったのだろうか。
大変ですっごい大変で、それでもダンス好きで、やっぱり大好きで、きっと踊っているそのことがしあわせで。
彼にとって、そのことがとてつもなくしあわせで。

子どもみたいに素直な顔で笑う珠洲春希は、ほんとうにしあわせそうだった。

いや、それは単なる私の思い込みに過ぎないのかもしれないが。

しかし、白い衣装で踊る、白い珠洲春希は。

とても美しかった。

泣けちゃうぐらい、美しかった。

もうひとつ。

もしハロダンがあと1年後だったら、彼の役割は長だけになってしまうかもしれない。
今この時期でも、若手がもう少ししっかりしていたら、彼の役割は長だけだったかもしれない。
彼は、いわゆる路線と呼ばれる人ではないのだろうから。

でも確実に男役としての仕事をしてくれていて、そして確固たる珠洲春希のカタチを持っていて、しかも明確に。

かっこいいいっっ!

そんな彼が真ん中に立つチャンスを与えられ、そして真ん中の役目をまっとうした。
その公演を観ることができた。

泣けちゃうぐらい、嬉しかった。

珠洲さんをいちばんに応援しているファンのかたに対して、私なんかがこんなことを言ってもいいのかという思いもあり、書きにくくもあり……でも宙ハロダン、ほんとうに行ってよかった。

このまま男役のカタチを正しく積み重ねて、どんどんステキな上級生になっていくであろう珠洲さん。
ずっとずっと見ていたいです。

余談。
下級生たちを、いちいち「海援隊士」「薩摩藩士」「刺客」「腰元」と判別する(できる?)自分が恐いと思った(素)。
あと、私はどーもコオマイ@海援隊士に目がいくんだけど、自分が星組でチェックを怠らないカマちゃんに、顔も芸風もそれとなく似ていることに気がついた(笑)。

犯罪。

2007年5月1日 貴城けい
やっばい、ほっんとやっばいですっ!
これはもう犯罪ですね、まあ確信犯つーか?

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かくしん‐はん【確信犯】

?道徳的、宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪。

?《?から転じて》悪いことだとわかっていながら行われた犯罪や行為。また、その行為を行った人。[大辞泉]
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じゃあ、?つーことで。

わざとでしょ?かしちゃん。
この顔したら、相手死ぬもんね。

わかってて、それでやってるんだもんね?

犯罪。確信犯。

オスカープロモーション公式ファンサイトOSCARLANDに、貴城けいの壁紙が登場しました。

ダウンロードしてみたら……あっさり死んだ(素)。

ご卒業後は、ハーフパンツのナマ足アリ、ミニスカでナマ肩ナマ背中アリ。
かあわあいいオンナノコのかしちゃん。

いやあん、バービーちゃんみたい〜〜!
かあわあいい、かあわあいい〜〜!

かあわあいい、かあわあいいって、こっちを溶けさせておいて。

で、この顔。
次にこれをやってしまう、貴城けいという人の底知れぬ恐ろしさ。

いわゆる男役顔なんですけどね。

こっちを見つめる目線はイっちゃってるし、微かに開かれた唇にいたっては。

誘ってます。

これが犯罪じゃなくてなんなんだよっ?

放置しておいていいのか?
キケンだって!この人キケンなんだって!
かあわあいくて、美しくて。

どエロかっこいい。

つまり、なんでもアリ。

溶解、そして崩壊。
確実に殺られます、あなたも。

何ひとつ抜かりなき、そう。
これは完全犯罪。

だからあ、その唇はなんなんだよっ、えええっ?!
(しあわせのあまり激怒)(意味不明)
(とにかくかしちゃんのお口大好きな人)

溶けて壊れたので、本日これにて退場〜。
(ヨロヨロ)(もうダメ)(ほっんとやっばいって)
かしちゃん、知ってたんだってば。

私が来るの、知ってたんだってば。

かしちゃんご卒業後のご観劇情報、計4回。
『パリ空/ファンシー』は、「今、観劇されてます」って情報いただいて、出に行ったさ。
『モダン・ミリー』は、事前に初日ご観劇のお話聞いてたから、私もチケット取ったさ。
このあたりは殆どストーカー行為だ、もう。
『A/L』は、ちょっと違う。私が観る予定の日に、かしちゃんもいらっしゃったのだ。
ただ、『A/L』は私、かなりリピートしている。かしちゃんご観劇の日に当たる確立も高いわけだ。るいちゃんご観劇の日も劇場にいたし。

でもね。
『NEVER SLEEP』青年館公演。

私は今日しか行けなかったんだってば。
最初からこの日しか無理だったんだってば。

そして、かしちゃんが、劇場にあらわれた。

だから、「かしちゃんが私に合わせて来てくださった」のだっ!!

……やだ。かしちゃん、あたしのこと……好き?(動揺)

喜びに打ち震えながら、その重大な秘密を、私は隣にいたパクちゃんに告白した。

「かしちゃん、アタシノコト好キミタイ(ぽっ)」

パクちゃんはその大きな目で、まじまじと私を凝視した。
そして、kineさんの如く冷静に、私に告げた。
「大丈夫です(冷静)。それ、ナイから」

え?ナイ、ナイのかっ?ナイ……のか……。

ちょっと待て。待てっ。
もしかしたら、パクちゃんか?
パクちゃんなのかっ?!

パクちゃんこと白木蓮ちゃん。仲間内でも評判の美少女だ。
『A/L』にかしちゃんがいらっしゃった日、私はパクちゃんと一緒だった。
そして今日も、私の隣にはパクちゃんがいる。

そうなのか?
かしちゃん、パクちゃんのこと好きだったのかっ?!
そんなに、そんなに可愛い子がいいのかああっ?!(号泣)

「嫉妬の炎が……」
私は思わずエドモン・ド・レニエになって呟いてみた。

「パクちゃん……なの?」
勇気を持って、私はパクちゃんに尋ねた。
「そうなの?かしちゃんはパクちゃんに会いたくて来てるのっ?ええっ?!おりゃああ、はっきり言えっ!」

パクちゃんは、もう何も言わなかった。
ただ、哀れな私を、慈悲深い眼差しで見つめるだけだった。
そう、何も言わなかった、だが確かにその目は語っていた。
「この人のビョーキが治りますように」

かしたんかしたん。

だからあああ。そんなこと言ってる場合じゃなくて(失礼しました)。
4月26日『NEVER SLEEP』青年館前楽、かしちゃんご観劇でした。
私がこの日しか空いていなかったのは本当です(笑)。昼夜ダブルヘッダー。
ちなみに、昼はみっちゃん、りさちゃん他がいらっしゃっていました。

その段階でかしちゃんがまだ公演にお見えになっていなかったのは事実で。
かしちゃんは公演観にきてくださるって確信もあって、それも翌日の千秋楽はたぶんないだろうと。
だから夜の前楽は、実はちょっと期待していた、これも事実(笑)。

開演少し前。下級生たちがわらわらと劇場に入ってきて、下手ブロックに座ります。
その中に、黒いハンチングのオトコノコがおりました。帽子でお顔ははっきり見えない。
「紛らわしいねアノ子、かしちゃんみたいなハンチング被ってるとドキっとするわ」
私は隣のパクちゃんにそう言ったのですよ、馬鹿めが。

そのハンチングの彼は、下手席を越えて、ひとりセンターへ向かったのです。

ん?ん?

あの歩きかたはっ?!

かしちゃんだっ!!!

