20日に発表がある。
空席となる次期宙男1娘1と、花娘1について、ネットにそんな噂が流れだしたのはいつ頃だったろう。
といっても、何回もそんな噂で振り回されてきたのだ。今度こそ確実かどうかなんて、公式が出るまで分かりはしない。
それでも私はこの日、朝から胃が痛かった。

タニは?タニはどうなるんだろう。

人事の噂のひとつに、「タニが星に組替」というものがあった。
私、いちばん好きな組は星なんだよね。
宙は観てるとタニばっかになっちゃうからな。胸を張って「組として宙が好き」と言い切れない部分がある。
じゃあ、大好きな星組に大好きなタニはどうか。
だとね、嬉しいというより。
困るのよ、星組タニは。特出はいいの、組子は駄目。これは、自分勝手な感情で単にそれが嫌だから。
それにタニは、このままいつか白い宙組の白い王子さまとして、真ん中に立つべき人。だから、組替は駄目。これは、宝塚としてそれが正しいから。

もちろん、タニ宙組トップの噂もあった。でも私は、今この時期でなくていいと思っていた。
別に今のタニではトップになったら叩かれるからとか、もう少し時間をかけてからとか、そんなことは思っていない。
そんな話はもう何年も前から言われ続けているし、何年後でもタニはタニのままだ。
良くも悪くもタニでしかない。何年経っても大和悠河。変わりはしない。
今、トップになってもいい。だけど、何年か先でもいい。

今の劇団人事に「絶対」という言葉は、存在しないだろう。
それでもタニに関しては、私はかなり楽観視している。
大和悠河は何年か先だとしても、いつか必ず真ん中に立つ人だから。
というより、タニは真ん中にしか立てない人なのだ。いくら劇団が馬鹿でも、それくらいは分かっているはずだ。
最後は絶対にタニに相応しい場所……いや、本当はそれしか使いようがない真ん中に、タニを持ってくる日がくる。それは必ずだ。
だから、今でなくてもいい。瞳子ちゃんや、ミズや。上級生が順番を待っている間は、このままでいい。

それに、ニンじゃない2番手役に体当たりしながら悶えるタニに、私が悶えるんだもん。
2番手に求められる色は、本来のタニの色ではない。そしてタニは、暴走する。
それが仮に作品を壊しているとしても。
意外と不器用で、そして真っ直ぐなその姿は、器用に2番手を務める誰よりも(私には)魅力的だ。
もっとも私は、タニが作品を壊しているなんてぜーんぜん思っちゃいない。タニがタニである、その光こそが正解なのだから(イタいファンだからな)。
タニ自身がニンじゃないことに気づいていないらしいこと、その暴走っぷりも含め、ニンじゃないことがニンだという世にも珍しい2番手、大和悠河。

いつか必ず真ん中に立って、本来のタニである白い王子さまを演る日がくるのが明白である以上(私のなかでは明白なの)、今の場所のタニをもう少し観ていているのも楽しい。
きらきらと光りながら2番手役で暴走するタニには、全てを凌駕する強いパワーがあるのだ。この場所のタニが好き。
(あ、トップになったとしても好きだけどね、きっと)

だから、今回はこのまま宙2番手でいいと思っていた。
流れてくる噂の数々に、本当に気が揉めたんだ。
こっちがいくら気を揉んでも、劇団のなかではとっくに決まっていることではあるのだろうが。

神さま、タニちゃんをこのまま宙組にいさせてください。
トップはもう少し先でいいです。
いい大人が、お星さまにお祈り。いい大人が、その目はマジ。

人事第一報をメールで聞いたのは、夕方5時頃だった。
宙男1かし娘1るい。花娘1あやね。
真っ先に返信したのは、「組替は?」だ(笑)。
今のところ、発表は無いらしい。
ホッとしたのも束の間。

ちょっと待って、宙男1,2並びがかしタニ?!
これはまずいだろ、かなりヤバいだろ。
想像もしなかったかしちゃん宙トップという事態になって、あらたな心配が生まれてしまったではないか。

第一、トップがかしちゃんじゃダメだろ。
それじゃ、トップと2番手のカラーがかぶっちゃうよう。
私は「大和悠河というキャラクタを活かせるある種の方法」としてニンじゃない2番手は有効だと思ってるけど、それはトップをかしちゃんと認識しての意見じゃないよー。
と、緑野さんの言葉をタニ的にパクってみたりする(すみません)。
(元ネタはこちらhttp://diarynote.jp/d/22804/20051220

いや、本当に。
かしタニの並びはヤバいと思うんだ。

タニのニンじゃない2番手を安心して観ていられるのには、タニと色の被らない人、または薄くない人が真ん中にいる必要がある。
瞳子ちゃんでもいいし、ミズでもいい。
たかちゃんだって白いけど薄くはない。タニを受け止める濃い色は、内にあった。
かしちゃんは白くて、薄い。

かしちゃんが薄いっていうのは、悪い意味で言ってるんじゃないの。
白くて薄いアクの無さは、まさに真ん中の色だよね。
そんなかしちゃんは、トップが似合う人。
ただ、その横にこれまた白いタニが並ぶ。これだと被るよ。
かしちゃんがトップなら、2番手はタニじゃないほうがいい。
タニが2番手なら、トップはかしちゃんじゃないほうがいい。

あ、でも私はタニは白い、本当は真っ白しかできない人であるにしても、薄いとは思ってないけど。
天下の緑野さんに異議を唱えるのは、まったくもって恐れおおいのだが。
えーと。タニ、薄くないですよね?(真顔)

でも白だもの。2人とも基本が白なんだもの。

ついこの間観た『DAYTIME HUSTLER』を思い出してみた。
ひたすらいい人なローリー先生@かしちゃんが真ん中でしょ。
そして壮くんのトニーが……タニの役ですかっ。
うわ、絶対困るって、絶対ヤバいって!

トニーは美味しい役、でもタニちゃんにはハマらないよ。
前に緑野さんに、こう断言されてしまったけど。
そのときは反論したんだよ。
「タニが演れば、タニなりの味が出ますからっ。それで観客が引くことは、絶対に無いですっ!」って。

かしタニが現実味をおびてきた今、もう一度考えてみると。
……ヤバいかも。トニー@タニぃ。

文字数が半端になったので、いったん切ります。
(なんだよー少なすぎだよ、文字数!ブツブツブツ)
(その前に、文章を簡潔にまとめましょうね)
『DAYTIME HUSTLER』におけるかしタニ考は、また明日。

や、なんだかんだ言っても、私はトニー@タニぃもステキなはずだと思ってますけどね!(にっこり)
この日記の時間軸は狂っているので、今から書くのは2ヶ月近くも前のことなのだが。
その日は私は、東宝『炎にくちづけを』の新人公演を、ドリーさんと観に行った。
終演後、シャンテの前で立ち話をしていた私たちの前に、突然。

タニが現れた。

いや、突然などではないのだけれど。
新公の終演後すぐ上級生が出てくるのは当然のことで、私たちの前には会の人もスタンバイしていた。その時間にタニが出てきても、驚くことではない。

でも。
突然、だったのだ。
何も考えていなかった私のなかでは、突然。
タニが現れたのだ。

心の準備がないときに突然タニを見るのは、全く以て身体によくない。
タニが美しすぎて、可愛いすぎて。
息も止まりそうになるから。

タニはほんとうに美しい人だ。
よく、みんなで言い合うけれど。
舞台ではたいして綺麗に見えないじぇんぬさんでも入り出を見るとすごく綺麗よね、
私たちとは種類の違う生き物なのよね、なんて言うけれど。
それでも、普段化粧のタニの美しさは、別格だ。
サングラスもかけずナチュラルメイクのタニは、壮絶なまでに美しい。

ありえない。人間じゃない。リアル妖精。

こんなに綺麗なんだから、テレビの人でも充分通用するよな。
それだったら、タニももっと楽に生きられたかもしれない。
ただ綺麗な顔で立っていればいいんだもの。
お歌がどうとか、色気がどうとか、余計なことを言われずに済む。

私は思わず、ドリーさんに訴えたんだよ。
「ねえ、タニはあれだけ綺麗なんだから、タレントさんになればよかったのにね。男役を選んだばっかりに、苦労も多いしさ。テレビの人だったら、今頃もっと楽にスターさんになってたんじゃないの?」

「そうかな?私はこう思うよ」
そして、ドリーさんはにっこり笑って言ったのだ。

「タニちゃん、宝塚に入ってくれて、ありがとう」

その言葉に、私は本気で涙ぐんでしまった。
タニ、ありがとう。宝塚に入ってくれて、ありがとう。
そうだよ、ドリーさんの言うとおりだよ。
一瞬でも、「タレントのほうが」なんて思った自分を恥じたし、すんなりそう言ってのけたドリーさんをすごい人だと思った。

男役の大和悠河に足りないものはなんだろう。
きらきらで健康的なアイドルオーラはタニ最大の魅力だが、それは諸刃の剣で、時に男役としての色気に欠けるという泣きどころにもなる。
タニ自身は解っちゃいないのかもしれない。
舞台では、勘違いしたような恍惚の表情を浮かべているときがあるもの。
暴走タニ。
自分の色をいまひとつ解らずに、どんどん暴走していくタニ。
大人。色気。フェロモン。苦悩。耽美。
果敢に挑み、暴走する。結果、舞台をかなり微妙なものにしてしまうことすらある。

だが、その暴走こそ大和悠河だと、私は思っている。
タニが自分を解っていたら、ただのアイドルな男役で終わってしまう。
さっさとトップになって、さっさと退めて、「ああ、宝塚時代は綺麗なトップさんだったね」なんて言われながら、テレビに顔を見せていたかもしれない。
いや、中学生のタニが自分を解っていたら、そもそも最初から宝塚なんて遠回りをせず、すぐにでもタレントになっていたかもしれない。

困る。それは困るんだよ!
タニのいない宝塚なんか、今の私には考えられないって!

