平さま@みわさんのなにがかっこいいって、愛に生きてるとこなんですよ。
その、本気で生きるさまがかっこいいんです。女子テキに(笑)。

あまりにも分かりやすく長作@あきらくん(見るからにベタな悪人←)に騙されるしね、ああああああこの人ダメダメすぎ…って100回(多いよ!)ぐらい突っ込んだけど、おさが@みりおんちゃんにとっては、完璧に王子様なんですもの。
愛に於いて、平さまは正義なんですもの。

わたしが溺愛する『舞姫』という作品では、豊太郎@みわさんは「国」を背負ってたのですね。
それがまた男としてかっこよかったんだけど。
心中って……行動にそういう大義名分がくっつけられないわけです。一幕が終わったときに若干、目がとおくなったのは、どんなに御託を並べても、所詮心中ですよ?って部分。
なにに対して「本気で生きる」の?どんなにかっこいいこと言っても、所詮心中しちゃうんでしょう?どんどん堕ちていくだけなのかニ幕?

たら。
平さまを動かしているのはひたすら「愛」だけ。まっすぐなまっすぐな「愛する気持ち」だけ。
どれだけヒーロー、王子様なの!おさが@みりおんちゃんにとって、そして全女子にとって(笑)。
それをまた景子たんが「本気で生きる」人として、巧妙に(笑)描いてるという。つまり大義名分が、できてしまった。
負けたーー、平さまと景子たんに負けたーー!

また、みわさんがほんとうに美しい。息を呑むほどに美しいのです。
なんかもう女子脳(笑)満たされるのよねええ。
茶碗屋さんごっこ(なのか)とか、せつなくて号泣……。


清吉@みつるくんのなにがかっこいいって、愛に生きてるとこなんですよ。
その、本気で生きるさまがかっこいいんです。女子テキに(笑)。

清吉は幼い頃から、小弁@べーちゃんを守る使命を持って生きてきたわけです。
ずっと小弁のことを案じ、「事件」を機に「本気で生きる」、生き抜いて小弁を守ることを考えるんです。こちらも女子のヒーロー、わたしを救ってくれる王子様なんです。

みつるくんの熱がまた、清吉をいい男に見せてる。
なんかもう女子脳(笑)満たされるのよねええ。
こんな一途な男に、守られてみたい(素)。


そしてもう景子たんの憎いところは、この平さまと清吉の対比です。
巧い、ほんとうに巧い。
愛に生き、愛に死ぬ。
愛に生き、愛に生き抜く。
それは、どちらにも意味があるのです。ほんとうは心中なんか無意味なはずなのに(笑)。

本気で生きられた平さまとおさがは、しあわせだったと思うのです。
本気で生き抜けた清吉と小弁もまた、しあわせだったと思うのです。


♪王子様に愛されたあああい、って、ときいりすさんも言ってました(え)。
女の子は皆そう思ってる……に違いない??


さて。
鯉助@みーちゃんは、わたしの(あくまでもわたしの!)女子脳(笑)を満たす役、ではないです。
嫌だあんなめんどくさい男……(えええ)(※わたしは無類の王子ズキです)

『Je Chante』のゲオルグ@みーちゃんには、完璧に女子として(笑)ときめいてました。わたしの好みとしての作品では近松>Je Chanteですが、ときめき度ではゲオルグ>鯉助です。
最初、すごい考えた。なんでゲオルグはよくて、鯉助は違うのか。
同じように惚れた女に冷たくされて、相手の男に嫉妬して、かたや殺人犯で今回はよもや殺人犯?で、似たようなものなのに……なにが違うんだろう、って。

あ。似てない。

鯉助は「本気じゃない」からだ。愛に。(愛に、だけじゃないけど)
やっと気付きました。

小弁のこと、本気で愛してたわけじゃないですよね。
虚勢を張った廓通いの中で、お高くとまってる女がいるから落としてやろう、ぐらいですよね。
ゲオルグはリーズを本気で愛していたから、結果ああなってしまったけど。愛が彼を(間違った方向に)動かしてたけど。
鯉助って小弁に対しては、そんな本気ないよね。

というかなにに対しても、鯉助って人は本気になれないんだよね。

だから女子としては、かなりこの男、無理(笑)。

と、思ったら、お蝶@まいこちゃんは、そんな鯉助の傷ついた心に向き合ってくれるという。
鯉助の心を、休ませてくれようとするのです。

そういう「いい女」、ダメな男を前にして、わたしがこの人の心を溶きほぐしてあげようという、いい女もいるんだよなあ世の中には。わたしには到底、そんな気概はありませんが(むしろダメ女の見本)。

お蝶は女郎たちの中でも、最初から一人違うんですよね。毅然とした態度で、他人を突き放しているような。
なのに鯉助にだけは、鯉助の闇には手をさしのべてくれるのは、自分も過去にそういった闇を見てきた人なのかもしれないなあ、って。それを越えて今がある、のかもしれない。
だから普段は他人を突き放しているようでいても、鯉助には惹かれて、彼の心の理解者であろうとしてくれるのかもしれない。

いや、ただのめんどくさい男ズキな、男前なお姉さんなのかもしれないけど←


そしてお蝶といる鯉助には、とてつもなくときめきます(笑)。
素直に…は、まだ完全になってないかもだけど。普段、張っている虚勢をやっと下ろした、弱いだけの顔を。そんな自分を、お蝶の前で少しずつ見せるようになっていく鯉助は。その、揺れゆく心は。

かわいい。男として。

鯉助が背負っていたものって、どれだけ重かったんだろう……すごく、せつなくなる。
お蝶の存在に、わたしが救われる。

お蝶になりたい、とは思わないけど(だってこの男めんどくさい)(その前になれませんから)、鯉助とお蝶の関係には全俺がときめきます。



あとは、春風弥里さんの芝居、に。ときめく…かな。

はるかぜさんすげええ。って。いろいろすげええええええ。って。

これは女子脳って部分ではないけど(笑)、でも。


ここまでの芝居を見せてくれると、素直に降参してしまいますね。


役者・春風弥里というひとに。ときめきます。


……やだわたしったらなに言ってるのかしら(素)。

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