ごごっごおおおっおおおおおおお……(煮えまくる音)

「かしちゃん?かしちゃん?!かしちゃん!!かしかしかしかっかかっっかかかか!」
殆ど呂律回ってないし。
『A/L』に続き、私の煮え醜態を目の当たりにする破目に陥ったパクちゃんには、心からご愁傷さまと申し上げるしかない。

今回は私もかなり良席で、しかし、かしちゃんほど良席じゃないという幸か不幸かってな状態(笑)。前方席に段差のない青年館では、ヘタな良席だと座られたかしちゃんはまったく見えなくなるんですね。
公演おもしろかったし、2回しか観られないうちのmy楽だし、舞台に集中できてそれでよかったんだと思ってます。

幕間になると、すぐかしちゃんに頭飛んじゃうんだけど(ダメダメな奴)。
でも、さすがに近寄って見にはいけませんって。遠くから見つめてました。お洋服も、覚えているようでちゃんとは覚えてない。
それがですね、この回を観劇していたかたがたから、何件かタレコミをいただきまして。深く感謝いたします。
そのお話と、舞い上がってあやふやな私の記憶をあわせた、かしちゃんのお洋服。

黒いハンチング、白のジャケット、インは黒地に白の細かいドット柄で袖がヒラヒラなブラウス。
パンツはちょうど膝が隠れるぐらいの丈。膝下ナマ足。
私やyuppeさん(いつもお世話になってます)には、黒いピッタリめパンツに見えたんですね。でも、ジーンズという情報もいただいており、私は近くで見たわけではないので、そっちが正解かもしれません。
ウェッジソールの、インとお揃いの細かいドット柄サンダル。
こんなカンジでしょうか?
今回はちょっと男役テイスト。だけどナマ足(煮)。

幕間の終わり、かしちゃんが楽屋から戻ってきたときのこと。
うつむき加減でクールに向こうから歩いてこられたんですわ。まあ、ひとりでへらへら笑いながら歩いてる人なんて、そういませんけど(当たり前)。
たら、天然だかなんだか、「かしちゃん?!」って声かけた奴がいまして。
これがねえ、字では表現しよーがないんだけど、ふつーに友だちにでも「あれ、来てたの?」みたいなトーンで。私は一瞬「この人、知り合い?」って思ったぐらいの。

「え``っ?!」

かしちゃんてば、すごい素で声上げてた。
不意を突かれたかしちゃんも、「ん?知り合いだったっけ?ぴよ?」みたいな。
パクちゃんと、思わず顔見合わせちゃった。
だって、私たち決して近くにいたわけじゃないのですよ。かなりの距離なのに、聞こえてきたんだから。

「え``っ?!」

かあわあいすぎるんですけどっ。

溶解。

ヘタなアドリブ入れられる芝居じゃないから、台詞がかしちゃん仕様になったりはなかったんですね。
でも、25分間昏倒してた(笑)サミュエルがぱっちり目を開ける二幕冒頭、あれポーズといいお顔といい、私に言わせればサミーbyコパなわけで(笑)。
そのときの蘭とむちゃん、なんかかしちゃんのお席あたり、かしちゃんのお顔をじーーーっと見つめてる気がして。
蘭とむちゃんが「毛布毛布モーフ!」と言いださないか心配になったのは私だけでしょうか?
かしちゃんは赤い毛布出したりしなかったんでしょうか?(しません)

それにしても蘭とむちゃんかっこよかった!
オンナノコをしあわせにしてくれる、熱い男。
で、いちいちかあわいいんだもんっ!過去さいこーに蘭とむちゃんにオペラ上げました。
あのう、私も手錠プレイ希望ですが(真顔)。

そして七帆くん。
先に公演観たkineさんが「七帆くんが覚醒した」という表現をされていたのですが、まさにその通りだと思いました。
『竜馬伝/クラシック』仲間のkineさんとは、当時「七帆くんこの公演で変わったね、別人のよう」と騒いでいたんです。
ただ、「陽之助はアピっても弟キャラ。元々ほわほわな七帆くんの本当の勝負は、次なんじゃないかなあ?」とも言っておりました。

マイルズで、彼は勝った。
なにかを掴みとった。

この七帆くんを、かしちゃんに見て欲しい。
1回目を見たとき、心の底からそう思いました。

かしちゃんがいてくれたから今の七帆くんがある、とまでは言わない。
今までの努力、経験、バウ主演、そして、かしちゃんに付いていった陽之助。いろんなものを経て、これはえりこちゃんが自らの手で掴んだものだ。

だけど、かしちゃんに見て欲しかった。「先生、陽之助はこんなに立派になりましたよ」って言いたかった。
そして、えりこちゃん自身もそれを望んでいるように思えた。

マイルズはクールビューティーな男。大好きなかしさんが来てるからって、芝居中に顔色なんて変えはしない。
その分さあ……フィナーレのニヤけ具合はなんなんですかっ?!(驚愕)
嬉しいんだよねえ、えりこちゃん嬉しかったんだねえ。
かしちゃん見つめて、ぽわああああんってなってるんだもん。
センターで踊るところなんてね、「かしさん見て見て見てえ(はあと)」としか思えなかったんですけど(笑)。
ちぎちゃんみたいに、かしちゃんに全力でアピったりじゃない、でも嬉しくて嬉しくて、お顔が真正直にデレデレ緩んじゃってるカンジ。
今回の全力でアピ担は、もちろん美佳ちゃんと、グラバーさんことじんじん(笑)。きみたち、いくらなんでもやりすぎだから(笑)。

美佳ちゃんなんかね、役のポルハウスで出てきたとたん、すごい勢いで演りすぎだった(笑)。台詞のテイストは、常に「ひ〜じ〜かあたああ、ですっ」。
ただ、美佳ちゃんはいつも演りすぎだから単にいつものよーに演りすぎてるのか、いつも演りすぎだけどかしちゃんがいるから張り切っていつも以上に演りすぎてるのか、とにかくいつも演りすぎでそれが魅力な美佳ちゃんのポルハウスの演りすぎに関しては、その真相は定かではない。
フィナーレは、じんじん共々、あきらかにかしちゃんにアピりすぎ。腰、キレすぎだからっ!(あ、これもいつもか?)

みんな、しあわせそうだった。
かしちゃんが宙組を観にきてくださると、組子みんなしあわせそうなの。
それを観られて、ほんとうに嬉しかった。私もしあわせだった。
今回はかしちゃんの反応はまったく見えない席だったけど、あれだけ舞台の上の子たちが嬉しそうなんだから、きっとかしちゃんが舞台のみんなにいっぱいいっぱい愛をくれていたんだと思う。

いつものように。
あの日のように。
しあわせなしあわせな、この空間。

客席降りの蘭とむちゃんは、最後舞台に戻るときかしちゃんに向かって2回指を鳴らして、そして指差し。そのナンバーのラストも、もう一度かしちゃんへ指鳴らしと指差し。

蘭とむちゃんカーテンコールご挨拶。
「本日は宙組三代目貴城けいさんが観にきてくださいました……とっても嬉しいです!
公演も残すところ、明日あと1回となりました。
最後までみんなで、そして貴城さんスピリッツを受け継ぎつつ、頑張っていきたいと思っています。
本日はほんとうにありがとうございました」

蘭とむちゃんは、とてもきちんとした人だ。
常識人としても、必ずこういうことを言ってくれると思う。

だけど、「貴城けいさんが……」のあとの、ニコっと「とっても嬉しいです!」

この言葉がほんとうにほんとうに素で嬉しそうで、それを言う蘭とむちゃんの顔はクチャクチャに崩れていた。

愛されてるなあ、かしちゃん。

かしちゃんが見えるお席に座っていたかたからいただいた情報によると、「貴城けいさんが」「貴城さんスピリッツ」と紹介されたかしちゃんは、まわりにぺこりぺこりと頭を下げていたそうです。
もちろん、客席からは大きな大きな拍手。

