それは、愛と忠義のプレイボーイ☆彡(ではない)@『美しき生涯』新人公演トーク
2011年6月23日 宙組せっかく話が楽前日までいったというのに、また日付が戻ります(え)。ああなんて『強いぞ!』クオリティー。
宙組『美しき生涯』新人公演トーク……という名の『ヴァレンチノ』ネタ、「ジョージとアリスの指輪物語@アリス編」http://juntan.diarynote.jp/201106110339431703/を先に書いちゃったのですが(え)、肝心の新公トークを簡単にまとめ。
言葉はわたしフィルター通ってますのでかなり不正確ですごめんなさい。忘れてる部分も多いと思いますし(え)、あくまでもメモ程度ということでご了承くださいませ。
新公トークの出演は主演の三成@愛ちゃん、ヒロイン茶々@ありさちゃん、この日は二人とも和服でのご登場でした。
愛ちゃんは赤ピンクというか赤紫というか?濃い落ち着いた色目のお着物で、ありさちゃんは白地に手鞠柄のお着物で。
二人は93期の同期主演コンビになります、いや皆知ってるだろうけど(笑)。
・三成と茶々の出会い
愛「プレイボーイみたいにならないように、真面目な気持ちでやっています」
……プレイボーイ?(きょとん)
いまどき言うか?(素)
まさか愛ちゃんのような若いお嬢さん(笑)の口から、「プレイボーイ」なんて単語が飛び出すとは。
しかし愛ちゃんは「プレイボーイにならないように、(茶々の)髪に花を挿したりとかって、やり方によってはプレイボーイみたいになっちゃうじゃないですか。それがプレイボーイに見えてしまわないよう、真剣に」
何回も何回も大真面目に「プレイボーイ」と(笑)。
なんだろう……「たらし」とか「チャラい」みたいな感じかな。三成が、チャラい…軽い男に見えてしまわないよう真剣に、かな。
いや「プレイボーイ」でも、言いたいことは伝わってきましたが。てゆかかわいかった(笑)。
・同期で
今回二番手の疾風@りくちゃんも、愛ちゃん、ありさちゃんとは同期になるんですよね。いやこれも皆知ってるだろうけど(笑)。
愛「疾風の蒼羽とがっつり組むのが初めてで、とても嬉しいです。トラファルガーは(主演りくちゃん、二番手愛ちゃんだったけど、顔を合わせるのは)銀橋だけだったし……。
(三成と疾風の関係性に)同期ならではのもの、同期でなければ出せないものを出していきたいと思いました」
それを意識してお稽古していたら、先生からも「さすが同期だけある!」と、愛「二人の芝居を誉めていただいた」そうです。
この話をする愛ちゃんが、そしてそれを聞くありさちゃんもとても嬉しそうで、印象的でした。
同期三人での場面といえば、厩がありますよね。
本舞台に、北ノ庄落城で怪我を負った茶々、それを手当てする三成。その場から離れ、銀橋で忍びの宿命を歌う疾風。
愛「これが蒼羽の歌(の尺)に合わせた中でお芝居して感情を出していかなくちゃならないから、結構大変で(笑)」
ありさ「お稽古場では(歌が)足りなくなっちゃったり、余っちゃったり(笑)」
愛「大変だったね(笑)。本番はばっちりでした!」
はい、ばっちりでしたね☆
・愛と忠義
三成は最初、茶々の気持ちにまったく気付いていないのだそうです。
琵琶湖でも、愛「なんとなく気付いているけど気付かないふりをしているのではなく、まったく気付いていないという設定で演っています」
ありさ「内心では、なんで気付かないの!(苛々!)って(笑)」
司会「男の人って鈍感ですよね(笑)」
そんな三成も、やがて茶々に対する気持ちを自覚していきます。
でも、愛「愛よりも忠義の心が勝ってしまうんです」
愛ちゃんの三成は、ゆうひちゃんと比較したとき、愛と忠義の狭間の「愛」の部分に、より苦しんでいるようにわたしには見えました。それはどっちがいいとか悪いとかではなく、新公学年の若さゆえだと思います。
それがものすごくせつなく感じられたんですよね……。
「愛と忠義 どちらを選べばいいのか」
愛を選びたい。でも、愛ちゃんの中では(というより武将三成としては)忠義を選ばざるをえない。その苦しさに、泣かされました。
・牢獄
愛「むしろあまり抜き稽古をしないほうがいいのではないか、と思って」