アイドルの色を生かせば、もっと簡単に生きられただろう。
それを解らずに暴走しはじめたタニは、暴走ゆえの違う魅力を持つことになったのだ。

どんなに暴走しても、タニ自身が発光体だから。
タニの光は、半端ではない。タニが常人とは違うのは、放つ光の量だ。
顔だけならテレビの人でいいのだが、タニが舞台人として抜きん出ていられるのは、圧倒的なその光があるからだ。
並みではない光ゆえに、間違っていても結果が出てしまうことが、ままある。
いや、勘違いな暴走と掛け合わさってこそ、タニの光はタニにしか成しえない色をもって、さらに輝くのだ。
計算しつくした人には決して出すことができない、想像もつかないようなところに、結果は出てくる。
もともと色気を持つ男役には、むしろ出せない。あの摩訶不思議な、宇宙の彼方レベルの耽美は。
それが、タニだ。

綺麗なだけの人なら、宝塚にだって他にもいる。
その人たちがそれだけで終わってしまって、タニがそれだけに終わらないのは、光の量の差、そしてタニが暴走し続けているからだ。
間違いとも言えるその暴走こそがタニの武器となって輝く、おそらく本人も意図しないところで。

単に美しいから、タニが好きなんじゃない。
美しいのに勘違いな暴走をはじめて、その暴走ゆえ微妙でもあるのだけれど、なのに光と暴走の化学反応が、結果としてそれを正解としてしまう。

そんなタニの底知れなさが、私をとらえて離さない。

だから、タニがタニを解っていないことは、舞台人大和悠河の魅力に繋がる。
そう考えているのだが。

それでも、突然目の前に現れたタニの美貌に、私はつい思ってしまったのだ。
こんなに綺麗ならば、テレビの人になったほうが、よほど楽だったろうにと。
ドリーさんの言葉がなければ、そのときの思いはそれで終わっていたかもしれない。
ドリーさん、ありがとう。
だって、タニが宝塚にいてくれていちばん幸せなのは、他でもない。
世界中の誰よりも、この私なのだから。

そして、タニへ。
宝塚に入ってくれて、ありがとう。
ここにいてくれて、ありがとう。
大和悠河でいてくれて、ありがとう。

間違っていても結果が出てしまうことが、ままある。
なんて言ってしまったけれど。
あなたは必ず、常に正解を出せる人になる。
あなたの持つ光には、それだけのパワーがある。
あなたの暴走という名の努力には、それだけの価値がある。

だから、大和悠河から目が離せない。

そして私は、大和悠河を愛し続ける。
「で、タニちゃんバウの集合日はいつなんですか?」
そう聞かれて、私は答えることができなかった。

韓国から帰ってきたサトリちゃんを囲み、kineさんと私で食事をしたときのことだ。
元星担で……『龍星』を見逃したサトリちゃん、韓国に行かなかったことで凹んでいるkineさん、タニオカ祭り大開催中で資格剥奪寸前の私と、各々の理由で星担自粛中の「単に星組が好きな人」たちの話題は、当然のように2日後に控えた星組『ベルばら』集合日に集中した。
配役はどうなるんだろう、まさか退団者出ないよね、そんな話をあれこれ言い合ったあとにされた質問である。

たぶん、どこかで見た。でも、忘れている。
だって、タニの主役は決まっている。そして、この公演で退めることは、まず無い。
主演者がタニだと、いつもの集合日に対する思いと、こうも違ってくる。

集合日は12月1日だった。こんな覚えやすい日ひちすら記憶できなかったのだから、よほど気に留めていなかったのだろう。
配役が発表された。当たり前だが、タニは主役のミュッセだ。
他の退団者もいなかった。
そのまんまの結果。

それでも、私にしては珍しく、配役と解説を穴のあくほど眺めた。
いつもは解説なんか読むよりも、まず舞台を観ればいいと思っているのだが、今回の公演は別だ。
ポスターの「美少年」が、いったいどうなるのかということは、とにかく気になる。

情熱的な恋、大人の愛、ニヒルな眼差し、勝手気ままな生活に明け暮れながら伊達男ぶりを発揮……。
これらのキーワードが、タニの引きだしに存在するのだろうか。
持ち味に無い役を、技量でこなす役者ではない。
タニのことをそう思っているこちらとしては、かなり不安が募ってくる。

それでも、真ん中に立つタニは、絶対に何かを見せてくれるはずだ。
それが何かは、まだ分からないけれど。
真ん中のタニが放つ何かを、私は見たい。

今。
今の大和悠河で見たい。

タニは下級生の頃から抜擢を受け、順風満帆にスター街道を突き進んできた人だ。
若くて可愛くて、きらきらのアイドルオーラを撒き散らす人。
実力のある上級生を押しのけ、早くからいろんな場所で使われてきた人。
その光で、それだけで、その場所にいるのだと一目で解る人。

そのまま簡単にスターさんになるかと思いきや。
いつの頃からだろう、タニはだんだん……なんだか妙になってきた。
自分の持つアイドルオーラを殺し、違う色を出そうとムキになっているようでもあったし、そもそも自分の色が解っているのかさえ疑問に思えたりもした。

進もうとする方向は間違っているのかもしれないが、そんなタニを見るのは楽しかった。
真っ直ぐで、一生懸命で。
光だけで平然と舞台に立っているようで、その裏で実はいつも愚直に役に取り組み、自分を変えようと必死なのだろう。
可愛いタニちゃんから抜け出そうと悪あがきしているかのようなタニ。
そして、大人の自分を上手く出せていると思い込んでいるかのようなタニ。
ただのきらきらアイドルだった頃より、ずっとずっとおもしろいじゃないか。

パリアは、タニの悪あがきがもたらした奇跡だ。
別に、突然芝居が上手くなったとは、全く思わないのだが。
偶然とか、事故とか。そんな類の物だったのかもしれない。
タニの真っ直ぐな心と、パリアの真っ直ぐな祈りが、呼び合った。
そのとき、タニの引きだしにはない部分の、骨太な、胸板の厚い男が生まれたのだ。
パリアは、可愛いタニちゃんでも、大人になりきれないタニちゃんでもなかった。
パリアは……大和悠河は、真の男だった。
奇跡は起きた。

確かな技術で役を物にするのも才能だろうが、奇跡を起こせる力を持てることは、それ以上の才能だ。
計算は出来ても、なにかが足りない人もいる。計算以上の物は出せない。
計算は間違っていても正解して、それ以上の物を見せてしまえる人がいるのだ。
タニのきらきらの光は少しも翳ることなく、確かな答えを得て、強く、より強く輝く。

だから、大和悠河は、最強なのだ。

最強の男が見せてくれる、最強の伊達男。
いや、また計算間違っちゃうかもしれないけど。
それでも、計算する過程こそは、奇跡への布石だ。
たとえ正しい方程式を知らなかったとしても、その愚直な努力は正解に辿り着く。
出てきた答えと、持てる光とが、とてつもない化学反応をおこす。
もう、タニに勝てる者は、誰もいない。
タニは、そういう人だ。

……そもそもタニは、計算なんか全く出来ないのかもしれない。

だけど、あなたは奇跡を起こせる人だ。
だから、あなたを見ていたい。

そして、あなたの光にいちばん似合う場所。
それは、真ん中なのだ。
真ん中のあなたは、必ず奇跡を起こす。そう、必ず。

大和悠河を見つめていたい。
どんな表情も、どんな動きも。
少しも逃さず見つめ続けていたい。

あなたの奇跡を信じているから。
それをこの目で見届けるため。
私はあなたを、見つめ続ける。
『ネオ・ヴォヤージュ』公演メモの続き。

・フィナーレ。全体にオーソドックスで好きだな。好きだけど。
・始まりだけは謎。
・青い全身タイツみたいな羽根つきダルマに身を包んだ総勢10名は、姿からして謎。コンセプトも謎。
・最後まで、この謎は解けず。
・「ふっ!」「ふっ!」「ふっ!」、しまいにゃ「はっ!!」なんだ、こりゃ?
・えーと、笑うとこかな?
・男役娘役混成メンバーに、元々その境目が曖昧なはっちゃんが入ってるから、さらに混乱する。
・この格好で目をぱちぱちさせてアピールするはっちゃんは、どーしても男役には見えない。てか、となみ(星娘1)に似てるよね?
・さすが裏の宙娘2!と納得(違)。
・タマは、オカマのおねいさんそのもの。こーゆー人、たしかにショーパブで見たもん。
・ただし、男役としては、むしろ正しい。
・ちなみに芯は、はっちゃんとタマ。だから、ますます混乱する。
・隣に、すずもいる。芝居の家臣で、パリア@タニに酷い仕打ちをした奴だ。許しがたいが、ダンスは上手い。
・シツコク言い続けてごめん、すず。
・そんななか、いちばんオトコマエに魅せてるのは、実はまちゃみぢゃないか?これって、いったい。
・ある日、羽根ダルマちぎの目線ゲト。何もこんなとこで、と困惑。
・や、前方席でちぎを見つめていたのは私だが。

・それが終わると、ダダン!ダダン!!ダダダン!!!つー、やたら派手な前振りの音楽と共に、大階段にたかちゃん登場。
・えーと、笑うとこかな?
・でも、もーすぐタカタニデュエットダンスだから(でれでれ)。
・タニオカさんの燕尾は、世界最強。この世における、ありとあらゆるもののなかで、もっとも美しい。
・だけどタニオカさん、汗だく。
・その汗を拭いてあげたい(素)。
・タニオカさんの顔は、世界最小。あの、たかちゃんでさえ、大顔にしてしまう。
・真っ向勝負できるのは、ハナちゃんのみ。