愛されてるなあ、かしちゃん。

緞帳が降りるときの、蘭とむちゃんはじめ出演者のお手振りは、かしちゃんがひとりじめ。
みんな降りてゆく緞帳に合わせて、腰を屈めてかしちゃんに手を振り続ける。
で、緞帳降りきる寸前まで、プリエと言うと綺麗だが、まあ殆どカエル状態で舞台の板にへばりついて手を振り続けるアピ担は、だからもちろん美佳ちゃんとじんじんである(笑)。

あ、いつものアピ担ちぎちゃん、あともうひとり貴城ファンとして名高いたっちんは、客席におりました(笑)。
下級生は他にもわらわら来ておりましたので、彼らだけがかしちゃん張り込みしてた(違)(私じゃないんだから)わけではないと思いますが。

かしちゃんが劇場を出るとき、客席からまたもや大きな拍手。

愛されてるなあ、かしちゃん。

『NEVER SLEEP』は、すっごおく楽しかったです。
大野先生にしては練り上げられてないんじゃ?って感は無きにしも非ず、でも基本的に私は大野先生好きなんだわ。
そして、温度の高い男役に最近目がいくのはなぜだ?愛が欲しいのか?(そうかも)
蘭とむちゃん惚れるわあ。
七帆くんは美しく、いろいろ見せてくれるし。
まさみちゃんさいこーにかわいかった!蘭とむちゃんに包まれてしあわせそう。
そして大野先生のオヤジ使い健在。ケイさん、ヒロさん、まりえさんのステキすぎるオヤジたち!
公演に集中するためにも、観劇中のかしちゃんが見えなかったのは、だからね、よかったのかもしれないのですよ。

ただ、どうしても気になったのさ。

今回、観劇中のかしちゃんは顎に手をあてていたのか?(ほんとストーカー体質ですみません)

タレコミがございました。神。

>ちなみに、「今回は観劇中のかしちゃんが顎に手をあてていた」のです。
>ジュンタさんのおっしゃっていた意味が、よぉーーーくわかりました。

でしょ?!でしょ!!顎に手、そうなのおおお!

溶解。
>かしちゃん、来月からプルミエールのナレーション担当だそうですね!

メールありがとうございます。
25日は煮え煮え飲み会だったのですが(あれ?煮えていたのは私だけ?)(笑)、その最中にいただいたメールでさらに煮えちゃいました。でも、でも。考えたら。

それは樹里ちゃんが今月でナレーションご卒業だからです。
その前回のナオちゃんといい、基本的にWOWOWとは1年契約なんでしょうね。
1年で樹里ちゃんがご卒業なのも、そしてたまたまかしちゃんに交代になったのも、契約の事情だと思います。

でも、毎月樹里ちゃんの声が聞けていたファンのかたは、やはり淋しいと思うの。

やったあ!来月からかしちゃんだあ!!とは、今は言えない。

そりゃあ、楽しみですけど。
かしちゃんの声、好きだもん。
(正確には、かしちゃんの声も、と言うべきか?)(煮)

樹里ちゃんお疲れさまでした。

で、25日放送のメイン、「プルミエール貴城けい特集」。

だからね、あたしダーツやるのお!(ほんとか?)
あとね、バイオリンもはじめるうう!(無理です)

オンナノコのかしちゃんが動いて喋ってくれているのは、ほんとうにただただ嬉しかったです。

だってだってだってえ、かあわあああいいんだも〜〜んっ!(はあと)

その辺りは、また別に。

Luciana

2007年4月23日 貴城けい
Luciana(ルチアーナ)

光、という意味らしいです。

強烈な光を自ら放ちながらきらきらに輝いていたあの日……2月12日のかしちゃんを思いだしました。
これから、もっともっときらきらに。
これから、もっともっとしあわせに。

そんなかしちゃんを見つめ続けたい。

貴城けい公式ファンクラブ「Luciana」、いよいよ始動。
http://www.oscarpro.co.jp/news.html
(4月23日更新分)

そう、モバイル「国民的美少女」のかしちゃん待受、新しい画像が登場しましたのっ。
前の画像の、パターン違いバージョン。

ま、なんにしてもかしちゃんはかっこよくてかあわあいくてうつくしいのです。
完璧じゃねーか!えええっ?!(またもや大暴れ)

かしたんかしたん。

すげー。

2007年4月21日 貴城けい
宝塚おとめ発売の季節である。

おとめに関しては、いろいろ複雑な思いを抱かれているかたもいらっしゃると思う。

私は今年も買った。ヅカヲタだし。

娘役さんも顔負けのレエス襟ブラウスを軽々と着こなしている大和さんに、この人ダテに「王子ちゃま」ではないと感心しまくる。

パラパラとめくっていたら。

ちぎちゃんが目に入った。

好きな役・「維新回天・竜馬伝!」新人公演の坂本竜馬

これは基本だ。
ちぎちゃんは250%そう書くに決まっている。
なんら驚くには値しない。

しかし。

は?

………。



好きな花・桔梗



まあ、直球で山茶花という手もあっただろう。
桔梗とくるか。

ちぎちゃん、すげー。
アナタオモシロイわ。



過去のおとめ引っぱり出して、ちぎちゃん全部見直しちゃった(それヘンだから)。

彼は毎年、好きな花が変わるらしい。
そして彼は、その花に『ベルサイユのばら』で初舞台を踏んだ年はバラ、『テンプテーション!』を演った年はホァセンチャン(アナタオモシロイわ)を挙げている。

えーと、最近の公演で記憶に新しい花が好きになる。
まさか、それしか思い出せない?(失礼な)

のかな?

かな?



(……ソレトモ愛デスカ?)
「それではここで、この作品を最後に卒業するメンバーを紹介します。
舞台ではガニマール警部で走り回っておられました、我ら宙組のスイートフェアリー、初嶺麿代さんです!マロル〜!」

カーテンコールに応え、ふたたび緞帳が上がったとき。
大和さんの言葉にニコニコと笑いながら、はっちゃんが前に進み出た。

「大好きな宝塚の舞台、こんなにも情熱をかけられる物に出会えたことは奇跡です。
愛する作品、愛する仲間たち、愛するファンのみなさまがたに出会えました私は、とてもとてもしあわせ者です」

オンナノコの声でそう言いながら、はっちゃんは宙組の愛する仲間たちを見つめ、両手を広げながら客席のファンを見つめ、またニコっと笑った。

そして、キリリとした声で告げた。

「怪盗紳士の最終章はひとりが相応しいとルパンが言っていますが、男役初嶺麿代の最終章は、今このときが相応しい!」

「最高にしあわせです!13年間、たくさんの愛をありがとうございました」

最後の言葉は、男役の顔で。

「これからは客席で、そして遊びにいらしてください」
大和さんが声を掛けると、はっちゃんは言った。

「そらぐみ、だいすき」

両手を口元にあて、大和さんに耳打ちするかのように。
いや、実際はマイク付けてるから、耳打ちなんてかわいいものじゃあないんだけど。

「そらぐみ、だいすき」

妙に舌っ足らずぎみの小さな声で、ポソっと。

「そらぐみ、だいすき」

残す仲間たちへ、そして新しく宙組を背負う大和さんへ。
エール。愛。

みんな大好きだよ。
みんな頑張れ!
そしてタニ、頑張れ!