いちばんの山場である、別れの牢獄。下手にそこだけのお稽古を繰り返さないほうがいいのではないかと、二人は考えたのだそうです。
愛ちゃんもありさちゃんも、お互いがそのときのありのままの感情をぶつけ合おうと。通し稽古一回一回に、真剣な、新鮮な気持ちで臨んだのだと。
愛「二人とも(涙で)顔がぐちゃぐちゃでした(笑)」
ありさ「すごかったね(笑)」
この話も非常に印象的でした。たしかに、ただお稽古をすればいい、というものではないのかもしれない。その結果、形だけが先行してしまうことも起こりうるかもしれない。
その場での激しい感情、生のぶつかり合いが、あの新公での感動的な牢獄の場面を生んだのだなあ、と。とても納得のいく言葉でした。
・東京公演への課題
愛「わたしは感情が高ぶると、すぐ泣いてしまうんです。
大空さんの、いるだけで男らしく存在感のある三成に少しでも近付きたいのですが……まだまだ女の子の部分が出てしまうので、東京公演までの課題にしたいです」
ありさ「野々さんが本当に素晴らしいお芝居をされていて、その台詞を毎日舞台で聞いているので、(形だけで)野々さんの真似にならないよう、自分の気持ちで茶々として生きなくてはと思っています」
愛ちゃんは、本役がゆうひちゃんであるだけに、どうしても学年差、経験差が大きくなってしまう。完成されたその男役像に少しでも近づきたい、という意気込みを。またありさちゃんは、すみ花ちゃんのお芝居が素晴らしいものであるからこそ、それを「形だけでの」真似にならないようにと、とてもしっかりした考えを聞かせてくれました。
愛ちゃんが会場で披露してくれたのは、三成のブーツでした。
ゆうひちゃんと同じデザインで注文したという、例の(笑)大一大万大吉の家紋入りの、ピカピカのマイブーツ。
・本役について
えーと。
いちばんびっくりしたのは、えーと。
会場に流れた本公演映像で、一箇所なぜか愛ちゃんじゃない人が抜かれていたことです←
いわゆる本人アングルの映像で。それもよりにもよって関ヶ原の合戦のかっこいいところで。
陣笠をかぶったある下級生が、かなりの時間、映り続けていました←
じーっと映像を見つめていた愛ちゃん、ぼそっと一言。
「……これ、わたしじゃないよ」
はいたしかに愛ちゃんではありませんでしたバラしてすみませんっ。
で、本役。
愛ちゃんは、豊臣五奉行の一人、長束正家。この役は青天なのですが……。
愛「それは、選ばれて!です(笑)。
それぞれの鬘は床山さんが決めるんですが、わたしは銀ちゃんのときで青天のイメージがついてしまったらしくて(笑)」
もちろん演出家の意も受けてだと思うけど、鬘はそれぞれの役と役者さんのイメージで、床山さんが作られたようです。五奉行も七本槍もですが、鬘は指定。勝手に「オレ、青天な!」とか無い(笑)。
愛ちゃんといい大ちゃんといい、青天にした床山さんさすが分かっていらっしゃる、って感じ(笑)。
ありさちゃんは、揃いの赤いお着物で場面の説明役となる、四人組の女童コーラスの一人。
ありさ「ただ説明をするのではなく、お芝居を理解して自分の気持ちで語るように心がけています。
特に(四人とも)同じ衣装、同じ鬘ですので、皆が同じに見えないよう一人一人の個性を出すことに注意して」
ここで司会が「(四人組が)揃っているということも大切かもしれませんよね?」
と、ありさちゃんは即「揃っているのは大前提で、その中で個性を出せるようにしていきたいです」
ほんとうにしっかりした人だと瞠目しました。なかなかすぐこうは返せないと思うのよ。
ショーのほうは、愛「こんなにずっと踊っているのは初めてです!」
ありさ「大劇場で初めて(歌の)ソロをいただきました!」
登場場面がたくさんあってやりがいがあるという今回の作品を、きらきらした目で話してくれました。
・オフトーク
ありさちゃんが得意なのは、お料理。
愛「同期の集まりでは、全部ありさが料理してくれるんです。本当に美味しいんですよ!」
司会「瀬音さんのお料理で今まででいちばん美味しかったものは?」
愛「ん?ハンバーグとか?なんだろう…魚も焼いてくれるし……」
愛ちゃん。あのう。
魚を焼く、って「料理」の範疇なんでしょうか?(首かしげ)(いやきっとジェンヌさん的には範疇、なの…か?)