・大階段男役総踊りがかっこいー。階段自体はただ降りてくるだけなのに、宙組の身長だとそれすらかっこいー。
・本舞台の振りも悠河、ぢゃない優雅(うわ、寒っ)(でも言ってみたかったの)かつダイナミックで、うっとり。羽山先生好き。
・フィナーレ6人口。他組において、こーゆーとこは通常、若手路線スターが踊る。
・宙組の場合、あひとも十七和、そして……すっしーである。
・何ですっしー?ここですっしー?ここで副組長?や、すっしー好きだけどさ。
・こんなん、宙組でしかありえない。
・そんななか、いちばんダンスがかっこよく、そしていちばんオトコマエに魅せてるのは、実はすっしーぢゃないか?これって、いったい。
・私は十輝が好きだけど。等身のバランスが抜きん出てかっこいーよね。
・ま、タニほどぢゃないかな。ふっ。

・タカハナ愛のデュエットダンス。やっぱ、この2人いーな。正しく王子さまとお姫さま。
・銀橋の2人に送られる拍手は、たかちゃん、そしてハナちゃんも退団発表してからは、異様なほど長くなってゆく。
・千秋楽には、ついにスタオベ。これは、いまだ物議を醸しているよーだが。

・エトワールのガイチは、とても幸せそーだ。ガイチの出番に関しては不満だらけのショーだったが、このエトワールは本当にすばらしい。ガイチの歌声を堪能。
・お辞儀をしながら、必ず唇で「ありがとうございました」と言うガイチ。そんな泣かせるよーなことしないでえ。
・そして毎回、泣く私。

・さて。ピアノマン@タニ目当てで手を出した上手前方席だが、ここにはもうひとつのお楽しみがある。
・それは、上手花道に並ぶ暁GOの目線ゲトである。
・センターの階段降りは捨てる。首を右に曲げ、花道のGOをひたすらじーっと見つめる。
・すると、顔をくしゃくしゃに歪め、口まではふはふさせた強烈なGOのウインクを漏れなくゲトできる。
・頑張れ、暁GO!

・でも、タニの階段降りは、絶対に捨てない。GOごめん。
・や、後方席のときは、最初から正しくセンターを観て、全員に拍手送ってますって!
・きらきらの微笑みで階段を降りてくるタニ。
・タニオカさんの笑顔は、世界最強(リプライズ)。
・ああ、男らしータニの爆裂歌唱にめろめろ(真顔)。
・大きな2番手羽根を背負いながら、じょーずに横歩きで狭い袖へ入っていくことに感心しつつ、とにかく羽根の先が上手に消えるその瞬間までタニを見つめ続ける。

・パレードは楽しーな。
・タニオカさんが銀橋を渡る。心がとろけるその笑顔。心に刺さるその目線。
・幸せだ。なんて幸せなんだろーか。
・タニがお辞儀すると、毎回「私?私に?!」ってテンション上がりまくる幸せな馬鹿がここに1名。
・かならず私を見つめて微笑んでくれるから、あーもー死んでもいーと思う。え、別に私を見つめてるんぢゃないですか、あーそーですか。

・緞帳が下りてゆく。哀しい。すげーせつない。
・でも、タニが手を振ると、毎回「私?私に?!」ってテンション上がりまくる幸せな馬鹿がここに1名。
・かならず私に手を振ってくれるから、あーもー死んでもいーと思う。え、別に私に振ってるんぢゃないですか、あーそーですか。
・でも、勘違いさせてくれるタニオカさんは、やっぱすげー。
・きらきらの微笑みが緞帳に隠れても、靴先にいたるまでも、とにかく緞帳が下りきるその瞬間までタニを見つめ続ける。

・あれ?結局、楽しんぢゃったのね、そーなのね。
・あんなショーなのに、あんなショーなのに、あんなショーなのに。
・うん。楽しかったかも。幸せかも。
・タニが出てれば何でもいーのか。こーゆー観かたってヨクない。
・だって、タニが悪いんだもん、最強すぎるタニのせいだもん、と言い訳。

結論。タニオカさんは、すべてにおいて。
圧倒的に、世界最強(真顔)。

(ジュンタ@タニオカ祭り大暴走中)
えーと、私は別に宙組だけ観てるわけぢゃない。
あさかなお披露目も、めおちゃんの新公も観た。『ベルばら』全ツも、コム全ツも、かし青年館も観た。樹里ちゃん女優業初日を観に、テアトルも行ってきた。
あ、『龍星』!これは書きたいの、安蘭けいにリスペクトを捧ぐって。
や、宙組だって、ほんとに好きなのは『炎にくちづけを』なのっ。
……いったい、いつになったら書けるんだ?
今日もまた『ネオ・ヴォヤージュ』、前回書ききれなかった公演メモ。

・オープニング。たかちゃんの衣装は好きじゃないけど、ハナちゃんのは好き。人魚みたいで綺麗。でも、ここのハナちゃんはちょっと恐い。
・海賊たちの目覚め。むっくり起き上がるタニが、目をすがめて「オトコだぜっ!」てえ顔してるのがツボ。顔伏せてるときからオペラ合わせてる幸せな馬鹿がここに1名。
・でも、どっちかてゆーと、「(●▽●)オトコでつ!」だな。

・たかちゃんのソロは相変わらず滑舌悪い。
・「あふれらす、かだしみらけら」が「溢れ出す、悲しみだけが」だと理解するまでに、暫しの時間を要する。
・でも、私はたかちゃんの歌、好きだ。パーンって張られると、理屈抜きに気持ちいー。
・このキーだと、タニには低すぎて声が出ないらしー。言葉が潰れちゃって、これも歌詞を聞きとるのに、かなり根気がいる。
・かと言って高いキーも出ませんよ、タニオカさんてば。
・ガイチの歌で、やっと言葉がきちんと伝わってくる。ほっ。
・だけど、ガイチソロのとき後ろに下がるタニが、ますます「オトコだぜっ!」てえ顔で逞しげにしてるのがツボで、ついそっちを目で追ってしまう。ガイチごめん。
・腰のところで小さくガッツポーズを作って、リズムをとるタニ。あ〜、すげー楽しー!
・や、そーゆー振付なんだけどね。
・「(●▽●)がっつ!でつよ!」

・膝立ちしてるあひの肩に手を置き、兄貴ヅラしてるタニオカさん。まるで兄貴に見えない。
・あれ?おかしーな。パリア@タニは、まさに兄貴なのに。
・こーゆー男っぽいナンバーだと、どーにもタニが子どもに見える。でも、そのなかで自分を模索しオトコを磨くタニが、たまらなく愛しい。
・ともちはリアル海賊みたいだ。

・ナンバーが明るくなると、タニの顔もパッと明るくなる。タニオカさんの笑顔は、世界最強。
・きゃあ〜!って思ったとたん、すぐ後ろ向きになっちまうんだよ、ちっ。
・タニが銀橋で「ネオ・ヴォヤージュ!」と目線決めて指さすと、毎回「私?私に?!」ってテンション上がりまくる幸せな馬鹿がここに1名。
・みんな楽しそうでいーな。とくに楽近くは、ガイチの笑顔が胸に沁みた。
・だから、最後は盛り下がらないで欲しーの。

・ハロウィン。結局、ここ好きなんだろ?
・タニの鬘がかっこいー。
・まりえった♀の鬘が可愛い。
・和がすげー美少年。
・女の子ちゃんがみんな可愛い。なかでも杏アリスは、ちょー可愛い。
・かざりじんの少年は、ある意味最強。
・タニの特大ウインクは、正しく最強。

・シカゴ。たかちゃんはほんとにスーツ似合うね。
・ハナちゃんのスーツも素敵。少女から大人の女まで、何でも演れます在位12年、すげー。
・いづみちゃんの歌に雰囲気あって、かっこいー。大人の場面って匂い、さらにアップ。

・ニューヨーク、タップステップ合戦。たかちゃんセンターでタニあひ。あひがタニと対で並んでて嬉しー。
・と言いながら、タニばっか見てしまう。あひごめん。
・たかちゃん「スラップ!」、あひ「シャッフル!」、タニ「バッファロー!」
・なんでタニだけ「水牛」。しかも字余りぎみで、音テキに響きもあんまかっこよくない。
・これ、ステップの名前で、各々自分の叫んだステップを踏んでるらしーが。
・でも、水牛……。
・ここのタニは、すげー色っぽいのよ!マジで!(力説!)
・タニがバシバシ目線飛ばすと、毎回「私?私に?!」ってテンション上がりまくる幸せな馬鹿がここに1名。ほんとに目線上手い。スターさんなのね。
・ウインクされて、あーもー死んでもいーと思う。え、別に私にしてるんぢゃないですか、あーそーですか。

・アステアメドレーだからって、なにも全部タップにしなくても、と思うんだけど。
・真っ黄色のスーツに真っ黄色の髪、ガイチすげー。
・公演最後の休演日明け、ガイチの髪は目に痛いくらい鮮やかな黄色になっていた。体育館掃除に使うモップを思い出した。
・紳士の並び。芯がまりえった、すっしー、両脇にはっちゃん、たけちゃん……以下見事に香盤順。どーにかならんのか。ともち十七もいるのに。
・でもガイチのすぐ後ろで踊るまりえったは、にこにこ楽しそーだ。今回は組長芯もアリかな、と思う。
・だけど香盤順だと、ともちの巨大さがやたら目立つ。やっぱ芯に持ってけよ!と思う。
・で、どっちだよ?