そう聞こえたのは、私だけだろうか。

はっちゃんの愛が籠められたかのような「そらぐみ、だいすき」に、私の涙腺は決壊した。

「全然おシャレじゃない!」

私がアニエスだったなら、涙いっぱいの目で、そう叫んだと思う。

はっちゃん、全然おシャレじゃないよ。
ガニマールならガニマールらしく、なんかアホやってよ。

かっこよくて、かわいくて、ただもうかっこよくてかわいいご挨拶なんだもの。
ずるいよ、はっちゃん。ずるいよ。
最後の最後に、ずるいよ。

去りゆく人は、みな優しい。
愛が、ここにもある。

それがね、再度のカーテンコールで飛んできた紙テープが顔にhitしちゃうわ、そのときのご挨拶で「いやあ、当たっちゃいました〜!こいつは春から縁起がいい!」とか、どこのオッサンか?みたいなこと言い出すわ、はっちゃんらしく?ん?ガニマールらしくか?締めてくれたりもしたんだけど(笑)。

この日も本編ラストの「See you again!」と、フィナーレのはっちゃんフューチャー場面は、大きな大きな拍手だった。
しかも、フィナーレ・ナンバーが、カーテンコールでもう一度繰りひろげられたのだ。
二度目のはっちゃんフューチャーに、客席はさらに大拍手。

出は緑の袴。
横断幕は、黒地にゴールドで書かれた文字。「はっちゃん卒業おめでとう」
その前をゆっくりとゆっくりと、ニコニコと、いつものような笑顔で歩くはっちゃん。

だが、その表情はいつもとは少し違って、とても穏やかで、そして男役初嶺麿代をやり遂げた充足感に満ちていた。

そう見えたのは、私だけではないはずだ。

「はっちゃん、お疲れさまでした。大好きっ!」
ファンの人たちの掛け声に、はっちゃんは答えた。

「me too!」

妙に舌っ足らずぎみの小さな声で、ポソっと。
照れくさそうに、上目づかいで。

なんでそんなにかわいいんだよ、はっちゃん。
そんなのかわいすぎるよ、はっちゃん。

やっぱり、全然おシャレじゃない。

ずるいよ、はっちゃん。ずるいよ。
最後の最後の最後に、ずるいよ。

そして、ガラス扉の前でちぎれんばかりに手をぶんぶん振りながら、男役初嶺麿代は私たちの前から姿を消した。

その手と、満面の笑顔がかわいくてかわいくて、かわいすぎて。

ほんとうに、全然おオシャレじゃない。

ずるいよ、はっちゃん。ずるいよ。
最後まで、ずるすぎるよ。

はっちゃん、ありがとうございました。
13年間、お疲れさまでした。
2007年4月15日、中日劇場。
開演を待つ客席。緞帳前にあらわれたのは、もちろんワトソンくん、続いてMr.ホームズだ。

「僕たち、やっとここまで辿りついたねえ」
「長い道のりでしたねえ」
Mr.ホームズの声に、ワトソンくんが答える。
大阪DCから始まったこの旅も、ここ名古屋で、ついに終わりを向かえようとしている。

「ワトソンくん、僕に飽きずによく着いてきてくれたねえ」
「ミスターの行くところなら、スペインでもどこへでも着いていきますよ!」
ここで早速、次回大劇場公演の宣伝(笑)。
「ありがとう、涙も出るし、汗も出るわあ」
またもや水色のハンカチを取り出すMr.ホームズ。
「……ハンカチ王子のネタは、ちょっと古いんじゃないですか?」
「ワトソンくん、知らないな!佑ちゃんね、勝ったんですよ。だからまた、このハンカチも有名になるんだよ!」
この前日、東京六大学野球春季リーグ戦の佑ちゃん初勝利がニュースで流れていたようで。
「そうなんですか……さっきから涙が止まんなくてね、うわあああああん」
なぜか大泣きのワトソンくん、ハンカチの代わりに涙を拭くのは万国旗。スーツの内側から引っ張り出すこの万国旗も、繋がって次から次へと止まらない。
「僕だって負けないよ!」
すかさずMr.ホームズも、万国旗をずるずる引っ張り出す。
「ワトソンくん、僕たちは世界を股に掛けるんだ!バレンシアだって行っちゃうよ!」
ここでまた宣伝(笑)。

「はい、はい、はいはいはい!僕たち名コンビ!ふたりは名コンビ!」
あるある探検隊ネタは何回目なんだ?
それはともかく(笑)、すっかり名コンビぶりが板に付いたMr.ホームズ&ワトソンくん。
とくにワトソンくん、モトイみーちゃんは、ここ名古屋出身。中日では、さらに嬉しそうにハジケてたよね。

「ワトソンくん、せっかく来たんだから、エッフェル塔にでも行こうか?」
「はい!」
「テレビ塔と間違うなよ!」
恒例の客席降りへ。
そして。

「ようよ〜う、ボンジュール!」
はっちゃん、モトイガニマール警部登場!!
DC楽、青年館楽に続き、中日でもこの幕開き前に出てきてくれたのお!

客席に降りるガニマール。
「今日よう、俺の友だちの初嶺麿代さんがよう、宝塚卒業しちまうんだよね」
かっこつけてるガニマール、実は初嶺麿代さんが「友だち」だったらしい。
「あの子なかなか……(お客さんの顔をグっと見つめて)イケてたよねっ!」
固まるお客さん(笑)。そりゃあ、目の前にはっちゃんのお顔だもの、固まるって!
「そうだろっ、そうだと言ってくれええええええっ!」
やたらハイ・テンションな初嶺麿代さん、モトイガニマール。

「ステキなマドモアゼ〜ル!」
別のお客さんに目線を移すガニマール。
「俺の今日の舞台……」、ここまでめちゃめちゃキザってたんだけどなあ。
急に照れたみたいになって、自分で「ぷぷっ!」と吹いちゃうガニマール、モトイはっちゃん。
「キミの心に焼き付けておいてねっ!」、妙にオンナノコちゃん喋り。もう完璧にはっちゃんに戻ってるし(笑)。
「あ、カワイ子ちゃん発見!まずはお友だちから!」
ここでまた、ガニマールのチェキ写真を手渡したのかな?

「そこのムッシュ〜!」
Mr.ホームズが、ガニマールに呼びかける。
「ここら辺の美味しい名物、知りませんかあ?」
「めっ、名物?この辺は味噌カツでしょ、味噌煮込みうどん……」
たった2つ挙げたところですでに言葉に詰まる、つかオンナノコちゃん喋りだし(笑)、殆ど素になるとってもはっちゃんなガニマール。
お客さんに教えてもらって「あっ、そうそう手羽先!」
「あと、あっちのほうに『世界のヤマちゃん』があるよ〜!」
私は『世界のヤマちゃん』どころか、名古屋らしいものなんかなんにも食べずに終わっちゃったけどね、中日。
「あ、食ってねえ!」
あわてて客席を戻り、袖に駆け込むガニマール。だから私も食ってない。

拍手。劇場を包む、大きな大きな拍手。
宙組の愛されっ子、はっちゃん。
その音に「イエ〜ィ!」みたいな雄叫びと最高の笑顔で応えて、はっちゃんは去っていった。

「今の人、とってもいい人だったねえ」
「本当ですねえ」
「まるで宙組の初嶺麿代さんみたいだったねえ」
「初嶺麿代さん」、みっちゃんの滑舌健在。

「僕の調査によると」と、ワトソンくん。
「初嶺麿代さんって、この『A/L』の公演で退団されちゃうみたいですよ」
「えーーっ、悲しい!なんとも」
ここでふたりで「やりきれませんなあ」、お馴染みになったうなだれポーズ。

「でも、またどこかで会えるよね」
そう、会えるよね。またどこかで会えるよね?はっちゃん。

「行こう、行こう」、客席を戻る途中に立ち止まるふたり。
「そこのムッシュ、お手を拝借」、Mr.ホームズの手相占い、これもすっかりお馴染み。
「あなたは、また僕たちとお会いするみたいですね……バレンシアで!」

バレンシアで、でも、まずパリで。
『A/L』、最終章。

はっちゃんがたまらなくかわいかった。
エライかっこつけて、でもなんかアホなガニマールキャラで登場してくれて。
かっこつけてるんだけど、喋っていくうちにどんどんはっちゃんそのものみたいな、オンナノコの顔が覗いてきて。
今、客席をイジってるのはガニマールなのかはっちゃんなのか、はっちゃんなのかガニマールなのか。
そんなところがとってもはっちゃんで、かっこよくてかわいくて、でもなんかアホで。

とってもはっちゃんなガニマール。
初嶺麿代、本日宝塚歌劇団最終章。
オスカープロモーション最新ニュースに、オナゴ貴城けい登場です!
先日の『モダン・ミリー』初日、レッド・カーペットのかしちゃん画像が見られます。
http://www.oscarpro.co.jp/news.html
(4月18日更新分)

かあわあああいィィィ〜〜〜!
姫だああ!