ありさ「最近あまり手のこんだもの作ってないよね><」
たしかに「魚を焼く」だけでは、料理自慢って言った手前ね(笑)。
愛ちゃんは犬を飼っているそうです。
本当の名前は違うけど、愛「年取ってるので、最近は『おじさん』って呼んでます(笑)」、そんなおじさんは7歳だとか。
愛「自分では『わたしはおじさんのお姉さん』ってつもりでいるんですけど、おじさんは完全にわたしのことを馬鹿にしています(笑)」
犬(おじさん・7歳)に馬鹿にされるという(笑)、新公主演のタカラヅカスター(愛月ひかる・研5)。かっかかかかわゆ……。
「着てみたい女役のお衣装は?」という会場からの質問に、愛ちゃんが挙げたのはですね。
愛「パッサージュで湖月わたるさんがやっていらした銀橋の女役の、黒の豪華なダルマです!」
そこ、ですかー。さすがは元ヅカファン(笑)。
愛ちゃんのダルマ、ほんと綺麗だもんねっ。わたしも見たいー。
そして「最近いちばん嬉しかったことは?」という質問に、ありさちゃんが答えてくれたのが、真っ先に書いた(をい)上のやつ。
ありさ「『ヴァレンチノ』という公演に出演したときなのですが、夫役の春風弥里さんから指輪をいただいたんです。それが最近、いちばん嬉しかったことです」
いやあなんてかわいい、よくできた嫁(うるうる)。
って、今のジョージ、じゃないみーちゃんで脇坂の嫁はきゃのんちゃんですが。もちろん、きゃのんちゃんも良い嫁ですが。
にしても、『ヴァレンチノ』で「奥さんがいる役は初めてなんですー(うふふふ)」ゆうてたのに、さっさとまた別の嫁をもらってるってことになるんですねはるかぜさんは(笑)。
あ、次回さらにまたありさちゃんが嫁なのね。この新公トークのときは、まだ発表は出ていませんでしたが。
ありさちゃんのこの話聞いちゃったから、ますますジョージとアリスにwktkが止まりませんっ。
実際のお話は、この倍はあったと思います。ただもうこれ以上、海馬が働きませんすみません。正確なところはCS放送でお楽しみくださいませ←
愛ちゃんはほんわかさんだけど、ある程度場慣れもしているだろうし、男役らしくありさを引っ張ろうという気概が感じられました。
オフで垣間見る部分はかわいい女の子な印象が強い人とはいえ、新公主演2回、本公演でも活躍する今、良い意味でのかわいさを残しつつも、しっかりした男役としての顔を見せてくれるようになったなあって、なんだかすごく感慨深かったです。
それでもやっぱりほんわかさんな顔も覗かせてくれるところが、またかわゆなのよね(笑)。
ありさちゃんはこういうトークの場は初めてでとても緊張していたようですが、実はしっかり者のお姉さん、なのかな。
スカフェではお馴染みだったものの、役の話をこんなに聞けたのは初めてです。役づくりに対してきちんとした明確な考えを持ち、真摯に芝居に取り組んでいることが伝わってきて、とても聡明な人だという印象を持ちました。
スカフェ経験があるせいか、余裕が出てきた後半は、横だけ…質問する司会者の顔だけを見るのではなく、会場全体を見渡してくれたりの気配りも。これ、下級生の娘役は、そうそうできないと思うの。
ちょっとしたことなんだけど、感心させられたのです。
そして、同期っていいなあ……と、しみじみ思ったのでした。
相手役であり、男役と娘役ではあるんだけど、愛ちゃんとありさちゃんの目線が対当なんです。上からでも下からでもなく、お互いが向き合っているんですよね。
そのあたりの呼吸が、極めて心地よく感じられました。
同期って、ほんとうに同期にしか通じない、同期ならではの感情ってあるんだろうなあ。
同期、同志。仲間で、戦友で。家族ではないけれど、もしかしたら家族以上にお互いを分かり合えるような、そんな関係。
大劇場でも新人公演を観ることができたのですが、この日のトークを聞いて、ますます東京が楽しみになったジュンタさんだったのでした。あ、その前にまずチケット取らないとな←