・あひるい銀橋渡り。おお、あひが銀橋渡ってるーー!素直に嬉しー。
・タップを踏みながら銀橋を渡るタニオカさんは、とーっても得意そーだ。満面の笑み。えくぼが最強。
・銀橋のたかちゃん「熱いリズム感じて2人は溶けあう」って歌に応えるよーに、下手花道でしゃかしゃかタップを踏むハナちゃんがすげー可愛い。場面ごと、見事に変わる顔は超絶。
・裾にふわふわがついたドレスも可愛い。

・「ワンツー!」「ショータイム!」、やっぱタップなげーよ。音もきたねーよ。
・でも、タニオカさんがとーっても得意そーに踊ってるから、こっちもつい、一生懸命拍手をしてしまう。
・タニオカさん、汗だく。

・カチャ、細っ。ロケットボーイのスーツがタプタプ。
・宙組ロケットといえば暁GO。カチャを観よーとしても1人置いてGOがいるから、どーしてもGOに目を奪われてしまう。
・「GO!GO!」と黄色い声で叫ぶ、GO以下ロケットガールズ。
・GOはいつも足と一緒に「タタタ、タタタ!」と口を動かしている。
・GO中心で観てしまうから、タップのロケットってみんなそんなもんなのかな、と最初は思ってた。
・ある日、ふと気になって全員の口元をじーっと観てみたが、そんなのGO以外誰もいなかった。
・それでもGOはひとり「タッタタラッタ、タッタッタ!」と元気よく口ずさみながら、元気よく足を上げている。
・頑張れ、暁GO!

・海の上のピアニスト。場面的に微妙てゆーか、なんかズレてると文句つけたのは自分。
・でも、銀橋でぐあばっ!と起き上がるピアノマン@タニの苦悩を目の前で観たいがために、オクに手を出して複数回の上手前方席をゲトしたのも自分。
・上手で歌うガイチの手下?の女たち、役名は「ピアノ魔女」てゆーらしー。「ピアノマン」「ピアノ魔」「ピアノ魔女」、演出家のセンスを本気で疑う。

・それにしても、ピアノ魔@ガイチの歌は難しそーだ。
・それにしても、ピアノ魔女たち恐すぎ。とくにあゆみさん、そしていづみちゃん。
・ロシアンビューティー@すず。芝居の家臣で、パリア@タニに酷い仕打ちをした奴だ。許しがたいが、ダンスは上手い。
・チャイナレディ@ちぎ。男役の演る女役の線を出しながら、すげーいい女。
・スパニッシュガイ@十七和カチャ。綺麗すぎてうっとり。
・炎の男@あひとも。でかすぎてびっくり。
・そして、白いタニと黒いガイチの並びは、美しすぎる。
・顔を歪めて苦悩するタニの後ろで、実は暁GOもめちゃめちゃ顔を歪めて踊っている。
・タニオカさん、汗だく。

なんだよー、文字数足りないじゃんかあ!
いつまで『ネオ・ヴォヤージュ』引きずってるんだか。
私は決してこのショーを、作品として好きなわけぢゃない!決して!

……なんだけど、公演メモは次回に続く。
えーと。
私の中で、宙組公演は終わってませんから。
第3景で止まっておりました『ネオ・ヴォヤージュ』、続きます(笑)。

第4景「ファイナル・ヴォヤージュ」。
フィナーレ、好き。
大好き。

タカタニデュエットダンスが好き。
大好きだから。

下手からタニが出てきて、タカちゃんと踊りだしたとき、最初は驚いた。

ここは、ガイチでしょ。
ガイチの退団公演で、トップは同期のタカちゃん。ここは2人に踊らせるべきでしょ。
私たちは、そーゆー愛を退団公演で観たいんだよ。
タニじゃ駄目じゃん。違うじゃん。
いくら私がタニ好きでも、違うと思う。
だから、不満だった。今でも、どっちを観たいかって聞かれれば、「ガイチ」って答える。

でも、タニなんだもの。じゃあ、タニで楽しむしかない。                                                         

そう思ったとき。
タニのきらめきに。
私の心、すべてを。もっていかれた。

タニが出てきた瞬間。
きらきらの。きらきらの。
光が、射す。
その輝ける美しさに。まばゆさに。
隣のたかちゃんすら、もう見えなくなる。

きらきらの美しい粒子だけを選んで。選びぬいて。
神が創られた。
この世でもっとも完璧な造形物。
この世でもっとも美しいひと。

大和悠河。

真っ直ぐな、その眼差し。歪めた、その唇。流れおちる、その汗。
襟を持つ気高い指先も。空を蹴るしなやかな爪先まで。
すべてが比類なく。
美しい。

奇跡のように、美しいあなたが今。
奇跡のように、ここにいてくれる。
奇跡のような、この幸せに。
息も止まるほどの、この幸せに。
ただただ。心震える。今。この幸せに。

う、「デュエット」ダンスの感想になってない。
や、たかちゃんも見てますよ。えーと。たまには……。
だってえ、フィナーレの燕尾。
タニ、さいこーにかっこいーんだもん!
こーゆー、男役!みたいな顔で踊ってるタニが大好きです。

ここね。
ファンミや映像でもタニが繰り返し強調していた「スカっとさわやかに踊る」とこ。らしい。が。
タニオカさん、「スカっとさわやか」か?
眉間に皺よせて、苦悩する男演ってるよーに見えますが?
もし、タニ本人が「さわやかを表現しきってる」と信じてるなら。
たぶん、違うと思う。

でも、すべて正解だから!タニのきらめきには、それだけの力があるから!(力説)
あの美しい姿を前にして、どんな理屈が通用しますか?

あ、パレードの笑顔もね、好き!大好き!!だあいすきい!!!
こーゆータニは可愛くて、すげータニらしくて、好き。
最強の笑顔だと、しみじみ思います。
階段降りの爆裂歌唱?
は?何か問題が?(にっこり)

はっじめてのっ、ネオっ・ヴォヤージュっ!!たっびにでるっ、ネオっ・ヴォヤージュっ!!

なんて男らしー歌声なんでしょーねっ!(真顔)

目線も上手いのお。
オペラ越しだと、絶対私見てるって確信しますもん。
2階立ち見でも、そー思うから!(真顔)

ああ、今日もタニオカさんが、私を見つめてくれた。
うう、私に手を振ってくれてる。
あう〜、幸せ〜。(めろり〜ん)(てかお前、ほんと幸せなやつだな)

最初はめちゃめちゃ文句言ってたくせにね。
このショー、けっこー楽しんじゃった自分が恐い。
タニオカさんの場面については、微妙なとこもかなーりあるんだけど。
ほら、彼はその存在で、すべてを正解に変えちゃうから。
批判しよーがないのよ!(真顔)

結論。ひたすらに、タニちゃんラヴ。

(ジュンタ@タニオカ祭り爆走中)
東宝では月組始まってますが。いまだ、宙組引きずってるんで。
今から語ろー、『ネオ・ヴォヤージュ』!(笑)

なんてゆーんだろ、盛り上がりに欠けるつーか、暗いつーか。
オーソドックスな宝塚のショーってわけじゃない。
暗い……たぶん耽美な線狙ってると思われる場面。
それがことごとく、しかも微妙にずれてるよーな気持ちの悪さ。
いかにも、おぢさんが創りました、みたいな。

第1景「ニュー・ヴォヤージュ」。
開演前の舞台に「船首に人魚像のある船」が現れる。これでもう、萎えます。
えーと、これ人魚なのか?
気色悪いんだけど。
小学校のグラウンドにあった、トーテムポールにしか見えないんだけど(あ、今の小学校にもそんな物があるかは知りませんが)。

私の心は息絶えた。愛ゆえにお前を沈めて愛した。

恐いよお、呪いだ呪い。
なんだか心が冷えてゆく。
それでも、セイレーン@ハナちゃんと海賊@たかちゃんのデュエットダンスは美しく、物語の始まりを感じさせてくれるのだが。
たかちゃんの衣装、かっこ悪くないですか。
形悪い、特にズボン変。鬘も変。
微妙だ。

セイレーンの歌声で、眠っていた海賊たちが目覚める。
夢を求めて立ち上がる。

う。
海賊のなかに子どもが混ざってる。
そう、タニオカさんだ。
微妙だ。

ああ、パリア@タニオカさんは世界いち、オ・ト・コ!なのに。
どーしてショーになったとたん、こーもオトコ度が下がってしまうんだろー?
セイレーンを誘惑してる(つもりの)タニオカさん。
処女の顔になりきった、百戦錬磨の女に。
経験豊富な顔を繕った、キヨラカな男が。
愛を囁く。

あれ?
タニオカさん、完璧に振り回されてるし。
タニオカさん本人は、あまり振り回されてる自覚ないみたいだし。

や、好きですよ。そんなタニがね、好きなんだもん。
好きだけど、このダンス。
微妙だ。

ライトが明るくなり、激しいリズムが鳴る。
氷の世界が熱帯に変わる。男たちは生きる力を取り戻す。
故郷カリブの歌を、生きる喜びを、歌い踊る。
ここ好きい!大好きい!
パァーっと華やかになって。みんなの笑顔が眩しくて。
(はっきり言えよ、タニの笑顔が眩しーんだろ?はい、そーです、ごめんなさい)

なのに、何で最後。

私は忘れない。愛のとき。ひゅ〜う、ひゅるるる〜、ひゅるひゅる〜……。

セイレーンの呪いですか?
海賊たちを呪って、再び氷の世界に閉じ込めちゃううんだよね?