なんかバービーちゃんみたいじゃない?
うぷうぷうぷうぷうぷうぷ。

4月16日。『モダン・ミリー』レッド・カーペット・セレモニーと、客席に姿を見せてくれたかしちゃん。
なんの違和感もなくオンナノコなかしちゃんを見ることができて嬉しかった、嬉しかったし、かあわあいくて溶けた。
でも、不思議だったの。

だって、わたるさんとかしちゃんがカップルに見えるから。

わたるさんが黒燕尾に黒パンツ、白ブラウスでしょ。
かしちゃんは黒と白ツートンのワンピでしょ。
なんだかペアルックみたいに色も合ってるし、わたるさんのほうがひと回り大きいし、ふたり並ぶとまるでリアルカップルみたいなの。

わたるさんは元々、男役の中でも漢認定されていた人。
かしちゃんは男役時代も「キレイなおねいさん」とも言われていたし、ほわほわなイメージはあったかもしれない。

だが、宙組トップ貴城けいって、私の中ではすっごい漢認定なのだ。

漢。オトコマエ。
別にゴツイとか線が太いとかじゃなくて。

オンナノコを包み込む、深い包容力。
オンナノコを受け止める、広い度量。
オンナノコに向ける、強い愛情。

誰よりもオトコマエな、オンナノコをしあわせにしてくれる王子さま。

貴城けいという人はオトコの中のオトコなのだ、私に言わせれば。

でも、この日のかしちゃんは、ふつーにちゃんとオンナノコだった。
わたるさんが王子さまで、かしちゃんが姫に見える。

王子さまふたりには不思議と見えないのよ、これが。
や、かしちゃんワンピだから、それで王子でも困るんだけど(笑)。

それがね。
幕間、みんなが席を立ったときのこと。

もちろん、かしちゃんたちも席を立つ。
そのとき、かしちゃんは。

隣にいた矢口真里ちゃんの腰にスっと手をあてて、彼女をエスコートした。

ごく自然に。

あんなにかあわあいいオンナノコの顔して、だいたい自分もスカートのくせに(笑)、当たり前のようにそれをやってのけちゃう。

この人、やっぱ王子さまだあ〜!

ふにゃふにゃふにゃふにゃふにゃふにゃ。

溶解(だから溶けっぱなし)。

はあと。
オトコマエなのは、かしちゃんのはあとなんだと思う。

相手を包み込む、深い包容力。
相手を受け止める、広い度量。
相手に向ける、強い愛情。

それらの魂を持ち、表現できる人である以上、貴城けいが男役であろうとオンナノコであろうと、その舞台は絶対に魅力あるものになるはずだ。

舞台こそ、人間をあらわす鏡なのだから。

や、CMでも映像でもなんでもいーんだけど。
かわいいオンナノコ好きだし(笑)。
いろんなかしちゃん見たいし。

だけど、やっぱりね。
舞台観たいなあ。早く観たいなあ。
かしちゃんの舞台、観たいなあ。
たぶん、それは私のためのサービスだったんだろう(違)。
湖月わたる、貴城けい。
私がトップスターの在りかたとして果てしなくリスペクトしているこのふたりが、並んでがっちり抱き合った。

そう、私のためのサービスだったんだ。そのはずだ。
なのに、私はそれを見ていない。ダメじゃん(哀)。

ドリーさんに、「ジュンタン!どこ見てるの、ほらっ!」と言われたとき、舞い上がりまくった私は、とおい目で虚空を見つめていた。ダメじゃん(哀)。

2007年4月16日、『モダン・ミリー』初日。
セレモニーでレッド・カーペットの上をかしちゃんが歩かれるとの情報をいただき、劇場の前で私はそれを待った。

てっきり劇場入口までの長いレッド・カーペットが敷き詰められているのだとばかり思っていたら、そうではなかった。
ロビー内に記者会見用のパネル……映画の試写会とかでよく見るアレが用意されており、その前にレッド・カーペットが敷いてある。
やがて、開場の時間となった。到着したタレントさんたちが、パネルの前で撮影タイム。森泉ちゃんは、おそらく私と同じ生きものではない。あまりの小顔っぷりと足の長さに、おおいにビビる。

「きゃあ〜!」ロビーの向こうから、歓声が上がった。
かしちゃんだ、かしちゃんが来た!

溶解。

18時10分すぎだろうか。
パネルの前に、かしちゃんが立った。
ホルター・ネックのワンピース、上半身が白、ハイ・ウエストの切り替えになっていて、スカート部分が黒。
当然、背中と肩から腕は全開。しかも膝丸出しのミニ・スカート。
伸びた髪をサイドで分け、ちょっぴりオデコを覗かせている。

かああわああああああいいい〜〜〜!

まるでオンナノコみたいいい〜〜〜!(オンナノコです)

ミュールはバック・ストラップで黒。かなりのハイ・ヒール。
手には小さいポーチのようなものと、プログラムを持っている。

プログラム持って、パネルの前でフラッシュ浴びてるって!

まるで芸能人みたいいい〜〜〜!ステキっ!(芸能人です)

報道陣の注文に応え、あちこち向いてポージングしてるのっ!

まるで芸能人みたいいい〜〜〜!ステキっ!(だから芸能人です)

きりっとした表情は男役風でかっこよくもあり、でも全身から醸しだされる空気はすっかりオンナノコでかわいくもあり、なんつーかとにかく美しい。

だからね、かしちゃんはかっこよくてかわいくて美しいのだ。

ありえねーな……完璧すぎるだろーが、ええっっ?!(大暴れ)

撮影の間、静かな笑みを浮かべていたかしちゃん。
やがて撮影を終え、向こうに去ってゆくかしちゃん。
そして、その最後に立ち止まり振り返って。

クチャっとした顔で笑い、手を振った。

溶解。

あの笑顔だ。こどもみたいな、あの笑顔だ。

しかも、なんかカツカツってゆーかササってゆーか、あの歩きかただった。

私が見ていた、あのかしちゃんだ。

溶解。

いや、溶けている場合ではない。私は遅れてくるドリーさんを迎えにいかなければならないのだ。

そして開演5分前。ロビーに戻った私の目に映ったものは。
パネルの前に立つ、カリンチョさんとわたるさん。

えええええ?なんでカリさんとわたるさんがいるのおおお?!
はああ、これは予想外の展開で、「ひーーー!」と声を上げそうになったぜよ。

カリさんは、さすが貫禄の大女優さんといった雰囲気。
そして、わたるさん。
オトコ。断言。

『竜馬伝/クラシック』のとき、客席でわたるさんを見かけたことがあった。
そのときは「現役時代と違って、ずいぶん女らしい柔らかい表情になられたなあ」と思った、思ったはずなんだけど。

もうね、間違いなく現役男役さんでそ?(もしくは現役オトコか?)
フェルゼンの如き白いフリっフリのフリル・ブラウスに、燕尾服としか呼びようのない尻尾のついた黒のロング・ジャケット。
そして黒のパンツに黒のロング・ブーツ。
さすがにスター・ブーツとまではいかなかったが(笑)、絶対そのまま舞台上がれるって!フィナーレとか出られるって!