宙組『美しき生涯』新人公演トーク……という名の『ヴァレンチノ』ネタ、「ジョージとアリスの指輪物語@アリス編」http://juntan.diarynote.jp/201106110339431703/を先に書いちゃったのですが(え)、肝心の新公トークを簡単にまとめ。
言葉はわたしフィルター通ってますのでかなり不正確ですごめんなさい。忘れてる部分も多いと思いますし(え)、あくまでもメモ程度ということでご了承くださいませ。
新公トークの出演は主演の三成@愛ちゃん、ヒロイン茶々@ありさちゃん、この日は二人とも和服でのご登場でした。
愛ちゃんは赤ピンクというか赤紫というか?濃い落ち着いた色目のお着物で、ありさちゃんは白地に手鞠柄のお着物で。
二人は93期の同期主演コンビになります、いや皆知ってるだろうけど(笑)。
・三成と茶々の出会い
愛「プレイボーイみたいにならないように、真面目な気持ちでやっています」
……プレイボーイ?(きょとん)
いまどき言うか?(素)
まさか愛ちゃんのような若いお嬢さん(笑)の口から、「プレイボーイ」なんて単語が飛び出すとは。
しかし愛ちゃんは「プレイボーイにならないように、(茶々の)髪に花を挿したりとかって、やり方によってはプレイボーイみたいになっちゃうじゃないですか。それがプレイボーイに見えてしまわないよう、真剣に」
何回も何回も大真面目に「プレイボーイ」と(笑)。
なんだろう……「たらし」とか「チャラい」みたいな感じかな。三成が、チャラい…軽い男に見えてしまわないよう真剣に、かな。
いや「プレイボーイ」でも、言いたいことは伝わってきましたが。てゆかかわいかった(笑)。
・同期で
今回二番手の疾風@りくちゃんも、愛ちゃん、ありさちゃんとは同期になるんですよね。いやこれも皆知ってるだろうけど(笑)。
愛「疾風の蒼羽とがっつり組むのが初めてで、とても嬉しいです。トラファルガーは(主演りくちゃん、二番手愛ちゃんだったけど、顔を合わせるのは)銀橋だけだったし……。
(三成と疾風の関係性に)同期ならではのもの、同期でなければ出せないものを出していきたいと思いました」
それを意識してお稽古していたら、先生からも「さすが同期だけある!」と、愛「二人の芝居を誉めていただいた」そうです。
この話をする愛ちゃんが、そしてそれを聞くありさちゃんもとても嬉しそうで、印象的でした。
同期三人での場面といえば、厩がありますよね。
本舞台に、北ノ庄落城で怪我を負った茶々、それを手当てする三成。その場から離れ、銀橋で忍びの宿命を歌う疾風。
愛「これが蒼羽の歌(の尺)に合わせた中でお芝居して感情を出していかなくちゃならないから、結構大変で(笑)」
ありさ「お稽古場では(歌が)足りなくなっちゃったり、余っちゃったり(笑)」
愛「大変だったね(笑)。本番はばっちりでした!」
はい、ばっちりでしたね☆
・愛と忠義
三成は最初、茶々の気持ちにまったく気付いていないのだそうです。
琵琶湖でも、愛「なんとなく気付いているけど気付かないふりをしているのではなく、まったく気付いていないという設定で演っています」
ありさ「内心では、なんで気付かないの!(苛々!)って(笑)」
司会「男の人って鈍感ですよね(笑)」
そんな三成も、やがて茶々に対する気持ちを自覚していきます。
でも、愛「愛よりも忠義の心が勝ってしまうんです」
愛ちゃんの三成は、ゆうひちゃんと比較したとき、愛と忠義の狭間の「愛」の部分に、より苦しんでいるようにわたしには見えました。それはどっちがいいとか悪いとかではなく、新公学年の若さゆえだと思います。
それがものすごくせつなく感じられたんですよね……。
「愛と忠義 どちらを選べばいいのか」
愛を選びたい。でも、愛ちゃんの中では(というより武将三成としては)忠義を選ばざるをえない。その苦しさに、泣かされました。
・牢獄
愛「むしろあまり抜き稽古をしないほうがいいのではないか、と思って」
いちばんの山場である、別れの牢獄。下手にそこだけのお稽古を繰り返さないほうがいいのではないかと、二人は考えたのだそうです。