どーしてもそーとしか思えないの、ここ。
実は、海賊たちはセイレーンに祝福されて旅立つ……らしーんだけど。
心も凍るこの場面に祝福を見出そーと、すげー努力しました。
しかしながら、何回観ても。

祝福を感じることはできませんでした。

恐いよお、呪いだ呪い。セイレーンが呪ってるよお。
どーしてこんなに盛り下がった終わりかたなんだろーか。

第2景「リバー・ランズ・フリー」。
最初が問題?の「ハロウィン・マジック」。
や、ハロウィンマン@タニは、ほんとーに魅力的です。好きです。
でも、11/14に書いたけど、場面的にはどーなの?ここ。
ダークに持っていきたいの?何が言いたいの?
微妙だ。

ここからが、ひたすらタップ。
全4景のうち、ほぼ丸々1景がタップというのは、いくらなんでも長いだろ。
まず最初に、ラヴァーマン@たかちゃんのサンドタップ。
スーツ姿のたかちゃん、それはそれはかっこいーです。
だけど、このサンドタップがすげー中途半端。
前方席だと、たかちゃんの足元の砂が散るのが判る。きれー!
かっこいー!ここからっ!

ってとこで、サンドタップ終了。は?
うそーん!その砂場は、歌ういづみちゃんのお立ち台?に変わっちゃうのよ。
こんなんだったら、やんないほーがマシな気がする。

その代わりだかなんだか、ふつーのタップはやたら長い。
音もいまひとつ揃ってないし、えんえんえんえんと、しかもラインダンスまでタップにする理由が解りません。
『ソウル・オブ・シバ!!』みたいな使いかただったら、タップもスパイスになってかっこいーと思うんだけど。
ここまでやられたら、飽きますって。

ただ、リピートかけりゃ、タップ長いのは了解済みだから。
いちばん、「ワン・ツー!」「ショータイム!」なのも、この場面なの。
そのうちに、だんだん楽しくなってきました。
明るいみんなの顔が好き。
(はっきり言えよ、タニの顔観てりゃ楽しーんだろ?はい、そーです、ごめんなさい)

第3景「フォルテシモ!」。
「海の上のピアニスト」てゆー副題がついてる、恐ろしく長く、恐ろしく微妙な場面です。
まず、セットが微妙。
耽美(に、したさそー)な場面に、あのとほほな音符と、とほほなピアノはありえないだろ。
そして照明も微妙。そしてなによりも。

タニオカさんが微妙。

耽美(に、したさそー)な場面に、あのとほほなタニオカさんの顔はありえないだろ。

銀橋にピンスポ。
ぐあばっ!と起き上がる、記憶を失くしたピアノマン@タニオカさん。
苦悩に満ちてるらしーその顔は、具合が悪くなった急病人のよーだ。
と、やにわに。
劇場を揺るがす声で歌いだす。

ごごはどごおおーー?ぼぐはだでえええーー?
失くじだものざええ、解だないいいいーー!

や、マジで。
アンタ、だで?てか、誰?

私はタニの歌もぜーんぜん許容範囲内です、イタいタニオカファンですから。
にしても、ここであの音痴は致命的。
耽美(に、したさそー)な場面、ぶち壊し。

さて。
船上のラウンジとやらで、ピアノ魔@ガイチに翻弄されるピアノマン。
思い出の女たちが、次々と彼の前に現れる。

ああ、そんなとーっても嬉しそーな顔で。
にこにこきらきら笑わないでくれ、タニよ。
耽美(に、したさそー)な場面、ぶち壊し。

にこにこきらきら笑った、そのすぐあとで。
口を尖らせ、右眉をピクピクさせ、顔ぢゅうを歪めて悶えまくるタニオカさん。
渾身の力で振りまくのは。
毒。
らしい……。………。
何故か赤面してしまう私。
悶えまくりながら、「ぎぐえあああ!」「うおえわあああ!」とか叫ぶタニオカさん。

ああ、一生懸命大人の男ぶってるときに。
そんな子どもみたいな声出さないでくれ、タニよ。
耽美(に、したさそー)な場面、ぶち壊し。

でも。
苦悩に満ちるピアノマン@タニオカさんの姿が、仮に。
場面として全面的に間違っていたとしてもですね。

好き。大好き。

翻弄されるピアノマン@タニオカさんの毒が、たとえ。
どれだけ間違っていたとしてもですね。

真っ白な衣装に身を包み。
顔を歪めるタニオカさんの。

すべてが。
美しい。

即ちそれで。

正解に変わるのです。

ピアノが燃え上がり、船は炎に包まれる。
再び記憶を失い、倒れこむピアノマン。

白目剥いてセリ下がっていくタニ。
かなり、イッちゃってます。
空を掴む指先にいたるまで、イッちゃってます。

いーの。まるっとOK。
全部、アリです(理性大崩壊)。

で、第4景。
と思ったのですが、文字数が足りないよーです。

フィナーレ、好きだわ。

ええ。タカタニがね(にっこり)。

では。
タニオカ偏愛に満ちた『ネオ・ヴォヤージュ』語りは、まだまだ続く(にっこり)。
ニーズもないのに、書き続けますわ(にっこり、にっこり)。

(ジュンタ@タニオカ祭り大続行中)
11月19日、この日は『不滅の恋人たちへ』前売開始日……そう、そして公演ポスターの発売日でありますっ!(鼻息っ!)
公式で見るだけでうっとり〜なタニオカさんのあの画像のポスターですよ、ポスター!
デッカいタニオカさんですよっ!!
喜び勇んでキャトルレーヴに駆けつけましたっ!

……てのは、半分嘘ですが。
この日はkineさんが帰省されておりまして、サトリちゃんの帰朝報告会を兼ね、3人で食事の約束をしたんです。待ち合わせ場所にキャトルを指定なさったのは、kineさんだもーん。

しかしキャトルに着いた私は、お2人への挨拶もそこそこに、『不滅』のポスターの前ででれんでれん。

いやん、タニオカさんが。
私を。
見つめているっ!(鼻息っ!)

(てゆーか、カメラ目線なだけだから。落ちつけよ、自分)
なぜか、横に立つkineさんをバシバシ叩きだす私。手が止まらん。
買うわっ!ええ、もちろん2枚!1枚は部屋に貼って、1枚は保存用よっ!

「すみません、『不滅の恋人たちへ』のポスターくださいっ。えーと、2枚ねっ!!」
「はい。あ、……あちらの大きさでよろしいですか?」

キャトルのおねいさんが、展示してあるポスターを指す。
もちろんそれは、いわゆるポスターサイズ。

「えええ?!もっとデッカいサイズがあるんですかっ!!(鼻息っ!)(大こーふん!)
じゃあ、デカいほーのを2枚っ!!!」

「……いえ、あの。もっと小さいサイズなら。ございますが」

生温く微笑むおねいさん。

そ、そーだよね。ポスターだもんな。あはは……はは。

ポスター2本抱えて日比谷から帰ってまいりましたが。
あらためて広げてみると、ポスターったらデカいんですってば。
(これよりデカいのを買う気になってたくせに)
どこに貼るんだ、これ?

困ってたら、ドリーさんからアドバイスいただきました。

>ポスター貼る場所がないときは天井に。
>タニオカさんを見つめながら眠りにつくのですわ♪

だめ、だめっ!
タニオカさんを見つめていたら、一晩中まんじりともできませんわっ!(鼻息っ!)
それに違う、違うの。

タニオカさん、が。
私、を。
見つめているのですわ……!(にっこり)

にしても、この写真。
殆ど顔描いてないよね、タニ。すげー自信。
ほっんと綺麗なのよお〜!(めろり〜ん)
つーかさあ……。美「少年」としか言いよーがないんだけど。
だっ、大丈夫なんか?

>19世紀フランス文学界に実在した女流作家ジョルジュ・サンド、伊達男アルフレッド・ド・ミュッセの情熱的な恋をモデルに、大人の愛の物語を描く。

つまり。
「伊達男」の「情熱的な恋」で、「大人の愛の物語」……なっ、なんだよね?!

>パリの名門校に進学したミュッセは、やがて文壇に颯爽と登場し、その上品な容姿、ダンディな服装、ニヒルな眼差しは、女性の心を揺さぶるには充分だった。

「上品な容姿」うん、いーよ。
「ダンディな服装」う、うん、まあいーや。
「ニヒルな眼差し」え、えーと。あのう……。

>しかし彼は愛していた女性の裏切り以来、女性を蔑視するようになり、勝手気ままな生活に明け暮れながら、その伊達男ぶりを発揮していた。

「女性を蔑視する」「勝手気ままな」「伊達男」のタニオカ……。

う。
なんかすげー心配。
空回りするタニが目に浮かぶよーな……や、気のせい、気のせい。

いえ。
いいの、大丈夫。
いまや、どんなタニオカさんでも。

愛せます。

ええ、きっと!(にっこり)

緑野さん、「み」さん、ありがとうございます。
お2人の愛あって、タニオカさんの伊達男っぷりを観にいけます。
伊達タニ〜!大人タニ〜!(崩壊)

てゆーか、早くもタニギレなのよお。タニに会いたいの。会いたいの。
会いたいんだよおおおおお!!!!!(大崩壊)

さてと。
タニバウ遠征の裏番組『ベルばら』、1回くらいは観ておくべきですかね?
(これでも贔屓組は星と、まだ言い張る。や、星担改め「単に星組が好きな人」なんですけどね。て、kineさんの真似してみる)

(ジュンタ@タニオカ祭り改め、伊達タニ祭り大開催中)
『ネオ・ヴォヤージュ』ハロウィン・マジック。

あの場面、タニファンには人気あるみたい。舞台写真も、真っ先に売り切れてたし。
でも、私は単純に好きと言いきるのには、ちょっと抵抗があるんですね。

ダークなセット(でも、しょぼい)に、ダークなメロディ。
ハロウィンマンが、子どもたちを闇に誘う。
一転して明るいリズムに乗せて、ハロウィンマンの世界に引き込んでいく。そしていつのまにか、子どもたちは闇に飲み込まれ……。
童話の世界の裏にある毒気、明るさの奥にある残酷さ。そーゆー場面ですよね?