なんなんだよっ、その辺のオトコよりオトコらしい、そのかっこよさはっ!!(大暴れ)

溶解。

わたるさんは客席に向かい、かしちゃんからひとつ間を置いた並びの席の前に立った。
わたるさんを見て、かしちゃんはぴょこんと立ち上がった。

絶対、これも私のためのサービスだ、それしかない(だから違)。

なんか今、すげーもん見てるんですけどっ!!

わたるさんとかしちゃんが、ふたり並んで立ってるよおおおっ!!

溶解。

客席でのかしちゃんは、黒のジャケットを着ていた。袖口からは赤が覗く。
さっきのワンピースの上に、それを羽織っているように見えた。

で、私が溶けてとおい国へいってしまった一瞬の間に、再会したわたるさんとかしちゃんはがっちり抱き合っていた、らしい。
ドリーさんから聞いた。
それを見た観客の拍手の音とドリーさんの声で私がハっと我に返ったとき、わたるさんは「あーーー!」ってカンジで、かしちゃんのスカートを指さした。
と、かしちゃんは「やっだああああああ!」ってカンジで、わたるさんの背中をバシバシ叩いた。

溶解(半時間足らずにして溶けすぎ)。

だから、そうなんだ。
全部、私のためのサービスだったんだよ。

たぶん……たっ、たぶんね(絶対違)。

で、ひとつ空いている席に誰が座るのかと思ったら、矢口真里ちゃんだった。
わたるさんとかしちゃんに挟まれた矢口、小っちぇェええ!
つか、やっぱわたるさんデカいわ(素)。かしちゃんがさらに華奢に見える。

突っ込み担当ドリーさんがつぶやいた。
「おとうさんとおかあさん、そのひとり娘まりちゃん(小学3年生)、家族団欒かよ?」
いや、あの。だから。

この夫婦、どう考えてもカタギには見えないぞ……っと。

開演とともに客電が落ちると、段上がりの席にいたふたりは闇に消え、私は公演を観ることに集中できた。
今回は観劇中のかしちゃんが顎に手をあてていたのか?
そんなの真っ暗で分かんないから(笑)。

『モダン・ミリー』は、すっごい楽しかったです。
宝塚版の翻訳ミュージカルって、演出センスを疑うよーなものが多かったりするじゃないですか。今回の演出・振付であるジョーイ・マクニーリー、その辺りの洒脱さは、さすがでした。
コメディなんだけど、ほんとセンスいーです。もうね、めちゃめちゃ笑ったし、どうってことないところでもクスってさせられちゃうし。
振付も上手くできてるの、これが。
ミリー@リカさん、キュート!かあわあいいっ。
そして、やっぱオカジュリでそ(笑)。
グレイドン@岡さん、上手いわあ。
ピンクのドレスに縦ロール、令嬢ドロシー@樹里ちゃんは、出てきただけで爆笑をさらっておりました。それってどうなの?(笑)
ま、私が連想したものは、女装のワトソンくん@みーちゃんなんですけどね(素)。
このふたりのバカップル(死語?)ぶりには、腹イタくなりました。
えーと、ミリーの、そしてこのバカップルの恋の行方は……これがまたベタかもしれないけど、ちょっとしたひねりが効いたラストのコジャレ具合に感服。
あ、個人テキに、青山さんいい味出してるぞ!って特筆させて。
宝塚ばっか観てちゃダメだなあと反省。

そっか。
リカさん、樹里ちゃん、それにカリさん。
そして、わたるさんとかしちゃんの舞台ね!いっぱいいっぱい観ようっと!(話をそこに戻して、去る)
ドニス・カンデラの話をしよう。

彼はソルボンヌ大学理工学科の学生だ。
ドクトル・ゴッズ研究室に所属している。

ただし、優秀な学生とは決して呼べない。
学業には秀でていたとしても、運動神経もなく身体も弱い。
いつも薬品の臭いをプンプンさせて、かなり間が抜けたヤツ。
女の子に口説き文句ひとつまともに言えもしない。
そういう意味では、もしかしたらバカに近いのかもしれない。

なのに、彼はやたらちゃーみんぐなんだ。
かなり間が抜けた、そこがかわいくて、たまらなくかわいくて。

なんかいっつもゴチャゴチャやらかしていて(笑)。
いたずらっ子みたいにおっきなお目目をきらきらさせてる。

たぶん、彼には兄がいる。

兄の職業は、夜会のバトラーだ。

ドニス・カンデラ。
キミもきっと白衣を脱いで、ステキなデュークに変身できるさ。

いや、キミは今でも充分すぎるほどかっこいいよ。
ほんとうはね。

まあ、オエップの口だけは、もう一押し修行が必要かな。


ちぎちゃんが大和さんを見つめてくれることが嬉しい。
それは太陽を向くひまわりのように。
明るく真っ直ぐ屈託なく。

ちぎちゃんがちぎちゃんらしくあってくれることが嬉しい。
ちぎちゃんは、どんなときでもちぎちゃんだ。
ちぎちゃんでしかない。

ふとした顔が兄に似ていて、ちょっと驚くだけの話さ。


注がれた愛を、ひとのこころは忘れはしない。

決して。


それがたとえば。
たとえば、ドニス・カンデラだったりするのかもしれない。


かも。

しれないな。
「オスカーランドをご覧のみなさん、はじめまして。
貴城けいと申します」

はい、はじめまして(涙)。
オナゴのかしちゃん、はじめまして(涙)。

私は動画のかしちゃんに向かって、深々と頭を下げた。
(あれ?ちょっと大袈裟?笑)(でも、かなりまぢでそんなカンジ)(しかも涙ぐんでやがる)(絶対キモい)

オスカープロモーションPCファンサイト「オスカーランド」から、かしちゃんのムービーが配信になりました。
(情報をくださったruruさま、ありがとうございます)
さ、みんなで「オスカーランド」に登録しちゃいましょ!(にっこり)

なんかもう、涙出るぐらい嬉しかった。
かしちゃんが動いて、喋ってるよう。
オナゴのかしちゃんだよう。

か あ わ あ い い !

襟元がおリボンになった黒のお洋服。
あのさあ。なんでなの?
なんでかしちゃんはなにを着てもこんなに似合っちゃうの?(真顔)

あ り え ね え だ ろ !

なんだかこれからいっぱいいっぱい楽しみだなあ、「オナゴ貴城けい」。

春ですねええ。うふうふうふふふふ〜〜!(キモっ)

それでも私はまだ「男役貴城けい」の話の続きを書く気でいるんだけど。
だ、だってえ、まだ書き終わってないし(遅っ)。

後ろばかり見ているわけじゃ、決してないつもり。
ただ単に残しておきたいの。
しあわせだったあのときを、残しておきたい。
もちろん、もっともっとしあわせな未来も、見つめ続けていたい。

あのときに、彼からたくさんのしあわせをもらった。
これからも、彼女からたくさんのしあわせをもらえるかな。

春ですねええ。うふうふうふふふふ〜〜!(だからキモっ)

あの日、かしちゃんが腕の中に桜を抱いていたこと、今となってほんとうにすごいと思えるんです。

冬、2月の夜。桜。卒業。

そして、桜が満開となった春、4月。
もっともっとしあわせな未来への歩みがはじまった。

ステキすぎるねっ、貴城けい。

そう、オスカーのプロフ一覧に、新しく華城季帆ちゃんが載っておりました。

かしちゃんの大劇場稽古最終日でムラに飛んだとき。
集合日付で退団された季帆ちゃんの最後の出も、見ることができました。
http://diarynote.jp/d/73628/20070220.html
あのときの季帆ちゃんが、かしちゃんと一緒にオスカー女優として再スタートなんですねえ。
季帆ちゃんも、もっともっとしあわせになるべき人だと思う。