愛ちゃんもありさちゃんも、お互いがそのときのありのままの感情をぶつけ合おうと。通し稽古一回一回に、真剣な、新鮮な気持ちで臨んだのだと。
愛「二人とも(涙で)顔がぐちゃぐちゃでした(笑)」
ありさ「すごかったね(笑)」
この話も非常に印象的でした。たしかに、ただお稽古をすればいい、というものではないのかもしれない。その結果、形だけが先行してしまうことも起こりうるかもしれない。
その場での激しい感情、生のぶつかり合いが、あの新公での感動的な牢獄の場面を生んだのだなあ、と。とても納得のいく言葉でした。
・東京公演への課題
愛「わたしは感情が高ぶると、すぐ泣いてしまうんです。
大空さんの、いるだけで男らしく存在感のある三成に少しでも近付きたいのですが……まだまだ女の子の部分が出てしまうので、東京公演までの課題にしたいです」
ありさ「野々さんが本当に素晴らしいお芝居をされていて、その台詞を毎日舞台で聞いているので、(形だけで)野々さんの真似にならないよう、自分の気持ちで茶々として生きなくてはと思っています」
愛ちゃんは、本役がゆうひちゃんであるだけに、どうしても学年差、経験差が大きくなってしまう。完成されたその男役像に少しでも近づきたい、という意気込みを。またありさちゃんは、すみ花ちゃんのお芝居が素晴らしいものであるからこそ、それを「形だけでの」真似にならないようにと、とてもしっかりした考えを聞かせてくれました。
愛ちゃんが会場で披露してくれたのは、三成のブーツでした。
ゆうひちゃんと同じデザインで注文したという、例の(笑)大一大万大吉の家紋入りの、ピカピカのマイブーツ。
・本役について
えーと。
いちばんびっくりしたのは、えーと。
会場に流れた本公演映像で、一箇所なぜか愛ちゃんじゃない人が抜かれていたことです←
いわゆる本人アングルの映像で。それもよりにもよって関ヶ原の合戦のかっこいいところで。
陣笠をかぶったある下級生が、かなりの時間、映り続けていました←
じーっと映像を見つめていた愛ちゃん、ぼそっと一言。
「……これ、わたしじゃないよ」
はいたしかに愛ちゃんではありませんでしたバラしてすみませんっ。
で、本役。
愛ちゃんは、豊臣五奉行の一人、長束正家。この役は青天なのですが……。
愛「それは、選ばれて!です(笑)。
それぞれの鬘は床山さんが決めるんですが、わたしは銀ちゃんのときで青天のイメージがついてしまったらしくて(笑)」
もちろん演出家の意も受けてだと思うけど、鬘はそれぞれの役と役者さんのイメージで、床山さんが作られたようです。五奉行も七本槍もですが、鬘は指定。勝手に「オレ、青天な!」とか無い(笑)。
愛ちゃんといい大ちゃんといい、青天にした床山さんさすが分かっていらっしゃる、って感じ(笑)。
ありさちゃんは、揃いの赤いお着物で場面の説明役となる、四人組の女童コーラスの一人。
ありさ「ただ説明をするのではなく、お芝居を理解して自分の気持ちで語るように心がけています。
特に(四人とも)同じ衣装、同じ鬘ですので、皆が同じに見えないよう一人一人の個性を出すことに注意して」
ここで司会が「(四人組が)揃っているということも大切かもしれませんよね?」
と、ありさちゃんは即「揃っているのは大前提で、その中で個性を出せるようにしていきたいです」
ほんとうにしっかりした人だと瞠目しました。なかなかすぐこうは返せないと思うのよ。
ショーのほうは、愛「こんなにずっと踊っているのは初めてです!」
ありさ「大劇場で初めて(歌の)ソロをいただきました!」
登場場面がたくさんあってやりがいがあるという今回の作品を、きらきらした目で話してくれました。
・オフトーク
ありさちゃんが得意なのは、お料理。
愛「同期の集まりでは、全部ありさが料理してくれるんです。本当に美味しいんですよ!」
司会「瀬音さんのお料理で今まででいちばん美味しかったものは?」
愛「ん?ハンバーグとか?なんだろう…魚も焼いてくれるし……」
愛ちゃん。あのう。
魚を焼く、って「料理」の範疇なんでしょうか?(首かしげ)(いやきっとジェンヌさん的には範疇、なの…か?)