でも。
登場するハロウィンマンは、妖しさを漂わせて……ないしぃ。
音楽はダークで、タニ本人も妖しさ全開気分みたいだけど(妖しくありませんって)。
明るいメロディになると、そこはもー、タニオカワールド!
どの子どもよりも、可愛いの。すげー可愛い。明るく楽しそーに、子どもと一緒になって遊んでます。
タニにしか出せない魅力、めちゃめちゃキュートなハロウィンマン!
やっぱ好き!大好き!……だけど。
毒は、ない。

だいたいね、タニに半ズボン穿かせて、毒も何も要求するほーが間違ってる!演出家のコンセプトが解らん。
タニが悪いんじゃない。
ただ単純に「タニちゃん、可愛い〜!」ってうっとりするには、あまりにも中途半端すぎる場面展開に、どーにも釈然としない思いが残るんですよね。
とか言ってても、踊ってるタニにめろり〜ん、暗転前の特大ウインクにでろり〜ん、なんだけどね(笑)。
それでいーんだろーか……。……。

て、思ってた筈なのに。千秋楽で。
後ろ向きにスタンバイするハロウィンマン。
「闇に生きていけるか」
振り向くと。
衣装一面にパンプキンのアップリケをペッタペタくっつけて、右肩にはパンプキン人形、左手にパンプキンのパペット、右手は緑の怪獣?のパペット。
客席がどよめいた、その瞬間の。

タニの、ちょー嬉しそーーーな顔!!!

全身の血が、どあどあどあどあ〜と駆け巡りました。
(たぶん客席で「うーーー」と声を漏らした。あぶない奴)

そして。
パペットを得意げにぴょこぴょこ動かしながら、一緒にぴょんぴょん飛び跳ねるタニに。
誰よりも楽しそーに、何よりも幸せそーに、ぴっかぴかの笑顔を振り撒くタニに。

全身の血が、ぼこぼこぼこぼこ煮えたぎりました。

きらきら、きらきら輝いてるんだもん、タニ。
太陽なの!
世界最強だってば、あの笑顔!
他のとこで何がどー間違っていよーと、タニはあれでいーんだ……。

場面コンセプトなど、もー、どーでもいー。

私は、ただ単純に、ハロウィンマンが大好きと言いきっちゃいますっ!

パンプキンのパペットは、ハロウィンの日も左手につけてたの。
そのあとのトークショーで、「袖に入ったら進行のお兄さんに『左手のパペットと一緒に、(手袋だけの)右手も動いてたよ』って注意されちゃって。私、不器用なんだあ。左手だけ動かそーとしても、右手がつられちゃうんですう、あっははは〜」って、豪快に笑ってた。
あ、それで楽は両手にパペットなのね。
思う存分、両手ぴょこぴょこ動かしてたもんね(笑)。

結論。ハロウィンマン@タニオカさんの笑顔は、世界を救う。
(ジュンタ@引き続きタニオカ祭り大開催中)
私が『ネオ・ヴォヤージュ』を好きになれないのは、作品としての退屈さもあるが、誰もが言うように「ガイチの場面が無い」ことも、大きな理由のひとつである。
タニオカ大売出しのこのショーは、タニファンとして喜ぶべきなのかもしれない。
だが、最初に観たときは唖然とした。
え?ガイチが芯の場面、無いの?ガイチ、これで退めるのに?

ピアノ魔だって素晴らしい声を聞かせてくれるが、真ん中で踊りっぱなしのタニに客の目は取られ、結局ガイチは横で歌っている人でしかない。
仲間たちで、「タニが操るピアノ魔、ガイチが翻弄されるピアノマンを演る。そのほうがキャラも合ってるしね」と、話したりもした。
まあ、タニにあのピアノ魔の歌は……無理だろうけど(笑)。
たかちゃんとの男役デュエットダンスだって、ガイチに踊って欲しいさ。
いくら、タニオカ祭り大開催中(笑)の私だとしてもね。
同期トップと組んで、宝塚最後の燕尾を踊る。私たちはそれを観たいのに。
退団公演って、そういった愛に溢れたものであって欲しいし、また、そうあるべきだと思う。
エトワールの旅立ちの歌はガイチに相応しく、そこはいいんだ。
でも。そこだけって、いったい……。

東宝で初日を観て、それがとにかく不満だった。
しかし、何度も公演を観るうちに。
そして、千秋楽が近づくにつれ。
ガイチの笑顔を見ていると、もう何も言えないという気持ちになってきた。
ガイチは与えられたその場を、ほんとうに幸せそうな顔で楽しんでいたから。
退団者の多くがそうであるように、楽近くのガイチからは美しい光が放たれていた。
誰がなんと言おうと、ガイチは今、幸せなんだ。
それなら、いいんだ。扱いがどうとか、私たちが口を挟む前に。
あなたが幸せなら。

東宝千秋楽。ガイチ宝塚最後の日。
この日のルーナ伯爵のすさまじさを表現できるだけの語彙が、私に無いことが悔しい。
きっと、映像でも分からないと思う。彼が持てる哀しい叫びの、ほんとうのところは。
ガイチだけではないけれど。千秋楽の『炎にくちづけを』はすさまじかった、何もかもが。
作品と別れるのが、ただ。哀しかった。

ショーのガイチは、どの場面でも花をつけていた。今日で最後、その日の胸につける花。
いつもそうだが、この退団者の花を見ると、涙が滲んでくる。
プロローグの赤の衣装は、赤い花と金の羽。
ここのガイチソロで、今日だけは拍手が入った。歌と拍手が被るから、声聞こえなくなるんだけど(笑)。
でも、ショー最初のガイチソロを包む、温かい空気が嬉しかった。
ガイチ、晴れやかないい顔で歌ってたなあ。
タップの黄色燕尾は、オレンジに近いような黄色のコサージュ。
ピアノ魔は、白い花のついた白の羽飾り。
青燕尾は、胡蝶蘭を一輪。これ、すごく綺麗だったな。
フィナーレは、薄紫のコサージュ。

エトワールは、大きな大きな拍手に迎えられて始まった。
幸せな、ほんとうに幸せに満ちた、優しい歌だった。
ムラで同期が観にきた日に泣いて歌えなくなったことがあったと聞いたが、東宝で私が観た日は、いつもにこやかにしっかりと歌っていた。
楽のニ日前にコウちゃんが観にきていたが、その日も涙はこぼさなかった。
客電が点いてもえんえん泣き続けていていたのは、コウちゃんのほうだよ。
そして、最後のこの日も、詰まることなく歌いきった。
涙をこらえていたのかもしれない。濡れたような声にも聞こえた。
美しく、誇り高く。幸せな歌だった。

今、私は初めての旅に出る。終わりのない夢を。夢を追って。

ガイチの新しい旅に、終わりなき夢に。また多くの幸せがありますよう。
祈らずにはいられなかった。

サヨナラショーも話には聞いていたけれど、ひたすらガイチ一人で歌い続けているのが、少し淋しかったな。
もっと、たかちゃんや宙組の子と絡んで、皆がガイチを送り出すような。そういうショーが観たかったよ。

そう思いながら観ていたが、大階段にGAICHIって電飾がきらめいたとき。
きらきら輝く、その“GAICHI”を背に。唯一人、毅然と立ち。
ありったけの思いをこめて歌うガイチに。
今日の主役はあなたなんだから、このサヨナラショーはこれでいいんだと。
あなたが幸せなら。
最後にまた、そう思えた。

夢。見果てぬ夢。ただ、追いかけてた。

「見果てぬ夢」
これ、私の大好きな歌なんだ。
そしてこの歌も、今日のガイチに相応しい。
私がサヨナラショーでいちばん泣いたのは、ここだったかもしれない。
それは、個人的な思い入れにしかすぎないけれど。

薔薇の花を投げながら、銀橋を渡る。最後の一輪はたかちゃんへ。
ぼあ〜っとした顔で受け取るたかちゃん(笑)。
緞帳が下りるそのときまで、ガイチはずっと笑顔を絶やさなかった。

挨拶も、涙はなかった。
「心穏やかに、このときを迎えることができました」
「これからも、私らしく正直に、真っ直ぐに歩んでいきたいと思っています」
ほんとうに穏やかな口調で、ガイチらしい誠実な言葉だった。

何回目のカテコのときだろう。
たかちゃんと並んだガイチは、ついにボロボロと涙を流した。
なのに。そのあとで、たかちゃん。カテコ続いて、言うことなくなっちゃったのか?
「あ〜なたが生きているう、それだけがあ、わが支えええ〜」と、突如アカペラ!!?
カテコで不意打ちのアカペラを聞いたのは、トドさまの「で〜んでんむし」に続いてニ回目だよ……。……。

緑の袴の出、車に乗り込もうとするガイチ。
東宝から帝国ホテルの前まで、ぎっしりの人、人、人。
皆、いちように「ガイチ!」「ガイチ!」と叫びながら手を振っていた。
ガイチ、私たちはあなたが大好きだよ。
今までも。これからも。

私たちの思いが、彼に届いたのだろうか。
そのときガイチは、ただ、子どものように。
激しく泣き出した。
私たちの前で見せた、今日いちばんの涙。
きっとこれは、幸せの涙なんだよね。よかった。
あなたが幸せなら。
ほんとうに、よかった。

初風緑。
今までのあなたに、ありがとうを。
これからのあなたに、幸多かれと。

そして、同じくこの日、緑の袴で旅立っていった。
るりちゃん。キティちゃん。花珠ちゃん。ももちゃん。
これからのあなたたち皆に、幸多かれと。

心からの。ありがとうを。
ハロウィンに、ハロウィンマンに会いにゆけ!