もっともっと。

しあわせな未来へ。
『A/L』青年館千秋楽。
パリ、ソルボンヌ大学の場面にドニス@ちぎちゃんが登場した瞬間、客席が沸いた。

ちぎちゃんの斜めがけにしたバッグには、普段見慣れないクマのマスコットがぶらさがっていたからだ。

でね。

マスコットを見て、私はそっこーかしちゃんに頭が飛んだのだ。
飛びすぎ?(笑)

先日の青年館ご観劇のとき、かしちゃんがフィナーレで舞台のみんなに向かってマスコットを振っていた、という話があった。
それが見えたという友だちだいる。

私の席からは見えなかった。
そうだったとしても、たぶんそんなに派手に振っていたわけじゃなかったんだと思う。
(だって私、かしちゃんガン見してたけど分からなかったもん)(恐っ)(ストーカーか?)(近いかも)(かしちゃんファンのみなさまごめんなさい)

ちぎちゃんがバッグにマスコットをぶらさげて出てきたとき、「うわうわうわうわうわうわ、あれはもしかしてこの前かしちゃんが振っていたてゆーマスコットなんじゃ?」と大驚愕!!

でも、やはり違うという結論に達した。

よく見ると、それはドニスコスのクマだったからだ。

ベージュのジャケットにブラウンのパンツ、頭の上にはベージュのキャスケット、ドニスだよ〜!
しかもそのクマも、ちゃんとバッグ斜めがけにしてるし!(笑)
かっわい〜〜〜!

だって、なんでかしちゃんがドニスコスのマスコットをちぎより先に持ってるの?
それを観劇のとき舞台に向かって振って、さらにちぎにプレゼントして、さらにさらにちぎがそれを千秋楽に身につけて舞台に出る。

んなわけ絶対ないって!

ただのドリーム、つか妄想の域だって!(呆)

単純に考えて、あのクマはファンのかたがちぎちゃんにプレゼントしたものなんだろう。
そうだと思う。
思うんだけど。

で、かしちゃんが振っていたらしいというマスコット、あれはいったいなんだったんだろう?(首かしげ)

どなたかその現場、目撃していらっしゃいませんか?

あと……ちぎちゃんファンのかた。
あの楽のクマ、かしちゃんが持ってたというマスコットじゃ、絶対ないですよね?(シツコイ)(笑)

ご親切なかたのタレ込みを、切にお待ち申し上げております(平伏)。

求む、マスコット情報!
そう。
あれは『A/L』の配役が発表になったときのこと。
kineさんは、私にこう仰ったのですよ。

「みっちゃんがシャーロック・ホームズか。これは幕明き前に、またみっちゃんの漫才が見られるね(ニヤリ)」

え?漫才?ホームズが?
「絶対そうだって!」
ルパンとホームズで漫才やっちゃうわけ?
「違うよ、相手はワトソンくんに決まってるじゃない!」
ええ?ホームズとワトソンの漫才?

まさか、ほんとうにそうだとはねえ……。

DC初日。開演前にみっちゃんとみーちゃんが登場し、客席降りで漫才を始めたとき、私は思わずいつもの台詞をつぶやきましたわ。

「きねこ……恐ろしい子!」(白目)

そしてDC楽では、この漫才にはっちゃんも登場しました。そのときは不意を突かれてびっくり!
すっごい歓声と拍手!

だから青年館楽も、はっちゃん登場は期待していたんですけど。

まずはワトソンくん、そしてMr.ホームズ登場。
「ワトソンくん、パリだよパリ」
「ボンジュール!」
「ワトソンくん、僕たちせっかくここまで来たのに、またどこかに飛ばされちゃうみたいだよ」
「ええええええ!」
「涙も出るし、汗も出るわ」
Mr.ホームズ、妙な関西弁です(でもロンドンっ子)。
そして、ブルーのハンカチを取り出し汗を拭き拭き。

「ミスター、ハンカチ王子はちょっと古くないですか?」
(どーでもいーけど、私はハンカチ王子というと博多座の夏を思い出すの……とおい目)
そう言ってワトソンくんが取り出したのは、小さい万国旗が繋がった、なんか手品のネタグッズみたいなやつ。
懐から次々とずるずる引っ張りだす。

「僕だって負けないよっ」
なぜか同じものを用意しているMr.ホームズ(笑)。
「僕たちは世界を股に掛けるんだよ!」つーことで、万国旗らしい(笑)。

「観光でもしようか」と客席降り……なんだけど、彼らはそのまま上手の出入り口付近に下がってしまった。
ここで!

下手からガニマール警部、登場!!

はっちゃあああん!!

下手前方のお客さんを、「ねえちゃん、かわいいなあ」と、いきなり口説きだすガニマール氏。
「無視するのか?さては北翔海莉のファンか?それとも悠未ひろか?まあいいや」
まあいいのか?ちょっと待て、よくないだろ、なぜ大和悠河が出てこない?(笑)
「俺、ガニマール、はっはっは……職業は、ふっふっふ……デカ(キラリ!)」
「趣味はチョコレートを食べることですっ」
はっちゃんって、実際に甘いものズキなんじゃなかったっけ?
ま、「チョコレートを食べること」が「趣味」の定義に属するのかは、この際問わないことにしとこっ。

そのお客さんに「まずはお友達から!」と、なにかをプレゼント。
「かわいいよっ」とキザな目線で、最後まで口説きモード。
はっちゃんファン『煩悩の渦のまにまに』のyuppeさんによると、プレゼントされたのはガニマールのチェキ写真なんだそーです。
いいなあ。

ここでMr.ホームズが「ムッシュ〜!」とガニマールに呼びかけます。「エッフェル塔はどこですかあ?」
ガニマール「エッフェル塔?エッフェル塔はねえ……」

「こっち〜〜〜!!」
そう叫んだのは、エッフェル塔付近、2階のお客さんでした。
そちらを見れば、そこら一帯で手え振りまくりだわ、エッフェル塔ポーズの人まで出現するわ、えらい賑やかなことに(笑)。
その声でMr.ホームズは既に「あっちかあ」と2階を見上げてるのに、「おう、あっちだ!」と偉そうに、とってもガニマールなはっちゃん、もしくは、とってもはっちゃんなガニマール(笑)。
そして、「頑張れよ!チェック野郎!」と言い残し、退場。
ちぇ、チェック野郎ってなんじゃそりゃ?爆笑。

「すごいいい人でしたねえ」
「優しかったですねえ」
「まるで宙組の初嶺麿代さんみたいだったねえ」
みっちゃんはいつもいつも、こーゆーとき滑舌よく(殆ど劇団四季状態)「はつねまよさん」って、はっきり言葉を粒立てるんですよ。エライなあと感心しちゃいます。

「でも初嶺麿代さんって、この『A/L』で退団されちゃうみたいですよ」
「悲しいなあ」
「なんとも」
ふたりで「やりきれませんなあ」と、肩に手を置きあい、うなだれポーズ。

「ワトソンくん、初嶺さんは昨日、パリジェンヌのみなさんに薔薇を一輪ずつプレゼントしたらしいよ」
「ええ?!色男ですねえ」
「僕たちもそんな色男になりたいねえ」
ここで何か仕込んでいるらしく、Mr.ホームズが「……いいかい?」
しかし準備に手間取り、後ろ向きでゴソゴソやるワトソンくん、「ちょ、ちょっと待ってくださいっ!(汗)」

Mr.ホームズ「それでは!」
ワトソンくん「ごゆっくり!」
声を合わせて「お楽しみください!」
ふたりが手を開くと、そこには「宙組の初嶺麿代さんが昨日プレゼントした」とかいうような、薔薇の花が。これで彼らも色男!
つか、こっちもモロ手品のネタグッズみたいなやつでしたけどね(笑)。

去り際のMr.ホームズときたら、「お呼びでない?こりゃまた失礼しましたあ〜〜」
いったいいつのギャグなんだよみっちゃんキミ年幾つなん?(白目)
そんなところが、とってもみっちゃん。
雷鳴とともに漫才終了。

はっちゃんの登場、嬉しかったですねえ。
ガニマール、大好きです。
かっこよくてかわいくて、だけどなんかアホで、なんかもうとってもはっちゃん。

どんなお役で退められるにしても、ファンのかたの悲しみに変わりはない。
だけど、最後の花道に相応しい、こんなとってもはっちゃんらしいステキな姿を見せていただけること。
私が、そんなガニマール警部に出会えたこと。

ほんとうにしあわせに思うんです。
ねえねえ見ました?

