『NICE GUY!!』中詰。ニューヨークの猥雑な夜。
ドアボーイの歌声にいざなわれ、人々はコットン・クラブに集う。

最初に登場するのは、3人のチャールストン・ボーイ。
みーちゃん、大ちゃん、ちーちゃん。
「ハーイ!」
彼らの声で、華やかなコットン・クラブの幕が開く。

クリスマスの夜。最後の3人での場面の、ほんとうに最後の時間。


今宵ジャズに乗り 甘いワインをあおり 浮世の憂さを晴らそう ここは僕らのパラダイス


彼らのパラダイスはまた、わたしたちのパラダイスでもある。
今宵、一夜の夢。舞台という夢の場所にある、舞台という場所にしかない、そのときだけのパラダイス。


3人と組むチャールストン・ガールは、りんちゃん、さくらこちゃん、えりちゃん。
ご卒業のりんちゃん、さくらこちゃんにとっても、最後の時間だ。


明るいジャズに乗せて歌う、みーちゃん、大ちゃん、ちーちゃんがまぶしくて。
きらきらとまぶしくて。
最後の3人の姿がまぶしくて、愛しくて、せつなくて。

明るい場面なのに、わたし号泣(笑)。


そして、歌い終えた3人は、ハケ際に叫んだ。

最高の笑顔で。


「Thank you!」


お別れの、ありがとう。

今まで、ありがとう。

客席への、ありがとう。


そのまま3人は、瞬く間に舞台を駆け抜けていった。

割れるような拍手が、劇場を包んだ。


わたしたちこそ、Thank you!

今までの3人に、ありがとう。
そしてこれからの3人に期待をこめて。


Thank you!宙88トリオ!



大好き、です。

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