10/31ハロウィン当日、東宝終演後にファンミーティング(てゆー名のトークショー)が、MXTV主催で行なわれました。 ゲストはタニねっ!
もー、月末に仕事休むの、どれだけ苦労したかって!
全部、パリアのせいです(きっぱり)。

最初に、緞帳をスクリーンにして「カフェ・ブレイク」タニの回を上映。
ま、画面大きくて楽しーけど。これ、家で暗記するほど見てるしな。と思ってたら、後半は記憶に薄い。
……あ、ショーの話題になるから、DVD止めちゃうんだった(笑)。そして、『炎にくちづけを』に戻して繰り返し見てるのだっ。
タニさえ克服すりゃ『ネオ・ヴォヤージュ』も楽しいぞ、などと大口叩いてはみても。
やっぱ、このショー基本的に好きじゃないんだよう。

映像のあとは、いよいよタニオカさん登場〜!MCは久路あかりさん。
銀橋の前に座ってくれるんだよお。近い、タニが近い、目の前だっ!(ハァハァ)
ね、パリアだと思ってるから「可愛い!」じゃなくて「かっこいー!」って言いたいじゃん。なのに。
タニオカさんったら。
ハーフパンツ穿いてきたんですねえ。
半ズボンですよ、半ズボン!
「(●▽●)かっこいーでつか?」
あんまり似合いすぎて、とほほ。
そう、『ネオ』のハロウィンの衣装を意識して、半ズボン……や、ハーフパンツにしたんだって。
真っ白のスーツ、ハーフパンツで真っ白のロングブーツ!
すげー……可愛いっ!!(結局、「可愛い」なのか)

とにかく、ほんとにほんとにすっげーーー可愛いのおおお!
お肌も透き通るよーに白く、つるんつるん。
言うまでもなく、ちょー小顔。足、長ーーーっ!で、細っ!
人間じゃない、たぶん妖精だ、絶対に妖精ですって、ええ。

「ちわー、大和悠河でえす!」
さばさば喋りだすタニ。
顔は可愛いが、喋りは男らしー(めろり〜ん)。
とにかく、みんなを楽しませよーといっしょーけんめー喋ってくれるの。それがめっちゃ伝わってきた。
うっすら汗まで掻いちゃって。
なんて、なんて!
真っ直ぐな人なのおおお!(でろり〜ん)(汗ばむタニに崩壊寸前)

その喋りね、なんかやたら擬音が多い。
たとえば、今回のパリア。

「最初にガッ!みたいな、死ぬ時ガツン!!っていって、お客さんにガガガ!!!って!」

身振り手振りで熱弁をふるわれるも、まったく意味不明。
あのお……長嶋監督ですか?(もちろん長嶋さんの生トークなど聞いたことはない)

本能なんだ。
パリア@タニは本能なんだ。
だから本人も「ガッ!ガツン!!ガガガ!!!」としか言いよーがないの。
思った通りよ!タニ自身がパリアなんだわっ!(思考回路崩壊)

「親友であるマンリーコのために命を落としても構わない、それぐらい彼を思ってるんですね」って、それ違うから!
そんなレベルじゃないから!
パリアの死は、人類レベルだから!
パリアこそ、ジーザスだから!

ジーザスは磔にされた時、己のことなど考えなかった。
ただ弱い者を哀しみ、赦し、救いを祈った。
そして彼は、神となった。
ほら!パリアだって、本人は分かっちゃーいない!
パリアは……いえ、タニオカさんはネ申なんです!(きっぱり!)(思考回路大崩壊)

「死ぬところでは……」
え、何、なに?教えて、パリア!
私の心を直撃する、あの場面で貴方は?!

「モヘモヘ」

……は???

「えーと、このモヘモヘ(と、素のサラサラヘアを指す。て今、モヘモヘぢゃないしぃ)も、ちゃんと綺麗に影に映るよーに気をつけてまあす!」て……。………。

でもね。
好きな台詞を聞かれて、「ジーザスって誰だ?」のくだりを素のタニオカ声でサラっと言ってくれたのっ。
もー、ここ一連の台詞は、私テキ「詔」だからっ!!
私は客席で、パリアの影のごとく崩れ落ちたのだった……。

ショーのたかちゃんとのデュエットダンス。
「スカっとさわやかに!を表現してます」
えええ?
あれは「スカっとさわやか」が演出家の意図なのか?
てか、タニ自身「スカっとさわやか」には見えないぞ?!
(スカっとさわやかにやりとげてくれれば、あんな微妙感はないと思うの)
(でも、いまやその微妙感すら愛しいの)

太田先生と木村先生の物真似もご披露くださって……が、元が分からんから、似てるのかどーかも全然分からん。
だけどね。
顔を真っ赤にして必死に真似するタニは、ひたすら健気で。ひたすら可愛いくて(どきどき〜)。
あかりさんによると、太田先生はかなり似ていて(楽屋で上級生相手に闇連したらしい)、木村先生は全然似てないそーだ。

なんで太田先生かてゆーと、来年のバウね。
「大人の恋のお話です!大人の!大人の!大人の!大人の恋!」と、声を大にして主張するタニオカさん。
たたたたたっタニオカ主演の「大人の恋?!」と私は大爆笑、いえ大感激!(てーことにしとく)
正月がどーした!這ってでもバウに行くぞおおお!と決意あらたにいたしましたっ!!
で、家帰って公式開けたら、ちゃんと書いてあった。

>19世紀フランス文学界に実在した女流作家ジョルジュ・サンド、伊達男アルフレッド・ド・ミュッセの情熱的な恋をモデルに、大人の愛の物語を描く。

なんだ、みんな知ってたのか。
で、何?伊達男て!
口尖らせて、右眉ピクつかせて。
「(●▽●)えっへん!伊達男でつ!ボクにピッタリでつね」
きゃああああ!恥ずかしいーーーっ!!
……絶対バウ行こーっと!!

他には、青年館『THE LAST PARTY』の話。
「同じメンバーで1年後に東京に行けて、ほんとーに嬉しーです」て!
相手役、月に嫁入りしたやん!どー考えても変わるやん!それくらい、ここにいる皆が知ってるつーの!

えーと、天然ですか?
それともやっぱり、ネ申ですか?

はい。
確実にネ申ですねっ!(きっぱり!)

最後に抽選会。色紙とか(目の前でサインしてくれるの)、サイン入りポスターとか。
焦りましたよ、当たったらどーしよーかと。
こんな汚い私ごときが、あの美しいかたから手渡しで物をいただくなどと!めっそーもない!

ええ、心配には及ばず。カスリもしませんでしたわ。

色紙はいただけませんでしたが。
ただただ。
タニオカさんからいっぱい、いっぱい、いっぱい幸せをいただいて、帰路につきました。

結論。私はそーとーな勢いでタニオカさんにやられているらしー。
こっ、こんな筈ではっ!!

あ、出まで見ちゃいました。
でね。でね。

ぴっかぴかに光る電飾パンプキンを胸にくっつけて出てきたの、タニオカさん!
素顔のリアルハロウィンマン!
あーーー、もー駄目!素敵すぎ!(めろめろ〜めろめろ〜)

カボチャがあんなに似合う人を、私は他に知りません(きっぱり)。

……壊れました。
タニちゃあああん、好きだあああああああっーーーーー!

(ジュンタ@タニオカ祭り大開催中につき、日記をバナナ色に染めてみました)
>花様退団出ました。

ドリーさんからこのメールを受け取ったとき、私は東宝に向かう道の途中にいた。
ハナちゃんが、退める……。
実感のないまま、劇場に入った。
ロビーでは、皆が口々に噂していた。
「同時だって」
「ついにね」
携帯をかける人、メールを打つ人。
宝塚史上に残る日だろう。
11月8日。娘役トップ在位12年。花總まり、退団発表。

その2週間前にたかちゃんが退団発表したときも、信じられない気持ちだったのに。
コンサートに、1本立て大作。
そんなラインアップが発表されても、心のどこかで「でも、たかちゃんは退めないだろう」と思っていた。
いや、そう思いたかっただけなのかもしれない。
大好きなんだ。夢を見させてくれるタカハナが。
大好きなんだもの。
私は永遠に、夢を見続けていたかった。

さすがに前方席で観ると、「たかちゃん、最近ちょっとヤバいんじゃね?」と思うことはある(笑)。
でもね。立ち見で観れば、あの2人のすごさがはっきりと判るんだ。
オペラ、要らないもの。
2階のいちばん後ろ、壁を背に立ったとき。
その場所にまでも確実に、光は届くから。
そんな燦然と輝ける2人の姿に、心射抜かれるから。

そして、たかちゃんが退団を発表しても。
それでもまだ、ハナちゃんは退めないだろうと思っていた。
「いやあ、凄い神経だよね」なんて口では言いながら。
ハナちゃんは残ってくれると。
信じていた。

退めちゃうんだね。

そしてこの日は、この公演での退団を控えたガイチの誕生日でもあった。
私は前回の星組公演で、トドさまの誕生日に観劇したことがある。
芝居のアドリブや、ショーでのわたさんの「ハッピーバースデー!」コール、劇場を包む祝福の空気。嬉しく、心地よい、あの空気。
今日のガイチにも、思いっきり祝福の拍手を送るつもりだったのに。
この劇場の異様な雰囲気では、どうなっちゃうんだろう……。