ありさ「最近あまり手のこんだもの作ってないよね><」
たしかに「魚を焼く」だけでは、料理自慢って言った手前ね(笑)。
愛ちゃんは犬を飼っているそうです。
本当の名前は違うけど、愛「年取ってるので、最近は『おじさん』って呼んでます(笑)」、そんなおじさんは7歳だとか。
愛「自分では『わたしはおじさんのお姉さん』ってつもりでいるんですけど、おじさんは完全にわたしのことを馬鹿にしています(笑)」
犬(おじさん・7歳)に馬鹿にされるという(笑)、新公主演のタカラヅカスター(愛月ひかる・研5)。かっかかかかわゆ……。
「着てみたい女役のお衣装は?」という会場からの質問に、愛ちゃんが挙げたのはですね。
愛「パッサージュで湖月わたるさんがやっていらした銀橋の女役の、黒の豪華なダルマです!」
そこ、ですかー。さすがは元ヅカファン(笑)。
愛ちゃんのダルマ、ほんと綺麗だもんねっ。わたしも見たいー。
そして「最近いちばん嬉しかったことは?」という質問に、ありさちゃんが答えてくれたのが、真っ先に書いた(をい)上のやつ。
ありさ「『ヴァレンチノ』という公演に出演したときなのですが、夫役の春風弥里さんから指輪をいただいたんです。それが最近、いちばん嬉しかったことです」
いやあなんてかわいい、よくできた嫁(うるうる)。
って、今のジョージ、じゃないみーちゃんで脇坂の嫁はきゃのんちゃんですが。もちろん、きゃのんちゃんも良い嫁ですが。
にしても、『ヴァレンチノ』で「奥さんがいる役は初めてなんですー(うふふふ)」ゆうてたのに、さっさとまた別の嫁をもらってるってことになるんですねはるかぜさんは(笑)。
あ、次回さらにまたありさちゃんが嫁なのね。この新公トークのときは、まだ発表は出ていませんでしたが。
ありさちゃんのこの話聞いちゃったから、ますますジョージとアリスにwktkが止まりませんっ。
実際のお話は、この倍はあったと思います。ただもうこれ以上、海馬が働きませんすみません。正確なところはCS放送でお楽しみくださいませ←
愛ちゃんはほんわかさんだけど、ある程度場慣れもしているだろうし、男役らしくありさを引っ張ろうという気概が感じられました。
オフで垣間見る部分はかわいい女の子な印象が強い人とはいえ、新公主演2回、本公演でも活躍する今、良い意味でのかわいさを残しつつも、しっかりした男役としての顔を見せてくれるようになったなあって、なんだかすごく感慨深かったです。
それでもやっぱりほんわかさんな顔も覗かせてくれるところが、またかわゆなのよね(笑)。
ありさちゃんはこういうトークの場は初めてでとても緊張していたようですが、実はしっかり者のお姉さん、なのかな。
スカフェではお馴染みだったものの、役の話をこんなに聞けたのは初めてです。役づくりに対してきちんとした明確な考えを持ち、真摯に芝居に取り組んでいることが伝わってきて、とても聡明な人だという印象を持ちました。
スカフェ経験があるせいか、余裕が出てきた後半は、横だけ…質問する司会者の顔だけを見るのではなく、会場全体を見渡してくれたりの気配りも。これ、下級生の娘役は、そうそうできないと思うの。
ちょっとしたことなんだけど、感心させられたのです。
そして、同期っていいなあ……と、しみじみ思ったのでした。
相手役であり、男役と娘役ではあるんだけど、愛ちゃんとありさちゃんの目線が対当なんです。上からでも下からでもなく、お互いが向き合っているんですよね。
そのあたりの呼吸が、極めて心地よく感じられました。
同期って、ほんとうに同期にしか通じない、同期ならではの感情ってあるんだろうなあ。
同期、同志。仲間で、戦友で。家族ではないけれど、もしかしたら家族以上にお互いを分かり合えるような、そんな関係。
大劇場でも新人公演を観ることができたのですが、この日のトークを聞いて、ますます東京が楽しみになったジュンタさんだったのでした。あ、その前にまずチケット取らないとな←
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