オスカープロモーションHPのプロフ一覧。

ついに貴城けい登場ですわよ、ほほほほほほ。

http://www.oscarpro.co.jp/profile/index.html

うぷうぷうぷうぷうぷうぷ。

えへへあははあはは〜うぐぐぐぐでろでろ〜ん。

なにこれ?

やっだあ〜!かっこいいいんですけどおお〜!
ちょっとおママン、昏倒してもいいですか?

うぷうぷうぷうぷうぷうぷうぷ。

えへへへへあははあはははは〜うぐぐぐぐでろでろでろでろ〜ん。

既出のオスカー画像はかあわあいいかしちゃんだったけど、これ、なんかキリっとしてて、だからかっこいいいんですけどおお〜!

なんなんだよっ、このキリリ目線はっ!(むしろ怒)

ありえねーな……(ため息)。

美しいとかかあわあいいとかかっこいいいとか、賞賛の形容詞すべて背負って、こんなの反則だろがっっ!(さらに怒)

かしたんかしたん。

うぷうぷうぷうぷうぷうぷうぷうぷうぷうぷ。

えへえへへへあははあはははっはっは〜〜うぐぐぐぐでろでろでろめろろ〜〜ん。
Vサイン……最近、あまり見かけない気がするのだが(笑)。

16:10。緑の袴の正装で、はっちゃんが現れた。

DC千秋楽の出は、ジャケットだけは白に着替えていたものの、ふつーにカジュアルな服装だった。
そして、ふつーにニコニコと楽屋口をあとにした。

そのふつー感が、またなんともはっちゃんで、たまらなかった。
ほら、前回退団の右京さんとかも、袴で正装しながらキョドってたし(笑)。
あーいう「人間」である人たち。それってすごいことだと思う、逆に。
あそこに長い時間、何年もいながら。あの場所に。

4月8日、日本青年館千秋楽。
はっちゃんは袴姿に白い持ち花で、楽屋口から出てきた。
最初にやったのが、だからVサイン。ニコニコ笑って。
なんてゆーんだろ?「イエーィ、イエーィ!」みたいに、ぶんぶんVサインしてる手を振ってるの。

ものすごく綺麗だし、それだけでも実は全然ふつーの人ではないんだけど、そこに漂うのはふつー感。

身に纏うこの稀有なまでのふつー感を持ってこそ、彼は長年の間、舞台の上で他人と戦えたのかもしれない。

「13年間お疲れさまでした!はっちゃん最高っ!」

ファンの人たちの掛け声に、はっちゃんは「おおお!」と驚いたような笑みを見せて、のけぞった。

青年館の楽屋口には、ムラや東宝のように長い花道が用意されているわけではない。
その僅か数メートルの距離をほんとうにニコニコと笑いながら歩き、彼は最後に立ち止まって、またVサインをした。

大階段も降りず、派手なパレードもなく。
それが彼の選んだ道だ。

最後に究極のアテ書きをもらい、かっこよくてかわいくて、でもなんかアホなガニマール警部を演じるはっちゃんは、とても楽しそうだ。

楽しそうな舞台そのままの笑顔で、緑の袴でVサインを残して、彼はあっと言う間に私たちの前から消えた。

あんな綺麗なお顔して、袴で正装して、だからVサインてえ!

そんなところが、とってもはっちゃん。

ふつーであること。人間であること。その清涼な美しさ。

あ!はっちゃん、CSで「最後にいぶし銀の役をいただき」ゆーてた!吹いた。
いっ、いぶし銀てえ!絶対、それ違うから。

そんなところも、とってもはっちゃん(笑)。

ついでに言うと、サイトーくんが例によってものすげーキョドりながら、楽屋口から出てきた。(なぜ彼はいつもあんなにキョドっているのだろう?)
ジーンズの後ろポケットにはゴールドの「DG」というロゴが光っていた、しかしそれは金テープかなにかで手作りでもして貼り付けたかのように、異様な嘘臭さが漂っていた。
もしかしたら本物のD&Gかもしれない、それでもユニクロに金テープと思わせてしまう、そんなところがとってもサイトーくん(笑)。
話が前後しちゃいましたが……かしちゃんよりひと足先に、『A/L』DC3/26(月)18:30前楽公演、プリンセスるいーずご観劇でした。
るいちゃんはまりえさんと一緒に3列目センター。
髪は少し短くされたようです。
相変わらずめちゃめちゃ可愛いっ。そのプリンセスぶりは健在。
これからは、かしちゃんと「美女」同士、女優としてライバルとなるわけですね(笑)。
まずはOGさんとの競演、るいちゃん最初の舞台を楽しみにしています!

この日は蘭とむちゃんもご観劇。
そして、大劇1回公演を終えた星組生もたくさん。
あたしの(違)ちーくん、ももさりねいさん、ちえちゃん、ぎりー、和くん確認。ももさりねいさんは、退団するはっちゃん(そしてサイトーくん)の同期ですもんね。
あと、娘役さんが数名いらした模様。
ちーくんとももさりねいさんがセンターの7〜8列目あたり、その上手ブロック通路側から蘭とむちゃんと、ちえちゃん以下の星組生。
花組がまーくんともう1名かな。こちらは下手側。

開演前のMr.ホームズ&ワトソンくん客席降り漫才は、上手の蘭とむちゃん、ちえちゃんたち生徒さんが固まっている席へ。
「今日は美人が多いですねえ!」
「でも……男なの?女なの?」
(ふたりで)「パリまで来たのにニューハーフ!はい、はい、はいはいはい!」、レギュラーのあるある探検隊で。ビミョーなネタではあります(笑)。

ラウルのカフェアドリブは「一晩中眠れない……NEVER SLEEP!」、これは正確にはアドリブじゃなく元ネタ。
このあとに蘭とむちゃんの方向を見て「おや?あそこに誰かいないか?」
ちえたちに「いや、彼らはカリブ海をまたにかける窃盗団、僕のライバルでもある……その名もシークレット・ハンター!」

カーテンコールで大和さんは、「バウホール公演『NEVER SLEEP』を、どうぞよろしくお願いいたします」 「星組大劇場公演も、どうぞよろしくお願いいたします」「そしてもちろんこの公演も東京、名古屋と続きますので、付いてきてください!」と、全公演を大宣伝(笑)。

今回の公演は、自組はもちろん、他組からも多くの生徒さんが観にきてくださっています。青年館には東宝千秋楽を終えた月組さん、初日直前の花組さんも。
客席降り漫才とパリのカフェでは、その日いらした生徒さんに合わせたアドリブがいろいろ。

ちなみにMr.ホームズによると「エッフェル塔を建てたのは霧矢大夢さん」だそうですが、百歩譲ってエッフェルさんではなく霧矢さんはよしとして、それでも設計だけで別段建てちゃいないと思われますが。ねえ?!

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