ショーのデュエットダンス。
銀橋で挨拶するたかちゃん、ハナちゃんに、長い長い拍手が送られた。
ほんとうに長い拍手だった。
たかちゃんに。ハナちゃんに。
ありがとうの拍手。
いままで、ありがとう。最後まで、夢をください。
あまりにも長い拍手に、戸惑ったような、照れたような顔で目を合わせる2人。

そのとき大階段では、ガイチがスタンバイしていた。
いつ止まるともしれない拍手を聞きながら。
新しい旅立ちへの歌を胸に、この場所で最後の誕生日を迎えたガイチが。
暗い。真っ暗な大階段で。
スタンバイしていた。

大階段にライトが入ったとき。
タカハナへの拍手と同じくらい。いや、それ以上だったかもしれない。
大きな大きな拍手がおこった。
ガイチに。
おめでとうの拍手。
あなたが生まれてきてくれて、ありがとう。
そして、あなたと出会えて、ありがとう。
お誕生日、おめでとう。

たかちゃんとハナちゃんが、今までここにいてくれたこと。もう少しここにいてくれること。
ガイチが生まれてきて、今ここにいてくれること。
ありがとう。
出会えたことが、幸せだから。
ほんとうに、ありがとう。
私は、ずーーーっとまわりの仲間に言い続けていたことがある。
「普段化粧なら、タニの顔が宝塚イチ好き〜!」
ほんとーに私のタイプの顔なの。大好きな顔なの。
ただ。
舞台におけるアイドル@タニオカさん、これを受け入れようにも、あまりにも彼は早くから抜擢されすぎていた。
舞台成果を評価される前に、常にその容姿あってこその立場と言われ続けてきた人だ。

そして私も、そんな世間の評価に惑わされて、彼の本質を見抜けなかった馬鹿のひとりだ。

ごめんなさい。心の奥底から訂正いたします。
タニオカさんは、舞台でこそ輝くお方です。
私が間違っていました。美貌など、彼にとってほんの付加価値でしかなかったのよっ。

あー、パリア!パリアに会いたいっ!!パリアーーー!!!
(完全崩壊@タニオカ祭り大開催中)

『炎にくちづけを』、それはパリアの物語に他ならないのです(真顔)。
すべてのものを受けいれられる、やわらかでおおらかな心。
自然で自由で、強い心。
そして誰よりも、誰よりも美しい男。
パリアが機能して、初めて『炎にくちづけを』が成り立つんです(真顔)。

ジプシーが登場する。 男たちは鉄を打ち、女たちは火を燃やす。
そこへ、ジプシー軍団の中でもひときわ輝く美貌の男、パリア登場。
ここ!最初から、もーめちゃめちゃかっこいーですっ!
彼が出てくると、舞台に光が差すんだからっ!
タニの華と強い光。それがまさに、パリアの美しく強い魂を体現してるわけっ!

「さあ、今日も働くぞ!」
きゃあああああ!!!
すごいの、存在感がすごいの。堂々としてるの。
タニが、あのタニがアニキに見えます!
小さな子を励まし、目上の者を労り、女たちに微笑みかけるパリア。
仲間はみな、尊敬と憧れの眼差しを彼に向けてるのよお。

高らかに、朗らかに歌うパリア。
おおらかな美しい魂の歌。音程もかなりおおらか(笑)。
それでいーのよ。そこがいーのよ。パリアらしーじゃん。

太陽の男。

それでも初見では、ここの場面はそこまで強く胸に迫ってこなかった。
知らなかったもん、彼らの最期。
それを知ってしまったから。
彼らの日常の営みが、どれだけ尊いものだったかと。
自由で闊達な生命力溢れるこの生活が、どれだけ美しいものだったかと。
その魂の歌に、涙がとまらない。

いや、正直言うと、2回目観たときにオーバーチュアで「俺たちはジーザスが嫌いじゃない」が流れたとたん、私、泣き出したんだ。
このときのオーバーチュアは、タニオカ祭りの序曲でもあったわけで(笑)。
そう、この舞台はパリアの歌を序曲として幕が開くのですよ。
だって、『炎にくちづけを』はパリアの物語だからさ。え、違?

「幼なじみじゃないか」
からっと明るくそう言ってのけて、仲間に力を貸せる男。
幼なじみ。肌の色も髪の色も違うけど。
彼にはそんなことなんか関係ない。
違うものを受けいれる心。
それを持てるパリアは、誰よりも強い。
タニならではの明るさが、その強さをさらに輝かせる。
そして、捕らえた相手は傷つけず返す。そっちがかかってこなければ。
違うものを尊ぶ心。

その相手に、戦争のあと逆に捕らえられてしまうけど。
あっけなく殺されようとしているけど。
彼には強い魂があるから。
本当の弱者は、今まさに自分に銃を向けているやつら。
それを知っているからこそ、パリアはそのまま太陽の笑顔で死んでゆける。

「まず、俺からゆく」
この時のパリアがどれだけかっこいーかってさあ!
きっ!てゆー目に溢れる力!
「俺たちはジーザスが嫌いじゃない」、そうさ、間違ってなんかいない。
死など恐れはしない、だからすぐ、にこっと笑う。
もういちど強い目に返り、仲間たちを一喝する。
「うろたえるな!」
きゃあああああ!!!
お・と・こ・だっ!
あの!タニオカが!
お・と・な・だっ!

彼は、これができる人だったんだようっ!

次の「やあ!修道院長さん」。
「やあ!」、ここポイントだから!この顔ねっ!!
またまた、にこーーーって笑うんですよ。タニ最大の武器、ひまわりの笑顔。
だけど、この笑顔って諸刃の剣。
これを出したばっかりにすべてぶち壊し!ほら、今までのタニは、よくやっちゃってましたよ。

今回の「やあ!」において、笑顔は正しく武器として機能してます。
他の誰が、死を前にして、こんなにもきらきらと笑えますか?
どんな言葉より饒舌な、きらきらの笑顔。
タニオカの笑顔、最強!!!

ひまわりの男。

ぱっと明るく咲く、華やかなひまわりの花。
太陽に向かって真っ直ぐのびてゆく、太いひまわりの茎。
てゆーか、タニ自身が太陽だからっ!!
(なんか意味不明、書いてること壊れてないか?)
(いーの、タニが悪いの、だって私、壊れたんだもん)

パリアとして生きるタニの笑顔には、一本の芯が通ってるの。
ひたすら強く太く真っ直ぐな。
生まれもった美貌と華、プラス強さ。
タニオカ恐いものなし!!!
すげー、すげーかっこいーよっーーー!!!

あの説教もね、タニが叫ぶと全然うるさくないです。変に理屈っぽく聞こえない。
頭で考えてるんじゃないんだよ、パリア@タニは。本能が言わせてるの。
タニの本能でもあり、パリアの本能でもあり。
計算じゃないタニ自身の真っ直ぐさと、パリア自身の真っ直ぐさが、正しくリンクする。
タニであるからこそ、あのうるせーーーキムシン節がこんなにも素直に響いてくる。
タニだから、タニだからっ。
タニだから可能なんですっ、この技は!!!

ストレートすぎるんだよね、遺言。言葉がモロだもん。
キムシン、そーゆーとこちょっとな。
でも、タニオカさんの口から出ると、なんて美しい音色に変換されるんでしょーーー!
まさに「詔」ですね、これは。
(もう私、思考回路が正常に働いてませんから)
いやん、こんなに美しい説教なら、いつでもされたいわあ。
叫んで、叫んで、もっと説教してパリア!!!


キリスト教とか、ジーザスとか。信じるとか、信じないとか。
そんなことはどうでもいい。
「人間としてまっとうに生きろ」
それだけのこと。やわらかな心を持てと。
それだけのことが、ひとはできない。
パリアには簡単なことなのに。

やがて、パリアは歩きだす。
笑みをたたえ、揺るぎなく真っ直ぐ前を見据えて。
皆の先頭を切るその姿こそ、怯える仲間の燭。

立ち止まり手を組み、一瞬ふっと天を仰ぐ。
神を持たない彼が、何かに祈る。光に満ちた強靭な眼差しで。
そして答えを出す。

俺は揺るがない、何ひとつ。
そう、大丈夫。

確信した晴れやかな顔で、処刑場に消えてゆく。

パリアは知っている。
肉体は奪われても、自由な彼らの魂は誰にも奪われはしない。
自由な魂を持てない人間の、なんて哀しいことか。
パリアはそれを知っている。
だからきっと赦しているんだ。自分を撃つやつらを。
弱いやつらを憐れみ、赦し。
太陽の笑顔で逝く。

パリアの遺言。
すべてのひとに、赦しを。
すべての恨みに、赦しを。
どうか、赦しを。

それは、パリアの祈り。
強く美しい男の、最期の祈り。

崩れ落ちるパリアの影。
それはまさに、ジーザスの姿そのもの。
その影こそが、神。

ジプシーたちは、みな殺された。
そして、その死をもって。
世界に勝利した。  


結論。パリア@タニオカさんは、世界最強の男である(真顔)。
(ジュンタ@タニオカ祭り大開催中)
えーーと。
明日は誕生日なんです、私。

あのお。
今まで閉鎖的な場所(笑)で細々と日記を書いていたのですが、
思いきって表に出てみることにしました。
最初から狙ったわけじゃないんだけど、ちょーど誕生日なんで。
明日から、偏りまくった愛を叫んでみよーかと思う。

そう。
こっちにくるとき。
HOTEL DOLLYな皆さまから、たくさんのお力をいただきました。

ほんとーに、ほんとーに。
ありがとーございます。幸せです。

出会いって、うれしい。
ひとって、すてきだ。

で。
日記の名前。

「強いぞ!」

見ただけで、すぐ意味が解った貴方。
……たぶん、同志です。よろしくねっ!(ぺこり)

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